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【「知」と「情」】 01/06/14

今日は珍しく朝から更新。早くに目が覚めたのと、ありさとさんの日記にかなり刺激を受けたので。なるほど!!と目からウロコでした。
それで「リンクについてのアンケート」結果感想に追記。以下、転載。
このあたりの感覚の違いについては、ありさとさんの6/13の日記に示唆にとんだ記述があります。Webでの活動は「資料(リソース)」あるいは「道具(ツール)」の一種である職人的な人たちと、「作品」だという芸術家的な人たちがいて、前者にとっては資料や道具であるから使われて(リンクされて)ナンボ、後者にとっては「子供」みたいなものだから批判されると人格が傷ついてしまう人たちも一部にはいる。
これに私が付け加えるならば、その人の中の「知識」から作ったものと、「感情」から生まれたもので、作者と作品の距離が違ってくるのではないでしょうか。やはり前者より後者の場合の方が、「できあがったものと自分の人格とを分けて考えられない」人たちの割合が大きくなりそうな気がします。それが「自分のサイト」=「おうちみたいなもの」という感覚に繋がるのではないでしょうか。
「知識」からできたサイトはリンクについてもドライな感覚に、「感情」から生まれたサイトはリンクについてもウェットな感覚になりやすい傾向があるような気がします。

それの延長で、書いた内容について批判をされたら「傷つきました。ひどいです。」という人もいれば、それをみて「あなたの表現したものを批判したのであって、あなたの人格を否定しているわけじゃない」とうんざりする人がいるというギャップが生まれるのかも。 もちろん、「知」のサイトでも作品と自分の人格を切り離して考えられない人もいえば、「情」のサイトでも分けて考えることができる人もいるのでひと括りにするのは危険だけども。作った人の「覚悟」の度合いによっても変わるだろうし。
私の場合は、両方の部分があります。今まで作ったサイトを分けると、
「知」の属性:「みーはー倶楽部」「ホームページ安全講座」「Books by 麻弥」「カードワースのススメ」
「情」の属性:「2.5.7.」(光GENJIファンサイト)「Spirit of Love」(淳くんのファンサイト)
日記については、「知」:「情」=7:3くらいかしら。光GENJIや淳くんのサイトを批判されたら傷ついちゃいそうだなあ。あそこに書いてあることは私にとって魂の叫びというか、ある意味私の外部人格ですから。でも同じコミュニティ以外で話題にされたことすらないからいいけれども。「知」の属性のサイトについては、批判されてもわりと平気ですね。まあちょっとムカつくこともありますが。日記についていえば、その回によって批判の受けとめ方はかわります。でも私の中では「傷つきました」と感情をムキだしにするのは「みっともないこと」に分類されるので、気持ちが煮えくりかえっていてもオモテには出しませんけどね。かといって嘘は書きたくないので、その場合はそのあたりだけを「書かない」という選択をとることが多いです。

メールで教えてもらったサイト。真・技術系メーリングリストFAQ。この場合の技術系というのはソフトウァア/プログラム関係を想定しているようです。言ってることはもっともだったりしますが、なんせ毒が強すぎる。貶めるために書いてるようにしか思えない。私も「みーはー倶楽部」をやってた頃は礼儀のなってない、「初心者」という免罪符(だと本人は思っている)を下げた人たちへの対応で神経がすり減らされたものですが、今となってはもうすこし相手の気持ちを思いやった対応をしてやればよかったかなあ、と少し後悔しています。振り返ってみれば自分も最初の頃は「困ったちゃん」じゃなかったとは言えないんですよ。色んなことに少しずつ気づいて、少しはまともになったかな…という感じですから。それを考えると、今の初心者を一概に責められません。だからといって甘やかすのは違うと思いますが、相手をヘコますよりもうまく誘導してあげれるようになりたいなあ…その方がガツンとやるよりも手間もかかるし、精神的な負担も大きいけれども。でも、「情けは人のためならず」というし。まわりまわって、いつかは自分のプラスになるでしょう。


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