「週刊アスキー」ですが、買っちゃいました。 でも他の記事も楽しめたし。雑誌をみて「もう第二回かっ」とがっかりしたんですが、WEBで読めてよかっです。
ということで、京極夏彦の榎さんモノのシリーズの新作「雲外鏡」をe-NOVELSでも読むことができます。第一回分は無料で、それ以降は第二回以降は、360円で最終話まで読めるPASSWORDが貰えるそうです。
ネットで読めるとしても雑誌買い続けそうな気がするなあ…
メモ。
●「韓国インターネットの技を盗め!」(アスキー出版 趙章恩)→【bk1】
日本よりも遥かにインフラの整った、海のほんの少し向こうの国ではどんなネット文化が育っているか…には興味があります。でも今、積読本が多すぎてなあ…
昨日は大阪城ホールのV6コンにいってきました。今回は大満足。あと2回くらいみたかったなあ。なんだか久しぶりにコンサートをみてドキドキワクワクしたような。詳しい感想は明日あたりにでもかけたらいいな。
今週の「ヒカルの碁」感想はこちら。
「見下げた日々の企て」によると、「週刊アスキー」で京極夏彦が榎さんモノの連載を始めたとか。明日買いにゆかねばっ!!
バレたらマズいんじゃない?──SirCamは何でも暴露する(国内編)。うわ…
すみません、昨日の【ネットケンカの極意(3)】、日付ミスをしてしまいました。修正しましたのでよければ7/29と修正してくださいませ>リンクをされた方。
あと、昨日ロケットについて「まだ100%の安定性と安全性があるとは言いがたいのは確かですが」と書いたところ、「世界中どこでも無人ロケットの場合はコストを下げるために9割程度の成功率を想定して製作しています。もちろん有人の場合は安全性が第一で100%を目指して製作するので、スペースシャトルは非常にコストがかかっています」というようなことを教えていただきました。どうもありがとうございます。
また、昨日の関連話題。見下げた日々の企て(7/30)や愚者の戯言(7/30)からすると、この「批判はするのはされるのも当たり前・WEBテキスト」界においては「覚悟」というのがやはり最重要キーワードとなるのかなあ。フィールドが違うとそれが「思いやり」だったり「愛」だったりするのだけれども。
別のフィールドではどんなルールとなるか、という話が自分の中でまとまったら書いてみたいです。いつになるかなあ。
ムービック出版のアンソロジー「全軍突撃ガンパレードマーチ1」が届きました。予約特典のハガキが今回の表紙だったのが残念。絵が好みではないので。木村さんのイラストのハガキもあったけど、これ前にサントラCDの特典についてたのと同じじゃないですか。
内容は、まあまあおもしろかったです。好きな同人作家さんも描いてたし。個人的な好みだと、エニックス版>ムービック版>電撃版かな。挟み込んであった「ガンパレ新聞」に木村さんの森・茜イラストがあったのがめちゃめちゃ嬉しかったです。
ネットケンカの話みたび。今回のみのうらさんとCr3+さんのケンカについて、「なんだかよくわからないから詳しく解説してほしい」というメールが来ました。今更蒸し返すのもなあと思わなくはないのですが、ネットのケンカにおいてどういう力学が働くかの例示となりそうですので私の分かる範囲でやってみます。
まず、みのうらさんが怒った理由。みのうらさんの日記を読んでる方であれば、みのうらさんが宇宙開発に深い思い入れがあり、そのジャンルの知識が深いだけではなく様々なイベントに参加されたりしているというのをご存知でしょう。(普段読んでなくても7月の日記を読んだだけでも十分窺い知ることはできるのではないでしょうか)
NASDAのロケットについては宇宙開発事業団のオフィシャルサイトをみてもらえばわかるかと思います。この前の打ち上げ失敗→爆破のシーンをテレビでみただけの人は「日本のロケットって飛ぶこともできないんだなあ」という印象を抱いたかもしれませんが、打ち上げ実績をみるともう随分たくさんの国産ロケット打ち上げ実績があるのがわかります。まだ100%の安定性と安全性があるとは言いがたいのは確かですが。
