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【取説:ホームページ編】 01/06/24
《注意》
以下の話は、岡田斗司夫さんの提唱した「人生の取扱説明書」を読んでいることを前提としています。
上記サイトでは、あなたの「欲望の方向性」がどのタイプかを判断するテストや、四つのタイプはどういう人なのかの説明がありますので、それを先に読むことをオススメします。
みのうらさんとICQで話してたネタ。
岡田斗司夫さんの提唱した「人生の取扱説明書」式の「王様」「軍人」「学者」「職人」タイプ分類別の話をホームページに当てはめると…ということで。(「愚者の戯言」6/14の話も元ネタとなっております。)
ホームページを作成していて一番嬉しいことは、
- 王様:「このサイトが好きです」というような好意的なメールを貰うこと。また掲示板への書き込み。アクセス数が多くてもメールや掲示板の反応が少ないよりは、アクセス数が少なくても反応が多い方が嬉しい。
- 軍人:アクセス数が増える、ランキングで上位に食い込む。Yahoo!だとか権威ある(?)サイトに認めてもらう。反応は少なくてもそれほど気にならない。
- 学者:サイトに書かれている知識や情報が役に立ったと感謝されること。データベースをコツコツ作り作続けることに達成感を覚える。
- 職人:センスを認めてもらうこと。内容をロクに読んでないような人からの好意的な反応よりも、内容を確実に理解した人からの批判めいた反応の方が嬉しかったり。自分なりに満足のできる作品を作れたときに一番充実感がある。
どんなものでしょ? 私の場合は職人なんですが、一番嬉しいのは自分で納得のいく文章がかけたとき。「これしかない!!」って表現を思いついたときがもう嬉しくて嬉しくて。自己満足の世界だなあ。まあ好意的な反応や注目されることももちろん嬉しいのですが、一番は自分の作ったものに満足できること、ですね。コンレポに燃えたりするのも職人だからかもしれません。
ちゃんと判定するまでは自分では学者だと思ってたんだけど、まさに「学者」なありさとさんの日記を読んでやっぱり違うなあって思ったり。私にはリスト作成なんて「面倒だけどやらなきゃいけないこと」なんだけど、それが楽しい人もいるんですねぇ。なるほど。
人のサイトの「そのままパクリ」をする人って、「自分で作ったものじゃないのを誉められてもそれで本当に嬉しいの?」と思ってたんですが、最近はちょっと分かったような気がします。きっとそういう人はレベルの低い「王様」なんでしょう。「誉められること」「注目されること」が何をおいても一番で、その内容はさほど重要でないのかも。…私の場合は、自分で全然納得のいかない文章をほめられても、あまり嬉しくないんですよ。それはきっと職人だからなんでしょうねぇ。
同じく、サイトの内容がロクにないのに、アクセスアップに奔走する人もイマイチ理解できなかったんですが、そういう人は「軍人」属性を持っていて自分のやったことの評価を目で見える形にしたかったのかなあ…と。話変わって、軍人さんが多数きてると思えるサイトでの効果的なアクセスアップの投票には、「同ジャンルサイト潰し」が四位に…うわわ、たかがアクセスアップのためにそんなことしますか? ムカつくサイトとかだったらまだ理由が理解できるけど…私の経験からすると、アクセスアップに一番効果的なのは、内容の充実したサイトを作ることだと思いますよ。遠回りに思えるけれども。
(念のため、「王様」であるからといってパクリに走るとか、「軍人」だからといってアクセスアップばかり唱えるわけではないともちろん思います。)
そこで極論!!タイプ別満足度が高くなるサイト作成法のススメ。
- 王様:女の子で容姿に自信があるならなによりネットアイドル。そうでないなら、人の集まる掲示板でネット友達を多数作ってから、好感の持てる日常話の日記サイトを作成。掲示板では皆で楽しく交流。
