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【ヒカルの碁 第127局「広島最強棋士」】 01/08/06

第127局「広島最強棋士」。碁会所では河合がゴツい男性…周平と揉めていた。どうやら河合の方から賭け碁の話を持ちかけたようだが、河合は五千円のつもりだったのに、勝負に勝った周平は5万円だという。しかしそれはお金を取りたいというわけではなく、広島で巨人ファンを名乗りカープをバカにするような言動をした河合に対する嫌がらせであった。いきり立つ河合を軽くあしらう周平。とにかく早く東京に戻りたいヒカルは河合に声をかけるが、そのヒカルをみて周平はヒカルと打ちたがり、ヒカルが勝てば河合の負けた分をチャラにしてやるという。周平はヒカルがプロであることを知っていた。週刊碁に掲載された塔矢名人とヒカルとの新初段戦の棋譜も見たらしいが「ヒデェ碁じゃったのう プロならワシたちアマをガッカリさせんなや」と。そういう周平は今年開かれるアマの世界碁の日本代表にもなったほどの腕の持ち主。関西のプロとは互先(ハンデなし)で打っているという。なんとか周平に一泡吹かせたい河合にひっぱられ、ヒカルは対局を行うハメに。その前に…ギャラリーのオジさんから本因坊秀策の墓が東京にもあることを聞いて、ヒカルは佐為はきっとそこにいるのではないかと思った。一刻も早く東京に戻りたがったヒカルは、対局を少しでも早く終わらせるべく、ノータイムで打ち続ける。最初はそんなヒカルを浅はかだとなめていた周平だったが、ヒカルの碁は力強く、考える時間もなく打っているとは思えないものだった。周平の勝負手にも即座に対応する。河合もヒカルが去年とはケタ違いに強くなったことに驚いていた。焦る周平を尻目に、東京に帰りたい一心で鬼気迫る顔で打ちつづけるヒカルだった。

覚醒ヒカルがなんか怖い…いや、カッコいいんですけども。
今回のネタも賭け碁でした。勝負へのスパイスとして当たり前に行われてるんでしょうけども、ジャンプという少年誌でそれはちょっとどうかなあ、と思わなくもないです。これに限らず、「ヒカルの碁」では大人の世界の汚さもよく描写されますから。そういうところも「リアル」な空気を感じさせてくれるんですが。

さて。ヒカルが代わりに対局を行うという展開自体は予想通りですが、ここまで予想通りの展開が続くと次あたりとんでもないことが起こるんじゃないかという気がして仕方ありません。地方の囲碁イベントの予想通りの御器曽を佐為がやっつけた話は、倉田さんの出現(しかもあんなキャラ!!)に繋がるものでした。名人と佐為の頂上対決は、ヒカルの成長と佐為消失のカウントダウンの始まりに。予想通りの展開が続いたあとには大きな爆弾を落してくれますからねぇ、ほったさんは。
今回から伺えることは、周平さんが代表選手ということで今年はアマ世界大会のエピソードが描かれるのではないでしょうか。そこにはtoya koyoとsaiの対局を見守っていた世界中の強豪が集まってくるはずです。そこでまたsaiの話がなんか絡んでくるかなあ、と。そこに参加する周平さんがヒカルと対局したことがあるというのはなんか意味がでてくるんでしょうか。…でももうsaiはいないんだよね。どうなるんだろう。

今週はカラーポスター付き。ヒカル、アキラ、あかりちゃん、三谷くん、加賀くん、筒井くん、和谷くん、伊角さん、奈瀬ちゃん、越智くん、秀英くん。それしても奈瀬ちゃん、おヘソみせて大胆ですな。伊角さんがなんだかダーク。再登場はあるかしら。
ジャンプの分が若者グループで、どうやら8/16発売の赤丸ジャンプに載るこれと対になるポスターは佐為を中心としたアダルトグループのようです。241ページの小さなモノクロ画像に載っていますが、右上にいるのはきっと緒方さん!! おお、楽しみ。
ちなみに「赤丸ジャンプ」ではアニメの特集ほか、ほったさんの中国取材旅行記も載るそうです。

