「ハーメルンに哭く笛」ネタバレ感想。

●「ハーメルンに哭く笛」藤木稟[徳間ノベルズ](98/5/29)

ここからネタバレの感想です。
……解決編で、いきなり「ちょー」な世界になったんで、「へ(^ ^;)?」ってひいちゃいました。
まあ、これが麻耶雄嵩とか、清涼院流水だとかだったら、それなりの覚悟もあるんだけど、この人ってそういう作家だっけ……?実は前の作品、細かいところ覚えてないんですよぉ(^ ^;)。
あと、偶然が多いとか、かなり無茶な推測だけで推理を組み立てているとか……
技術的な裏付けもなしに、いきなりコピーマシン(って書くとドラえもんのようだ)がでてきたときに、「おいおい…」って思ったけど、これはそうと幻惑させた二段落ちかと思ったんだけどなあ……
かなり強引な幕の引き方でしたが、島田荘司ほど豪腕ではないように思えました。
でもまあ、次からは「そういう作家だ」と思って、気にせずに作者の描く極彩色の錦絵を楽しむつもりです。今回は不意打ちだったら、ひっかかったけど(^ ^;)。

関係ないですけど、塩酸タンクって、実際使われているものなんでしょうか?…だって、加熱もせずに、塩酸を漬け込んでおくだけで、肉のかたまりが溶けるなら…いいよなあ……有機物の分解がすごく楽なのに(^ ^;)………骨はまだ溶けると思うけど、肉はconcの塩酸でも無理なんじゃないかと思うんだけど……何か月も漬け込んでおくなら溶けるんでしょうか?知ってる方、教えてくださいませ。


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