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「黄葉」狩りへ

2010年11月22日


3. 逆光は勝利?

写真にそれほど詳しくない人は「何を言っているんだ?」という感じかもしれないが、
逆光は勝利なのだ。

一般的には真っ暗に写ってしまうという認識があるかもしれないが、レフ板かそれに替わる物があれば
驚くほどきれいな写真が撮れる。完全な逆光は無理でも、逆光気味くらいにしても結構いける。
逆光でフラッシュを焚くという手もある。とにかく、逆光は形がキレイに浮き出て、上手く使えば
いい写真が撮れるのだ。だからこそ逆光は勝利なのだ。


特にカエデを逆光で撮るのはお勧め。
太陽光が直接レンズに入ると厳しいので
何枚も撮る事になるけど、10枚撮って
1枚成功でもいいのだ!

今回、第2観瀑台からの滝が無い理由がこれ。
逆光が強すぎて滝が写らなかった。
レンズフレアがキレイとか言っても仕方ない。

いくら逆光が勝利と言っても、限界はある。さすがに強すぎると負けてしまう。
画角を狭めにする為に、魚眼ではない普通のレンズを使ってもこんな有様だった。

それでも第2観瀑台には人が集まる。相当気合いの入ったカメラを持った人まで集まる。
それはある場所から撮れる写真に理由がありそうだった。

デッキの角に人が集中。そこだけ妙に殺伐とした空気になっている。
その角の部分が最高のポイント。そして、光が滝の方(右側)の低い位置から
差し込んできているのが分かっていただけるだろうか?

勿論、そこから撮ってきましたよ。
で、そこから撮れる写真がこれだ!



勿論、逆光。でも、カエデは逆光で撮るとキレイなので、問題ない。

見事に赤く色づいたカエデ越しに滝が見えるのだ。
この滝の近辺では立派なカエデはこれ1本しかない。
これを撮る為に多くの人が集まっているっぽい。

ここに来てやっと紅葉狩りっぽくなった。



やっぱりアングルを間違えると失敗写真が出来上がる。
こんな風に光が直接入ると失敗。

日当りの悪い所には色づきの悪い、細いカエデの木もあった。
それを手前に入れて滝を撮ってみたが
やはり見栄えはしない・・・。

袋田の滝は観瀑台から滝を見ると東側なので、朝に撮りに行くと逆光になる。
おそらく、その場にいた多くの人が「滝の向きを変えてくれ」と思った事だろう。

だからって午後から見に行くと、第2観瀑台行きのエレベーターに乗る為に長い列に並ばないと
いけなくなる。10時前で100 m以上の行列になっていた。 客の回転は比較的いいものの、
1時間待って見るのは5分という事にもなりかねない。写真の順番待ちとなると目も当てられない。

結局はどっちもどっちだ。

さぁ、次の場所に移動だ!


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