2004/10/27(Wed)
好奇心を持ち続ける
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母が亡くなってから三年目になる今年10月10日に ”草村よし子さんを偲ぶ会”を持った。
自分の親なのにこう云う言い方をするのは変かしら、とも思いながら 母の死を悼みお集まりくださった方と、お茶やワインを飲みながら 母の思い出をサカナにして、親しく語り合う時間をいただいた。
献体をしたことで三年に近い“悲しみを和らげる”時間もあったので “母の庭”に見立てた壇上の花壇いっぱいのコスモスに囲まれた 母の大きな笑顔の写真と 母の好きだったよそ行きのワンピースを載せた車椅子の前で わたし達子供の知らなかった“よしこさん”の話もふくめ沢山のエピソードを 楽しく聞くことが出来て、心底嬉しかった。
写真だけでなく、動く母の姿も記憶に残していただきたかったので 母の出演したCM(チャーミーグリーン)と 徹子の部屋(見学に来ていた母も、オマケ?出演)のビデオを写した。
台所洗剤のCMは、そのシリーズの最初の作品だったかと思うが プロの俳優さんが若夫婦役で アマチュアから選ばれたお年寄り夫婦役との二組の夫婦の組み合わせで 構成されていたが 母はオーデションを経て出演した。
76歳の母を“マネージャー見習い”としてスカウト(?)した時 本物のマネージャーに母と二人の写真を渡し 『何かCMのお話があったら、提出してね』と言ったけれど 実際に、しかも、わたし抜きでお話が来るとは思いもしない事でした。
『オーデションのお話が来たけど、行かないでしょ?』 『あら、私は行ってみたいわ』 『でも、オーデションって、試験ってコトなのよ』
そんな会話があっての出演だったのよ、とか 『倉敷ロケには僕がお母さんの付き人をして行きました』なんて説明もしながら
『あれって、本人はスキップのつもりだったのヨね?』 『一の宮はじめさんの振り付けでしたヨ』なんて話も出て 『もう一度見てみましょうよ』と多いに盛り上がり みんなで笑った。
好奇心はひと一倍ある、と思っているわたしだけれど 76歳になってからでも、オーデションを受ける勇気は・・・脱帽。
いつまでも好奇心を持ち続けたい LEIKO
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