ネットワークコミュニケーションに関するコラム |
【アクセス解析】(1999/8/10) 今回は「安全」とかにはそれほど関係のない話ですが。 アクセス解析、ってご存知ですか? 普通はSSIやCGIを利用して、WEBページへのアクセス情報を得ます。このアクセス情報でわかるのは、リモートホスト、IPアドレス、リンク元URL、OSやブラウザの種類…などですが、この情報からどういうことがわかるかは、詳しくは【ネットサーフィンや掲示板/チャットへの書込みで、どんな個人情報が知られるか?】をみてください。 ……まあこれでわかるのは、大した情報ではありませんが、まとまるとどういうページが人気があるとか、いつ頃アクセスがあるとか、どのページをみてきてくれる人が多いのか、ブックマークをつけて見にきてくれてる人はどの程度いるのかというのがわかります。 自前でアクセス解析をするのには、CGIやSSIの知識とそれが設置できるサーバーが必要です。詳しいことは、CGIについて解説したページや、フリーのスクリプトのページに載っています。 とりあえず代表的なところとして、ネットサーフレスキュー[Web裏技]をあげてときます。 そういうことに詳しくない素人さんのためには、カウンターなどを利用した、無料でのアクセス解析サービスも結構ありますよ。探してみてください。 私が利用しているのは、ウルトラランキングです。これはJava Scriptを利用したアクセス解析ですが、これの便利なのは「リンク元URL」もわかることですね。 どういうページで、どういう紹介のされ方をしたのかよくわかります。 思ってもみなかったところでほめてもらったりすると嬉しいし、どういうとこからリンクしてもらうとアクセス向上になるかわかるという便利なこともある反面、リンクして悪口言われてる場合もわかってしまうわけですね。知らなくてもいいことを知ってしまうのは楽しいことではありませんが。 あと、一時期利用していたのは、FreakのJava Scriptです。ここのはアクセスログをメールで送付してくれます。 これの嬉しいところは、設置が簡単で、CGIが使えないページでも利用できること、一人ずつの動向が届くので「どういう順番でページを見た」とか「ページをどのくらい時間をかけてみてくれた」とかがよくわかるところです。 ただ、問題はJavaを起動させるためにページを表示するまでに時間がかかること(特にNetscapeの場合はJava起動までにかなりの時間がかかります)、いちいちメールで届くためにアクセス数が多いページだと大量のメールが届いてうっとおしい、ということでしょうか。 ただ、アクセス解析はやっておいた方がいいですよ。 少なくとも、自分がどういうサイトからリンクされているかは知っておいた方がいいと思います。 不本意なページからリンクされていたとしても、向こうにメールを出して「リンクを外してください」というくらいしか手はないですが…でもそれをやってもまず効果ないでしょうけどね。 特定のURLよりのアクセスを制限するという手もあります…が私はこういうことには詳しくないんで、CGI関係のページで調べるなり、訊ねるなりしてください。 でも、そのリンクのせいで不愉快なメールが届くようになる場合には、原因がわかった方がいいと思うので。 (たとえば、女性が作成したページへの嫌がらせ目的で設置されてるリンク集とかも存在するので。) もっとも、そういうページでは逆リンクで解析されるのを嫌がって、リンクではなくURLをそのまま載せてるだけのところもありますけどね。こうなると探すのは無理ですが。 …逆にいうと、こっちからリンクしたのは相手から辿られるのは覚悟しておいた方がいいでしょうね。 このページについての、ご意見は麻弥まで。 このページへのリンクは自由です。事後連絡も必要ありません。 このページの内容の二次使用を行いたい場合は、メールでご連絡をください。 |