エッセイと言うか、作文と言うのか、思いついた時に。


2005/06/06(Mon)  朝シャン
タレント業界には【手タレさん】と呼ばれる方が居られるのは 識っていた。
お手入れの行き届いた その美しい手と指に見とれ 羨ましく思いもした。
だがこれまでのわたしはゴム手袋の あの感触が好きになれなかったので
ヘアマニキュアをする時以外は 殆ど使った事がなかった。
へにゃへにゃした弱い爪が破けてしまうのを防ぐために
長年苦心して コート剤やマニキュアを塗っていた。

それと感触だけでなく 心のどこかに 主婦代理をしていた少女時代に
近所の小母チャンたちに仕込まれた
『ご不浄の掃除にゴム手袋使う様な【横着な不精者】になっちゃダメだよ』の精神が生きていたのかもしれない。
( ゴム手袋をして家事をするなんて〜!という 年寄りじみた感覚の偏見も確かにあった。ご不浄=トイレって知らない人も居るンだろうなぁ。あはは。)
 
そんな訳で使わず嫌いだった(?)手袋の効用を
急に思いついた朝シャンで 大発見(?!)
シャンプー剤を使うほんの一瞬間だけ使った 一枚の手袋の効果は偉大!
こんな簡単な方法で爪の健康を守れるなんて・・・!と驚き
自分の無知さ加減に呆れている。
(こんな簡単なコトに 何故 何十年も気が付かなかったの?! と 奇妙〜な感じ方で 感心しているんです。アハハ)

雑誌などで その美しい手を守るためのお手入れ方法を読んで
手足の荒れが酷い冬場には そのお手入れ方をマネをして
手もカカトも 冬場でもガサつかせずに済ませてきた。
(お見せするチャンスがないのは残念ながら マネのお陰で 足裏は結構キレイよ。うふふ。)

また社交ダンスでは 7センチものヒールを履いている上に
先生からの指示を受けて 足指で床をつかむ感覚で 踊ることを 意識しているため
自然に 足裏には気をつけていたのに 爪には・・・優しさが欠けていた!
仕入れた知恵は生活に生かしてこそ 雑誌を読んだ意義もあろうと言うもの。

【学ぶという事は、その事を知ったコトで自分の中の何かが変わる事】だと言われるが
ゴム手袋の効用は 知っていただけ。
チットモ使わなかったから 知恵とは言えなかった訳ですよね。

雑誌などから学んだ情報を 人並み以上に生かして生活してる自信が
ぺシャンとつぶれた。甘かった!
早速 明日の買い物リストに手袋を加えることにした。
色や素材も多種多様な現在なんだから 昔気質もほどほどにしなくちゃネ。あはは。

     まだまだ発展途上(?!)の  LEIKO



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