00/3/19 ミュージカル「ピノ」感想 【REPORT】  〜Spirit of Love 山本淳一ファンサイト

・ ABOUT ・ NEW ・ KEYWORD ・ SONG ・ REPORT ・ FRIENDSHIP ・ MEMO ・ LINK ・


00/3/19 ミュージカル「ピノ」初日

それにしても、ピエールがかわいいったら!!
最初に淳くんは「ピノ」のモデルとなった少年「ピエール」として登場します。これが私のショタ魂を直撃!! もう、可憐でかわいくてっ!! なんてキュートなんだっ!!
10歳の少年役なんだけども全然違和感がないの。28とは思えん。雰囲気やしぐさが「少年」にちゃんとなってました。すごいよ、淳くんって。サスペンダーでブラウスにリボンがついてる衣装も似合ってたしー。
感受性が強くて、気弱で甘えんぼうな少年なんですが、これってモロに私の好みのタイプ……うわぁぁぁ。たまらんです。
この10分程度でチケット代の元はとったって感じ。

最初はこの舞台では外巻きカールの髪型にするとかいってたけど、それがなくなって、そのまんまの淳くんの髪型でほっとしました。もうすこし前髪が短い方が、より少年らしくてかわいいと思うんだけどなあ。

ピエールが亡くなって、その彼をモデルに作られたロボットがピノ。ロボットということで淳くんは銀色の体にぴったりしたスーツになるんですが、このウエストラインの細さとか足のラインとかお尻のラインとか……たまんないです。目のやり場に困るというか。ううう、それにしても細すぎ〜。稽古で2、3キロやせたって言ってたけど、それじゃ舞台が続くともっと痩せていきそうだなあ。贅肉どころか、筋肉まで落ちちゃってます。大丈夫かしら。

最初は無表情でギクシャクした動きや声だったのが、どんどん人間らしくなっていくあたりの演技はわりとできてたんじゃないかと。想像以上にハマっていたのがよかったです。
動きがぎこちないロボットという設定のせいで、ダンスは淳くんの100%の力が発揮されるものじゃないのが少々残念。ふりつけも大しておもしろいものじゃなかったし。

歌は、周りの方はみんな達者なんですが、淳くんそれでも全然負けてないです。しかも、ちゃんと「役」になりきって歌っていたし。最初のピエールのときの歌なんて、歌声もちゃんと「10歳の子供」みたいだったもの。あと、特に戦争のシーンでの歌には感情がこもってて、じーんとしました。もっと歌い込んでいけばどんどんよくなるんじゃないかなあ。…歌は生ですね。生歌であれだけのレベルを保てるのは見事です。公演が続くと大変ですが、やはり生歌の方がいいです。そうそう、ちなみにこの3/19の初日の公演は生演奏でした。ひょっとして地方公演まで全部生演奏になるんでしょうか?だとしたら豪華ですなー。

話は局地的にはじーんとくるものはあったんですが、脚本がタルいというか。エピソードがきちんとつながっていかなくて、思い付いたシーンを無理矢理つないだ感じがする。話に無理、無駄がありすぎ。ファミリーミュージカルとして子供をターゲットにするなら、その無駄な部分をもっとがんがん削除していって、時間が短くするべきでは? 子供に休憩も含めて2時間半は長いでしょう。あと30分は削った方がテンポもよくなるだろうし。
話の設定自体は好みなんだけどなあ…でも見せ方がイマイチのせいで、今回は私の「ロボット萌え回路」は発動しませんでした。ショタ魂は燃えましたが。

歌と踊りにしても、役者さんたちは達者で見てて安心できるんですが、曲やダンスとしてはおもしろみがないというか。…私が今までみたことのあるミュージカルってプレゾンや四季や宝塚というようなところだったせいでこう思うんでしょうか? 普通のミュージカルのレベルってどんな感じかわからないから。

作品レベルとしては、標準程度にはなっていると思います。傑作ではないけど、駄作でもないし。山本ファンとしては、この作品の淳くんはいろんな人にみてほしいなあ。この淳くんはファンとして自慢できるもの。あれだけ愛らしい28歳をみるだけでも価値はあると思うんですが。

