エッセイと言うか、作文と言うのか、思いついた時に。


2005/03/07(Mon)  怪我の後遺症
写真の整理をしていると 時間の経つのが やたらと早い。
一人芝居を始めてからの写真が 殆ど未整理のままなので
整理する心算の時間が 【探す】ための時間として流れてゆくからだ。

また 当然のことながら日付けの無い写真も多いので 
日付けの確認のための【探し物】もふえる。
未整理写真の箱は ドンドン重くなる。

2・3日前から同じ箱を 開けたり閉めたりしているが
目ぼしい成果はあがっていない。

それぞれに思い出がギッシリと詰まっているので無理も無いのだが
どうにもこまったものである。あはは。

↓の写真は90/10/23の日付けがあるが
都立国立高校の同窓会主催の名刺交換会の折のもの。



つましい生活をおくっている 新劇人のわたしににとっては
1万円弱だったのに会費が重く感じられ 欠席しがちだったのに 
この年の 芸術祭参加が認められた公演
【一人芝居・じょんがら民宿こぼれ話】のチラシを配りたい 
との 一心で参加していた。

わたしの話はどうして こう情けないハナシが多いの? 笑っちゃいますよね
 
一級上の先輩・直木賞作家の志茂田景樹さんのお顔も見えるが
わたしのメークが・・? と拡大鏡を出して覘き 思い出した。

この写真の頃は 明るい顔はしているものの 
顔の真ん中から左の眉の中央までのキズと同じキズ跡が 怪我の後遺症として 
感覚の無い額や 心にも深く刻み込まれていたような気がする。
ともあれ 生きていて善かった。

↓の写真で ご覧いただけるかと思うが
鼻の真ん中に 細く切ったテープを貼って 傷跡を隠すメークをしている。
この写真を撮る80日前に わたしは交通事故で顔の真ん中に大怪我をした。
それを忘れていたのです。

人間の回復力の凄さに 感動しています。
死に損なったことも含め 忘れていたのです。

ははは。怪我の後遺症も癒えたとの思いは 果たして 
回復力ではなく 記憶力の低下かしら?

   アハハと笑いながら写真を仕舞う  LEIKO  

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