次号は8月21日発売。予告には「周平との対局後東京へと戻ったヒカルの前に!?」となっています。また「悲しき佐為との別れ…そしてヒカルは…」とも書かれてるんですが、どうなるのかなあ。
前々から噂はありましたが、遂に正式発表。「ヒカルの碁」がアニメ化です。ヒカル、佐為、名人、アキラの載ったアニメのポスターがありました。あと別ページにあかりちゃんとおぼしき女の子が(すみません、違うかも…)わりと小畑先生のタッチを感じさせてくれるので悪くはないかなあ。ちょっと塗りが濃過ぎるような気はしますが。あと、アニメは製作環境が苛酷なだけに、どれだけのクオリティを保ちつづけることができるかは難しい話ですね。
アニメ製作は著作権表記からすると「スタジオぴえろ」のようです。
放映は10/10(水)より19時27分〜19時55分。テレビ東京系(テレビ大坂、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州)にて放映。
またGBA版のゲームも発表。囲碁ゲームです。発売は2001年秋予定、メーカーはコナミ。
あと、2001年秋にコナミ製作でカードゲームも発売。原作イラスト彩色版になるのかな? …個人的には一番心配なのはカードゲームなんですよ。小畑先生の書き下ろしイラストとかあったら、それが出るまで延々と買いつづけそうなので。前に「夏に向けてカラーイラストをたくさんかいてます」というのがこれですか?
あと、日本各地五か所で秋に行われる「ジャンプフェスタ」で「ヒカルの碁」のオリジナルアニメも上映されるそうです。このイベントには抽選で当たった人だけが入ることができます。今回には名古屋、福岡、大阪、札幌の申し込み応募券がついてました。東京分は次号(8/21発売)についてくるようです。

今回は詳しいことは載ってませんでしたが、「テニスの王子様」もアニメ化。「ヒカルの碁」と同じ曜日、同じ局の30分前からです。スタートも同じ10/10。…でも心配だなあ。だって「テニスの王子様」はやっと100話、しかも大ゴマを多用しているために実質的な長さは他のマンガに比べて短いんですよ。普通にやれば1クールで話が追いついちゃいそうなんですが。どうするんだろ。


【ヒカルの碁 第128局「最後の手がかり」】 01/08/20

第128局「最後の手がかり」。周平との対局、ヒカルは早く帰りたい一心でノータイムで対局を進める。異常な早打ちではあるが、ヒカルは最後まで読み切った上での対局だった。そんなヒカルの迫力に飲まれるギャラリーたち。
ついに周平が負けを認めた。快心のデキの対局、その喜びを分かち合おうと、いつものように後ろにいるはずの佐為を振りかえるヒカル。…しかしそこには赤ら顔のオジさんがいただけ。ヒカルは意気消沈したが、気を取り直して東京にある秀策の墓の場所を聞くと河合を促して帰ろうとした。そこで周平が声をかけ、ヒカルと河合を新幹線の止まる駅まで車で送っていくことに。
ヒカルにコテンパンにやられはしたが、周平はヒカルの腕前に感心こそすれ、わだかまりはもうないようだった。アマ碁世界大会で上京するときに、周平はヒカルに手合わせしてほしいと頼む。ヒカルたちを送り出した後、ひとり考え込む周平。ヒカルは中三にしてあれだけの腕前を持っているのだから先が楽しみだ。いずれ彼を中心に碁界がまわるだろう。…しかしだとしたらあの名人との新初段戦の棋譜は一体なんだったのだろうか?
河合とヒカルは東京に戻り、巣鴨の本妙寺の秀策の墓にやってきた。そこにも佐為はいない。すわかり拗ねてしまったヒカルは河合に八つ当たりをして自宅に戻った。
自宅に戻ったヒカルは母親から小言を言われる。それを聞き流しながら自室のドアを開けたヒカルがみたのは…誰もいない部屋だった。一気に疲れがでて壁に凭れこんだヒカルだったが、最後の望みにすがるように日本棋院に出向く。夜遅くだから、売店はしまっていて、対局室にも誰もいない。佐為の姿を求めてさまよいながら、ヒカルは佐為が「自分はもうじき消える」と言ってた言葉を思い出す。「オレは気にもしなかった」「だって佐為が消えるなんて考えたことないんだ」
棋院をさまよっているヒカルをみつけた棋院の職員が声をかけた。悲痛な顔で「幽霊の出そうなところを教えてよ」というヒカルを、棋院の奥深くに案内する。その扉の奥にヒカルが見たものは…


