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「黄葉」狩りへ

2010年11月22日


0. はじめに

とりあえずは、2010年11月21日分の雑感をそのまま引用。

11月21日 赤がないと締まらない
 今年は紅葉(こうよう)の当たり年なんだそうだ。気象の関係でここ5年で最も美しいと言われている。そのあたりの事情を知りつつ
紅葉狩りに出かけた。詳細は近々にアップするとして、見てきてハッキリ分かったのは、所謂カエデの赤色が無いと、全体的に
ぼんやりとしてしまって、あまりキレイという印象を持たないという事。「もみじ」という言葉には元々「木の葉が赤や黄色に
色づくこと」という意味があり、漢字では「紅葉」と書かれる事が多いという点(「黄葉」でも「もみじ」と読んでいい)、
紅くなるカエデをその代表として「もみじ」と呼ぶ点を考えても分かるが、日本人は古来から、紅く色づくのを好むらしいのだ。
自分自身が日本人なので、どうもその感性が生き残っているせいか、紅葉(こうよう)の名所とされる所を見に行ったのだが、
イマイチ感動が無かったのだ。で、単独で生えているカエデの写真を撮ってみたりもしていた。日本の紅葉(こうよう)は美しい
と言われる理由は、雑木林が多く、1つの森が様々な色のパッチワーク状に染まるからだと言われている。そこに赤がない
というのは致命的であるようだ。紅葉狩りくらい純粋に楽しんだら?という声が聞こえてきそうだが、気にしない事にしよう。

要はこの時の顛末記だ。
行き先はこの後で書くとして、上の文でも書いているように、「もみじ」とは葉の色が変わる事を示しているので、この後では
意地でも「カエデ」と書き続けていく。「もみじ」には「紅葉」と「黄葉」という字があるが、書いてあるとおり、
カエデがあまりなかったので「黄色狩り」で「もみじがり」としてみた。ちなみに「紅葉」も「黄葉」も「こうよう」
という読みで辞書に載っている。これも今回は基本的に「黄葉」でいく。
だってカエデがほとんど無いんだもん・・・。


1. 今回の行き先

今回行ったのは茨城県の「袋田の滝」。日本三名瀑の1つであり、地元の観光案内のWebページによると、
西行法師が訪れた際、「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない」と絶賛したとも言われているとか。

そしてもう1カ所が袋田の滝からほど近い場所にある「竜神大吊橋」。歩行者専用の橋としては本州一の長さ。
ダム湖の上に架かり、高さは約100 mある。かつては日本最長だったのだが、大分に「九重“夢”大吊橋」ができて
抜かれてしまったという歴史を持つ。ちょうど「竜神峡紅葉まつり」(原文ママなので黄葉ではなく紅葉)の最中
という事で、行ってきた。因に、この橋は、袋田の滝とは違い、新緑の頃と紅葉の頃の2回行けば十分と揶揄されている
(一応紅葉まつりに合わせて「紅葉」)。

実は、9月の末頃にも一度訪れている。何故だったかは忘れたが、何となく行って、雨に降られてコンデジでこそこそと
写真を撮ってきたのだ。で、いつかリベンジしたいと思っていて、せっかくだからとこの時期を選んだのだ。密かに
色づきの情報をチェックしながら。


2. 袋田の滝

例によって夜中に出発して暗いうちに現地到着。滝から1キロちょっと離れた所にある、町営の無料駐車場に駐車して
7時半頃に活動開始。徒歩で滝を目指す。
実際には滝の近くにも駐車場があるが、多くは民営で、「お土産やを利用してくれたらタダ」とかそんな感じ。
私は利用予定がないので、少し離れた無料駐車場で。


駐車場から見えたよく分からない山。
いい感じで色づいているが、まだまだ太陽が低いのが
何となく分かるかと。

途中の歩道にはところどころにこういう物が埋め込まれている。
滝がすっかり観光地化されている事が分かるだろう。
まぁ日本三名瀑の1つだもんな。

道ばたにあった、看板。
「赤い恋人」って明らかにアイツを意識しているとしか
思えないネーミング。

滝の近くの土産物屋で売られていたもの。
「ギャラクシーX」という名前の水鉄砲。450円也。
一緒に500円のマジックハンドも吊られていた。

袋田の滝はWebサイトを見ると営業時間が表示されているが、基本的には24時間、好きに見れる。
ただし、それは滝の中腹付近から間近に見れる第1観瀑台までの話。ここ数年で整備された
第2観瀑台へ行く為のエレベーターが動く時間が営業時間であり、それに合わせて観瀑台へ行く為の
トンネルの利用料が発生する。

しかし、営業時間前にトンネルに入り、エレベーターの前で並んで待っている事は差し支えないのだ!
キチンと警備員に確認したので間違いない。

なんだろう、この商売っ気の無さは。
ちょっと安心してしまう。



第1観瀑台から見ると滝はこんな感じ。
周りも写るように魚眼で撮影してみたが、
黄葉っぷりが何となく分かって貰えると思う。

約2ヶ月前に撮った第1観瀑台からの滝。
これはコンデジ。広角側を広めに設計されているコンデジでも
これくらいが精一杯。それでもコンデジを持っている人ばかり。
どんな写真を撮っていたんだろう・・・。

第2観瀑台からの滝。これも2ヶ月前のもの。
上から全景を眺める感じになる。 何故今回の物がないかは後ほど。

もうすこし滝に滞在します。


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