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  掲示板運営のツボ ◆ホームページ安全講座◆


【ケンカ】

■□傾向□■
  • 参加者同士がケンカをはじめてしまって、収拾がつかない。
  • うっかり悪口を書いたら激しい口調で文句を言われた。
  • 管理人や参加者に対して激しく攻撃したり悪口を書く人がいる。

■□対策□■

インターネットのいいところは様々な人と意見交換ができることです。でも、互いの価値観のぶつかりあいでケンカになってしまうことも。話は平行線になり、不毛な言葉の応酬で、気が付くと他の人たちはケンカを避けていなくなってしまった…なんて寂しいことになるかもしれません。

悪口はケンカの呼び水となります。気の置けない友達とのお喋りと同じ感覚で、「●●って最低!!」とか好き勝手なことを書いていたら、●●を好きな人が文句を付けにくるかもしれません。誰だって大好きなものの悪口を読んだらいい気はしないですよね?自分がされて嫌なことはしない方がいいと思います。悪口は書かない方が無難です。
ネガティブな意見を書くときには「悪口」ではなく、ちゃんとした「批判」になるように気を付けて。

最初は「議論」だったのが「ケンカ」に発展してしまうこともあります。それを避けるためには、楽しい交流を重視したページなら議論自体を禁止してしまうのもひとつの手です。注意書きに「議論はご遠慮ください。楽しくお喋りしましょう」とでも書いておけばいいでしょう。
有意義なテーマだけれども、掲示板の雰囲気が悪くなるから議論は困る…のであればその議論のために新しく掲示板を作って、そちらに隔離してしまうという方法も。
掲示板で「議論も通じて意見交換をしていきたい」と考えているなら、議論が脱線してケンカにならないようにコントロールを行うことです。有意義な議論にするためのコツは、
・別の価値観が存在することを認める。
・そういう考えを持つようになった理由も書込みする。
・誤解を招かない文章になるように推敲する。
・相手の些細な言葉じりをとらえての反論はしない。
・熱くなりすぎないように、文章を作成してから投稿するまでには時間を置く。気持ちが落ち着いてから見直しをして、投稿した方がよいです。
インターネットは誰でも参加できるメディアなので、まともな議論をしていてもケンカをしに乱入してくるような人がいますが、そういう乱暴な意見は無視して相手にしないことです。管理人も、あからさまにケンカを売ってるような発言は削除した方がいいでしょう。

議論が参加者同士のケンカに発展したら仲裁に入りましょう。「この後は当事者同士のメールでお願いします」と誘導した方がいいかもしれません。
ケンカが高じて嫌がらせをする人がいたら、リモートホストのアクセス制限をしてその人の掲示板への参加を拒否します。リモートホストとは、どこのプロバイダからアクセスしたか…などの情報のことです。掲示板のログに「abc.net.jp」のような形で載っています。アクセス制限の仕方は下記のページを参考にしてね。
掲示板は設置している管理人のものですから、自分の掲示板ではあなたがルールブックです。ただ、あまりに理不尽な管理をしてると人が離れていきますから、行動の理由を説明して、ガイドラインを明確にしましょう。


■□参考リンク□■
◆IPドメインSHUTTER2
プロバイダやIPを指定してホームページの利用を制限することができます。
◆パワーコミュニケーター宣言
ネットでの議論やコミュニケーション方法について論じたページです。

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