05年03月に読んだ本。   ←05年02月分へ 05年04月分へ→ ↑Indexへ ↓高永麻弥へのメール
●「電波男」本田透[三才ブックス]1500円(05/03/26) →【Amazon】

三次元にすでに愛はない!! 愛を求めて二次元に旅立とう!! …という、「キモメン」オタクのための純愛本。
もともと数年来の「しろはた」読者だったので、購入しました。
終盤の超理論や超展開が妙なパワーがあっておもしろかったです。あとがきには作者のむき出しの魂が感じられました。
ただ、作者の表現はおもしろかったけれども、作者の主張や理論自体はやはり違うという気がします。もっとも、その考え方によって救われる人たちがいるのであれば、他人に迷惑がかからない範囲で信じればいいとは思いますが、正直心配なのは、まだ若すぎる子がこの本を読んで「ほんだ理論」をまともに受け取ってしまうことだったりします… ご本人のexcite booksインタビューでも述べられているように、若いうちはどんなに傷つくことがあっても、(異性に限定しない)生身のコミュニケーションに向かってほしいのですが。
個人的には、三次元を主食、二次元をおやつにして脳内バランスとるのがいいのではないかと思います。私も脳内に萌えホモカプ飼っています…

あと、少々ひっかかった部分の順不同。
・自分の部屋の掃除くらい自分でする意思を持て。
・ゴミくらい自分で(略
・女を「顔でしか判断しない」と批判しつつも、一方で自分の方は「左門豊作子」を最初から恋愛対象としていないのではないでしょうか。それだと批判している相手とやってることは同じなのでは。
・本田さんが欲しがっている「愛」は、元々恋愛で得られるものではないように思えます。普通、恋人に「母親からの愛」を求めてしまえば全力でひかれます…


●「紫嵐」五條瑛[双葉文庫]800円(05/03/24) →【Amazon】

紫嵐


●「モロッコ水晶の謎」有栖川有栖[講談社ノベルス]860円(05/03/18) →【Amazon】

モロッコ水晶 ミステリとしてはどうかと思うが、 おもしろかったよ。


●「終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ28」霜島ケイ[小学館キャンバス文庫]638円(05/03/15) →【Amazon】

千年を超えて生きる鬼たちを主人公にした、(広い意味での)陰陽師モノである封殺鬼シリーズの1年ぶりの新刊。ついにシリーズ最終巻です。


●「蠱猫 人工憑霊蠱猫01」化野燐[講談社ノベルス]880円(05/03/14) →【Amazon】

京極夏彦デザインのしおりに釣られて購入。
こねこ。 途中がだるい。最後の盛り上がり方はいい感じ。 でも続き読みたくネ しおりのデザインが素敵だ。 呪術を科学的に再現する、というコンセプトはおもしろいですが、それを生かしきれていないような。


●「ディバイデッド・フロントIIIこの空と大地に誓う」高瀬彼方[角川スニーカー文庫]743円(05/03/07) →【Amazon】

ディバイディフロンデッド  爆泣き。


●「ブラック・ベルベット 病める真珠が愛した司祭」須賀しのぶ[集英社コバルト文庫]533円(05/03/05) →【Amazon】

ブラックベルベット ハル神父萌え。 B級映画っぽい展開燃え。 綺麗に着飾った自分に少し見とれて、それを恥ずかしいと思うキリ萌え。


●「奇蹟の表現」結城充考[電撃文庫]510円(05/03/01) →【Amazon】

第11回電撃小説大賞《銀賞》受賞作。
小さな犯罪組織のボスだったシマは、抗争で『根源的暗殺者』に妻子を惨殺され、自らも暗殺者との死闘で重症を負い、全身サイボーグ化するハメになった。すべてを失ったシマは名前を変え、かつての仲間からも離れ、静かに暮らしていた。ある日、シマは修道院の守衛として働くことになった。その修道院では、ここ数年、引き取って育てている孤児たちが突然行方不明となる事件が起こっていた。シマはその事件に関わったことから、修道院にあるはずの「お宝」を巡った抗争に巻き込まれることになった…
今回は久しぶりに電撃三賞の受賞作品を全部読みましたが、私は三作中ではこの作品が一番のお気に入りです。
サイボーグが全能の武器ではなくて、サイボーグならでの弱点(重量が大きいために少しでもスピードを出したら関節がやられる、壊れたら自動では回復しない、いくら外壁がちゃんとしていても、脳が激しく揺さぶられたらアウト)がうまく話とかみ合っていてよかった。
大切な人を守りたいという気持ち、その描き方がうまくて、心が揺さぶられました。
この作家さんの次回作が出たら読んでみたいです。


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