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【ヒカルの碁 第173局「大将は塔矢」】 02/11/25


今週のダジェスト。
・北斗杯三日前の朝。結局一睡もせずに十秒碁が続けられていた。
・倉田が塔矢家にやってきた。倉田が自分の食べ物が残っていないことに不満をもらしたので、早めのお昼として寿司の出前を注文した。
・倉田は経験不足の社を心配していた。
・社は元は関東生まれで、関西には小学4年生の時に引越した。
・北斗杯は初日に2戦、二日目に1戦と表彰式があるらしい。組み合わせはレセプションでくじを引いて決まる。
・ヒカルは対戦の組み合わせよりも、大将・副将・三将が誰になるかが気になっていた。倉田に聞くと、団長が決めて対局直前に審判長にメンバー表を渡すらしいと教えられた。倉田は強い順にメンバーを決めるつもりで、実力実績から大将にはアキラを指名するつもりだった。
・昼食後は、本番と同じように持ち時間1時間半ずつでアキラvsヒカル、倉田vs社で対局を行った。
・倉田は社の囲碁センスのよさを認めていた。また、ヒカルの力はまだ底が知れないと感じていた。それでも社もヒカルもアキラの持つ勝負強さにはかなわないと倉田は考えていた。
・ヒカルはアキラと対局しながら、アキラの強さは「力」だと考えていた。多少の不利などモノともしない、勝利をもぎ取ろうとする力。ヒカルはヨミ合いであればアキラとは互角であると思っていたが、その力の部分で一歩負ける、と。その力が自分にあれば…とヒカルは考えていた。

今回「最強棋士集結ポスター」がついてたんですが、メンバーは日韓中の北斗杯メンバーと団長に加えて塔矢行洋先生。淡い彩色で塗りは浅いですが、色合いがきれい。それにしても高永夏のまつげの長さが怖いです…

3コママンガのような扉絵がかわいいです。それにしてもあのアキラに、しかもまともに口を聞いてから1日もたっていないのに、ハリセンでツッコミをいれるとは社くんも怖いもの知らずだなあ。いや、後天的関西人ゆえに、余計にツッコミをいれたくなるものなのかも。
(小学校4年生で転校したときに、言葉の違いからイジメられたので大阪に溶け込もうと吉本みて研究しすぎたせいで、「行きすぎ」たんじゃないかなあ…)
それにしてもアキラはキレると怖いなあ。ヤカンは中身は入っていないとは思いますが。

それにしても徹夜で10秒碁を延々とやり続けるなんて、若い。手あきの時にうとうとしても、お茶いれやら用事をやるのは手あきの人だというルールになってるようで眠ることはできないし。ついうっかり寝てしまったらあとの二人に無理矢理起こされるんだろうなあ。
心配していたヒカル母のお料理は、夜中のうちに食べちゃった様子。一応お箸は三つあるから、アキラもちゃんと食べたようです。食べた後をちらかしたままで、夢中で碁を打ってたんでしょう。
あと、塔矢家の玄関、こんな鍵で家の防犯は大丈夫なんですか〜。門のところでしっかりと防犯しているのかしら。
それにしても倉田さんは倉田さんらしいなあ。ズケズケものを言う自信家なのになんだか憎めない。寿司は上よりも並が好きっていうのはいかにもそれらしい。

さて、問題は誰と誰が対局するかということ。倉田さんの話からすると大将・アキラ、副将・ヒカル、三将・社くんとなりそうですが、対局直前まではいくらでもいくらでも変更がきくようですし。対中国戦と対韓国戦では別オーダーを組むこともできるように今回の話からでは思えますが。
ヒカルは永夏と対局したがっていますが、アキラにしても永夏のことは意識しているだろうし、何より秀英くんがここまで頑張って結局ヒカルと対局できないんじゃかわいそうだし… もっともヒカルと永夏の因縁も、北斗杯で解消するものではなく、もっと後に響くものかもしれませんが。
それに、今ヒカルがアキラとの対局に勝った程度で「自分を大将にしてくれ」と倉田さんに言ってもどうしようもないことはヒカルだってわかっていることですから。

北斗杯3日前だというのに、中国チームのエピソードが何もなくて寂しいです… レセプションまでは出番ないのでしょうか。でてくれば、楊海さんの「四ヶ国語ペラペラ」設定からしても色々と活躍してくれるとは思うんですが。
人のよさそうな顔をしてクセモノぽい安太善さんといい、団長同士の会話がなにより楽しみだったりします。

さて、「作者取材のため」に2週お休み… 次の掲載は新年3,4合併号になるとのこと。小畑先生にはゆっくり休んでほしいとは思いつつも、でも寂しいです。ただでさえ年末年始はジャンプの発行が不定期になるので次の話を待つのが辛いです。


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