01年3月の日記。  今の日記へ

【パイの大きさと影響力とアクセス数】 01/03/30

モノリスソフトの新作は「Xenosaga」だそうです。監督と脚本が高橋哲哉さん、キャラデザが田中久仁彦さん、音楽が光田康典さんとゼノのスタッフそのままだし、このタイトルだとすれば同じ系譜の物語なんでしょう!! いやもう、嬉しくて。断片的な話によると今度もかなり濃ゆい話となるようです。想像するだけでワクワクする。どうしよう、ドキドキしてきた。
プレステ2はダンナがすでに購入してるんですが、グランツーリスモ3が発売されるとダンナはサルのようにそればかりやり込むのが目に見えてるんですよねぇ。(ハンドルコントローラー予約済) かといって2代目のプレステ2購入はバカみたいだし。そのあたりお互い譲り合ってうまく行くようにしなくては。あー、夫婦でゲーマーの方、1台のマシンでうまくやっていくコツなどあったら教えてくださいませ。

またまたみなみさんのところでのネットに関するアンケートの話。とある方とICQで話してたときにそのネタになって。「大手」に対する感覚が人によってかなり違って、中には1000程度のアクセス数でも大手だと思う人がいたのにはびっくりだと。ニュース系サイトでは1000程度では全く影響力を持たないし。…ただ影響力という点だけで考えてみると、たとえ1日に100程度しかなくても、そのジャンルに出入りしている人数が100人しかいないのであれば、すべての人が読んでるわけですから視聴率は100%、影響力はとても大きいわけです。どれくらいのアクセス数であれば「すごい」のかは、そのジャンルのパイの大きさによって決まるものじゃないかなあ。そういう意味では、WEB書評系やテキスト系とか世界はめちゃめちゃ狭いですよ。1000もあればそこそこの有名サイトじゃないですか。ゲーム系ニュースサイトとケタが二つは違いますもの。
うちは書評系だと自認してるんですが、書評系サイトのパイの大きさは大雑把な感覚ではジャニーズ系の10分の1、ゲーム系の100分の1、マンガ系の20分の1という感じ。…もちろん、パイが大きければいいってものではないですし。パイが小さいジャンルだとサイト運営者同士が親密になりやすい、アットホームな雰囲気になりやすいというメリットも。それも裏を返せば「ムラ社会」だからドロドロの人間関係になってしまう可能性もなきにしもあらず。

3/28に書いたリンクに関するアンケート、マジでやりたい気分になってきました。ってことで結局自分でやります、すみません>みなみさん
アンケートの方式はその人のサイトのバックグラウンド(ジャンル、アクセス数、ネット歴)を聞いて、リンクする場合/リンクされる場合にとっている方法を質問。そのあと、
「インターネットはリンクフリーが原則なので、リンク許可制は絶対に間違っている」
「無断リンクは失礼な行為だ」
「検索エンジンやライキングサイトに登録しているサイトは無断リンクをはられてもし方がない」
などのリンクに対する思想的なものから、
「リンクをして批判をする方が、リンクをしないで批判をするよりもひどい行為だ」
「知らない人にリンクされるのはなんだか怖い」
「普通のサイトからのリンクから歓迎だが、2ちゃんねるのようなところからのリンクは嫌だ」
のようなリンクに対する感情的なものまで質問を列記して、それぞれに「とてもそう思う」「そう思う」「どちらでもない」「そうは思わない」「絶対にそう思わない」というような5段階の中から選んでもらうようなシステムにしようかなあ、と考えてます。あとはフリーのコメントと。…というわけで「こんな質問もいれてほしい」というのがありましたらぜひメール送信フォームかメールで送ってくださいませ。
ただうちのサイトがアンケートしたら、「リンクはするのもされるのも当たり前」みたいな意見ばっかりになりそう。もっと幅広い意見を聞いてみたいので、有名どころのホームページ紹介メールマガジンに投稿してみるか…
準備も色々とかかるので、アンケートを実際にするのはもっと先になりそうです。気長に待っててください。
リンクにまつわる話あれこれは、ありさとさんの3/29,3/30に興味深い言及があります。リンクというのは思想というよりは文化なんだろうなあ、たしかに。

本日のURL:鉄琴銅剣桜〜読まれる小説系サイトを目指して
小説サイトを対象にしたアクセス向上方法論。実体験を元にした具体的な話で読み応えあります。読みやすいレイアウトの話など、テキスト系の人にも役にたちそう。
↑元ネタは愛蔵太さんの3/29仮装日記より。


【構造】 01/03/29

日本ゲーム大賞はPSOがとったそうです。順当かなあという気がします。いくら大作であっても今回のFFやDQは大賞にふさわしいとは思えないし、ガンパレは大賞とは少しズレてるもの。
明日からのゲームショウでは、モノリスソフトが何か発表してくれる(?)そうで楽しみ。ゼノのそのまんま続編は無理としても、同じ系譜に繋がる物語だったりするといいんだけどなあ。

SFオンライン賞の長編部門を秋山瑞人の「猫の地球儀」が受賞してます。マイナーだった頃からファンやってる身としては嬉しい限りですが、正直いうと「猫の地球儀」はデキは必ずしもよくないわけで、あれで受賞しても心から喜べないというか。不思議なのは、この企画の得票数が個人サイト並に少ないこと。なんでかなあ。SFファン自体が少ないのか、それとも別の理由があるのか。私の場合はSF系の作品も結構読むけど、SF属性を持ってないのでそういう企画に参加する資格がないような気がするので投票してないんですが。
ちなみにゲーム部門はガンパレが受賞。コメントがアレだ。

「ナイスゲームズ」と「CONTINUE」購入。「ナイスゲームズ」はガンパレ特集だったので。表紙+10ページ+α。キャラの設定資料からとったのかな、キャラ紹介が初見のイラストでありました。楽しみ方と萌えポイント説明が中心。
「CONTINUE」は「超クソゲー」の執筆者が参加してる雑誌。「新ゲームカルチャーBOOK」と銘打ってるように、デザインもしゃれてるし、記事の切り口がなによりおもしろい。ガンパレは2000年のベストゲームの3位に選ばれた他、芝村さんのインタビューが載ってます。それにしてもガンパレの売上って結局どれくらいいったのかしら? 「ナイスゲームズ」には18万本、「CONTINUE」は5万本とでてましたが。
「真・三国無双」面白そうですな。うちのダンナは三国志燃えなヒトなので、プレゼントしたら楽しんでくれるかなあ。

みのうらさんの3/23。私も構成が端正な話にはめちゃめちゃ弱いです。確かに「ピニェルの振り子」は入れ子構造になった美しい箱みたいで、おもしろかった。
実は前から疑問に思ってたこと。物語を解体してその構造を読み取る能力がある人ってそれほど多くないのでは? だから今のエンターティメントは表面的でわかりやすいキャラを重視するような物語が多いのではないかと。「ミステリ」という本来ならば構造を重要視しなきゃいけないジャンルであっても、「キャラ萌え」に侵食されている作品が少なくないことと無関係ではないような気がする。
例えば、私が「ヒカルの碁」が好きなのは鉱石の結晶の元素結合のような立体的なエピソードの展開のし方なんですが(「ヒカルの碁」のストーリーの骨となる構造は案外シンプルです)、ジャンプ感想やあちこちの掲示板(2ちゃん含む)をみてると、そのあたりが分かっている人が少ないんです。ヒカルが失言が多いのも、佐為がワガママなのも、アキラに陰湿な面があるのも、すべては物語の構造が要求しているからなんだって。ほったさんはストーリーいきあたりばったりに作ってないよ、おそろしいほどの計算をしてるよ〜、とか。…なまじ小畑さんの絵がうますぎるせいでキャラ萌えマンガ扱いされることもあるんだよねぇ。毎週ジャンプ感想を書いてるのはそういう苛立ちを昇華する意味もあったりします。「ヒカルの碁」のエピソード構造の美しさについては一度まとめて書いてみたいんですが、いつになるかなあ。

