2004/07/04(Sun)
休日、と言える幸せ
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ダンスの専門誌「ダンスビュウ」誌にエッセイという名の 綴り方の連載を担当させてもらっているが 「休日の運動はダンス」「休日に生演奏の音楽にのって・・」 などと最近の会話の中で 特にダンスがらみの話の中で『休日』と云う言葉をよく使っている。
同級生達の殆どは、メデタク定年を迎え悠々自適、その暮らしを愉しんでいる。 わたしも年齢的にはそうなっているのだが 誰かに言われたように「遅咲きの役者」なので、『人生これからだ!』って 気持ちで居る。 これから働かなくっちゃ!と思っている。
精一杯、仕事をしたい。 アクセク働きたいというのではモチロンない。 人に喜んでもらえる、ひとに感動してもらえる仕事に係わっている事を ありがたく思い、これからも健康で、精一杯仕事を続けたいと思う。
わたしは「Shall we ダンス?」でたま子先生を演じて 幾つもの助演女優賞を頂いてから やっと、仕事のない日を休日思えるようになった。
それまでの日々は、仕事がない日は『仕事が無い=無職=俳優でもナイ』 って感じで生きて来た。 一人芝居とか、ほかの俳優さんから羨ましいと言われる仕事もしていたが 仕事がない日を『休日』と思えなかった。
この6月、予定に入っていた仕事のひとつがなくなってしまった。 少し前までのわたしは、こんな時 自分でもビックリするぐらい、オタオタした。 このままず〜っと仕事が無く、自然消滅してしまうのかと いつも怯えて生きていたのだと思う。
それで今(この先も絶対に仕事がある!という保証はないのですが) 仕事のない日を「休日だ」と考えられるのが とてつもなく、うれしい事なのです。
『この作品を草村礼子さんの代表作にして下さい』と たま子先生を配役してくださった 周防正行監督から、仕事のない日が単なる休み=空きではなく ホントの意味の『休日』に、して戴きました。
休日に、周防正行監督の長い『休日』を考えている LEIKO
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