ともだちだから。 【KEYWORD】  〜Spirit of Love 山本淳一ファンサイト

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ともだちだから。

ファンにとってアイドルは心の潤いとして必要不可欠なものだし、アイドルにとっては、ファンが金づる……というのはあまりにも身もフタもない言い方だなぁ……いや、ファンの支持なしには芸能活動は行えないのだから、アイドルにとってもファンはかけがけのない存在のはずです。

双方必要としているはずでも、この関係が必ずしもうまくいっているとは限らないんですよねぇ。…風にのって、まあ色々な話が届きますけどねぇ………でも噂は噂。(といいつつ、淳くんは悪い噂を聞かないのが嬉しかったりしますが)

他の人のファンから、「淳くん、ファンに優しくていいねぇ」って言われたことがよくありました。うん、確かに淳くんはファンに優しい。
それでも、すれちがいはある。
最近では、1月のラジオで、ハガキに「結婚」の質問が出てきて、それに答えたこと。
「話あって、今は別に結婚とかの形にしなくても、いいんじゃないか…」とか言ったあと(ちなみに話あった相手は、別に恋人だとは言ってないです(^ ^;)。友達かもしれないし)、「俺は俺で幸せになって、ファンはファンで幸せになってね、」…とかいうニュアンスのことを言ったんですね。録音してないので、細かいところは違うでしょうが。

この回の放送に対するファンの反応がすごかった。それが、非難的な内容が多かったみたいで。
淳くんにしては不思議だったんだろうなあ。
だって、ファンから「結婚はどうなるの?」と聞いておきながら、正直に結婚感を話したりすると、「ひどい」とか反応がかえってくるんだから。
でもまあ、具体的な話をされると、「結婚近いのかなあ…」とショックを受けるのは仕方ないと思うよ。それに、ファンとしては、「ファンが恋人ですから、一生結婚しません」とかいうような嘘をついてほしいと思っている人も少なからずいるだろうし、私もこういう気持ちがゼロじゃないのは確かだ。
(ちなみに、その後のラジオでの話から推測すると、今の段階ではまだまだ結婚は具体的ではないようです。まだなんじゃないかなあ…)

それ以外にも、「ファンはファンで幸せになって…」に対して、「淳くんはファンを突き放してる」って受け取ったファンもいたみたいで。
同じようなニュアンスのことを、たしか解散近くの頃にも淳くんが言っちゃったことがあって、それも「淳くんはファンに、“ファンをやめろ”っていうの?」って感じでとっちゃった人がいて(^ ^;)。……それは、違うと思うんだけどなあ……

「淳くんはファンの気持ちがわかってない」というのに対しては、そう、そういう意味では淳くんは「ファン」の気持ちはわかっていない…というか、本質的には、絶対にわからないんじゃないかと思う。

淳くんという人は、精神面で極めて独立性が高い、自立した人です。
また、他人に対しても、相手を独立した人格として尊重して接している。だからこそ、他者依存性が極めて高い、「ファン心理」というのは本質的には理解できないんじゃないかと思う。

他者依存性って……たとえば、親子関係。親にべったりで自分では何も決められない子供がいるかと思えば、子供を自分と同一視して、がんじがらめにしている親もいる。
もしくは、自分と自分の属する組織を同一視して、組織の中でしか生きられない人。
恋人を、自分の所有物のように扱う人………

そういう、自分と他人の境界があいまいで、みんなそれぞれ“独立した人格を持っていて、それぞれの人生を送っている、対等の人間である”とわかってない人が少なからずいるのではないかと思います。

実は、私もその一人(爆)。
淳くんは逆に、相手の人格を尊重することが当たり前のタイプではないかと。

上に出した例は極端すぎるけど、でも誰かと自分を同一視したりするようなところって、誰にでもあるんじゃないかな?

