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ここまで足を伸ばしてくださって、ありがと。(⌒ー⌒)。聞いてもらいたい・
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『TV・映画』『くらし』『舞台・ライブ』『旅・ダンス』『新聞・雑誌』『はてな?』
各コーナーの目次をご参照の上、ごゆっくりなさってネ!ふふ。(⌒ー⌒)。

歩き遍路 その7は・・・不穏な空気の漂う旅日記に!(25番〜35番札所)

(2011.4)

台風の上陸地点・室戸岬を歩いた前回、土砂降りの雨に見舞われて散々な思いを味わったわたしは<少し楽をして歩きたい>と考え、相談を持ちかけた。【宿から次の宿までのリュックの運搬】を頼んで、リュックの中身を軽くして歩く計画。友人は助っ人案を即オッケー。ふふ。『3日目の夜に、会食!』と決まった。喜ぶと思ったこの案を、弟も人生の相棒も大反対・・・『ひとに迷惑をかけるな!』と、一括された。
高知県内の自家用車を持っている友人ふたりを巻き込んでいたので、引っ込みがつかないわたし『折角だから、1日だけでも頼もうよ。』と押し切ってスタートしたので、旅の初日から不穏な空気が・・・。でも【電動ベットのあるホテル】体験もアリ!あはは

10月6日。羽田から高知へ。20年来の友人・恵子さんが竜馬空港に迎えに来てくれて、前回打ち止めにしていた室戸岬まで運んでもらって、歩き始めるコトに。
恵子さんがシャッターを切ったので、一応笑顔↓になっているけど
一応笑顔

恵子さんを挟んでのスナップは、本心が出て↓ぶっちょう面でしょ。
ぶっちょう面

10月7日。この日はカメラを向けても、弟は知らん振り。わたしだけは大きなイチジクを食べ、好い景色を見て機嫌よし。でも、会話の無い半日で、げっそりとやつれた!あはは。





相棒も弟と歩調を合わせてズンズン先を歩くが<キレイな花>を見つけると立ち止まってくれる。多分【花の好きだったお母さんのために、撮るか!】の気分なんでしょうね。ふふ。




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↓急な登り坂と標識を入れたスナップですが、<マムシ注意>看板も!

↓一見、何でもない写真ですが、田んぼを走る<一メートル以上の蛇>!ふふ。
蛇

物事を成し遂げるのに一番難しい場面を<胸突き八丁>って云うと習いましたが、正にそんな感じの道が続きました。
コンクリート舗装のこんな道は、シンドイ!

脇に鎖が張ってあって、それに縋らないと登れない山道もいくつか体験済み。あれも大変だったけど、土はクッションがあるので、コンクリートの道より足には優しいの。
弟
雨に濡れた所為もあって、弟も足にマメが・・・。雨降りは(主に、わたしの)歩くスピードがガクンと落ちるので、前日も予定の宿まで着けなかった位。わたしの両足にも、もうすでにいくつもあるので「煮豆にでもしようか!」な〜んて。あはは。

次の日も雨。でもわたしはご機嫌!この日は友人の経営する『大心劇場』=テレビの珍百景に<登録>された<山の中のちいちゃな映画館>で、舞台挨拶をする予定なので、気合をいれて歩いた。あはは。

毎回<荷物の半分>をふたりの助っ人に背負って貰っているので、今回は二人に【楽をして貰う心算】で、友人に荷物の運搬を依頼した。だが二人は『他人に迷惑をかけて!』と怒って、一日中口をへの字に結んでズンズン歩く。


わたしの写真相手はこの↓ふたりだけだった。あはは。<大心劇場でのスナップも、ゼロ>


遍路さんの休憩所で、他人が居ると一応の笑顔は作ってくれま〜す!わたしは<夕べの舞台挨拶を聞いた人が、わたし達一行を、待っていてくれた>のが嬉しくて、雨の中でもゴキゲン!


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↓10月9日も雨!予定の半分しか歩けなかったが、早々に宿を探す。 11日は晴れた。晴れているだけで、幸せ!・・・ふふ。単純ネ。

前の日の分も歩くから、大変!オマケに予約した宿は・・・なんと!


くたびれきっているので、気が揃わず夕食も別々の食堂に入った。


・・・仕方ないか〜。照る日・曇る日あるもんね。


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3人の気持ちがあっち向いたりこっち向いたり、バラバラだったのが写真に出てますね。あはは。
<雨の行進による、足の疲れ>と<慣れからくる、我が侭>も出ちゃった。お互いを思いやる気持ちが、薄くなっていました。



でも、一歩一歩進めば、目的地に着く。32番札所・善師峰寺に着いた。


クタクタの足を労わりながら、遅い昼食をゆっくりと食べた。
『さて』と、のんびり<渡し舟乗り場>に向かったけれど、遠かったのっ!
聞き間違いで、最終の便に遅れそう!
先頭の相棒は『一足先に行って、船を止めとくから』と、急ぎ足で歩いて行く。
珍しく気弱な弟の返事『先に渡ってくれ。俺は、間に合いそうも無い。』
・・・・先頭と弟の距離は1キロ以上。ドンドン離れてゆくので真ん中のわたしは、気をもみながら小走りを続けた。

町の人から『頑張れ!その角を曲がると、船着場だよ!』の声がかかった。
『もう少しだってヨ〜!』と、叫んだ。
弟の後ろに居た、中年女性のお遍路さんがその声を聞きつけて、駆けだした。
オトコなのに、追い越されてしまった弟。・・・よっぽど疲れてたのね〜。

2分遅れで渡し舟に乗船。
待ってくれた船着場の小父さん、ありがと。
船頭さんも『コレは、例外なんだヨ!』と・・・。ありがとう。大感謝!
船なら10分だけどあの時、乗り損ねたら、向こうの橋をあと2時間も、歩くのっ!

向こう岸に着くと『33番札所は、すぐソコですよ』の声に励まされた。

けれど人生は甘くないって、コトなのね!ふふ。
『すぐソコ』っていっても『すぐソコ』じゃないのよね。・・・・・疲れた足には遠かったっ。あはは。

疲れが溜まると、ミスも出る。案内看板の見間違いで、4キロも多く歩く道を歩くハメに・・・・。
だがそのお陰で、1991年に『草村礼子一人芝居・じょんがら民宿こぼれ話』の出前公演をした<春野町公民館>と、町の名物<コスモス畑>も見るチャンスに恵まれたの・・・・。20年も前の景色を覚えていたのは嬉しかった。ふふ。


12日も頑張って、34番〜35番〜土佐市役所まで、20キロ歩いて7回目の打ち止めに。

ご褒美は旧来の友人との、会食。


NHKのドラマ『竜馬伝』で、盛り上がっている坂本竜馬像との再会も果たして帰京。





『長〜い報告、お付き合いくださってありがと。』


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