歴史嫌いが行く歴史探訪

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2017年11月25日

1.そもそも

今年は特に何もネタっぽいことをしていないなぁと、ずっと思っていたのは確かなのだ。で、カレンダーを見ると
　11月23日（木）勤労感謝の日
　11月24日（金）有給休暇消化の命令
　11月25日（土）
　11月26日（日）
と4連休があったのだ。

これは何かしなくては、と思いながら過ごしていたのだが、特に何も決められずにいた。

で、色々と考えたのが11月22日の昼休み。
「そうだ、倉敷に行こう！」
と。

あとは折角だからと所要時間を調べた結果、ついでに姫路にも寄ることにして、22日の夜に宿を手配。
23日の早朝には出発するという無駄な行動力を発揮して出かけたのだった。

だが、移動の途中で重大な事実に気付いた。
「私、歴史という教科が大嫌いだったんだ・・・・。」

倉敷も姫路も、どちらも歴史的な建造物が有名な観光地だ。そんな所に歴史嫌いの人が訪れたらどうなってしまうのか。
一体何を見てくるのか。行った本人が赤裸々に記そうと思う。

2. 11月23日

2017年11月23日。早朝に家を出て新幹線の駅まで移動。新幹線の切符は特に確保していなかったので、近い時間で
乗れるものを選択。倉敷まで行くので岡山まで新幹線で移動し、そこから在来線で約15分で倉敷に到着だ。

昼前に倉敷駅に到着。JR西日本なのでロゴが青い。	駅前で「毛美刈」という理容店を見つけ、テンションが上がった。普通にハサミで切っていたけど、この街は良い街に違いないと確信。
Apple Shop？と思ったが、リンゴが欠けていないロゴ。実際にはiPhoneの非公式修理屋。	倉敷駅の方向が2種類書かれている案内図に「どっちだよ」と。実際には右側に行った所に倉敷駅がある。
よく分からないキャラクターがあしらわれたフタ。	同じキャラクターの消火栓。

このキャラクターは倉敷市水道局のイメージキャラクターで「くらっぴぃ」という名前であることを帰宅後に調べて知った。
胴体に思い切り「く」と書いてあるあたりに、絶妙な野暮ったさがある。

なかなか美観地区に到着しない・・・・。

「宮本むなし」って面白いなと思ったら、この後数カ所で見かけ
関西方面ではよくあるチェーン店だと知る。

伝統的な建物にイタリア国旗を掲げているお店を見て思わず撮影。
この日は祝日なので掲げるなら日本の国旗だろう、と。

到着する前に、軽く満足してしまいそうだったが、一応は美観地区に到着。

「乗って通れんでーぇ」という微妙な方言の張り紙に注目したり、	一時停止の標識に英語が併記されていることに感動してみたり、
物凄くカジュアルに鯉の餌が売られているのに驚いたり、（特に見張りをしている人はいない）	今話題の学校法人の美術館の前で足を止めてみたりしていた。

本題ではない所に目移りしてしまってなかなか先に進めない。

常夜燈の文字に「絶対違うだろ」と、とりあえずツッコミを入れ、	風景の一部となるべく、救命胴衣ではなく、笠を強要されているんだろうなと必要のないところで不憫に思い
「旅館くらしき」の連絡先にテレックスがあるのに時代を感じたり（日本語版にはテレックスの記載はない）	不燃ゴミじゃなくて「埋立ゴミ」という表記を新鮮に感じたりしていた。
こういうの、昔あったなぁと喜びつつ	決して見てはいけない角度からも撮影したりした。

実は既に美観地区に足を踏み入れているのだけど、個人的に気になるのはそんな所ではなかったりするわけで。