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【ヒカルの碁(補)その5】 03/05/29

「ヒカルの碁」が第七回手塚治虫文化賞の「新生賞」を受賞しましたが、その選評他が5/27の朝日新聞朝刊に掲載されました。
選評は公式サイトにも掲載されています。ほった先生・小畑先生の受賞のコメントは、6/5の授賞式後に掲載されるそうです。

選考委員の萩尾望都先生は私にとって神様みたいな存在ですから、その萩尾先生が第一次選考で「ヒカルの碁」に一番高い点数を入れたこと、また選評でも手放しで賞賛されていたことが嬉しかったです。

Webには掲載されていませんが、新聞の方にはほった先生・小畑先生の談話も含めた、「ヒカルの碁」についての記事がありました。実物を見たい方は、図書館で5/27の朝日新聞を閲覧してください。
記事中では最終回についても触れられています。残念だったのは、完全にネタバレになっていたことで、コミックス派の方にもう少し配慮してほしかったです。
で、その最終回についての話で、以下のように書かれていました。

ほったゆみ氏が描きたかったのは「少年の成長」だ。ヒカルはこれからも囲碁を続け、人間としても成長する。
そんな願いが最終回の「敗北」から伝わってくる。

悔しい思いをかみしめながら、アキラの「行こう 進藤」の言葉に促され、扇子を手に立ち上がって歩きだすヒカル。打ちのめされても立ち上がる、それを描きたかったからこその敗北だったのでしょうか。
物語のセオリーを無視、喪失の回復がなされず、エピソードのバランスが悪い。それらをすべて承知の上で、ほったさんは描きたいことを描いただけではないのだろうか。そういう当たり前といえば当たり前の考えにたどり着くことで、私の中で「答え」を求めて揺れていた気持ちはやっと落としどころを見つけることができました。
あとは、夏の読みきりでヒカルの笑顔さえみることができたら、なあ。できることなら、北斗杯後の何気ない話だったらとても嬉しいのに。


あと、5/27の読売新聞夕刊文芸欄に「漫画「ヒカルの碁」連載終了 囲碁界 次の手は?」という記事が載っていて、梅沢先生のコメントなどがあったそうです。こちらも読みたい方は図書館へ。


《今後の予定》
・夏 週刊「ジャンプ」に読みきり掲載
・6/4 コミックス22巻発売
・6/11 アニメ「ヒカルの碁」DVD第一期Vol.4レンタル開始
・6/13 アニメ「ヒカルの碁」ビデオ第二期飛翔篇Vol.7レンタル開始
・6/25 アニメ「ヒカルの碁」DVD第二期飛翔篇六発売
・7/31〜8/6 ジャンプ原画展(大阪・阪神百貨店)
・8/13〜18 ジャンプ原画展(名古屋・名鉄百貨店)
・9/4(予定) コミックス23巻発売

・ジャンプ原画展⇒公式サイト
「ヒカルの碁」の原画は、カラーが5点とモノクロ(マンガ原稿)8ページ展示。→内容ネタバレ
発売グッズ
・新作:複製原画(22000円)、Tシャツ(2500円)、マウスパット(1200円)、ポストカード(100円)
・過去のジャンプフェスタ発売分:クリアファイル、湯のみ、キーホルダー、キャラクター碁石セット

今後も情報関係はこまめにフォローしたいとは思っています。でも私は囲碁関係の雑誌や新聞は私のテリトリー外ですので、そこで「ヒカルの碁」関係の記事を見つけた方がいましたら、教えてください。よろしくお願いします。

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