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【ホームページを持つということ(2)】 00/11/21

11/14の日記の続き(やっと)。書きあぐねてるうちになんかみなみさんとネタかぶっちゃったなあ。切り口は違うからいいか。
CSJの調査によると、アンケートに答えた人のうち、自分のサイトを持っている人は全体の2割、将来的に持ちたいと思っている人は全体の3割に達するそうです。富士通総研のアンケートによると、サイト所持率は3割、将来的に持ちたい人は3割。
昔は個人サイトの作成はハードルが高かったためにサイト所持はひとつのステータスだったと思うんですが、今はいいソフトも充実した無料素材集サイトもゴロゴロしているし、簡単に見栄えのいいページが作れますものね。でも、問題は中身の方。
個人サイト持ち&いつかは持ちたい人々の中で、ちゃんとした目的があって作りたがっている人はどれくらいの割合いるんだろう。インターネットをやってる以上、ホームページくらい持ってなきゃ…という風潮に流されて、「ホームページを持つこと」自体が目的となっている人も少なからずいるような。で結局、自己紹介やペットや子供の写真が載ってるだけのサイトになってしまったり。
そういう中身のないサイトを作る意味はあるの?…というようなヤボなことは言うつもりないです。作ること自体を楽しむことが第一ですから。ただ問題になりそうなのは、パソコン雑誌などでの「ホームページを作れば友達も増えてハッピー」というようなイメージと、結局閑古鳥が鳴くだけの実情との落差。いや、無視されるだけならいいけど、作ったものや行動がみっともないと見えない相手に嘲笑されることだってあるんだし。
それで傷つく人がいても、ずっと「ネットで公開することの覚悟をしてない方が悪い」と思ってました。趣味でかいた絵や小説を友達に見せるのと、ネットで公開することは、質的に全然違うのですから。
「表現の自由」があるかわりに、その結果をうけとめなきゃいけないという「責任」があることを私が知ったのは、ネットを始めてパソコン通信時代にかなりイタい経験をしてからのこと。8年位前かな。そのときにはずいぶん落ちこみましたが、今となってはどれも得がたい経験だったと思います。
さて、さきほど「覚悟をしてない方が悪い」と思ってました、と過去形で書いたのは今は少し考えが変わっているからです。この話はまた次回に続く。


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