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【フリーメール】 00/02/22

この手の「安全」の話に必ず書いてあって、「ホームページ安全講座」に書いてないことがひとつあるんです。それは、「安全のためにWEBメールや無料転送アドレスを使用した方がいい」っていうこと。この前の雑誌の原稿には一般的な意見としてこの件についても書きましたけど、安全講座に書いてないのは単に私が「WEBメール」が嫌いだからってことなんですねぇ。WEBメールって匿名でとれるから、そのアドレスの持ち主を基本的信用できないんですよ。ホームページの感想とかだったらフリーメールでも全然気にならないけど、質問などの頼みごとをされるときにはひっかかるんです。「人に物を頼む時くらいは自分の身元を隠さないでほしいなー」と。私に本当のメールアドレスが教えられないと思ってるほど信用されてないんだろうか、と。
私自身は自分がホームページを持ってたり掲示板に書込みする際の発言の「責任」を自覚してる証としてプロバイダから貰ってるメールアドレスを出してます。そりゃそのせいでSPAM(広告メール)はよく来るけど、そんなの削除したら済むだけの話だし。メールアドレスを出して何が怖いかというと、一番怖いのはなりすましかなあ。メールボムとか、うっとおしいけどこっちにも対策があるし。大体、被害にあったとしても困るのは私一人…とあとプロバイダくらいでしょ? 1万人のアクセスのある掲示板に嘘情報書込みされることに比べたら、全然怖くないもの。
もちろん、様々な事情で(親とパソコン共有してるとか)フリーメールを使用しなきゃいけない場合もあるだろうし、「出会い系」掲示板など嫌がらせを受けやすそうなところに書込みするのにも正規のメールアドレスを使うべきとは思いませんが。
でも、金銭が絡むようなことは(チケットのやりとりとかね)、フリーメールを使ってたら全く信用されない可能性が高いんじゃないかな。

もっとも、正規のメールアドレスを使ってても信用できるかどうかは別の話ですけどね。ちょっと前の話になるんですが、私が安全講座でメール配信してた「荒らし」に関する内容がアングラ系のページに転載されてたんですよ。そういうことをされる可能性は、考慮には入れてたけど…実際にその現場をみるとムカつきました。結局はたかが一通のメール程度で相手が信用できるかどうかは判断できないわけで、今回の件はいい教訓となりました。もっとヤバいネタをメール配信しようかと思ってたけどヤメておくことにしました。
信用できるかどうかというのは、別にネットに限ったことじゃなく、現実でも同じことなんですよね…ただネットだとダレイクトに「繋がってる」感じが強いので、警戒心が薄くなってしまうようです。自分では十分距離をわかってるつもりだったけど、それでも甘かったかも…
まあ、いい勉強になりました。


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