本日のURL:下読みの鉄人
新人賞の下読みを長年してきた立場から賞に応募する際へのアドバイス。


【棲み分け】 01/03/28

みなみさんのところでサイトのアクセス数と日記読みされることに関するアンケートがあって、なかなか興味深い結果が発表されてます。ネットがオープンな世界である以上は誰にどう言われても仕方ないことだとは思うけれども、やはり誉められるならともかく、人から批判を受けるのは嫌だと思っている人も少なからずいるんですね。昔は私はそういうのを一律に「覚悟が足りないなあ」と思ってましたが、今はそういうのもアリだと思っています。ネットのあり方が初期の学術ネットからかわっている以上、「インターネットは本来こういう世界だ」という主張はもう意味がないんじゃないでしょうか。
ぬるま湯という言い方はキツいかもしれないけど、基本的に人の悪意に晒されることなく、ほのぼのと過ごしたい人はそうできる、棲み分け可能なシステムはないかなあ。「ほのぼのゾーン」で過ごすことを選択した場合の代償は、基本的に人の批判をしない、検索サイトに登録するなど多くの人の目にふれるようなことを自分からしないなどの制約が付くということで。システム的にはアクセス制限機能が簡単につけられるホームページ設置サービスがあって、掲示板書きこみや感想メールなどの人間フィルタリングシステム(この場合はプライバシーは一部犠牲にしなければいけませんが)をセットにすればいいんじゃないかと。ついでに何かあったときに相談できる弁護士もつけておく。…こういうのってそれなりに需要はあると思うけどなあ。どこかのプロバイダがサービスでやらないですかねぇ。

そうそう、みなみさん、こういう企画はおもしろいのでどんどん続けてください。個人的にやってほしいのはリンクに関する意識調査。リンクするときに前もって許可をとるか、自分がリンクされる場合はどうお願いしてるか…とかそういうの。あとは2ちゃんねるに対してどういう感じを持ってるかあたりも知りたいですね。私は2ちゃんねるって思ったほど影響力ないし、別に怖くないんじゃないかと思ってます。「名無し」だから人が多く見えるだけで、実際には20人程度で回ってるスレッドが多いじゃないかなあ。
アンケートは本当は自分でやればいいんでしょうけど、うちのサイトでとるとかなり偏りがありそうだし、集計する時間がとれそうにないので。(もちろん、単なる希望なので無理にやる必要はないです)

ゲームの中古販売訴訟は中古業者の勝訴。エニックスが上告したので次は最高裁ですね。でもまあ今の著作権では規制するのは無理だろうなあ。ただ個人的には、中古販売でも著作権者に利益を還元できるシステムがあればいいのに、と思います。このあたりはブックオフ問題にも絡んでくるけど、著作権法って所詮は昔の法律だから、あれができた当時は今の状況なんて想像もできなかったから対応できないわけで。古本屋にしてもゲームショップにしても、個人のお店が細々とやっていたなら問題ないんだろうけど、全国規模のチェーン店ができて新規で買うのと同じ手軽さで購入できるようになると、新品の利益も食い潰してしまうわけです。消費者にとっては、新規ではもう売ってない古い品を購入できるし、新品でも安く買えてその一瞬ではお得なんでしょうが、長い目でみると著作権者に利益が回りにくいシステムは消費者にとってもマイナスになるのでは? たとえば本の場合は、新刊の売上が下がり利益がでなくなることで、それほど部数が多くない作家さんの本はでなくなってしまう恐れがあるわけです。そりゃ京極夏彦くらいになると出版社が放っておかないから私ひとりが買わなくても大丈夫だけども、私が好きな作家さんってそんなにメジャーじゃない人が多いですから。…というかライトノベルというジャンル自体が(よほどの人気シリーズでないかぎり)安穏としてはいられないですもん。ささやかな一冊にしかならないけれども、次につなげてもらうために私は新刊で買います。
本の値段って、ハードカバーはともかく、文庫あたりは他の娯楽に比べてもそれほど高くないですし。喫茶店でケーキを食べるくらいの値段でしょ? それでもお小遣いが少ない人は苦しいのは分かるけど、自分が惚れてる作家さんくらいのは新刊で買ってあげてほしいなあ。パトロンになった気持ちで。

今日から三十路だ…

本日のURL:ダサいホームページ作成マニュアル凝縮版 ダサページ
自分の背中は鏡があっても見えないから。外からみたらどうみえるかを知っておくためにも、サイト持ちの方は目を通しておいた方がいいかも。ただこれらは意見の一部に過ぎないので、それに振り回されずに、自分の作りたいページを作るべし。


【ジャンプ感想】 01/03/26

今週のジャンプ。「ハンター」の展開がおもしろい。一部バレてしまったことで今後の展開がどうなるんだか。旅団編になってからいまいち活躍のなかったレオリオも役にたってよかったよねぇ。でも絵はコピーが多すぎですが。
「遊戯王」、リシド×マリクに少し萌え。GBW、なんだかますますジャンプ的な展開になってきてます…今回一番最後だったのは原稿落としかねない状況だったから? 「テニス」、普通は暴力事件がバレて出場停止になって終わりだと思うんですが。なぜ皆素直に警察に通報しないのか、そのあたりをフォローしてくれないと。
「ヒカルの碁」→第110局「高ぶる心」。病室にて塔矢名人は主治医に明日の面会は全部断ってくださいとお願いする。また奥さんにもアキラにも来ないように、と。どっちにしても明日はアキラは若手の勉強会に行くのでこないそうである。
中国のアマ碁チャンピオンの李が「toya koyo」とネット碁で対局をしていた。「toya koyo」のあまりの強さゆえに、彼は塔矢名人に違いないと確信する李だった。一方、その対局をみていたオランダ代表も塔矢名人であると思い、騒ぐのだった。
ヒカルの家では、過去の新聞を読みながら名人戦での塔矢名人の一手に感心するヒカルだった。佐為は観戦者は対局者よりも冷静でいるだけで、本当の対局の深みは実際にその対局を行ったものしかわからない。また相手の本当の強さは実際に対局してみないとわからないと言うのだった。そこにあかりが遊びにくる。囲碁部の皆が用事があっていないから打ってほしいとのこと。ヒカルは明日の塔矢名人との一局を控えて打つ気にはなれなかったが、佐為がかわりに緊張する気持ちをほぐすためにもあかりを指導碁することに。囲碁部の近況をヒカルに報告するあかり。佐為はつたないながらも必死で考えているあかりをみて、2年前現世に蘇った当時のことを思いだすのだった。そして、塔矢名人との出合い…同じく「神の一手」を目指す者同士ゆえに佐為は名人に一番深い思いいれを抱いているのだった。「次は互戦で」という約束がついに実現する。明日。