カーテンコールで、素の淳くんに戻って、はじけるような動きで階段の上からジャンプで降りてきて、バック転をしたあたりが「らしく」ていいなあ。幕が閉まるのに合せて、しゃがみこんで手を振ってるしぐさがかわいくて。

とにかく、あとは体調を崩すことなく、無事に終えるのを祈っています。

(00/3/22)


00/3/25,26 ミュージカル「ピノ」追加感想

「ピノ」、3/25の二回公演と3/26の二回公演をみてきました。
淳くんの演技も歌も初日よりはよくなっていました。初日はどうもストーリーの構成のまずさやエピソードの無理・無駄が気になってしまって、もうひとつ感情移入ができなかったんですが、3/25の舞台で最後のナーナに気持ちを伝える「素敵な心」に込められた優しく切ない気持ちにじーんとしまして。そして昇天するときの「懐かしい人たちへ」は、ピノがナーナを、最愛の人を失ってから何十年もひとりで生きていて、そしてやっと天に召される……それらの思いが直接心に響いてくるような、力のある歌になっていました。その歌を聞きながら、ピノが子供たちに囲まれながらも埋めようのない孤独と共にいた日々を思い描いてみて。……胸がしめつけられるようでした。

そして3/26の一部。11時からというかなり早い時間でのスタートながら、淳くんのできばえがすばらしくて。気持ちが入りすぎたせいか、最後のナーナとのピアノのシーンのあたりで淳くんに泣きが入ってました。淳くんの声は泣いていたし、目は潤んでいたし。ロボットだから目から水は流せないのだけれども、でもそういう気持ちで歌った「素敵な心」にはガーンとやられました。泣いた。そして、昇天のシーンでの「懐かしい人たちへ」には……淳くんの気持ちがそのまま流れ込んできたようで、号泣してしまいました。初日には周りの啜り泣きの声の中、妙に冷めていて全然泣けなかったのになあ。それだけ、淳くんの歌のパワーがすごかったんです。
この回に初めて、淳くんの「懐かしい人たちへ」が終わったあとに客席から拍手が沸きました。ミュージカルだと、主役のソロがあったあとに普通拍手をするものですが、それって半分慣例みたいなところあるじゃないですか。でも、このときにはそういうのじゃなくて、心を動かされたから自然に拍手が湧いたって感じだったんです。私は前から二列目に座ってたんだけど、前の方に座っている熱心な山本ファンだけじゃなくて、後ろから拍手の波がきてるような感じがしましたから。

この26日の一部は、まさに「魂が入った瞬間」に出会えたような感じがしました。そこにいたのは淳くんではなくて、ピノそのものでした。

二度目のカーテンコールは、25日の一部から始まったようです。このときには出演者も二度目があるとは思ってなかったみたいで、幕があいたときに呆然としてて、その淳くんの顔がかわいかったんです。生声で「来てくれてありがとう。また会いましょう」と言ってくれて。
26日の一部では、淳くんは終わって魂の抜かれたような、それでいて充実した顔をしていたのが印象的でした。
26日の二部は、二度目のカーテンコールで幕があいたときに何故か淳くんは後ろ向きにたってて、慌てて振り返ってました。最後に投げキッスをしてくれて。わー、淳くんだなー。

あと雑記。
映画のシーンでの曲が「パルケエスパーニャ」のテーマ曲に似てるなあと思ってたら、作曲者が同じ人だったんですね。
26日の二部に晃がきてました。私のすぐ後ろの列に座っていて、近くで晃をみれてドキドキでした。かなりラフな服装をしてました。
サッチンには翔子ちゃんから花が届いてたのに、光GENJIメンバーからは来てなくて残念。まあ男はそういうところには気が回らないんだろうからし方ないけどさ。

(00/3/27)

【REPORT】に戻る

・ ABOUT ・ NEW ・ KEYWORD ・ SONG ・ REPORT ・ FRIENDSHIP ・ MEMO ・ LINK ・

麻弥へのメール / TOPページへ