03年01月の日記。  今の日記へ

【黙祷。】 03/01/27 23:57

ジャンプの「ヒカルの碁」感想はこちら、アニメ「ヒカルの碁」感想はこちら

ジャンプ編集長の高橋俊昌氏が「ONE PIECE」の映画の記者会見中に突然死。44歳とは、あまりに早すぎます。残された方はさぞやりきれないのではないでしょうか。
週刊マンガ誌の編集者の仕事は過酷だという話を聞きますが、編集長だけに精神的な重圧も大きかったんでしょうね… ご冥福をお祈りします。
(ちなみに「ヒカルの碁」の前担当者の「高橋さん」は現在副編集長の高橋雅奈さんで、別の方です。いくつかの場所で誤解されている方の発言を読んだので、念のため。)

なんとか2002年11月分の本の感想の残りはアップしました。でも読んでから長い時間が経っただけに、読んだときに受けた印象が薄れてしまっていて、書きにくかったです。
その上、感想文の書き方事態も忘れてしまったみたいだから、リハリビのつもりで少しずつでもコンスタントに書いていった方がよさそうです。


【感想】 03/01/20 23:17

ジャンプの「ヒカルの碁」感想はこちら、アニメ「ヒカルの碁」感想はこちら


【企業のWeb対応について】 03/01/19 19:22

とりいそぎ。
2002/12/16および2002/12/26の日記で書いた、「映画 ロード・オブ・ザ・リングの字幕問題」ですが、2/22公開予定の「二つの塔」の日本語字幕はほぼ問題のないデキであったことが、字幕問題のサイト作成者によって確認されました。とにかく、めでたいことです。
詳しいことは、LOTR字幕抗議のための英語工房の「英語なんでも掲示板」および字幕改善連絡室◆TTT試写会に行ったこと(1/17)を読んでください。
一連の発言を読んで、これで安心して字幕をみることができる、とほっとしました。
それにしても日本ヘラルドのWeb対応のマズさですよね… 企業としてはどうWeb上で消費者とコミュニケーションをとるべきかという方法論については前から書きたいことがあったので、これとのからみでどうにかまとめてみたいと思っています。

とにかく、基本は
・嘘をつかない
・必要な情報は全部載せる
・その場しのぎのごまかしをしない
・即座に対応する
・修正の必要がある場合は削除ではなく、追記という形にすること。
・経過をマメに報告する
ことに尽きると思います。もっと具体的な話になると、
・Webについての権限は本社の広報部もしくは広報部を動かす力がある部署が持つこと。
・製作を外部に発注する場合、必ず本社の人間が常時チェックを行なうこと。
・特に重要なお知らせについては、マスコミ向け発表と同時にWeb上で公開できるように、コンテンツ(の元となる原稿)を広報部が作成すること。
・またその告知は、大手メディアに情報が掲載されてから、できれば数時間以内に行なうこと。最悪でも半日以内には行なう。
・できれば、情報リテラシー能力の高い人が常時Web上の関連発言のチェックを行ない、必要があれば広報部や法務部の判断を仰げるような仕組みを作ること。
となります。とりあえず今日はここまで。詳しい内容については、次の機会に。


【バランス問題】 03/01/15 23:37

「逆転裁判」のみっちゃんこと御剣検事がMURAJIさんによって「実質ヒロイン」認定されました!!(違う)
MURAJIさんの1/9の日記より。微量ですが「逆転裁判2」のネタバレがあるので、ネタバレが気になる人は注意してください。
いやあ、誰がみたってそう思いますよね、と鬼の首をとったように言ってしまう私はみっちゃん受派。

先週分のジャンプの「ヒカルの碁」の感想の中で書いたことの訂正です。今月発売されたコミックスは21巻ではなく20巻でした。すみません。
「ヒカルの碁」といえば、実は今週のアニメはビデオ録画セットミスで前半しかみることができませんでした。がーん、今回は揚海さんが出てくるのに〜 DVD発売まで我慢…
で、アニメをみた方にお願いが。後半部分、原作のどのあたりまでやったのか、また省かれたエピソードや付け加えられたエピソードなどを大雑把でいいので、よければ教えてください。メールかメールフォームでお願いします。[追記 教えていただきました、ありがとうございました。]

著作権関係で質問のメールがきたので色々と書こうとしたんですが、途中で2002年9月の日記(9/15、9/20)で書いたことそのまま焼きなおしだと気がついて止めました。数か月前に書いたことを忘れるなんて、情けない。
ついでというわけではないんですが、著作権関係で最近みた興味深い話題はK.Moriyama's diary 1/111/10あたりの話や、そこからリンクを辿ったクリエイティブ・コモンズのライセンス解説、他にはレッシグ氏曰く「同人誌に学べ」(スラッシュドット ジャパン)あたり。読んで色々と考えるところがあったんですが、まだ自分の中ではうまくまとまりません。
それでもK.Moriyama's diary 1/11を読んでふと連想したのは、昨日WOWOW(BSかも?)で放映された「アメリカの国立公園でのトレッキング」番組でした。自然環境を守るために「所定のルートから外れてわき道に行ってもいいのはグループ内で●人まで、それでも●時間以内」「川で魚はひとり●匹までしか釣ってはいけない」というような細かい規制が色々とあったのが印象的でした。山歩きが好きなダンナによると、自然が豊かな山でも有名になってしまうと「大勢の人が来る」ために道も環境もかなり荒れてしまうのだとか。多くの人がルールを守った行動をしていても、大勢の人が歩くだけで下草はすり減ってしまいますから。
野山の道端に咲く花を一輪だけ持ち帰って押し花にするのは、微笑ましい「ささやかな思い出作り」かもしれませんが、多数の人が同じことをしたために、その花が根こそぎ持ち去られて絶滅してしまうこともあるわけで。パロディ同人の問題もこういうのに通じるものがあるのではないでしょうか。