巻頭カラー&人気投票結果発表です。人気投票の結果は後述。表紙は笛を吹くヒカルと琵琶を抱えて寝そべる佐為ですが、なんと佐為は生足!! 色っぽいですねぇ。
いよいよ名人と佐為の対決か?と期待してたのに、今回は肩すかしでした。前話に引き続きネット碁世界での塔矢名人登場の波紋。正直いうと、今回のは書く必要のないエピソードのように思えますが、ほったさんのことですからそう思わせてなにか別のつながりがでてくる可能性はあります。こうやって2週に渡りプロローグを描いたということは、名人と佐為の対決は結構時間をかけて描かれるのでは? すくなくとも4、5週くらい。あと、ネット碁も今回限りではなくまた話の重要なファクターになるんじゃないかと。でなきゃ、世界のアマチュア代表達の出てきた意味がなさそうですから。
でも名人がでてきたことでそれだけ皆が騒いでいるとするなら、saiの復活、そして名人との対局ではもっとすごいことになりそうですね。
さて、ヒカルはどこでネット碁をするんでしょうか? パソコン購入した気配がなさそうですから、前に行ってたネットカフェでしょうか? でもそこはアキラにバレているしなあ。ヒカルもさっさとパソコン購入すればいいんですよ。プロになって給料も貰うんだし。そうすればsaiに思う存分打たせてあげることができるのに。ネットの中でならsaiも「実体」を持つことができるのですもの。
アキラは若手の勉強会に行くために見れない模様。でもアキラにもそういう親しい棋士が芦原さんの他にいたんだ。それとも芦原さんが誘ってくれたんですかねぇ? アキラがこれからかかわりを持つべきなのはsaiではなくヒカルですので、そういう意味でも今回は渦中から外されたのかもしれません。さて、緒方さんはちゃんと二人の対局にチェックを入れるんだろうか? 緒方さんはsaiがらみの伏線が色々とありますから、観戦するのではないかと思います。
そうそう、囲碁データベースより、中国ネット碁会所に謎の最強棋士現る。saiが現実にまで現れたようでなんだかわくわくする話です。もしsaiが塔矢名人に勝ったら、週刊碁ばかりか一般の新聞や雑誌でも特集が組まれたりしたらおもしろいのになあ。
久しぶりに登場したあかりちゃん。打つ手をあれこれ迷ってる顔がかわいかったです。でももうあかりちゃんも3年生なんですね。6月の大会で最後かあ。三谷くんも出場して、ヒカルも大会を見に行ってくれればいいけど。というか、大会の話を本編でもちゃんとやってくれないかな。そういえば、囲碁部に新入部員は入ったんでしょうか? 誰も来なかったから3年生がいなくなったら小池くんひとりになっちゃって寂しいですもんねぇ。


人気投票の結果発表です。
1位 伊角慎一郎 11366票
2位 藤原佐為 3860票
3位 和谷義高 2712票
4位 塔矢アキラ 2474票
5位 進藤ヒカル 2450票
6位 加賀鉄男 2136票
7位 三谷祐輝 1924票
8位 筒井公宏 1050票
9位 緒方精次 994票
10位 冴木光二 576票
伊角さんが2位に7000票以上の差をつけて、ぶっちぎりの1位でした。伊角さんってプロ試験での扱いがあまりに不敏でしたから、ファンの方も「せめて人気投票くらいは〜」と気合をいれて頑張ったんでしょうね。1位なのに弱気な伊角さんのコメントがらしいですなあ。もっとも1位になったからといってほったさんのことですから、出番が増えたり扱いがよくなったりすることはまずないでしょうけども。ただ伊角さんの場合はストーリー的に役割がまだ終わってませんから、再登場はするでしょうね。あのときの院生師範の言葉からして、そのときには精神的にたくましくなった伊角さんに出会えることを楽しみにしています。でもこういうタイプのキャラがジャンプの人気投票で1位になるって珍しいですよね。
あとはわりと順当かなあと思います。ベストテンからメンバーが入れ替わるとしたら冴木さんだろうとは思ってたけど、やはりでてきましたか。カッコいいし、いい人だし、それでいてちょっとおちゃめなところがあってキュートですもんね〜。ヒカルや和谷くんの兄貴分としての活躍がますます期待されます。
緒方さん、なんとかベストテンに入っててよかった〜。最近出番は多いものの、なんだか老獪なオヤジたちに弄ばれてるだけのような……最初の頃のアキラを翻弄するミステリアスな男だった頃から比べると情けないかぎりですが、ファンにとってはそういう部分もかわいかったりするんですよねぇ。
ちなみに11位が奈瀬ちゃん、12位が岸本くんですが今回で初めて名前判明。「薫」だそうです。おおっ、似合いますな〜。今頃名前がついたということは、また出番が……そんなのは期待しない方がいいんでしょうけど。
ライバルが4位、主人公が5位というのは、少年マンガとしては少々問題かもしれません。まあプロ試験のアキラの怪しげな言動、ヒカルの炸裂する問題発言からするとこの順位でも頑張ったなあ、という気がします。

メモ。
正しい映画の誉め方。映画の(大げさな)宣伝文句の収集と、それに対する鮮やかなツッコミぶり愉快。
●うちでもアクセス元のURLに「少年ナイフ」の公式サイトがあって、前から不思議に思ってたんですがそういうことだったんですか


【鹿と仁義】 01/03/25

昨日は奈良に行ってきました。ちょうど梅が満開。目当ては写真美術館だったんですが、そのあと奈良公園まで散策。鹿と遊んだり。でもおもしろいのが、鹿せんべい売り場の近くでかばんに手をいれようとしてると、鹿たちがじっとこっちをみるわけです。「こいつ買うんかな?」と値踏みするみたいに。で、サイフを取り出した瞬間、すでに寄ってくるという…あとはひたすら「くれっ、くれっ」って感じで。なくなったら「あ、そう」とさっさと去ってゆきます。現金なやつらではありますが、不思議なのはそれだけちゃんとわかっていて、なぜ鹿せんべい売り場を襲ったりしないのかなあ、ってこと。鹿でもそのあたりの守るべき仁義を分かっているということなんでしょうか?

とあるアクセスアップ系のメールマガジンにびっくり。「Yahoo!に掲載されるためには?」ということについて、「サーファーに気に入られるように、すでに登録されているページをまるごとパクれ」と書いてたんですよ……パクリの是非はおいておいても、人のサイトをそのまま流用したようなサイトがYahooに登録されてもそれでなんのメリットがあるんだろう? なんか自分の作成したホームページをひとりでも多くの人にみてもらう…というアクセスアップの趣旨からズレた話になってると思うんです。本末転倒ですな。「あのYahoo!に登録された」という満足感があればいいのかしらん。まあ、このメールマガジンを書いた人がそういう考えの人だっただけで、実際にそんなことをしようと思う人なんてまずいないと思いたいですが。アクセスアップ関係も乱立してるだけに、タチの悪いのがいてもし方ないよね…
もっとも、個人サイトの設置目的自体がすでに本末転倒になってきているのかも。「何か伝えたいものがあるからサイトを作成する」のではなく、とにかく「ホームページを作りたいから」ネタを探すという感じに。これも、ホームページ無料サービスが山のように存在して、簡単な作成ツールもあり、素材集も豊富な現在、個人サイトの作成が大上段に構えるようなものでなくなったせいなんでしょうね。
そうやって自己表現が簡単にできるものになったのはいいことだと思います。ただネットでは誰に見られ、いつ晒されるかわからないという怖さも持ってるものだから、色々と問題はあるけどねぇ…


【パクリの心理(2)】 01/03/22

3/17の日記の「パクリの心理」の続き。
今回の話はとりあえず個人サイトの件にしぼります。パクリサイトが2ちゃんやYahoo!掲示板などで晒され、糾弾されてるのは珍しいことではありません。なんでそんなにパクリをするサイトがあるんでしょうか。

なぜパクリをするか…の一番の理由は、パクった方が楽だからに尽きるでしょう。自分で一からアイデアをひねりだして構成し、デザインを考え、コンテンツを作成するのはとても大変なことです。でもすでにできあがっているサイトを参考にして、ちょっといじればとても簡単に立派なものができますから。しかも、デジタルデータはコピーも加工もとても簡単。
でも実際に大半の人はパクることはありません。それは、
 (1) 良心を咎めるから。モラルの問題
 (2) バレたときが怖いから
 (3) 自分で一から作成しないと満足できないから
私は3と1が半々ってところです。自分の中から沸いて出てきたものじゃないのを誉められたって嬉しくなんかないもの。

