目次へ


  引用とリンクの仕方。


著作権に関することはあとで書きますが、相手の文章をそのまま自分の文章のように利用するのは問題となります。著作権は、作成した人ある権利で、他の人が勝手には利用できません。
ただ、批評のための「引用」は正当な権利として認められています。
その場合は、「カギカッコで括る」「段落分けをする」などしてその引用部分がどこまでかはっきりさせること、また引用元の明記が必要です。本なら書名と出版元と著作者を書きます。その上、引用部分が従、自分の意見の方が主となる必要があります。
Webであれば、他の人のページの発言を引用したければ、その方のページにリンクを張る必要があります。(ただ、ページによっては直接リンクを断わっている場合があるので、そのあたりは確認した方がいいかもしれません。)
逆にいうと、自分の発言が引用される可能性は覚えておいた方がいいと思います。

そしてリンクについてです。無断リンクの是非については色々な意見があります。「インターネットはリンクフリーが原則である」という意見もあれば、「無断リンクは失礼だ」という意見もあります。法的にはまっとうなリンクを規制する法律はありません。だからといって無断でリンクを行うと、トラブルになる可能性はあります。トラブルにならないためには、相手の流儀に従った方がいいでしょう。相手のページの中に、「リンクフリー」や「無断リンク禁止」など、リンクに関することが載っている場合がありますので、書いてある場合はそれに従いましょう。リンクに関しては、トップページの一番下や、リンクのページ、「このページについて」などのページに書かれていることが多いようです。何も書いてない場合は、事前にメールで問い合せをした方が無難です。
リンクフリーであっても、相手にリンクの連絡をした方が、相手からもリンクしてもらえる可能性が高いです。ただ、相互リンクは義務ではありませんので、相互リンクを押し付けるような形にはしない方がよいでしょう。
リンクのお願いを出す場合は、自分のページの簡単な説明とURLを明記しておいた方がいいと思います。

 もし、リンクのお願いメールを書く場合には、以下のことをすべて書いておくとよいです。
・リンクしたい相手のページのURL(複数のページを持っている人の場合は、どのぺージへのリンクがわからないと困りますので)。
・自分のホームページのトップページのURLと簡単な説明
・自分のどのページのURLからリンクをするか

リンクしてからメールを出すか、承諾を得てからリンクするかは相手の流儀にあわせるのが一番ですが、個人的にありがたかったのは「リンクしました。問題があれば連絡をください」のタイプです。許諾メールが届いても、ホームページの更新だけで手いっぱいで、返事を書く暇さえなかったときもありました。
たくさんの許諾メールが届いていることが予想されるページなどでは、そういった方法をとるのも有効かもしれません。

リンクをする場合は、相手のページと自分のページをちゃんと区別つけるようにしておいた方がいいです。
自分のページのコーナーかわからないような形でリンクをするのは問題です。
まして、自分のページのフレームの中に表示するのは、大問題です。
フレームの外に表示するためには、
<A HREF="http://www.pluto.dti.ne.jp/~mayaf/books/" TARGET="_top"></A>
のように「TARGET="_top"」を入れるか、
<A HREF="http://www.pluto.dti.ne.jp/~mayaf/books/" TARGET="_blank"></A>
のように「TARGET="_blank"」を入れるといいです。(こちらは新しくブラウザを開きます)

リンクをする場所は、移動などでリンク切れの可能性が少なくなるため、トップページにリンクをするのがいいでしょう。また、「最初のページからちゃんと読んでほしい」と思っている人が多いのではないでしょうか。
個人的には「どこのページにリンクしてもOK」と書いている場合を除き、途中のページにリンクする場合は必ず、トップページにもリンクするようにしています。「トップページのみリンクOK」と明示してある場合は、トップページのみにリンクをして、自分のページの中に「●●のページの△△というコーナーに…」といったように、目的のページへの行き方を説明する文章をつけます。

自分のページへのリンクについて、希望があるなら「リンクフリーです」「事前に連絡をください」「無断リンク禁止」などとトップページに明記しておいた方がいいです。
ちなみに私は「ホームページ安全講座」には「リンクフリーです。事後連絡も必要ありません」と書いてますが、他のページでは「リンクフリーですが、後でメールで連絡してくださると嬉しいです」という形にしてます。
それらのリンク注意は、できれば全部のページにしておいた方がいいかもしれません。検索サイトからやってきて途中のページから読む人も多いのです。

とはいえ、「無断リンク禁止」をうたっていても、法的な拘束力というのはありません。せいぜいメールで無断リンクをした相手に「やめてください」というメールを出すくらいです。ホームページを開設して公開する以上は、どこからかリンクされてしまうというのはある程度覚悟しておくべきでしょう。

なお、どこからかリンクされているかは、「アクセス解析」などで調べることができます。CGIやSSIが使える場合は、それらを利用するといいでしょう。詳しいことは、ネットサーフレスキュー[Web裏技]などに載っています。

また、CGIやSSIを使えない場合は、アクセス解析をしてくれるサービスを利用するとよいです。ウルトラランキングはJava Scriptを利用したアクセス解析サービスで、リンク元URLもわかるので便利です。料金は無料です。

リンク元URLは、アクセス解析によってたどれますので、相手に連絡していなくても、誰にリンクされたかわかる場合があります。わからないだろうなどと思って、リンクをした相手ページの悪口を書いたりしないようにしましょう。

(1999/1/4)

目次へ / 前へ / 次へ

 このページについての、ご意見は麻弥まで。
 このページへのリンクは自由です。事後連絡も必要ありません。
 このページの内容の二次使用を行いたい場合は、メールでご連絡をください。