マーチングに取り組む多くの団体は、新しい年度に新しいショーを決め、新しいメンバーで練習に取り組んでいきます。しかし専松吹奏楽部の1年間のスケジュールを考えたとき、同じような取り組みを行うと、座奏や他の行事との両立や新メンバー教育などが間に合わない、という実情もあって、毎年定期演奏会には新演目で臨むことになっています。 そのショーの一部を先行して練習し、部員たちの動機付け、意識を高めることにつなげることを目的として毎年この「マーチング&バトンステージ全国大会」にエントリーしています。 今年も学校の入試やインフルエンザの流行などによりなかなか思うような練習ができない事情もありましたが、精一杯の演奏演技を行ってまいりました。 |
座奏とマーチングの両立を基本としている専松吹奏楽部では、本格的なマーチングへの取り組みは吹奏楽コンクール後となっています。今年度も吹奏楽コンクール後から1週間程度のオフをはさんだ後に本格始動しました。とはいえ最初の大会である吹連のマーチングコンテストはもう目前。毎年毎年合宿から大会まで短期集中で必死に練習を重ねて本番を迎えます。 そこまでして吹連のコンテストにエントリーする意義は、「本番の魅力」です。座奏とは異なり、マーチングでは1つのショーを長い期間かけて、変更を重ねながら練度を高めていくものです。その過程での一つの本番が、数日分の練習成果と同じ価値があるのです。やはり衣装を着て、多くの観客に見られて挑む本番はまた格別なものがあります。今年もその思いを、この舞台がマーチングデビューとなる新人も含む、全部員に味わってもらいました。 |
マーチングコンテストから半月から3週間ほどで、専松吹奏楽部がメインターゲットとしているこの大会がやってきます。ここにエントリーするほとんどの団体が、この大会に向けて練習を重ねてきます。本来であれば専松も心血を注いで練習を重ねていきたいのですが、毎年この間に「定期考査」という大きな壁が待ち構えています。そして今年に至っては、大会の2日前に考査が終了するという危機的状況でした。そんな中、吹連のマーチングコンテストから1曲加えて、今年度のショーを始めてこの大会でフルで披露しました。 本番はひやひやの連続でしたが、結果は今年度も金賞を受賞し、めでたく関東大会への出場権を得ました。まだこのショーを2ヶ月先まで続けられることに感謝をしつつ、さらなる目標に向かって挑んでいきたいと思います。 |
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第46回マーチングバンド・バトントワーリング関東大会 平成23年11月12日(土)
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