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【愛があるから?】 00/08/20
みのうらさんの8/16の日記。なるほど、元ファンフィクションを商業誌に流用するのは、色々な意味で一次著作物に失礼になる可能性があるというのは納得ですな。「愛があるから」が無許可の二次的著作物(要するに同人誌)を流通させることの免罪符だとしたら、その愛を感じさせない、身勝手な欲望や単に簡便さだけからキャラを借りたようなパロディ→商業誌流用は叩かれても仕方ないだろうし。
…とは思うものの、一読者からすると、ひととき夢中に読ませてくれるのであれば、それが他の著作物のオマージュだろうと盗作だろうと…になっちゃうんだよね。つまらんオリジナルより、おもしろいパクリというか。(色々と事情は聞いても、やはり「デル戦」はおもしろかったと思うし)ただ、元ネタに気づかなかったならともかく、おもしろかった作品がパクリだと知ったら萎えるのは確かだし、(一応)書評サイトやってる以上、あからさまなパクりをそれと知らずにホメるのは見識を疑われるだろうから、そのあたり一読者としての評価と情報の発信者としての切り替えバランスの問題というか。
それにしても、そのバレーボール小説は懐かしい。小説自体は読んでなかったけど、イラスト描きさんは大ファンでした。嫁入りに持ってきた同人誌の中に当時の本もちゃんとあったりします。捨てられないんだなー。
メモ。夏コミ超大手サークルの販売開始時に将棋倒し。まあ、あれだけの人間が殺到するイベントなだけに、今まで死者がでてないのがおかしいくらいかもしれませんが。でも、ここのサークルが1日で売った量って、私の好きな某ライトノベルズ作家の商業出版量よりも多いんだろうなー、きっと。話はちょっとズレるけど、これだけ売り上げのある「二次的著作物」が今まで「なあなあ」で済ませられてきたこと自体が奇跡的なことに思えるんですが…だって、本一冊1000円として、2万部売った場合の売上は2000万。ロイヤリティが10%だとしたら200万。まあ、こんな売上のサークルはそんなにないにしても、人気ジャンルだったらそれらの全売りあげから考えると、数千万を見込める場合もあるだろうしね。経費を考えても、元は取れると思う企業が現れてもおかしくないような。ま、元著作権物のイメージを保つことを考えると、エロ同人誌なんかに版権を与えることはありえないから、そういうことはないでしょうが。
…でも今回の事件といい、10年後にコミケというイベントが存続しているかどうかは、見とおしが明るいとは思えないような。スタッフだけではなく、サークル側も一般参加者もみんな努力しなきゃ無理なのかも。
メモ2。NMRCとJASRAC、有料配信等商用サービスの使用料本格合意。営利目的でない(広告もない)個人サイトだったら年間で1万円か。これって何曲でも、ってことよね?(10曲での値段だそうです。) 申請して、光GENJIの曲をガンガンかけるサイトにするのも楽しいかもしれない。申請がそんなに面倒なものでないなら、使用料は月割りもできるし、一か月限定だったら1000円くらいだからやれそう。新ルールの運用っていつからだろ?
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