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【二次創作】 00/08/08

8/6の日記で書いた、「女神転生」シリーズでお馴染みのゲーム会社アトラスがWEBでのガイドライン制定して、ファンサイトの規制開始というやつですが、2ちゃんねるの同人板のメガテンスレッドによるとやおいサイトでも審査OKだったところもあるそうで。扉にきちんと警告文を書いておけばいいとか。…でもま、そのサイトをみたわけではないので、どのレベルまでならかまわないのかは不明ですが。
アトラス、思ったよりも太っ腹。でもやおいOKなら別にガイドラインで規制しなくても…と思うけど、今回のきっかけとなった問題は別のところにあるのかな。
ペルソナ同人系サイトで、「これは検閲だ!!」と掲示板でわめいているところを教えてもらって見に行ったんですが…なんだかなー。二次創作というのはクリエーター(神様)の手のひらの上で遊ばせてもらうようなものではないかと私は思ってるんですが、そういう感覚が欠落してて自分の権利ばかりを主張するような人も同人系サイトオーナーにはいるのね。そういう人って、自分のノートに落書きするのと、WEB上で誰にでもみれるように公開することの差が分かってないんだろうなあ。たとえば、企業サイトがキティちゃんのイラストをサイトにのせて人目を惹こうとするなら、サンリオに審査を受け、その上お金を払わなきゃいけないわけです。それが直接的にお金儲けをしてないサイトであっても。WEBでは、いい意味でも悪い意味でも企業サイトも個人サイトも同一線上にあるので、「個人が作成しているから」を免罪符にはできないんですよね。
WEBではないけれども、たとえばガレージキットの世界では版権モノの場合は個人であっても即売イベントで「当日版権」を受けて、権利団体にお金を払っているわけです。(事前審査があって、イメージを損なうようなものには版権がおりず、販売もできないそう) 今は同人誌にしても同人WEBサイトにしても、そういうシステムがないだけで、ひょっとしたら将来は「審査も受け、お金を払わないと」二次創作は何もできなくなってしまう可能性だってゼロではないのかもしれない。それとも全面禁止? でも息苦しいよねぇ、そういうのは…そうならないためには、今まで「なあなあ」できた状態を長続きさせるために、地雷を踏まない、逆鱗に触れないようにファンサイドが気をつけるしかないんじゃないかと…消極的な手だけど。
これに関連して、同人誌生活文化総合研究所の掲示板にて別の角度からなかなか興味深い話が。


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