For All General Music Fans

一般的な音楽ファンのために

　ここでいう「一般的な音楽ファン」というのは、要するに、「今まではヒットチャートに挙がっているミュージシャンや雑誌などに良く取り上げられているミュージシャンの作品を中心に聴いていた人」のことです。
　ある意味では、もっともザッパの音楽に遠かったわけですが、実は今まで単に情報不足などからザッパを聴く機会が少なかっただけで、ザッパ・ミュージックに親しむだけの素養は充分にある人が多分にいる、と私は睨んでいます。
　そういった人達には、私は、最初に次の３作品をお勧めします。

jakcetThe Best Band You Never Heard In Your Life (1991)
jacketYou Are What You Is (1981)
jacketSheik Yerbouti (1979)
　"Best Band..."は、ザッパの最後期のライブアルバムで、ザッパのポップな面でのベストアルバムとして聴くことができると共に、ショウアップされたザッパのステージが余すところ無く伝えられている名盤です。"You Are ..."は、テーマはやや重いところもありますが、サウンド的にはポップで、切れのいいビートが気持ちのいい作品です。また、"Sheik Yerbouti"は、押しも押されぬザッパの代表作です。Terry BozzioやAdrian Belewが参加しています。

　ここに紹介した作品の他にも、入門用としてお勧めできる作品はあります。"One Size Fits All"は、１曲目の"Inca Road"が聴く人を打ちのめしてくれます。"Joe's Garage ACT I"は、CD版ではACT II&IIIとカップリングして発売されましたが、ACT Iはお勧めです。ACT II&IIIも素晴らしいですが、入門用としてはちょっときついようです。もちろん、買って失敗ということはあり得ませんが。
　また、楽しいライブという点では、"Tinsel Town Rebellion"も、客とのやりとりなどが楽しめます。"Broadway The Hard Way"（多少、政治色が濃い）や"Them Or Us"もお勧めできる作品です。

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