なんだか痛ましいなあ…
ここしばらくの小畑先生の絵のすごさというのは筆舌に尽くしがたいものがありますが、今回も筆が冴えわたっています。静と動の対比が見事。表紙や覚醒状態のヒカルの迫力、そして必死で否定しつつも、少しずつ信じたくない事実…かけがえのないものを失ってしまったこと…をじわじわと実感していく表情の移り変わりとか。
それにしてもヒカルのお母さん、なんかむちゃくちゃ若返って美人になってるんですが…緒方さんや伊角さんの行った整形外科についにヒカル母まで。

今回も周平さんがアマ碁のことを口に出しているということは、アマ碁世界大会は物語中で描かれる可能性が高くなったかなあ、と。そこで世界各地の代表が一同に会してsaiの話になるのでしょうが…でももうsaiはいないからねぇ。
物語ではこの時点で5月7日。「ヒカルの碁」はわりと現実と季節が同時進行だったのですが、物語が現実に随分遅れてしまいました。このあとは5月19日(たぶん)から若獅子戦が始まるはずですが、どうなるのかなあ。コミックスではアキラがヒカルとの対局の可能性を若獅子戦にみていたようですが、これだけすれ違いを続けていて、ここで対局がくるとも思えないし。あったとしても、佐為を失ったせいで腑抜け状態のヒカルと対局をしてアキラがまたしても「フザけるなっ」になるとか。うーむ。

さて、棋院の秘密の部屋には冥界への入り口が…となるのはジャンプ的には正しい(?)かもしれないけども「ヒカルの碁」ではありえないでしょうし。考えられるとしたら、古い碁盤とか棋院入り口に展示してあるのですが、そういうものの倉庫なのかなあ、と。それが物語とどう繋がるかは全く想像できませんが。

情報あれこれ。
「ヒカルの碁」の2002年カレンダーが製作されるようです。小畑先生がたくさん書き下ろしたカラーイラストがこれだったら嬉しいけどなあ。全部書き下ろしはありえないでしょうが、何枚か書き下ろしがあればいいのに。
アニメ情報続編。主要キャストの声優さんが載っていました。
ヒカル:川上とも子さん
佐為:千葉進歩さん
アキラ:小林沙苗さん
あかり:かかずゆみさん
加賀:伊藤健太郎さん
筒井:津野まことさん
アニメ絵はこれをみる限りはわりときれいでいい感じなんですが…さて、動いたときにどうなるかなあ。
主題歌はオープニングが「dream」「Kids Alive」共にavexの若手グループのようです。
監督は西澤晋氏、シリーズ構成は大橋志吉氏、キャラクターデザインは本橋秀之氏。
小畑さんの巻末コメントによると、アフレコ用のビデオをみたそうですが、かなりよい感じだそうです。

雑誌「ダカーポ」475号に「ヒカルの碁」の記事が載っています。大人でも楽しめるマンガということで、3ページ。担当編集の高橋雅奈さんの談話がいくつか。物語にリアリティを与えるために棋譜もちゃんと作成しているとか、今まで撮影した資料写真は数千枚におよぶとかの話がありました。
ほったさんについて「青年誌で活躍していたキャリアがある」とかいてあったんですが、それは私には初耳。「囲碁未来」以外のほったさんの他のお仕事をご存知の方がいましたら教えてくださいませ。
あと佐為の性別について「ちなみに、死んで1000年もたつので性別は無くなったというのが最新の公式見解」と。今回記事を書いた方(たぶん男性)は、佐為が男とわかったときにはよっぽどショックだったらしく、そのあたりを高橋さんにも聞いたんでしょうね。今回取材を受けたのは高橋さんであってほったさんでも小畑さんでもないけど、きっとおふたりとそういうやりとりをしたことがあって、今回の発言となったのかなあ。
「佐為が女だったらよかったのに」派の人には朗報(?)でしょうが、それにしてはアニメの声優さんは男なんだよねぇ…