じゃあ、パクる人はなぜ平気でパクってしまうか?について考えてみました。
 (1) パクリはまずいだろうけど、バレなきゃかまわないと思っていた。
誰がみてるかわからないという、インターネットの恐ろしさをよく知らないんでしょうね。
 (2) 本人はオマージュのつもり
好きなマンガをまねて絵をかいたり、好きなバンドの曲をコピーして練習するのと同じ感覚で、好きなサイトのデザインをまねたり似たネタを使ったりするような人もいるようです。こういう人の場合は無邪気にオリジナルのところに相互リンク願いを出したりするんですよね。で、パクられた側からするとあまりにも「そのまんま」やタチの悪い「デットコピー」でムカつくこともあるわけで。誰かに影響を与えること自体は嬉しいことなんだけども…相手が自分なりに消化してうまくアレンジしてくれれば不快感はないんだけどねぇ。
 (3) 資料を参考にひき写すのと同じ感覚
学校に提出する読書感想文やレポートのために、参考になる本の文章をそのまんま転載することを気を咎める人って少ないと思うんですね。特に読書感想文を書くために解説をまんま引き写ししたことがある人って結構多いんじゃないかなあ。それと同じことをサイトの文章や画像についてやってしまう、と。
 (4) 素人の趣味のサイトだからかまわないと思っている
3の続きですが、3のような感覚を持つのって、「素人の趣味なんだからプロのマネしてもいいよね」という甘えがあるのではないかと思うんです。これも学校に提出するレポートのようなプライベートに近いものならまだ被害は大きくないから構わないんでしょうが、ネットというのはパブリックな、誰でも見る可能性のある場なんですよ。素人だってプロだって同一線上にいる。「素人だから」のいい訳はきかないのだから。そのあたりの感覚がわかってないんでしょうね。
 (5) いつの間にか自分が作ったものだと思いこんでしまう
電波の領域ですが。同人文化研究所の3/13の日記のリンク先より、Atelierエロール。人の作った曲を何度も聞いてるうちに自分が作ったものだと思いこむようになってしまったそうです。怖い話ですな〜。

でも不思議なのは、パクリをやってる人に限って著作権をハデに主張したり、「引用禁止」とか明記してあったりすることですね。たとえ鏡があったとしても人は自分の正面の顔しか見えないように、自分のことを客観的に見ることは難しいものです。パクリを平然とやる人にとっては、自分の作ったものは大切な「著作物」だけど他人のものは「資料」「素材」にしかみえないんでしょうね。相手も同じ人間であって、自分の作ったものを大切にしたいと考えてるという気持ちがある…という考えが浮かばないんでしょう。

とまあ色々と書いてきましたが、人間誰からも影響を受けずに済ませることはできないわけだし、レベルの高い作品のマネから入ることは表現を磨く上で重要なトレーニングでもあるわけです。要は、パクリにすぎないものをあたかもすべてが自分が全部作ったものであるかのようなふりをしなければいいんじゃないかなあ。オマージュであれば許されるのでは? パクリとオマージュは用語が混合されて使用されてますが、この二つは似て非なるものだと思うんですが。この二つの違いは、ネットサーフィンして見つけたこの言葉に尽きるかと。「ネタ元を言うことができるのがオマージュで、言えないのがパクリ」
あとはオリジナル作品への「愛」があるかどうか。オマージュとはたしか「憧憬」の意味だそうですから。

また、「パクリ」か「単に影響を受けた」かの差は、インプットからアウトプットまでの距離…というかどれだけ消化吸収してとりこんだか? とではないかと。原型を留めずうまくアレンジしているならOKだけども、わりとそのまんまでしかも表面をなぞってるだけのデットコピーはみっともないからやめてほしいものです。でも商業ベースでもそういうデッドコピーって頻繁に行われてますよねぇ。(マンガ、邦楽、ドラマ)…そういう風に「パクリ」を平然と行う風潮が日本にはあるから、「パクリ」に関する感覚がマヒしちゃう人もいてもおかしくないのかも。

オマケ。アニオタニュースより、造型の世界のタブー。ファンのかいた同人誌をそのままオリジナルの方がマネするようなもん? オリジナルの方が一次著作権を持っているとはいえ、やっていいことと悪いことがあると思うんですが。もしこれが法廷闘争となった場合はどういう結末になるのか、知りたいものであります。


【チョコエッグ】 01/03/21

昨日はパンダを見に行く予定だったんですけど、ダンナが熱だしちゃってパーに。前にパンダに行こうって言ってたときには私の方が体調崩していてダメで。…パンダの呪い?

3/19の日記に「中忍試験はハンター試験のパクリ」みたいなことを書きましたけど、それについて「「ハンター試験」→「中忍試験」がパクりだっていうのはちょっと強引なような気がします。どこらへんが「パクり」だと思われたんでしょうか?中忍というからにはナルトのことだと思うんですけど、始めから忍者学校という舞台であるからには、試験ネタっていうのは結構簡単に思いつくモノだと思うんですが。」とメールが来ました。えっと、「パクリ」というのは言いすぎですね。訂正します、「中忍試験の元ネタはハンター試験」ってことで。で、なぜそう思うかについては微妙にネタバレなので別ページにて。

チョコエッグ、造型を担当している海洋堂の日記より。チョコエッグは私も2か月ほど前からハマってる新参者なんですが、会社行く前にコンビニで1日ひとつずつ買って、気に入ったものはディスプレイの上に飾ったりして楽しんでいます。最近みかけないなあと思ったら…売れすぎるのも問題なんですね。コンビニ相手の商売って、売れすぎて欠品を生じたら逆にダメなんだそうです。売れなくても困るけど、売れすぎても困る…というのは不思議な感じがしますね。
海洋堂という会社は職人気質な感じがして好感を持っているんですが、チョコエッグをはじめとするミニ・フィギュアブームのせいでマスコミに翻弄されるようなことになったりしないよね? 杞憂だといいんですが。
食玩やガチャガチャは数年前からクオリティの高さゆえに大人もハマる遊びとなってますが、本来ならば子供が少ないお小遣いで細々と遊ぶのを前提にしているところに小金を持った大人が乱入して「大人買い」をするから歪んだ世界になってしまって。2年ほど前のポケモンでも、ガチャガチャマシーンをひとりで打ち止めにしちゃった人なんてザラにいましたもんね。補給が間に合わないから、ほしいものでもいつも売りきれで悔しい思いをしたこともありました。今もチョコエッグがでたらダンボール買いしてる人も結構いるそうですし。
それでも本当に好きな人だけがやってくれるならいいけど、ブームに乗じてプレミア目当てで参入してくる素人ダフ屋がでてきそうでイヤだなあ。特に今は簡単にネットオークションができるせいで素人ダフ屋が色んなジャンルで横行してるんですよね。人気のあるアーティストの公演しかり、人気同人誌しかり。
ネットが普及して情報もモノも行き渡りやすくなるのはいいことばかりじゃない。ネット普及の弊害のひとつが素人ダフ屋の繁盛じゃないかと思います。…あと素人詐欺師も。

メモ。
コピーライトは「著作権」ではない
色々と示唆に富んだ話でした。でも音楽ファイルとかならまだやりようあるけど、普通の文章なんてお手軽にコピーできるだけに著作権者がそれを保護するために努力してもほとんど無駄なんですよね。いちいちPDFファイルで印刷禁止・右クリック禁止にするのもバカみたいだし。


