エッセイと言うか、作文と言うのか、思いついた時に。


2004/06/09(Wed)  新しいドレス
体調が良い、あるいは心にゆとりのある時の家事は楽しい。
梅雨の晴れ間を見てシーツを洗ったり
窓も磨いておかなくっちゃ〜!なんて必要以上に張り切って
ラジオから流れてくる音楽に乗ってバリバリと働く。

だけど始めたばかりのメールも・・とか
気があちこちに移り、まだ窓ガラスは磨けてないダメ主婦。
それでも昨日は
思い立って、純子先生から頂いたドレスのリフォームに挑戦した。

二ヶ月ほど前に教室で
「想像していたように仕上がらなかったので、着られないかも」と
話しておられるのを聞きつけたわたしが
チャッカリと頂戴した"新品のドレス"を直そうというのです。

着ないで仕舞い込むより、どんなカタチにしても
着てもらう方が嬉しいから、とプレゼントしてくださったので
そこは"元、貧乏劇団員”のわたし
何とかしてこれを着たい、と思ったという訳。

(予算が無いので、衣裳や髪型なども自力でまかなうように躾けられ
それが習い性にとなり、自分の体型に合わせて自己流に直すのは得意技に?)
これまでにも、買ってきたばかりのドレスに鋏を入れ
家族をビックリさせた事もある。

バーゲンで見つけた時に、若い人向きのフォーマルドレスだけど
”大きなリボンを取り外し
ヒラヒラを少なくしたら似合うかも・・・”と思いを決めて買いこみ
ハサミを入れて、直した。

失敗しても諦めのつく値段だったので出来たのだが
これがケッコウ上手くゆき、今でも着ている好きな一着となっている。
とは云え、洋裁が出来る訳ではない。

"立体裁断方式"とでも言えるのかな(?!)
先ず、家族が出掛けたら玄関の鍵を掛けてから、始めるの
鏡の前でどう直すかを考えてピンを打つ。
そ〜っと脱いで、そこを縫う。

そんなふうに、着たり脱いだり、鏡とミシンの間を行ったり来たり
しながら、少しずつ直す。
アハハ。

細くてスマートな純子先生のサイズを、わたし用にしたいと言うのだから
大変なのは分かっていたが、ホント大変だった。
でも、ちゃんと完成。

次なる望みは、
もう少し、ウエスト周りをシェイプしてから
(これが、また大問題ではありますが)
銀色のラメ模様の入ったこの黒いドレスを着て踊る事。
上手に出来たからそのぶんだけ、早く着たい。
あとは、自分の意志に期待!

     『うん』と頷いている LEIKO







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