【ヒカルの碁 第129局「もどって来い!」】 01/08/27

第129局「もどって来い!」。日本棋院の奥にあったのは、昔からの棋譜を保管した部屋だった。せっかくだから何かみていくかい?という係員に、ヒカルは秀策の棋譜をお願いする。係員がでていって、部屋でひとり秀策の棋譜を見るヒカル。ヒカルは秀策の棋譜をみたことがなかった。虎次郎は佐為に打たせていたはずだから、この秀策の棋譜は佐為のものであるはず。ヒカルは今の佐為を知っているから、昔の佐為の棋譜をみても…とはじめは思っていた。しかし読み進むにつれ、棋譜から伺える佐為の才能のすごさに驚くヒカル。
「アイツ…天才だ ……もっとアイツに打たせてやればよかった……」
「オレなんかが打つよりその方がよかった なんで今までそう思わなかったんだ そうだよ 佐為が打った方が塔矢だって喜んだだろうし! 佐為という天才棋士に全部打たせてやればよかったんだ!」
そのときヒカルは気付く。虎次郎は、佐為とあった時点で棋士を目指すくらい囲碁のことがわかっていたから、佐為が天才だと気付いた。だからこそ、天才である佐為にすべて打たせてやったんだと。一方、ヒカルは囲碁のことが何もわからなかったから、佐為のすごさに気がつかなかった。ヒカルが佐為の力に気付いた後も、自分が打ちたいから佐為を後回しにして。
「バカだっ!!」
棋譜の上に涙がぽとりと落ちる。棋譜を汚しちゃだめだと一瞬我にかえるものの、涙がとめどなく溢れてきた。
「佐為に打たせてやればよかったんだ はじめっから……」
「誰だってそう言う オレなんかが打つより佐為に打たせた方がよかった!」
「全部! 全部! 全部!」
「オレなんかいらねェ! もう打ちたいって言わねェよ! だから」
「神さま! お願いだ! はじめにもどして!」
「アイツと会った一番はじめに時間をもどして!!」
でも、もうどうにもならない。
あれだけ囲碁を愛していた佐為に、十分打たせてやることができなかった。
佐為が消えるという言葉をちゃんと受け止めてやれなかった。
かけがえのないものを失ってしまった。
とりかえしのつかないことをしてしまった。
…いろんな思いが溢れかえって、ヒカルは号泣するしかなかった。
二日後、日本棋院。大手合の日、対局室の入口で苛立ちを覚えながら待つ和谷とアキラ。時間になってもヒカルは姿をみせなかった。その頃ヒカルは学校で授業中、魂の抜けたような顔で、外をみていた。考えるのは佐為のことばかり。全部佐為に打たせてやるから、帰ってこい…と。
三日後、若獅子戦の初日。ヒカルはまたしてもこなかった。和谷は本田や奈瀬に、ヒカルが大手合にも森下九段の勉強会にも連絡なく欠席したことを話していた。そのとき、大きな音に振りかえった和谷がみたのは、苛立たしい思いを壁にぶつけるアキラだった。


神さまは残酷だ。この場合の「神さま」には「ほったゆみ」とルビを振ってもいいけども。

ヒカルが佐為を失ったことを実感して、佐為を信じてやれなかったこと、佐為に好きに打たせてやらなかったことを後悔して傷つくだろうという展開事態は予想がついていました。というか、ここまでの伏線からすると、こうならざるをえなかったんですが。ヒカルが佐為がどこかに行っただけだと思って必死で探しまわっていたときから、不可避な未来を想像してしまって、心が痛かった。そうならなければいいのにと思ってたけど、ほったさんは主人公を甘やかして主人公に都合のいい展開にしたりしない人だからなあ。

ただ。ヒカル、それは違うよ。ヒカルが自分の力で道を切り開きたいと思ったことは、悪くなんかない。いくら佐為が天才でも、ヒカルの人生はヒカルのものなんだから。逆に「楽な道」を選ばなかったことを誇ってもいいくらい。…もし私がヒカルの立場だったら、佐為にすべてを打たせて私は「神童」としてちやほやされる道を選んでるかもしれない。それは佐為を思いやるというよりも、自分で努力しなくても成果を得られる楽な道ということで。この「ヒカルの碁」の設定では、佐為はヒカル以外の人には見えないのだから実質プロ試験やそういうものも佐為に打たせても周りからはわからないわけです。ただし、読者にはそれをすると「ズル」と思われてしまうけれども。その部分、「ヒカルの碁」では「なぜヒカルが自力だけで打つのか」というのはヒカルのプライドとして描いてたわけです。ただし物語の初期では、ヒカルが「楽な道」を選ぼうとしてたことも表現されていました。佐為の力でおじいちゃんに勝ってお小遣いを貰おうとか、佐為の力で名人になってお金儲けをしようとか。そのヒカルが「自分の力で打ちたい」と思うようになったのは、まさにアキラと出会ったから。アキラの情熱に触発させて、ヒカルは囲碁の道へ。