【ジャンプ感想】 01/03/19

ジャンプ感想。「ハンター」はやっぱり面白い。これだけ休載多いのは単にサボってるだけかネームに苦しんでいるのか知らないけど、いっそのこと隔週連載でもいいんじゃない? それで今の話のレベルが保てるなら。…あ、ハンターの連載回数をもうすぐ「ヒカルの碁」がヌキそう。
そうそう、パクリネタがらみの話。物語を作る上で何かを参考にするのは悪くはないと思うんです。自分なりに消化できるのであれば。でもあまりに近いところからそのまんま持ってくるのはやめてほしいなあ。最近のジャンプってその手のパクリが目立つような気がします。ありがち要素をつめ込んだ黒猫は別格として、「ハンター試験」→「中忍試験」とかジャンプ内パクリも気になるなあ。ひょっとして「あの作品がこの要素でウケたからこの作品にも使ってみよう」という編集サイドの意向が大きいんでしょうか? 昔のジャンプでも編集部主導型のパクリはもちろん多かったですが。たとえばバトルマンガはなぜかトーナメント大会をやって、人気のある敵が味方になって、チームを組んで塔を登る…という同じパターンを繰り返してきたものです。今はトーナメントが影を潜め、味方人数は4、5人で固定になったものの、「念」「チャクラ」「タオ」とかの特殊能力ものにウェイトが移ったようで。「GBW」でも似たようなパターンがでてきてうんざりです。
まあとりあえず今週はサンジがカッコよかったということでヨシとするか。ケレン味のある見せ方はうまいよなあ、尾田さんは。
今週の「ヒカルの碁」。→第109局「toya koyo」海の向こう、アメリカでも塔矢名人が「toya koyo」の名でネット碁をしているのは話題に上っていた。2年前の国際アマ戦のアメリカ代表はあの時のsai騒動に思いを馳せる。一方、オランダでも2年前のオランダ代表は囲碁クラブで塔矢名人のネット碁の話を聞く。そして彼も消えたsaiのことを思い出すのだった。
一方、十段戦第四局は、塔矢名人の勝ち。これで二勝二敗で勝負は次の対局で決まることとなった。その後の検討会で、一柳棋聖から塔矢名人がネット碁をやっているという話題がでてくる。対局後、奥方と一緒に病院に戻った名人。病室でネット碁をしていると、入ってきた主治医に「倒れたのは対局疲れもあるんだから、今日くらいはのんびりやすんだら」と言われる。「それともネット碁くらい塔矢さんには遊びなのかな」と聞かれて名人は「遊びです」。しかし真剣な顔で「だが負けられない対局もある」と。
そして、ヒカルは緊張した面持ちで「明日か」と呟くのだった。


緊迫の一局だった先週に対して、今回はツナギの話です。嵐の前の凪いだ海。
久々に国際アマのみなさんたちの登場です。やはり塔矢名人は海外でも有名なようで、すっかり話題。でもまさかそのまま「toya koyo」を名乗っているとはねぇ。まあ名人の世代からすると、怪しげなハンドルをつけるのは気持ち悪いんだろうなあ。でもこうやって世界的に名人も話題になり、謎めいたsaiのことも忘れられてないということはかなり注目を集めそうですね。ヒカルはひっそりと対局したかったんだろうけど。でもこの海外のエピソードは余分なように思えなくもないけど、単に世界的に注目されているというのを示しただけに終わらずに別の意味がでてくるんじゃないかと思いますがどうでしょ?
今週、ついに名前だけでていた一柳棋聖が登場。……倉田さんがアレだったから期待しちゃいけないとは思いつつ、ネット碁で和谷くんと遊んでいるあたりおちゃめなオジさんかなあと密かに夢をみてたんですが…おちゃめなのは当たってましたが、見事なハゲ頭のオジさんでした。とほほ。落語家みたいな雰囲気の方で、リアリティを感じられるいいキャラだとは思います。「ヒカルの碁」の路線がキャラ萌えマンガではないことは百も承知ですが、少し残念。でもむやみに美形キャラを出して人気とりに走らないところや、人気のあるキャラをストーリー上優遇しないところが「ヒカルの碁」のよさなのは確か。編集部もそれを許しているというのは、ジャンプも昔とは変わってきてるんでしょう。
さて。緒方さん、対局に負けて悔しそうで、検討会もそこそこに先に帰ってしまいます。一柳棋聖にまで「緒方くんはクールなようで顔にでるからオモシロイ」とこわっぱ扱いされちゃいます。緒方さん、アキラを翻弄していても、桑原本因坊や一柳棋聖には勝負師として全然相手にされてないんですね。ううう。緒方ファンとしてはそういう情けない緒方さんもそれはそれでかわいらしいんですが…記者の皆さんが言ってるように、緒方さんもそろそろタイトルの1つでもとれるようになるんでしょうか? 今の感じでは塔矢名人に健康不安はあるものの、まだ旧世代は新しい波なんかに負けそうにないですよね。
名人、saiとの対局に随分本気です。たかが子供のヒカルの言葉に何をムキになってるんだか…と思いますが、この人はさすがにあの思い込みの激しいアキラの父親だけあります。名人も人格者のようにみえて実はプライドが相当高く気性も激しいというのは、タイトルを5つも持っているだけの男なだけあります。「いい人」では勝負に強くなんかなれないでしょうし。
そうそう、今回はなんとアキラ母が登場!! いやあ、若いですね〜。せいぜい30台にしか見えないということは、アキラを生んだのは結構若い頃なのかな。でも髪型がちょっと古めかしい…大正時代の「モガ」を思い出してしまいました。髪形がなんかヘンというあたりはさすがアキラ母なのかも。ででも少女めいたしなやかさとおおらかさを持った素敵な人ですねぇ。
さて、来週は人気投票の結果発表ということで巻頭カラー。今年に入ってすでに3度目のカラーです。月に一度のペースですか。小畑先生も大変ですなあ。予告では、佐為は名人との対局を前にある人と対局するそうですが…誰だろう、一体。


【ショックウェーブ】 01/03/18

最近は夫婦して(今更?)SHOCKWAVEのサイトにハマってます。ダンナはリアルビリヤードとアニメのラディスカルとデビルドールがお気に入り。シュールなんだかキュートなんだかよくわからないキャラと過激なくせに脱力系の歌詞と不思議と耳に残る音楽がやみつきかも。
私はついジクソーパズルをやってしまいます。最初はなんだかよくわからない絵が、ピースがうまく当てはまると少しずつ全体が分かっていくあたりが気持ちよくて。でも1000ピースとかそういう大作をやるだけの根性がないので、こういうお手軽なのがありがたいの。

昨日の続きも書かなきゃ…でも予定してるネタが終わらないうちに他にやりたいことがでてきて。
「アクセス向上の逆説」というアクセス向上系のコーナーを作りたいなあ、と。この手のテーマって結構好きで色んなサイトのも読んでるけど、どうも「こんなのはもう効果ないだろう」とか「ホームページはアクセス稼ぐよりも自分にとっての満足度が高くなることを優先するべきなんじゃないかなあ」とか不満に思うことが多くて。そのあたりを今後日記のネタに書いていって、まとめてコーナーにする予定。うちのサイト、またしてもわけわかんないコーナー増えちゃうなあ…


【パクリの心理(1)】 01/03/17

またしても更新が途切れてしまいました。ここ数日はダンナがわりと早めに帰ってきてたからなあ。ダンナがいるときには一緒に遊んで(?)あげないといけないので。ダンナの仕事がずっと大変な状態で、この一か月ほど、毎日日付が変わった後に帰宅、土日も出勤でとても辛そうだったので、今は少し仕事も落ちついてほっとはしてるんですけど。

さて、「パクリの心理」。一度書き上げたんですけど気に入らないので書きなおし中なんですが、とりあえず発端だけでも。
この前友達とチャットしてた時のこと、ある同人系サイトが閉鎖したという話を聞きました。そのサイトは私がよくいくジャンルにあったけども、正直あんまりうまくないんで一度行ったきり全然訪問してなかったんですが。閉鎖されたのは、2ちゃんねるで晒しモノにされたからだそうです。というのも、そのサイトって右クリックをしたりソースを見たら「絶対にパクらないで!!」と強烈に自分の権利を主張してたんですが、それだけでもちとイタいのが…その人のサイトにあるのは他のサイトからパクったものだらけだったそうです。そういうところが攻撃の対象となったんでしょうねぇ。

