Home
おひまなら見てよね♪ 総合目次
はてな?
新聞・雑誌
旅・ダンス
舞台・ライブ
くらし
TV・映画

旅・ダンス

ここまで足を伸ばしてくださって、ありがと。(⌒ー⌒)。聞いてもらいたい・
見ていただきたい自慢の写真や話を並べました。(最上段が新しい記事)
『TV・映画』『くらし』『舞台・ライブ』『旅・ダンス』『新聞・雑誌』『はてな?』
各コーナーの目次をご参照の上、ごゆっくりなさってネ!ふふ。(⌒ー⌒)。

歩き遍路 第6回目の旅日記(19番札所〜24番札所)

(2010.10.31)

連載中のエッセイ(『ダンスビュウ』の2010年7月号と8月号)をこのコーナーに『10月6日〜13日・・・又しても歩き遍路に』のタイトルで転載させて頂きましたが、お目通しいただいてますか?
兄との永遠の別れをした2010年春に綴った文章なので、今回の遍路旅の報告写真と一緒にご覧頂きたく思いました。
『兄は死の寸前まで意識もあり言葉を交わした。自分の臓器が壊れてゆくのを感じてもいたと思う。』と書きましたが、病魔と兄の闘いは壮絶で、兄の心の痛みを想うと泣き叫びそうになりました。

行程表

5月26日。20315歩=約10キロ。
空路で徳島に入って前回、着くのが遅くて<ご本尊のお姿>をもらえなかった立江寺に納経して歩き始めました。『そんな状態から立ち直るために、↑のようなキツメの行程表を作り、ひたすら歩いてきます。』と出発したものの、表情はコレ↓でした。


今回も同行してくれた弟と相棒の表情も、似たり寄ったり?!
相棒と
弟と
それでも言いだしっぺのわたし、健気に(?)歩を進めました。ふふ。




この記事のトップへ


『旅・ダンス』目次へ

5月27日。23キロ=39215歩。
目覚ましを5時半にセットして、起床!女性は大変!(メークのためなんですが、皆より30分の早起きはキツイなあ。ふふ。)
<亡くなったばかりの兄への思い>がそれぞれの胸にあるためだと思いますが、皆の動きは重たいけれど『今日は、頑張らなきゃ〜!』と空元気(??)出して朝飯を掻きこんで、6時半に出発。


9時には、20番札所・鶴林寺に到着。名前にもある鶴の前で、と気取っても疲労は隠せない?こんなカオしてた!あはは。
鶴林寺鶴林寺2
そうなの。11時の小休止には<アゴ>だしてるもんね。ふふ。


スケジュール表のメモにもあるように<狭い谷と、急な登りが続く6,5キロを歩いて、21番札所の太龍寺に着いた頃にはクッタクタになっていたから、写真にも集中力が無い?!あはは。
弟と大龍寺
結局は↓こんな景色が誕生。


詳しく説明すると・・・只でさえ重いリュックの弟は、わたしの歩くスピードがゆっくり過ぎて、辛いらしいの。音を上げたわたしのリュックを背負った相棒も大変よネエ。あはは。
わたしのリュックを背負った相棒

日も暮れてくるし・・・・みんなの無口に耐えられないわたし『ちょっと、こっち見て』とシャッターをきったの。あはは。


この記事のトップへ


『旅・ダンス』目次へ
5月28日。40719歩=約23キロ(実際は、もう少し多いと思う!ふふ。)?

宿の都合で朝食が少し遅かったけれど、8時には22番札所・平等寺に納経をすませて、歩き始めました。

↑どう見ても、朝の顔じゃないわね!家で<兄の永眠を嘆いて泣く>よりは、と<歩き遍路の苦しさに身を置いた>けれど、難しかった、ってことですね。ふたりの表情↓にも現れてますよね〜。
弟相棒

↑それでも、わたしはケナゲにも笑顔作ってる!あはは。
一見海のように見えますが↑は川沿いの道。四国の川は、ゆったりと美しく流れています。
元気な時は目にする好い風景について感想を言い合って歩くけれど、今回はほぼ毎日↓こんな風に、弟たちとの距離感を感じながら歩いた!
距離感
↓は、海の見える道で、こんな標識を発見してはしゃいだのはわたしだけ。
海の見える道標識

↓『NHKの朝ドラ・ウエルカメ』を撮影していた浜辺。
ふたりを誘ったけれど断られたからキレイな浜辺を、はだしで20分歩いたのはわたしだけ!実はわたしも<1歩も歩けないほど足は痛かった>ので、足を癒すために、浜に出たの。あはは。
浜辺浜辺で


この記事のトップへ


『旅・ダンス』目次へ
5月29日。38486歩=この日もおよそ23キロ。 わたしの持ってる案内書では23キロだけど、弟の地図上の計算だと、少しちがってる。ともあれ、2キロ歩いて23番札所・薬王寺。
薬王寺


↑開運・・・・とあるので、お賽銭も少し弾んだし(あはは。)どちらも熱心にお経を唱えてはいたのですが、お経を唱える二人の距離が<微妙に離れているの>解かります? 近くに座ったら八つ当たりしそうで、そんな自分が、恐かった。きっと、二人も同じだと・・・・。ふふ。

