たった今も、すっきりと澄み渡った青空の広がる東京の下での物語です。
ある団地に住むR子さんは、朝目覚めてすぐに青空を見上げ 『台風が去って、気持ちよく晴れている〜!』と、嬉しくなって、夕べ使った二本の傘を干しました。
家事をちょこっとしながら『まだ、相当の風があるなあ〜』と気が付いたR子が、仕舞おうとひょいと見ると、傘は二本とも無かった! 傘は、ミゴトに5階下の自転車置き場に落下しておりました。
それにしても、階下に人気がない時で、よかった! R子さん・気をつけてくださいよ!・・コレはホント!!
早速拾いに行った傘、一本だけ無事で、R子の傘はメチャクチャ。 たたむ事も出来ない程に、何本もの骨が曲がってる。
グニャリと曲がった骨を伸ばそうとしたら、どれもこれも、ポキン・ポキンと、折れた。
ほんとに、ウソのように簡単に折れちゃった。
あまりにもあっけらかんと骨の折れた傘を見ながら R子は 『これこそ、正真正銘の・骨おり損だわい!』とつぶやいた。
ふふ。 その後、大きな声で何時までも笑っておりました、・・・トサ。
・・・・コレ正真正銘の、本日 お粗末。 あはは。
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