「なぜパクリをするのか?」についてあれこれ考えるために、Googleで検索をかけてみました。興味深い事例やコラムもひっかかりましたが、それ以外は1/4は倉木麻衣ネタでした… そんなに似てます? 私でもさすがに宇多田ヒカルは知ってますが、倉木麻衣の方は個別認識してないので。「パクリ」で検索をかけると邦楽ネタが多かったです。B'zあたりとか。「盗作」で検索をかけると映画ネタが多くて。

ふと思い立って、以前私のサイトをパクった人のところ(詳しい事情はここここ)に行ったところ… リニューアルしてるなあ… あっ!! ヤバいよ〜〜〜、ここっ。「テトリス」に「インベーダーゲーム」に「パックマン」がおいてあるっ!! しかもデザインまでまんまだ〜。…なんだかなぁ。まあ人のサイトをソースそのまま使うことに躊躇を覚えない人だから、自分のやってることがマズいかどうかさえわからないんでしょう。ちなみにテトリスの著作権は、現在のところアメリカにザ・テトリスカンパニーができてそこが管理しているようです。テトリスは作りがシンプルなだけにあちこちのサイトで自作ソフトとして公開されてますが、こうやってWEB上でのゲームがどんどん一般化されると著作権管理会社が本気で取り締まりをする可能性があるので、安全のことを考えるとここ数十年のうちに考案されたゲームを自分のサイトに勝手に乗せるのはやめておいた方が無難。自分のオリジナルか、ブラックジャックとかポーカーとか麻雀とか大昔からあるゲームにしておくべきでしょう。…あ、話がズレてしまった。
とりあえず続きはまた今度。


【サトラレ】 01/03/13

今日の購入物。
■「サトラレ1」(佐藤マコト 講談社モーニングKC 505円)
スケキヨさんのところで誉められてたので購入。1千万人に一人の割合で、「サトラレ」は生まれてくる。サトラレは自分の考えていることがすべて近くにいる人たち全員に伝わってしまう、不思議な病気。しかしサトラレは例外なく天才であるゆえに、国家的に彼らは保護されていた。サトラレたちに自分がサトラレであることを気づかせないための「サトラレ対策委員会」が存在し、また国民にはサトラレだと気づいていないふりをする義務があった。…というオリジナリティのある、非常に魅力的な設定で繰り広げられる、サトラレとその関係者たちのオムニバス短編集。
これが、おもしろいんですよ〜っ。コミカルな要素もあるかと思えば、切なくて泣かせるような話も。「サトラレ」たちは自分の気持ちを飾ることも偽ることもできないからこそ、「本当の気持ちの大切さ」ということを分からせてくれるのでした。特に第4話ではボロボロ涙が出て。ちなみにこの4話目は、映画化するそうです。監督が「踊る大走査線」の人で出演は安藤政信、鈴木京香ほか。3/17より公開。見に行こうかなあ。表紙がデキの悪いラブコメみたいですけども、それに負けずに(?)ぜひ読んでくださいませ。
■「プラネテス1」(幸村誠 講談社モーニングKC 648円)
雫くんのオススメ。人が月に資源を求めて住みつき、さらに遠くに進出しだしている頃。デブリ(宇宙ゴミ)を片付けることを仕事にしている民間会社のお話です。ほんわかしつつも胸に突き刺さるものもあって、なかなかよいお話でした。これもオススメです。

日記に書く予定のネタまとめ。…やっておかないと忘れそうだから。
●パクリとオマージュ…パクリの心理
●アクセスアップにおいてYahoo!神話は絶対か?
●ファンサイトに【言論の自由】はあるのか?
●著作権2次利用ガイドライン
●妹尾ゆふ子さんへのお返事:キャラ萌えの定義その2
●日記才人はサザエさんか?
●芸能系裏サイトの仁義
●ファンサイトと著作権問題:ジャンルによってはおそろしい無法地帯
最近、日記をサボリすぎたせいでなかなか言葉が出てこなくなっちゃって。頑張ってリハリビしないと。


【パパに乾杯】 01/03/12

今週の「ヒカルの碁」の感想は長くなったので別ページで。

3/11、琵琶湖ホールへ行ってきました。淳くん出演の舞台「パパに乾杯」を見に。それにしてもこの琵琶湖ホールが凄くて、到着して初めてみたときは唖然。建物が大きくてきれい。ロビーなんて意味不明に広くて、吹き抜けも高くて。…頭に浮かんだ言葉が「税金の無駄使い」。これだけの建物となると建築費もさることながら、ランニングコストも高そうなんですけど採算とれてるのかあ。付属のレストランですがランチが2700円のコースしかないの。私がみた範囲ではお客がひとりも入ってませんでした。絶対に赤字だよ、あそこ。
まあそれはおいといて、舞台の感想。元はイギリスで37年くらい前にかかれたコメディ。熱愛中のジニーとグレッグ。ジニーは両親に会いにゆくといって、30歳年上の不倫相手の家に関係を清算するために談判に行く。グレッグはジニーの両親に結婚を了承してもらおうとジニーを追ってゆくが…その先で色々と勘違いをして、かみ合わないまま事態が複雑になってゆく…というお話です。舞台自体は結構おもしろかったです。勘違いがエスカレートしてゆく過程とか。ただイギリス人のギャグ感覚というのはよくわからないなあ。…元の台本では英語で掛け言葉になってたりするんでしょうか。 淳くんはとぼけた気のいいグレッグを好演してました。友達から東京公演では演技が…という話を聞いていたので少し不安だったけど、あの芸達者な面々の中で違和感なかったです。友達に後で聞いたところ、東京公演に比べると演技がかなりよくなったようで。東京公演ではセリフを間違えずにいうことだけで精一杯で演技する余裕とかなかったそうですから。こうやって淳くんが成長するのは嬉しいけれども、でもそれなら東京公演が後の方ならよかったのにね。…だってこういうことはなにもかも東京で評価が決まるじゃないですか。業界関係者は基本的には東京にしかいかないんだし。いい演技を最初からしていたら、次の仕事につながっていたのになあ…それが残念です。
あと、淳くんの演技は中盤からはよかったものの、→序盤のジニーとのかけあいはイマイチかな。グレッグがジニーのまわりの男の影に気が付いていながらプロポーズをしたり、やきもち焼いたり、その微妙な機敏が表現できてないからグレッグがどうしたいかが伝わってこなくて、やりとりが意味不明に思えたところがあったんですよ。←淳くんにはもう少しそのあたりとかも深く考えてやってもらいたいなあ。
山本淳一として歌う淳くんが一番みたいけど、また役者としての淳くんもみてみたいです。

実は今回の公演、チケットを紛失しちゃったんですね〜。まあなんとかなったんですが、読む人の参考になるかもしれないので詳しく書きます。チケットがないことに気が付いたのが前夜だったので、次の日、公演当日にチケットを購入したぴあに行って購入したときに記入した用紙のコピーをチケット購入証明書としてもらいました。それから主催者に電話して状況を説明。そして会場入り口のインフォメーションで説明したらチケットを再発行してもらいました。ただし本当は開演直前にその座席に誰も座ってないことを確認してからになるんですけどね。
昔、KinKiコンのチケットを家に忘れてきたことがあります。そのときは一緒にみる友達がいたので、当日の窓口に一緒に行って説明して、ファミクラの会員証や郵便振込み受領証、身分証明証などをみせて。当日券分の料金を払い、コンサート開始直後にその座席に誰もいないことを確認してから入ることができました。払ったチケット代は後日そのチケットをコンサート事務局に送って返金してもらいました。チケットを郵送する際に事故でなくした場合も、こういう対応でなんとかみることはできます。…それが数年前のことだから、今はシステム変わってるかもしれないけど参考までに。

今後予定しているネタ。
●パクリとオマージュ…パクリの心理
●アクセスアップにおいてYahoo!神話は絶対か?

