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【WEB書評】 00/08/29

8/24のみのうらさんの日記。紙メディアというのは新聞書評あたりを指してたんですね。たしかに本の売上を増やすためには、リアル書店にまず置いてもらって、さらに見栄えのする場所においてもらうとか、ポップを付けるとかしてもらう必要はありますよね。たしかに、新聞書評で取り上げられた方がはるかに扱いはよくなりそう。…今の段階ではね。
でも5年後には、WEB書店はもとより、リアル書店に対しても個人書評サイトの影響が現れるんじゃないでしょうか。おそらく今でも勉強熱心な店員さんは書評サイトでの評価も棚作りの参考にしているだろうし。出版社の編集者にしても、個人サイトのオーナーにメールで宣伝をしたり、書評でとりあげられたあとの事後フォローをすることも増えてきたような。(私もその手のメールは少なからずもらっていますし)
…これはオンラインでの話になっちゃうけど、たしかアメリカの(有料)オンライン小説の作者が、自分の小説を個人書評サイトのオーナーに送って、サイトで取り上げてもらったら膨大な数のダウンロードを記録した、という話をどこかで(おそらくZDNetだったような)読んだ記憶があります。そういう動きが、オンライン小説だけではなく、普通の本でも行われだすようになるのもそれほど遠い先ではないと、私は思ってますが…
「ブギーポップ」は薦められて読む本ではなく、本屋で何気ない出会いをはたして読むべき本だというのには賛成。あれはなんの予備知識もなしで読む方がおもしろいもの。あらかじめ目星のつけた獲物を「狩った」ときも喜びはあるけれども、さまよってたら不意に美しい湖を見つけたときの方が嬉しさは大きいかも。
そういう素敵な出会いが忘れらないから、本を表紙買いしたりイラスト買いしてはイタい目にあっちゃうんだなあ。


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