そういう精神的な他者依存が悪いとは言いません。自分の人格が不安定な場合、他人を一部自分の人格にとりいれるというか、相手に依存し、すがることによって、精神が安定するわけですから。現に、私がそうです(^ ^;)。
ある意味、淳くんは私の中に住んでいるようなものですから……淳くんに近い「人格」が私の一部に存在しているわけです。…これ、もし本人に読まれたら、怖がられそうだなあ(^ ^;)。え、本人じゃなくても恐い?ごめんね(^ ^;)
でも、私自身は、そうやって淳くんのファンになって、私の中の“淳くん”によって、かなり性格かわったもの。
だいぶマシな人間になったというか(爆)。…これ以上書くと人格疑われそうだわ(もう遅いって(^ ^;)) とにかく、淳くんを好きでいることで、生きていくことがすごく楽になったから。本当に感謝している。

これも、ある程度なら精神的にもいいことだと思うけど、あまりに進みすぎて、「自分と他者との区別がまったくつかない」妄想状態にまでいったら問題ですけど。ある程度の依存で、その依存を自覚していれば、何も問題ないんじゃないかと。


話変わって、アイドルのファンというのは。
大体、アイドル−「IDOL」は、「虚像」。ファンはその「虚像」に、自分の理想を投影する。それは理想の恋人であったり、理想の「自分」であったりする。
で、そのアイドルを崇拝する時に、「理想」であるわけだから、情報を取捨して、自分の都合のいい部分だけをみているわけで。
特にタレントもファンも十代だったりすると、「…だれのこと、それ(^ ^;)?」といいたくなるほど、理想化が激しかったりするんですよねぇ。

そういうファンに対して、タレントさんも「ありのままの自分をみてほしい」という姿勢を貫くか、ファンの夢に合わせて理想を演じてくれるか。
どっちがいいとも、悪いともいえないと思う。
個人的には、全部わかった上で演じている「プロのアイドル」って、尊敬しているから……
でも、淳くんは、前者の方なんだけどね(^ ^;)。もう少し演技することも覚えてほしいなあ、と思いつつ、淳くんはその素直なところがいいんだけど。

淳くんは素のままでいてくれる。
そして、ファンということで、むやみにいばったり、きどったりすることもない。
対等な人間として、接してくれる。
そういう接し方が、「仲のいい友達」に対する接し方に近いんじゃないかと思いました。
私は実際、これは1年半前、ラジオのイベントのボーリング大会で、これを体験しています。淳くんはファンに対してフレンドリーだという話は、風の噂で聞いてましたが、まさかここまでとは…びっくりでした。


とまあ、長々と書いてきましたが……

淳くんにとって、ファンっていうのは「友達」なんじゃないかと思う。
そして、淳くんは「友達」としてファンを信頼してくれている。これについては確信しています。
信じてるからこそ、なんでも素直に喋ってくれるんだろうね。
そして、ファンを自分の隷属物ではなく、ひとりひとり人格を持った、対等な人間として尊重してくれるからこそ、「自分で幸せになってね」というじゃないかと。

ひとりひとり、ちゃんと独立した人間なんだから、自分の人生は自分の責任。幸せは、結局自分の力で勝ち取らなきゃいけない。

コンサートで一緒に盛り上がるとか、そうやってお互いにいい影響を与え合って、楽しく過ごすことも素敵だけど(淳くんがいうところの、「皆からパワーをもらって、それを皆に返す」っていうのがそれだよね)、本質的な人生は、自分で引き受けるしかないんだから。

だから、淳くんは「俺は俺で幸せになって、ファンはファンで幸せになって」って言ったんじゃないかなあ…。幸せを自分で勝ち取った上で、一緒に歩いていこう、と。
こういうセリフがでてくるのは、淳くんがファンを対等な人間として尊重してくれるからだと思うんです。そして、ファンを信頼しているからこそ出でくる言葉だと…

自分の人生を決めるのは自分。それはわかっているし、自分の選択を淳くんのせいにしたりしないです。(冗談ではよく「淳くん責任とってね〜」とかいうけどね(^ ^;))
それでも、いろいろしんどかったり、つらかったりした時に前に進む勇気を分け与えてほしいなぁ。ただ、淳くんが幸せそうに笑っていてくれたら、それでいいんだから。淳くんの笑顔が勇気になるから。

(98/2/28)

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