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【ヒカルの碁 第181局「中国VS日本(4)」】 03/02/17


今週のダイジェスト。
・アキラや社が見守る中、ヒカルは必死で粘り、追い上げていたが、わずかに届かずに負けてしまった。
・控え室。ヒカルの怒涛の追い上げへの感嘆を口々に浮かべながら、関係者たちは部屋をでていった。じっと考えこみ、「決めた」と呟く倉田。
・高永夏はヒカルと王の棋譜を並べて検討していた。そして、ヒカルが逆転することができた一手を示した。ヒカルをみくびりすぎていたようだと呟く安太善に、永夏は逆転の一手を見つけることができなかったヒカルでは、自分にケンカを売るには力が足りないと言った。
・通訳を通して倉田は高永夏に声をかけた。ヒカルの評価を下すのはまだ早い、昨日のヒカルではあの猛追はなかった、今日のヒカルでは逆転の一手に気がつかなかったが、明日のヒカルはきっと気がつく、と。
・負けてしまい、気落ちしたヒカルは座ったまま動かなかったが、気持ちを切り替えて「行こう」といい、3人で部屋を出ていこうとした。
・そこに倉田がやってきて、明日の韓国戦の大将はヒカルだと告げた。

ヒカルの猛追は及ばず、負けてしまいました。でもこの一戦でヒカルは大きな何かを得たのでしょうから、次に続く「負け」なのだと思います。
倉田さんはヒカルを大将にすることに決めました。倉田さんはアキラの磐石の強さよりも、ヒカルが大きく伸びる可能性に賭けたのでしょう。倉田さんの競馬で鍛えた(?)勝負感が答えを出したのでしょうか。
中国戦で負けたのに大将に抜擢されると、事情のよくわかってない観戦者たちから「作戦大将」だと罵倒されそう… それともあの猛追の凄さを大盤解説でもちゃんと教えてくれたのでしょうか。それだといいんですが。
ヒカルが大将になると聞いて、アキラはどんな反応を示すでしょうね。アキラは強さにはこだわっても、序列には興味がなさそうですから、ヒカルが大将で自分が副将という状態自体は気にならないのではないかと思います。でもアキラも碁打ちですから、圧倒的な強さを誇る高永夏と戦いたいという気持ちはないのかなあ… ひょっとしたら、それよりも「日本チームとしてがんばって、応援してくれる人たちの期待に応える」ことの方が今のアキラには大切なのかもしれません。

ヒカルと高永夏の対局が実現しそうですが、今のヒカルではまだ高永夏には勝てなさそうに思えるんですが… 韓国戦が行なわれるのは5月5日、佐為が消えてからちょうど1年目になります。消えてしまった佐為の分まで、ヒカルはひとりで戦わなければいけません。高永夏という高い壁に挑むヒカルの戦いを、ほったさんがどう描いてくれるか、楽しみです。

それにしても… この分では中国vs韓国戦はあっさりと描写されて終わりそうですね。中国チームも韓国チームも好きなので、できることならじっくりと読んでみたいですが、日本チームのその後も気になるし、難しいです。
そういえば塔矢先生はまだ会場にきてませんね。日本チームの対局が終わっちゃったのに。残念。明日の韓国戦には見に来てくれるんでしょうか。
応援といえば、あかりちゃんや囲碁部のみんなも来てくれないかなあ…


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