2011年07月17日
6. 黒部ダム
「さすが」という感じだが、ここまで来ると、家族連れやお年寄りなど、数多くの観光客がいる。
だってこれだもん。人も集まるさ。 |
虹が2重に見えている。 |
ダム湖まで入れての全景。 |
カッコイイ。これは反則だ。そりゃ人も集まるさ。
この日、谷からの風が強く、放水の水がキレイな弧を描いていないのが残念だった。
基礎データとして、ダム湖の貯水量は2億立方メートル。放水量は毎秒10〜15トン。
毎秒15トンの放水を続けたとして、1日中放水すると約130万トン。水1トンが1立方メートルになるので
130万立方メートルとなり、外部からの補給が全く無しで毎秒15トンを出し続けると154日で空っぽになる。
そう考えると、結構な放水量なような気がするが、実際にはそんな放水はできない。
ではそろそろ、私がGWに行った時の写真を発表しよう。これだ。
どど〜ん・・・って、あれ? |
思い切り雪景色。撮影は2011年4月29日だが、その時の気温は2 ℃。ちなみに、今回の気温は15 ℃と快適だった。
放水もしていない。この放水、夏の間だけ、時間も限られて行われている観光放水なのだ。だから、オフシーズンは
静かなものだ。
ダム堤体の上、中央から下を覗き込む(春)。 |
同じく夏。 この迫力の差は何だ? |
何の線か分からなかった、展望台にあった白線。 ここから写真を撮っても、別に素晴らしいアングルではなかった。 |
カメラのシャッターを押してもらうサービスの 順番待ちの位置を示すラインだと判明。 |
他にも、雪が残っていて滑ると危ないので、いくつかの展望台には行けなかったり、
そもそもカメラのサービスの人がいなかったり、人が少ないのでそもそも寂しい雰囲気が漂っていたりと、
とにかく色々とオフシーズンの恐ろしさを思い知らされたのだった。
さて、実は気になっていた事がある。
春と今とではどれくらい水位が違うのだろうか、という事だ。
写真を見て分かる通り、春とはいえ、まだまだ雪が残っている。
今では雪も溶けてその水も日々流れ込んでいるだろうし、梅雨もあった。
ニュースでも「満水」なんて言っていた。
写真を見比べて水位を比較しようではないか。
春にダム湖の方から堤体を撮った写真。 |
今回、同じような地点から撮った写真。 |
正直言って、こんなに違うとは思わなかった。数メートルなんてもんじゃないと思う。
そりゃ満水って言われるし、放水もしちゃうな。
撮影したポイントについては、うろ覚えで、今回は私が撮りそうな所から色々と撮ってきた。
比較的近いアングルがあって良かった。
そう言えば、春はこんな事をするとは想定していなかったのだが、何を思って裏からの写真を撮ったんだ?
我ながら、やる事が分からん。
7. 扇沢
ダムには1時間半ほど滞在し、写真を撮りまくっていた。数えてみたら128枚だった。
明るすぎたり暗すぎたりという失敗の写真も含めてだが。
そして11時35分の関電トンネルトロリーバスで扇沢に戻ってきて、アルペンルート観光は終了した。
関電トンネルトロリーバス。扇沢駅の降車場で撮影。 立山トンネルのものとは配色が違うだけのようだが、 色にメリハリが無いせいか、のっぺりしている印象を受ける。 |
起点となり終点となった扇沢駅を最後に撮影。 観光バスが一杯。 そして、雲が出てきている。いいタイミングで観光したかもしれない。 |
さぁ、あとは帰るだけ・・・と言いたいところだが、そうも行かない。
来る途中で張ってきた伏線を回収しないといけないのだ。