やおいネタ2題。
最強彼氏。商業ベースの18禁のボーイズラブゲーム。Windows版だけでなく、Mac版もでる予定というのは珍しいですな。絵があんまり好みでないのと、カップリングと攻/受が固定のようなのでパス。
●2ちゃんねるには基本的にリンクは張らないつもりだったんですが…やおい板のBARオマエモナー・PINK一号店スレッドがあまりにすばらしくて。AA(アスキーアート)による、ありがちやおいストーリーですが、ちびフサに萌えますっ。切ないなあ、続きが気になって、もう!!

本日のURL:PDIC Home Page
辞書検索ソフトPDIC(シェアウェア1000円 未送金の制限なし)のページ。この辞書も「英辞郎」(フリーウェア)と組み合わせて使えば無敵ですが、それを利用できるDokoPop!が秀逸。ブラウザやテキストなどでCtrlプラス右クリックをするだけでマウスカーソルの下にある単語の意味がポップアップされます。常駐させても非常に軽い、超お役立ちソフト。そのうえフリーウェアとは素晴らしすぎます。


【大極宮】 01/03/07

チケットの件はかわりにみてくださる方がみつかりました。
体調は…まだまだ辛いです。はあ。

本日のURL:大極宮
大沢オフィスのオフィシャルサイト。大沢在昌、京極夏彦、宮部みゆきのお三方の近況、執筆状況、その他裏話を読むことができます。


【お願い】 01/03/06

体調がイマイチなのがずっと続いています。通勤時間が長いのが辛い。ふらふらになってるのに2時間近くかけて帰らないとゆっくりもできないわけだから。電車で座れるのはありがたいけどなあ。

緊急のお願い。3月9日(金)姫路キャスパホールにて6時半開演の舞台「パパに乾杯!!」に行けなくなりました。日も迫っていますが、誰か代わりに行ってくれる方はいないでしょうか? チケット代・送料ともに私が負担します。席を空けたくないんです…ちなみに座席は「か」列です。
チケットは7日中に速達郵便で送る予定ですので、「行ってもいいよ」という方がいましたら3月7日午前6時までにメール送信フォームかメールで「チケット希望」と書いて、あなたの郵便番号・住所・名前(本名)を記して出してください。もし応募者が複数となった場合は適当に決めますのでご了承ください。
ちなみに「パパに乾杯!!」はイギリスのコメディを邦訳したもの。再々公演となるほど好評な舞台です。淳くんも出演しますので、都合がつく方がいたら見てあげてくださいませ。


【枷。】 01/03/05

ガンパレのドラマCD&アンソロジー集が発売予定。うーむ。こういうキャラ萌え路線での展開となるわけですね。ガンパレはその自由度の高さが魅力ゆえに、オフィシャルの方で話やキャラクター関係を固定するようなものは出さないでもらいたかったけどなあ。想像というか妄想の枷になっちゃうからね。…とかいいつつ買っちゃうでしょう、きっと。問題はドラマCDで来須のセリフがあるかどうかですな。私、未だに来須の声を聞いたことありません。(訓練のとき喋らないんだもーん)それに、今となってはあれだけ豪華な声優陣をまた集められるとは思えないし。

今週のジャンプ。またジャガー休載ですか〜。ハンターに続き休載グセがつくのか…ハンターも今週も休みだしねぇ。なんかわびしいです。
「ヒカルの碁」→第107局「告白」。初手合の日から3日後の土曜日、ヒカルは名人を心配する佐為にせっつかれて、名人の入院する病院に向かった。その頃名人の病室(豪華!!)には緒方九段と碁会所の市河さん、広瀬さんが見舞いに訪れていた。心筋梗塞で倒れた名人だったが、なんとか回復。倒れたのは緒方さんとの十段戦の第三局の前日で、そのために名人は不戦敗となってしまった。第四局は五日後だが、名人は「十日は入院しろ」という医者の言葉を押し切って対局に望むつもりであった。そこにヒカルがやってくる。ヒカルがきたことを緒方さんはいぶかしむが、市河さんは久々に会ったヒカルに、初対局でアキラに勝ったときのことを話にふる。ちなみにその対局はアキラは緒方さんにも名人にも教えてないし、まわりでみていたお客さんもちゃんと覚えている人がいなかったらしい。
緒方さんは名人が退屈しないように、医者の許可をもらってノートパソコンを病室に持ちこみ、ネット碁ができるようにした。そして病室を三人は退去し、ヒカルだけが取り残される。
病室からの帰り際、緒方さんは一昨年の夏、「ヒカルがインターネットカフェにいる」という話を聞いて飛びだしたアキラのいきさつを聞く。それを聞いて緒方さんは、アキラがsaiをヒカルだと思ったのか、それともsaiとヒカルの関連をなんらか見出したのか…と考えたのだった。
一方、病室で名人からネット碁は性にあわないから病院に入院している間だけだと聞いて、意を決して「名人と打ちたがっている知りあいがいます。ネットでのそいつの名前はsai」と切りだすのだった。


名人無事でなにより。でも心筋梗塞だし、完全に安心はできないですよね…今後に不安が残ります。
それにしても、名人の病室は豪華ですなっ。一日何万円かかるんでしょうか。名人の収入から考えるとその程度だったら平気なのかも。そうそう、名人の奥さんって生きてたんですね。今まで全くでてこないから「他界説」も結構根強かったんですが。第78局で「アキラさん電話よ」というのがその奥さんだったんでしょうなあ。
それにしても、ヒカルもお見舞いを買ってこなきゃ…と気遣いできるようになったのね。でも前もって買ってこないあたりがまだまだ子供ですが。
緒方さんってマック派だったんですか。あれは新しく出たノートパソコンですね。もともと緒方さんのを貸したのか、それとも新規に購入したのか。アキラのパソコンがWindowsであったことからすると、緒方さんのお見立ての可能性が高そうですね。
アキラとヒカルとの二戦目、アキラが越智くんの前で並べたときに「誰にも教えてない」と言ってましたが、本当に名人にも緒方さんにも何も言ってなかったんですね。でも見てたお客さんから緒方さんあたりは何か聞いていたかと思ってたんですが、誰にもまともに覚えてなかったって…あの時いたお客さんはみんなヘボってことですか? ユン先生あたりだとちゃんと人の対局も覚えられるわけですが。どれくらいの腕前になると対局を全部記憶できるようになるんでしょう?
今回の話で、緒方さんにsaiとヒカルのつながりを思わせる証拠をさらに与えたわけで。…当事者のアキラを別にすれば、佐為に関する情報を一番握っているのは緒方さんなんですよ。今までにも伏線もたくさんあったし。だから佐為の存在が明かになるキーキャラは緒方さんだと思いこんでたんですが、緒方さんは越常現象に理解がないようですし、「カン」が優れている名人の方が先に正解にたどり着きそうですよね。予告には「塔矢名人の意外な返事にヒカル&佐為驚愕」となっていますが、まさかその返事が「…でその知りあいというのは後ろに立ってる烏帽子の彼かね?」ということはさすがにないだろうけど…死線をさまよったおかげで佐為が見えるようになった、というのは安直だろうし。でも、名人がヒカルの中の別の存在に気がついていることを匂わせるような発言はあるのかもしれません。
で、佐為と名人の対局は実現するでしょうが、ネット碁で行うとしたら次の日の日曜日になるかな? 名人がネット碁をするのは退院するまでの五日間だけですし、ヒカルも平日は学校があるものね。こんなに直後ではパソコン購入は間に合わないでしょうから、ネットカフェあたりからのアクセスですかね。で、名人と佐為の対局が実現したとして、その結果は…ここで佐為が勝つと話が終わりそうですし、かといって、対等の対局において現代に蘇ってから無敗を誇る佐為に瑕をつけるというのもなんですし。白熱した勝負が中盤で中断せざるをえない状態になるというのはどうでしょう? たとえば名人が対局中に容態が悪化するとか、ヒカルがネット碁を打ってるところを知りあいに見つかってしまうとか。それに名人と佐為の対局も、ふたりの間の問題では済まないでしょうね。なんらかの波及効果がありそうです。ネットのオープンな環境では誰がみてるかわからないですし…和谷くんがみてるとか、もしくは一柳棋聖(和谷くんがネット碁でのされた相手です)がみてるとか、そういう展開になるとおもしろいんだけどなあ。
あと、十段戦の行方。5番勝負で緒方さんが2勝1敗であり、名人の体調不安もあって名人が防衛できるかどうかは微妙な線かと。でもこういう形で緒方さんがタイトルとってももうひとつ嬉しくないしなあ。がんばって名人に防衛してもらいたいもです。
今週はイチオシの緒方さんをたくさん見れて幸せです。ベストショットは「初耳だな」の横顔。くー、カッコいいっ!! 緒方さん、市河さんに対してはなにげなくざっくばらんな口調になってるのが気になりますが…年下の親しい相手だからってことなのかな。まあどっちにしても市河さんが好きなのはアキラですもんねぇ。


