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【ヒカルの碁 第126局「佐為をたずねて」】 01/07/30

第126局「佐為をたずねて」。新幹線で広島に向ったヒカルと河合。広島県尾道からバスで因島に向かい、本因坊秀策ゆかりの地である「石切神社・秀作記念館」「竹原の宝泉寺」などを訪ねてゆく。河合は興味深く秀策の話を聞いてるが、ヒカルは気がせいて落ちつきなくあちこちにいって佐為を探し回っていた。佐為がみつからなくて焦れたヒカルは「もういいっ オマエなんか帰ってこなくたって」とスネる。それでヒカルは東京に戻ろうかとしたが、時間はすでに遅くそれから帰ったとしても深夜になるような時間。河合は一泊して、もう二ヶ所ほど秀策ゆかりの地を回るつもりで、それを聞いたヒカルも河合にお金を借りてもう一泊することにして、自宅に電話をする。遅くまで帰ってこないばかりかなぜか広島にいる息子をヒカルの両親は心配し、「誘拐された?」と誤解をしてしまうほどに。これに怒った河合さんが電話に出てあれこれ事情を説明したせいか、なんとか誤解は解けた。
そして次の日。朝から二か所の秀策ゆかりの場所「糸崎八幡宮」「慈観寺」を回るが、佐為はいない。落ち込み気味のヒカルをお好み焼き屋に残して、河合は近くの碁会所に一局やりにいった。因島にいないならば、佐為は東京にいるに違いない。もう一度東京を探そう、と決意するヒカルだった。ヒカルは今回の不意の旅行で貯金がなくなったことを少し悔やんでいたが、佐為を連れてまた来よう、そうしたら佐為は喜ぶぞ…とそのときのことを想像して、ヒカルの顔はほころぶ。
さっさと東京に戻るつもりで、碁会所に河合を迎えにいったヒカルを迎えたのは「冗談じゃねェや! なんだよ5万円ってのは!」という河合の怒鳴り声だった。


今回は観光ツアー的な要素が大きかったので話はほとんど動いてなかったんですが。もうなんだかじっとしてられないヒカルの気持ちがよく伝わってきてます。でもヒカルって、佐為と会えないとは微塵も思ってないんですよね。「いつかいっしょにもう一回こっちへ来よう」のときのヒカルの顔になぜか胸が締め付けられるような気がしました。だって、ヒカルはもう二度と佐為と会えないかもしれないことを知らないのだから。…いや、ヒカルがあくまでも前向きに進むことで佐為を捕まえることが、ひょっとしたらできるのかもしれない。捕まえてほしい。

それにしてもヒカル、学校欠席しちゃったねぇ…すでにお金を稼いでいる社会人であっても、まだ中学生なんだし、もっと早く親に連絡をしなきゃ。あの年頃の子どもは、親の心配なんて全然気にしないものではありますが。

今回は一体どういう意味を持つエピソードなのかわかりづらいのですが、最後の「5万円」がなんかキーワードになるんでしょうか? あのもっさりとした男の後ろ姿は今まででてきたキャラの誰とも違うようだし。一瞬椿さん?かと思いましたが、それにしてはヒゲないしねぇ。
5万円って、「賭け碁」「席料」「指導碁料金」…どれにしてもあまりにも値段が違いすぎるし。なんでしょうか。ヒカルが悪いやつをやっつける、というだけの展開にほったさんがするとは思えないし。

次週予告は「一刻も早く帰りたいヒカルがとった行動とは!?」「帰郷を急ぐヒカルに思いもよらない障害が!?」
さて、来週はポスターがついてきます。また「ヒカルの碁」の重大発表があるそうです。前から噂のあった、アレとアレが正式発表かな? 楽しみ。
コミックス13巻は8月3日発売。表紙は佐為です。
8月16日発売の「赤マルジャンプ」にもポスターが付くそうです。(ジャンプに付くのと続き絵となってる模様)それとほったゆみさんの中国取材を特集も。…中国ですか。今までの取材→本編に登場のインターバルから考えると、1年後位に国際棋戦の話になるのでしょうか。


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