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【作者とやおい同人の関係:寛容と礼儀】 01/02/23
今、新潮文庫の新刊の「妖怪馬鹿」を読んでるところですが、そこで京極夏彦がいいことを言ってます。「(やおい同人誌について)僕は寛大ですよ。同人の枠内でなら、何をしたっていいでしょ。商業出版にしてしまったらその途端に犯罪ですが。まあそのかわり、著者は同人誌を作っている人と接触したり、あまつさえ扇動したりするようなことは絶対にしちゃいけないと思うんですがね。著作者側は見て見ぬふりが肝要。同人側は地下出版であることを忘れないのが礼儀ですよ。」(357ページより)
皆が皆、こういう形であれはあれ、そこはそれと割り切ってくれる作者だといいんだけどなあ……守るべき礼儀を弁えてないファンがいるのも問題ではありますが、それよりイタいのは作者様がファン側に降臨してきて、ちやほやされて舞いあがってしまうことかも…外から見ると「作者とファン」が「教祖と信者」に見えちゃうとね。ちょっと。もちろん、外部からどう見えたってお祭りを楽しむのが一番だ、という考え方があるのは分かっているけども。
でもまあ、私だって崇拝してる作者様もいますし、あんまり人のことをどうのこうの言えないかなあ。それに個人的には、どんなに作者がイタくても作品がおもしろくてコンスタントに出版されればオールOK、という主義なんです。
だから早く京極堂シリーズの新刊出してください、京極先生。
TECHSIDEより。gooのデイリー新語辞典に「萌え」の説明が。おお、ついに辞書にのりますか〜。もうネットオタク界だけのジャーゴンじゃなくなったってこと? 「ある人物やものに対して,深い思い込みを抱くようす。」たしかにそうなんですけども、それだと「好き」との違いや、「萌え」にこめられた微妙なニュアンスが削り落とされてしまうような。
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