【バキ!!】 01/03/03

そういえば十二国記といえば、4月に講談社文庫からでるというのをおむらよしえさんのサイトでみたんだっけ。その一か月あとにホワイトハートですか。私は我慢できないからもちろん講談社文庫のを買いますが、山田さんの挿絵もほしいからホワイトハートのも買っちゃいそうだなあ。

今日はマンガ喫茶で「バキ」を全巻(あわせて50冊ほど)読破。格闘技マンガです。うわー、おもしろ〜。熱いというか濃いというか。あまりの設定のすごさと強烈な展開ゆえにバカマンガとも言えますが。でも作者が格闘技を実際にやってる人だけあって、「肉体感覚」が伝わってくるんです。設定や展開はバカだけど、そういう意味ではとてもリアルで。読んでて「痛〜」って感じられる、格闘技マンガ。こういうのを読んじゃうと今のジャンプのヌルすぎる戦闘マンガ(不殺な主人公多すぎ…)なんて読んでられないですね。レベルが違いすぎる。
方向性としては、「魁!!男塾」をもっとリアルに、もつとイッちゃったようにした感じ。あまりの突き抜けっぷりがおかしすぎて、何度笑いそうになったことか。でも「男塾」の場合は作者がそのあたり分かってて笑えるネタにしたようなところがありましたが、「バキ」の場合は作者はマジでやってるような感じがします。…真性なんでしょうか、やっぱり。
あまりに濃すぎるので万人にオススメできる作品ではないですが、熱い少年マンガが読みたい人にはいいかと。
…それにしても、平手打ちをしたところでつい勇次郎×天内に少し萌えてしまうあたり、私って腐ってます…
キャラでいえば、独歩や剛気といったジジイが結構お気に入りだったり。勇次郎のあの強烈なキャラの濃さもいいですなあ。それに比べて主人公ってイマイチ魅力がなあと思ってファンサイトをちょっと見てみたらやはり人気ないみたいですね。ほう、人気が一番あるのは花山薫ですか? ああ、なんか分かる気がする。もっとも少年マンガの主人公ってどうしてもいい子ちゃんになりがちだからキャラとしての魅力は脇役に負けてしまうこともよくありますもんねぇ。

あと、本屋で「ドリーム職人1」ゲット。こういう気の抜けた笑いもそれはそれで楽しいですなあ。あと「少女少年」(やぶうち優 小学館)もつい買ってしまいました。男の子が女装して少女アイドルとしてデビューするという設定についつられて…しかもそんな倒錯的なマンガが載ったのが「小学6年生」という媒体だったのにはびっくりでした。…いいんかい、それって!! 実際に読んだところ、まあわりとフツーの少女マンガって感じで。絵もいかにも少女マンガなかわいらしい絵で、悪くはないマンガでした。
でも考えてみたら、私が小学生だった頃に流行ってたマンガ「姫子」シリーズでは、姫子が男装して少年アイドルとして芸能界で活躍するエピソードがあったなあ。女の子が男装するのはそれほど変には思わないのに、逆だと倒錯的に思えるのはなぜでしょう。ちなみに「少女少年」は女の子には好評で男には不評だったそうです。まあなんかそれはわかる気がする。女の子って、かわいい男の子を女装させるのって好きだもんねぇ。あれはお人形遊びの延長的な感覚なのかも。それに普段は着飾らない男の子を変身させるからこそ愉快なのであるわけで。(かわいい女の子は普段からかわいくしてるからさほど落差はないんだな)


【十二国記】 01/03/02

トロメール、ネスケ6だとあっさり登録できました。IEは最新版なのになぜかエラーが出てダメだったになあ。不思議だ。でもトロの喋ることって、あのドットアニメがないとただの電波な厨房からのメールのように思えてしまう……いっそのことHTMLメールで、トロのしぐさのgifアニメ付きとかの方がよかったんじゃないかなあ。

ホワイトハートの新刊を買ったんですが、5月の新刊予定に「十二国記」シリーズが載っていますっ!! 前作からどれだけ待ったことか…やっと載のお話ですよね? でも延期だってありえるし、あまり期待しないで待つことにします。予定どおり出てくれるのが一番ですけどね。あと、ホワイトハート10周年企画ということでプレゼントをやってるんですが、「ホワイトハート・スペシャルアンソロジー集」はほしいなあ。私の好きな作家だと小野さんとか駒崎優さんとかもラインナップされてるし。これって何通だしてもOKなんでしょうか?

「ヒカルの碁」11巻購入。今回の表紙は桜の木の上の佐為とヒカル。ヒカルの服の配色が強烈ではありますが、小畑先生、質感の出し方とかさすがうまいです。華やかな表紙になりました。背表紙は越智くん。今回収録されたのは88局から96局でプロ試験終盤からその結末まで。話は全部知っていますが、こうやってまとめて読むとさらに面白いですね。なんとも緊張感の溢れる展開でした。ジャンプでも毎週「どうなるんだ〜」とハラハラしながら読んだものです。今でも毎週ほったさんに振り回されてるのはかわらないですが。
今回も書き下ろしの「ネームの日々」がたくさんあったし、おもしろかった。ほったさんってなんだかかわいげのある人ですよね。あんな容赦ない豪胆な展開の話を書く人とは思えないなあ。

マンガといえば、「魁!!クロマティ高校」の野中英次の他の作品、「課長バカ一代」とか「ドリーム職人」とか買いあさってしまいました。いいよぉ。あの気の抜けた感じがなんとも。ただ「ドリーム職人」の1巻だけがないんだよねぇ。増刷してくれないかなあ。

ヤフーオークションの有料化、月額280円に。税込みで300円以下ということですな。頻繁に利用している人にとっては悪くない金額でしょうが、私は数か月に一度使う程度だからなあ。これを機会に出品も激減しそう。みんな無料のexciteオークションに流れるんだろうか?

今後の日記のネタ追加。「ファンサイトに【言論の自由】はあるのか?」「著作権2次利用ガイドライン」いつになったらかけるかわかんないけど。


【トロメール】 01/03/01

トロメールの登録(無料)が全然できないんですけども〜。

ダンナが仕事で日曜の夜まで帰ってこないの。一人暮らしが長かったせいで、結婚するまでは「一人が一番気楽でいいや〜」と思ってたんだけど…誰かと一緒にいることに慣れちゃったのかな。寂しいの…

今回は処置が早かったせいもあって、右手は結構よくなってきました。でも完全復活まで無理はしないようにしないと。カゼはまだまだ引きずってます。


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