【フランダースの犬】 03/01/13 23:31

またしても感想が遅くなってしまいました。年末年始で体調を崩したのが尾を引いてまして。本の感想もやらなきゃいけないものがたまっていますが、発売日チェックも怠っているのでなんとかちゃんとしたいんですが…
さて、先週分のジャンプの「ヒカルの碁」感想はこちら、アニメの感想はこちら

WOWOWで連続放映中の「フランダースの犬」が今日最終回で、泣きすぎで目が痛いです。
それにしても子供の頃の記憶とは物語の細部が結構違っていました。私はネロは村人たちの誤解のせいで仕事をなくして困窮し、餓えた挙句に絵の入賞を逃して希望を全て失い、死を選ぶしかなかったのだと記憶してたんですが、実際は違いました。ネロはそこまでは追い詰められていなかったんです。理解してくれる人もわずかながらいましたし、保護者を失ったネロを引き取って養育しようとしていた人もいました。村人たちもそれを知っていたからこそ、村の有力者(アロアのお父さん)に睨まれたくなくてネロに冷たくしていたし、アロアのお父さんもネロが働き口があるのに働きもせずに絵ばかり描いていると言って腹を立てていたわけで。ネロが本当に困窮して餓死寸前であれば、逆にああいう冷たい仕打ちにはならなかったのかも。村人たちも貧しくても、餓死者が出るのが当たり前というほどは貧しくはなかったのですから。
ほんの少し、罪悪感を覚えながらも「仕方がない」と思いながらしてきた村人たちの冷たい仕打ちの積み重なりがネロの絶望を招いたんだなあ、と思いながら見ていました。
それに、あの不幸な結末はネロ自身の「自業自得」の部分もあるわけで。ネロを引き取ろうとした樵のミッシェルおじさんが置いていった食費を、ネロはルーベンスの展覧会をみるために使ってしまい、そのために餓えて弱り、ネロは夢を断たれたという絶望に侵食されて不幸な選択をしてしまったのです。そのやり切れなさがあの作品を名作にしているわけですが、でも大人になった今から見ると、もうちょっとなんとかならなかったのかなあ、とか思ってしまうのです。少なくとも雪の中を出ていったネロは、残されてしまう人…特に自分を引き取ろうとしていたミッシェルおじさんの気持ちを全く考えてなかったわけで、そのあたりを責めたくなるんですよね。絶望的になっていたネロの気持ちもわかるんだけども…
「フランダースの犬」といえば、1999年にハリウッドで映画化されたときに海外向けの「ネロが死なないハッピーエンド」と、日本向けの原作通りのエンドという二通りの結末を作ったということで一部で話題になってました。それを聞いたときには「あの話は悲劇だからこそいいのに」と思いましたが、アニメを改めて見た後ではハッピーエンドの道があってもいいんじゃないかなあ、と思わなくもないです。検索でヒットしたこのページをみてそのハッピーエンド版を見てみたい気持ちになりましたが、こっちページをみる限りでは実写版映画は見ない方がいいのかも。

他にも色々と検索してみたら、アニメのテレビシリーズが放映されていた当時、「フタンダースの犬」は平均視聴率が25%で、最終回は30%を越えていたということを知りました。名作ではありますが、これだけ地味な作品がよくそれだけの視聴率を稼げたものです。最後の悲劇への展開はともかく、中盤は何気ないエピソードがほとんどなのに。今では刺激の強いものが多すぎて、見る方もそれに慣れてしまっているから、こういう物語がこれだけの反響を巻き起こすことはないんでしょうね。


【新年】 03/01/03 23:58

あけましておめでとうございます。今年も更新頻度は低くなると思いますが、のんびりとやっていけたらいいなあと思っています。

「ヒカルの碁」のジャンプ感想アニメ感想が遅くなってしまいました。これだけ遅くなったのは、実は年末からインフルエンザにかかって一週間近く寝こんでいたからです。それにしても、最初の三日ほどは熱が39度出て意識が朦朧として辛かったです。そのあとも、もうひとつ体調はしっくりこないまま一週間たってしまいましたが。
何より一番辛かったのは、お風呂に入れないことでした。頭や体が気持ち悪くて。お風呂嫌いの人の気持ちだけはわからないですねぇ。


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