お昼のお弁当を広げた時も、3人がバラバラに座った。あはは。わたしは食べるよりも<靴を脱いで、足のマッサージ>優先。
休憩
こんな時の30分の休憩は、あっという間に過ぎちゃうの。でも、靴を脱ぐだけでもかなり楽になるのよ。

山道を歩きとおして、やっと看板をみつけほっとしたら、門から入り口まで急勾配で500メートルも丘の上にあった。景色は最高だけど、最後の一歩は重かった!急な坂を登りきって、『マラソン選手は2時間半で40キロ余を走るのよね〜。』
『半分の距離でもふうふう言って情けないけれど、無事に宿まで来れてよかったね』『明日の朝、転ばないようにしようね』と語り合いつつ、呼吸を整えたの。あはは。


ふたりに追いつけなくても↓こんな面白い看板見つけると、リュックを下ろしてカメラを取り出してパチリ! 面白い看板で大好きなんだけど、この後の<苦難の数日>を象徴するみたいな一枚に!ふふ。
面白い看板

☆ 長々しい文章で遍路の感想を並べていますが、読んだ方から『いつか、行ってみたい!』『やっぱり、歩くべきなのね』と言われると、報われる気がします。書いて好かったと思う瞬間ね。ふふ。
この後、23番から24番札所・最御崎寺までは(76キロ)と長いの。3日間になるのかな?長い道中に入ります。

この記事のトップへ

『旅・ダンス』目次へ

5月30日。35772歩=20キロ。。

スナップ撮って、と言いながら、へらへら笑ってはいるが↓手すりに寄りかかって休めの姿勢。案内書にも、高知県=土佐は「修行の道場」と書いてあるが、一日に何ヶ寺も打てる(廻れる)徳島と違って<76キロも歩かないと、次のお寺に着かないのは>確かにきつい!山男を自認する弟にも<疲れ>がみえる。


確認用の案内図を見ても、定かな記憶が思い出せない場面も!
案内図

この記事のトップへ

『旅・ダンス』目次へ

5月31日。距離は?46032歩=28キロかな? 朝から雨合羽を着て歩いた。↓こんなにいい景色もあったけれど、


弟は、わき目もくれず、ドンドン先に行く
わき目もくれず1わき目もくれず2
わたしのテンポに合わせていると、消耗するらしい。一本道なので迷う心配は無いから、ズンズンと先に行ってしまう。相棒も弟に合わせて歩く。


「ダンスビュウ」のエッセイにも『予定した宿が満杯だったため、やむを得ず、次の宿場まちを目指し“33キロを走破する”という弟たちに従った。だが人家が全く見えない海沿いの一本道は、何としても遠かった。三人とも口には出さなかったが“弟のリュックに納められた簡易テントを使う日が来た!今夜こそ野宿の覚悟が必要だ!”と考えていた。あはは。日が沈んだ頃、バス亭を背に待っていた。』と書きましたが・・・
バス停

二人が『バスに乗ろう』『明日、タクシーでココ迄来て、歩けば良いだろう?』と聞くのでバスに乗った。ほっ。

☆ 宿は当日の昼食前に<歩ける距離を計算して>から予定していた宿に電話を入れていたの。だから『法事が入ったので、今夜は×で〜す。』と断られても、仕方ないの。


この記事のトップへ


『旅・ダンス』目次へ

6月1日。朝7889歩・午後18948歩=合計で15キロ?
また、ビュウの文章を引用しま〜す。
しかし、しっかりと眠ったわたし達は翌朝、元気に『朝メシ前に歩いて来ま~す』と雨合羽を着込んで宿をでた。
朝メシ前

この“朝飯前”の歩数は7889歩でしたが、物凄い豪雨に襲われたの!!台風情報のニュースに、毎回登場する〈室戸岬〉の雨って、超〜物凄かった!!土砂降り時の山道は、道路全体が浅い川になる。脇を走り抜けて行く自動車は【水中翼船】状態で水しぶきを巻きあげ、車体が浮き上がる。(写真は、無いけれどホントの話デス!)
 こんな風に簡単なコトの例えにもなる<朝メシ前の予定>が何ともミジメな全身びしょ濡れ姿で24番札所に到達!
24番札所124番札所2

この最御崎寺で今回の旅を打ち切って帰京と、決定。あはは。


この記事のトップへ


『旅・ダンス』目次へ

6月2日。
昨日の雨が嘘のように、ピーカンの空を見て、ちょこっと室戸岬散歩もしました。
室戸岬
また、花を見つけて、わたしは元気になった。
花と1花と2

移動の電車の中で、こんなスナップもゲットするほど、元気!
電車の中から電車の中で

元気にはなったけれど、コレにはびっくり!
びっくり!

ビックリついでに、こんなスナップを見てね。↓
きつかった旅の終わりを「ポン!」と景気好く、〆られるかな〜と。あはは。
ポコ・ポン

『ポコ・ポン!』


この記事のトップへ


『旅・ダンス』目次へ

Copyright © 2004-2011 Hero&Lei企画 Reiko Kusamura. All rights reserved.