エッセイと言うか、作文と言うのか、思いついた時に。


2013/02/26(Tue)  心の支え
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『げんげ』の撮影は魚津で。沖縄国際映画祭に出品予定の映画。
よしもとクリエイティブ・エージェンシーから、ジャンル違いのわたしに声が掛った。
ドランクドラゴンの塚地武雅さんと、麒麟の川島明さんと、山田優さんが主演の作品。
演出される、TBSの角田陽一郎監督とも初めてなので、緊張する。
配役表を見ながら<山田優さんは、小栗旬さんと結婚されたのよね〜>
とか思うが、初めてお会いする方ばかりだなと心配になる。

その上、撮影日程はすこぶるコンパクトに組まれていた。
スケジュール表を握り締めて、新幹線に乗ったが、下車駅を間違えると大変なコトになる!
(マネージャー無しの移動に、キンチョーした。あはは。)
トンネルを抜けると、そこは雪国。・・・ホントにそうだった。越後湯沢で乗り換えて、富山の魚津を目指す。
こっちも、下車駅を間違えられないので一駅通過する毎に、きょろきょろと確認した。


  

(通過する駅を見ながら<父の故郷・松之山はココから行くんだった>と感傷に浸ったり<雪国の町の予算は、30%が除雪のために消えるって、大変なこと!>と心の中は大忙しではあったのですがね。ふふ。)
それにしても映画の山場シーンを、千人近いエキストラさんと組んでつくる。
<ジャンル違いの人たちの中で、どんな風に・・・>と不安は増す。
今回のわたしのポジションは難しい。
<せり込み蝶六保存会>のリーダーに成るのは大変そう!
DVDを見て、二本の扇をクルクルと翳し持って舞う姿は、もはや盆踊りの域を超えてる!と思った。

(保存会のリーダーの下村寿美は、千人ものエキストラ出演者の代表と言っても過言ではない存在の人だ、と気張ってキンチョーしていたんだと思う。)

撮影終了間際に「この作品の写真を一枚も撮っていなかった!」と気がついた。咄嗟に、菅田俊さんに「HP用のツーショットを」って、頼んでいた。
共演者のなかに、古くからの優しい仲間の名前を見つけて<何かあった時は彼に相談しよう>って、思っていたからなの。あはは。

   いつでも誰かに頼っている 気の弱い(あはは)  Leiko



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