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【小学館問題。】 00/02/25

奇しくも掲示板とメールでちょうど話題にでたので。小学館がオフィシャルページで自社出版物等の著作権についてかいてあるんですが、これがすごいんですわ。二次的著作物も全面禁止ですかいっ!! 心狭いなー。実際に行動に移すかどうかや法的効力(非営利のファン活動について判決がでたことは私の知る限りではないはずです)なんかは未知数ですが、でも好きでファン活動している人にとっては「迷惑かけてまで…」って気持ちがしおしおになりますものねぇ。小学館は知的所有権ビジネスもやっているので(ポケモンの版権は小学館が管理しています)、表立って「二次的著作物OKですよー」とは言えないだろうけどね。
まして、インターネットというのはオフィシャルであろうとファンサイトであろうとWEBでみれるというのは同一線上なわけです。通常ファンが作成した同人誌が店頭でオフィシャルの本と並べられることは(よほど特殊な本屋でないかぎり)まずはありえないですが、WEBではよくある話ですから。そういう玉石混合な感じがネットのよさでもあり、問題でもあると思っています。
で、この件について検索をかけたらでてきました。「名探偵コナン」の原作者の青山剛昌さんのアシスタントの方が作成しているコナンのファンサイト「こなん通信社」に、少年サンデーに問い合せた結果についてが載っています。要は一部の悪質なページ対策であって、通常のファン活動まで抑制する意図はなかったとか。よかった。こうやって何もかも規制する方向にいってほしくないもの。
私自身もささやかながらこうやってWEB上に駄文を挙げてますが、無断利用されると悲しいですもん。(過去に経験あり)まして、それで飯食ってる人にとっては「自分の権利は何がなんでも守る」方向に行っちゃうのはわからなくもないけど。ネットは「なんでもアリ」とは思ってませんが(私はどちからというと規制必要派ですから)、理不尽に息苦しいのもなあ。

ネットでのファン活動のあり方というのは未だ手さぐりという感じですもんね。企業によって対応違うし。サンライズのように規制を加えているところもあれば、「アンジェリーク」「東京魔人学園剣風帖」のように積極的にファンサイトにリンクを張っているところもあるし。ちなみにパソコンの18禁ゲームの超人気メーカーの「Leaf」はめちゃめちゃ太っ腹です。ゲーム中のCGの掲載もOKですかっ!!うわー。

本日のURL: 著作権法入門
特にWEB上での著作権に関するFAQやコラム、リンク集など。読み応えあります。


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