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【SPAMメール顛末記(アニステ事件4)】 00/12/21

またしてもSPAMメールの話。アニステ事件の被害者(最初に返信した4人のうちの一人)の日記をみつけました。そっか、最初に返信したのが喧嘩腰の内容だったわけですね。いきなり知らない人からそういうメールがきたら、事情がわからない人はつい問い合わせしちゃうのも仕方ないかも。でもこの人の偉いところは、知識不足だったという自分の問題点もちゃんと認め、問い合わせのあったメール全部にきちんとした返信をしているところです。非常時にどれだけのことができるかというのが人間の価値をはかるものさしのひとつではないかと思うんですが、最初にしたミスもその後の対応次第で信頼も回復できるわけです。その点、アニステの管理人は対応が杜撰すぎたわけで。
今回の事件は被害者には傷となって残るでしょうが、得がたい経験としてプラスに転換することはできると思います。経験と知識と想像力が人間の強さを形作るのですから。

ただアニステ被害者掲示板をみてると、問題点がズレてるような感じを受けるんですね。「勝手にメーリングリストに登録したのはルール違反だ」という意見があるけど、あれはいわゆるメーリングリストとは違って、単にSPAMの手間を省くためにシステムを使われていただけのことです。問題の本質は、アニステがSPAMを出したってことでしょう。現在、SPAMを出す企業はそれだけでまともなところ扱いされなくなっているのに、それがアニステの管理人には分かってなかったんでしょう。
SPAMについてはこちらのサイトに色々と詳しいです。一般的にSPAMが意味しているのは「不特定多数に受け取り側に無断で出す、宣伝メール」あたりでしょうね。ここにはサイトや商品の宣伝の他に、アンケートに答えることを求めるようなものや、相手のサイトもロクに読んでないのに手当たり次第に出す相互リンク願いなども含まれています。また、発信者が法人でなく個人であってもSPAMメール扱いされることがあります。
SPAMかそうでないかの線引きは受け手側の印象によって判別されるようなものですが、「無差別に出している」と思われないようなメールであれば個人的にはSPAMではないと思っています。いかにも同じ文章を使いまわしてるような「ホムペを見に来てね」メールはSPAMだと思うけど、私のサイトの感想などがかかれた上で「私もサイトを持ってますのでよければ遊びにきてください」であれば感想メールの範疇にはいりるんじゃないかと。

SPAMの反対語となるのが「オプトインメール」。受け手側の了解を得て出す広告メールのこと。今ネットでのマーケティングツールとしてあちこちのサイトが参戦してたりします。このあたりの話は、検索してみつけたネット広告の実体験を語ったサイトに載ってたりします。結構おもしろいよ、ここ。
アニステ側がやるべきだったのは、オプトインメールやバナー広告などまっとうな方法で宣伝をすることだったわけです。メールは無料で使えるツールだからこそ、暴走しないためにもルールが大切で、そのため仁義を守らない人はコミュニティを乱すものとして阻害されてしまうんですから。

なんかまとまりなくなってきたけど、いいや、今日はここまで。昨日「書く」と予告してたネタはまた明日にでも…明日こそ。


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