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【パクリ2。】 00/05/28

パクリの話、メール出したらすぐに返事が返ってきました。光GENJIのコーナーは公開を中止したそうです。で、向こうの言い分では、「知人からもらったHTMLの光GENJIの資料を修正して載せた。公開されているものとは知らなかったし、パクるつもりはなかった。」んだそうです。でもフツーHTML形式でもらったときに、「ホームページで公開されているものだ」とは全然思わなかったのかな? っていうか、そういう都合のいいフリーの資料(しかもきちんとデザインされている)がHTMLであるわけないだろっ、と思うんだけどなあ。曲リストならともかく、表紙に関しては「資料」だと思ったと言い張るのは無理すぎですよね。それとも友達がデザインしたものだと思ってそのまま利用したのかもしれませんが、それもちゃんと友達に聞くことなく勝手に使って(しかも友達作成だと表記はせずに)いいわけないのにね。この言い訳、あまりに不可解なものが多すぎます。

前にパクられたときに聞いた言い訳も、「友達が作った」「こういう資料があるのだと思ってそのまま使った」というものだったんです。なんだか似てる。
この背景には、「素人だからいいじゃない」という甘えがあると思うんです。素人だから、プロが作成して出版されてる本をそのまま丸写ししてもいいよね…という心理があるんじゃないかな。小学校の読書感想文で、解説のほとんど丸写しをしてもまったく罪悪感を感じないかのように。それがそのままホームページ作成においても延長されていて、ホームページを「勝手に使ってもいい資料」だと思っているのかも。
でもインターネットではプロも素人も境界なく、同一線上に並ばされてしまうんですけどね。
それに、出版されている本を参考にする場合も、それを「参考文献」として明記しなければいけないのは当然のことなんです。ただそれをちゃんと学ぶのは大学に入ってからですから。高校でそういう参考資料についてうるさく言われることはないですもの。
すべての責任を学校教育に押し付けてはイカンのかもしれませんが、ネットでは子供も大人も同じ位置に立たされてしまうわけなんですよ。小学生でもホームページを持つのが珍しくない今、トラブルにならないためにもそのあたりの教育はしっかりしてほしいなあ。もっとも、今回パクった人は二十歳を過ぎた大人だし、中学生でもしっかりしている子もいるけどね。

そういえば、あるホームページデザインについてとりあげてメールマガジンで「初心者がカッコいいデザインのページを作るコツはパクることです」と書いちゃってヒンシュク買ってたなあ。
私も今までいろんなページのデザインをみて勉強してきたし、それらを参考にしてきました。でもま、こういうのは「原型を留めない程度に参考」にするべきでしょう。あと、それでも同一ジャンルのは避けるべきでしょうね。
それでもレイアウトの仕方がわからないという方のために、「ソースをそのまま利用してもいい」っていうHTMLレイアウトの素材集のページがあるんで本日のURLで紹介しておきます。


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