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【自己責任の世界】 00/01/05
今日読んだ本、「魔女の1ダース」(米原万里 新潮社)で色々と考えたこと。第13章でマスコミに関する話があるんですが、マスコミが巨大になると愚鈍になり報道機関としての正当な役割を果たせなくという話がでてたんです。この部分が書かれてた頃はインターネットはまだ学者や一部の人たちだけのものだった時代のはず。著者は今のインターネットをどう評価するのかなあ…と、作者がサイト持ってないかなあと検索してみましたが引っかからず。残念。
インターネットが個人であっても影響を持てるマスコミとして存在することで、巨大マスコミに圧殺されてしまったことも報道する道があるというのはいいことだとは思うんです。でもインターネットが基本的に「性善説」に基づいて作られた牧歌的なシステムであるために、実際には「情報の暴力」が行われ、個人の小さな悪意が竜巻に発展して多大な被害をもたらしてしまうようなことも起こっていて。個人的にはインターネットの自由度というのを手放しで称賛することはできないなあ。それでかなりイタい目にあってるから。
そのあたり、もうちょいバランスのとれるシステムになることはできないのかなあ、と思います。あとは使う側の心構えの問題?どんな情報にしても、ひとりひとりが無条件で受け入れずきちんと咀嚼して、多角的に考えることでアホな書込みに多くの人が踊らされる事態は減るんだろうけど。当たり前のことといえばそうなんだけど、学校じゃそのあたりを教えてくれることはまずないんで、全くわかってない人も少なくない人数存在しますからねぇ。
インターネットは自己責任の世界、ってことがもっと浸透するといいんだけど。
うーん、考えがうまくまとまらないけど時間切れなんで、ごめん。
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