- 軍人:自分の興味よりも、アクセスの伸びそうなテーマを探して作成。アクセス向上系サイトに書かれてあるようなサイトを作る。今なら「ホームページ鑑定」系がオススメ。手間はかかるけれども、一定の需要は必ずありますから。依頼されて人を評価するから軍人の欲求も満たせるかと。
- 学者:自分の興味の持てるジャンルで、必要とされるが手間がかかるために存在してないデータベースをコツコツと作り続けるといいかもしれません。
- 職人:もう、自分の一番興味のあることを好きなように表現。アクセス数は気にせず、嗜好が同じである小人数にだけ発信すればいいのでは。
もちろん、自分作りたいサイトを作るのが一番なのは当然ですが。
私の場合は、本当は職人なのに方向性の違う情報系サイトを作ってましたが、そのためか満足はできませんでした。…みーはー倶楽部、しんどかったからなあ。アクセス数は1日8000くらいあったけれども、途中でもうそんなのどうでもよくなっちゃったんですよ。あと、読者の方に好かれるのもしんどくて…いや、好意は嬉しくないわけじゃないけれども、私の書いたことを「麻弥さんがいうんだから正しいに違いない」みたいに言ってる内容を吟味せずにひたすら信じちゃうような人が少なくない人数いて、イヤになったのでした。今のこのサイトは、共感して読んでくれる人もいるけれども、批判的に読んでる人も少なからずいるのが逆に私には居心地がいいですねぇ。もちろん共感を表明してもらうのは嬉しいのですが、ちゃんと内容を読んで貰えてるなら批判であってもありがたいので。ロクに読んでないのに批判はちょっとなあ。
オマケ。ジャニーズでタイプ別分類…と思いましたがアイドルという職業をこなせるのはやはり「王様」なんですよ。ジャニーズでも王様がほとんどだし。そんな中、ヒガシはとても分かりやすい「軍人」ですなあ。あの強烈な上昇志向だとか、序列を大切にするところとか。KinKiのつよちゃんは職人ぽいかな。そのためか、なんかアイドルやっててしんどそうに見えるんですよ。どうしてもコンサートとかやっつけしごとになっちゃうじゃないですか、時間ないから。その点「王様」な光ちゃんはいくらリハの時間が足りなくて納得のいかないものであっても、ステージさえ出ればファンに声援を浴びることで幸せな王子様になれ、その幸福をファンにフィードバックできる。でもつよちゃんはそこまで割り切れないから、コンサートでみてて痛々しくなることもあって…もっと作詞作曲をする時間を十分にとれるアーティストになるか、舞台をじっくりとこなす方がつよちゃんにとってはいいのかもしれないなあ、とかふと思ったのでした。
メモ。
●まんだらけ社長が、マンガ、アニメ界に物申す!
一理ありますね。たしかに絶版本とかは、古本屋がない限り流通できませんもの。今の出版業界の体質問題もあるだろうし。でもBookoffとかは規模が大き過ぎるから、従来の古本屋理論では語れないと思うのです。一定の売り場面積以上の古本屋で、発売されて1年未満の本のみ売上の何割かを出版社や作者に還元するようなシステムが理想なんですが。(現在の法律での問題はおいといて。法律なんて現状にあわなければ改正されるものなのですから)
あの原画リトグラフ何十万の世界って、もうすこしきっちりと書いてくれないとマンガ業界が噛んでるかのように誤解する人もいるかもしれないし。ヒロ・ヤマガタとかマックナイトとかラッセンとかシム・シメールあたりで荒稼ぎしてた業者がアニメオタクに目をつけただけなんだろうけども、アーティストの側も少しそのあたりは自重してくれないかなあと思うのです。自分の作品を売らんがなじゃなくて、適正価格で楽しんでもらえればと思わないのかな。昔結構好きだったアニメーターとかイラストレイターがやってたりするとなんか悲しくなるので…こういう話には美慶芸術論が参考になります。
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