ヒカルの慟哭シーンは気持ちがビンビン伝わってきて痛いけれども、それ以上に学校でぼんやりと外を眺めている姿の方が痛々しい。眠れないんじゃないかとか、毎晩泣いてるんじゃないかとかそういう風に見えてしまって。…でもヒカルの場合は、佐為を失った悲しみを誰とも共有できないのが辛いよね。誰も佐為のことを知らないから。今更佐為のことを言ったって、妄想扱いされるだけでしょう。…でも個人的にはアキラだったら信じてくれるかもしれないと思っているのです。いや、願っている、か。「幽霊」は非科学的であっても、あの初期のヒカルの恐ろしい強さと不思議なほどの弱さは、佐為のことがあれば辻褄があうのですから。ヒカルがアキラに佐為のことを話すシーン、いつかみてみたいものです。

今後の展開予想。佐為の復活は、私はないだろうなあと思っています。このマンガはヒカルの成長の物語ですから。でもこのままではヒカルが救われないので、佐為が消えたときの気持ちをヒカルが知る機会がほしいものです。…夢枕でもいいから。
無断欠勤というのはプロとしての自覚にあまりにかけますが…気持ちはわかるけども。佐為を失ったことへの自分への罰、もしくは「神さまへの願懸け」として、ヒカルは碁を打たなくなるかもしれません。ひょっとしたらプロも辞めちゃうんじゃないかなあ、とか…このままヒカルがプロとして躍進すればアキラとの対局機会が多くなるのは必然ですし、この物語はヒカルとアキラの「すれ違い」をモチーフにしていることからも、ヒカルがプロを辞めるという展開もありえるかと。…で、そのあとなんらかのきっかけで碁を再開したヒカルは「sai」という名前でネット碁で名を馳せるとか。(←saiの名を継ぐ事を贖罪だと思って)
うーん、でも日韓戦や対中国戦などが予測される以上、プロの舞台から降りることはないかなあ。
あ、一度プロを辞めてしまった場合、もう一度試験を受けて合格するということはできるんでしょうか?

ほったさんは、いつからこの展開を用意してたのでしょうか。「ヒカルの碁」の話って、初めて読んだときには意外に思える展開なのに、一度読んでしまうと「それ以外の手はありえない」と思わせてしまうような必然的な物語にもなっていて。いやもう、すごすぎ。今の話を知った上で一巻あたりから読み返してみても、「おっ、これが伏線だったのかっ!!」と思えることもあって。一話を描いた時点で最後までの大体の構想が決まってたんじゃないかと思えて仕方ありません。佐為のワガママも、ヒカルの無神経な言動も、すべてこのエピソードのための伏線に見えてしまうし。これって妄想?

さて、来週は巻頭カラー…また? 小畑先生、大丈夫ですか〜。
予告によると、「一人暮らしを始めた和谷が伊角さんの情報を掴んで…」みたいな話になるそうです。おお、ついに伊角さん復活ですかっ。現在物語中の日付は5/12で、プロ試験締め切りが6月下旬。プロ試験予選突入が7月下旬。…ということで、そろそろプロ試験の話になるのかな。
今、ヒカルがどん底のときに伊角さんがでてくるって、ヒカルを救うきっかけが一度は地獄をみた伊角さんってことかしら? いや、ほったさんのことだから一筋縄ではいかないだろうなあ。それにしても和谷くん、一人暮らしですかっ!! いいんですか、まだ16歳(か15歳)なのにっ。親がよく赦したものだなあ。

情報あれこれ。
GBAのゲーム版の情報と、アニメ情報と。アニメの設定画が載ってたのですが、これをみる限りでは結構小畑絵してて悪くないです。動いたときにどれだけのクオリティが保てるのかは問題ですが。あと「ジャンプスェスタ」で放映されるアニメの特別編で、小畑さんの書き下ろしのゲストヒロイン(?)のイラストが載っています。めちゃかわいいです…


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