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【覚悟。】 99/7/8

ここの日記の7/4分で、ホームページ安全講座のことがとりあげられてまして。…皮肉、かな?私にとっては読んでて気持ちのよい文章でなかったのは確かですが。内容じゃなくて、表現の仕方がね。
でも別にかかれたことについて文句をつけるつもりはないです。ホームページとして不特定の人相手に公開する以上、あれこれ言われるのは仕方ないことだと思ってるし。
ただ、私自身は自分の書いたことを「これが唯一の正しいことだ」とは思ってないし、「人間が人間を管理できる」という考えでもないんだけどな。
実際、「覚悟さえあれば何をやってもいい」と思ってたりしますから。ちなみにこの覚悟とは、逮捕、民事訴訟、罵倒メール、その他モロモロのことがあっても人に責任転嫁せず、全部自分で受け止めるということでしょうか。ちなみに「覚悟がある」中に、無料ホームページに匿名でアップして自分の身の安全を守ることは含みません。こういう、暗闇に身を隠して石を投げるようなことは、単に「卑怯」じゃないかと。
でもね、普通の人はどんな犠牲を払ってでも「言いたい」ことって特にないと思うんですよ。人に迷惑をかけたり嫌われたり怒鳴られたりは嫌で、楽しいことだけネットで味わいたい……そういう人のために、「こうすればトラブルになる可能性が減りますよ」と伝えるために作ったページだし、そこに書いてあることは方法のひとつにすぎないんだから。
私も99%のことについては、それだけの「覚悟」がないんで、日記に書く時とかはなるべくトラブルにならないような表現方法をとってます。もしくは書かなかったり。人を不愉快にしてまで、「嫌いなもの」について書きたくないもん。好きなものの話をしてる方が楽しいし。
それでも過去に一度だけ、完全にリミッターが外れちゃって、思いを炸裂させたことがありまして。もう2年ほど前になるかなあ。あの時は私のネット生命というか、それまで培ってきた様々なものをすべて捨ててでも、どうしても言いたいことがあったから。……まあ色々とあったけど、結果的には自分の中に溜めて我慢しないで、言ってよかったなと思います。このあたりの話は、またコラムにするつもりなんですけどね。

こういう考えを持って安全講座も書いたんですが、その考えをあからさまにしないようにしてたからわかりにくかったかもしれないけど。やっぱりHOWTOのページで「覚悟があってたら何もやってもいい」と書くのもなんだかなー、って思いまして。中途半端にしか理解していない人に、変な誤解をさせちゃうとまずいしね。
でもまあ、これを頭のすみにいれてページを読み直してもらったら、そういう考えが基本にあることがわかってもらえると思います。

論語でしたっけ?「思いて学ばざれば即ち暗く、学びて思わざれば即ち危うし」…高校の時に暗記したことを無理矢理頭の中からひっぱり出したから間違ってるかも。
「インターネットで危険を避けるための最低限の知識」に書いてある「大切なのは、知識を持つことと、自分で考えること」が実は一番伝えたいこと。自戒、でもあります。

(付記:この件については、作成者の意図が私のサイトへの非難ではなかったことを後日知り、納得しました。)


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