GBA版の「ヒカルの碁」ゲームを購入しました。
とりあえずプレイ時間2時間程度の感想。
オープニングにでているのは、ヒカル、佐為、あかりちゃん、アキラ、三谷くん、筒井さん、加賀くん、名人です。おそらくこの範囲のキャラで話が進むのかな? (あと説明書をみると市川さんもいるようです)
主人公に自分の名前を付けることができます。ただ作中では呼び捨てか「くん」つけなので、ユーザーは男の子を想定しているのかなあ。
モードはみっつ。主人公が葉瀬中に転校してきて、ヒカルや佐為から囲碁を教えてもらうストーリーモードと、GBAを使った通信対戦機能、ストーリーモードに出てきたキャラと対局ができるフリーモードがあります。
最初はフリーモードは遊べないので、ストーリーモードを進めることに。
主人公は葉瀬中に転校してきて、ヒカルと友達になります。しかも、なんと主人公にはヒカルの側に幽霊が見える!! 自分が見えることを知った佐為は主人公に囲碁を教えて…
出だしは思いっきり端折っていますが、なんかこういうシチュエーションは嬉しかったです。(原作ネタバレ含むのでバックと同じ色で書きます)→今、原作読んでてヒカルがかわいそうだなあと思うのは、佐為という大事な存在を失っただけではなく、その悲しみを誰とも共有することができないということ。ずっと、「佐為がヒカル以外の誰かも見ることができたら…」と思っていただけに、こういう状況が嬉しくて。←
最初は佐為とヒカルに囲碁の基本的なルールを説明してくれます。わりとコンパクトにまとまっていて、分かりやすいのではないかと思いました。ただボリュームはそれなりにあるので、全くの囲碁初心者(私もそうです)には強い動機を持ってないとリタイヤしたくなるかも。でもこのゲームを買うのは「ヒカルの碁」のファンだろうし、「ヒカルの碁」のファンの囲碁初心者であれば、おそらく「囲碁が分からなくてもマンガはおもしろいけれども、囲碁がわかればもっと深いところが分かるんじゃないかなあ」という気持ちを持ってるんじゃないかと思うんです。
このゲームは完全に「囲碁初心者向け」ですが、そのコンセプトからすると正しいゲームになってるんじゃないでしょうか。逆に、囲碁を知ってる方には物足りないゲームだと思います。
あと、爆笑したのは初登場のアキラのセリフ。
「質問:ゲームフタッフはアキラとはどういう存在だと思ってるのでしょうか?」
「回答:ヒカルのストーカー」
なんじゃないかと思うような思い込みの激しいセリフに大笑いしました。
今の段階ではずっと九路盤を使っていますが、グラフィックは十三路や十九路のもありました。これで対局することもあるのかなあ?
というわけでファーストインプレッションです。
そうそう、グラフィックは悪くはないレベルです。碁盤の上で動くチビキャラがかわいい。
同梱されていた「ヒカルの碁」のトレーディングカードですが、イラストは原作のものを流用しているので美しいんですが、紙の質がもうひとつよくないです。表面もきちんと加工して丈夫なものにしてほしかったけれども。
セカンドインプレッション。
ストーリーモードは行き詰まってしまいました。
三谷くんに会うことすらできないんですよ…私がヘボだから。
仕方ないので、碁会所であかりちゃんとか筒井さんとかと打ってます。
なんとか二人程度だったら勝てるようになってきました。
(ヒカルには、こっちが石二つおいても話にならないくらいコテンパンにされます…)
で、気になったこと。コンピューターが打つまでの時間が長いです。一手に7秒〜10秒くらいはかかります。
そこがテンポ悪いですね。
でも実際に自分で打ってみると、どうやって石が繋がっていくか、黒の方が有利というのがよくわかるとか、マンガでかかれていたことが「こういうことだったんだな」と分かっていく感覚が楽しいです。
エンディングを見ることができるのはいつになるか想像もつきませんが、まあのんびりと少しずつ碁を覚えていきたいなあ、と。
なんとか、アキラを倒してクリアしました。それでいったんストーリーモードはエンディングに。
でもそのあとも隠し(?)で対戦できるキャラが増えていきます。今は、本屋で岸本くんと十九路盤で対局。盤面デカイっす…
囲碁がそれなりにできる人なら、あっという間にストーリーモードが終わって物足りないかも。
囲碁ができない人は行き詰まって進めないでしょうね。私もそうだったから。
先に進めない人は、フリー対局モードで練習したり、囲碁教室で佐為の指導碁を受けるといいです。佐為の指導碁は結構種類がありますし、結構勉強になります。
囲碁の勉強だけをしたいのであれば、ネットにも勉強用のソフトがたくさん転がっていますし、プレステあたりでももっと安いソフトが出まわっていますので、そっちを買った方がいいかもしれません。
ヒカ碁の場合は、携帯ゲーム機でできるというお手軽さが最大のポイントかも。
というわけで、あくまでも、「ヒカルの碁」ファンで「囲碁未経験者」にオススメかな。