それを前提に、Cr3+さんのきっかけとなった発言「SFに関してはまず現実科学としてNASDAがちゃんと飛ぶロケット作ることから始めればいいのでは。あんなもんに夢はたくせません。」(7/21。現在は削除)を読んでみると、「ちゃんと飛ぶロケット」という言葉がまずひっかかります。そして「あんなもん」呼ばわりは、宇宙開発に思い入れのある人がムカッとしても無理はないのでは。
これらのことを踏まえて、私は7/24の日記に「みのうらさんが怒るのも無理はない」と書いたわけです。詳しく書かなかったのは、私も不愉快な思いをしていたから「ヒントは出したから自分で考えてみなさい」とCr3+さんを突き放した部分があったのです。あれをわかるように書くと「間違った知識で揶揄するように書かれると、プロジェクトXをみて"国産ロケット開発のために身を粉にして頑張った技術者たちの魂"に涙した私程度でもムッとくるのに、もっと宇宙開発への知識と思い入れが深いみのうらさんだったら怒るのも無理ない」となります。
みのうらさんがその不愉快な思いを冷静に伝えるのではなく、怒りの発露という形をとったのは、みのうらさんの7/24の日記をみると過去にあった個人的な(?)出来事で苛立ちが蓄積していたんだろうなあ…と、このあたりは推測するしかないのですが。みのうらさんがそのあたりを誰にでもわかるように説明しないのは、みのうらさんのケンカの目的にギャラリーの理解と支持を求めることが入ってないからでしょう。ただCr3+さんにガツンと言ってやりたかっただけじゃないかという気がします。そういう部分はみっともないと思いますが、みのうらさんはそれを分かった上でやってますからねぇ。
このあたりは「愚者の戯言」7/27も参考にしてください。
では、なぜ今回の件でCr3+さんが一方的に叩かれてしまったのか?という話。
(幻想四海の掲示板や、2ちゃんねるの該当スレッドをみる限りではCr3+さんの方がどうみても形勢不利となっています)
Cr3+さんの価値観・やり方が「ケンカ上等WEBテキスト」はもとより「批判はするのはされるのも当たり前・WEBテキスト」界(我ながらネーミングセンスなさすぎ…)のルールからするとマイナス評価される要素を多く含んでいたからでしょう。これはCr3+さんが自分のいるフィールドがどんな価値観で動いているか、自分の書いたものに対して読者はどういう印象を抱くかを理解していなかったせいだと思います。もちろんフィールドの価値観に迎合する必要はないですが、基準となるルールを知っていれば、自分の意見を述べるだけではなくその考えの前提となるマイルール自体を読者に理解させる必要があることがわかるでしょう。そうすることでマイナス評価をプラスポイントに変化させることができるかもしれません。
それでは、今回の件でCr3+さんが抵触した「フィールドのルール」とはなんでしょうか。
このフィールドでの基本理念は「ネット上での言論は自由で平等である」ことです。ただし、無責任に自由を謳歌している人はバカ扱いされます。そのため「自分の発言の責任を引き受ける覚悟」を持っていることも重要視されます。
そこから派生する価値観を列記していきますと、
(1)批判はするのもされるのも当たり前。
(2)その批判の是非を第三者でも判定できるように、批判をするときには相手にリンクを行う。(当然全ページリンクフリーが前提)また後日見た人がわかるように、基本的に文章は削除せず、記録を残しておく。(問題のある場合は訂正文を追記して日付を書く)有里さんの7/27の日記を参照のこと。
(3)批判に逆襲した相手が社会的に大物であっても絶対に怯まない。「ウェブの基本影響力と言うのは、プロもアマも関係ない。ウェブに公開した時点で、世界中の誰もが(システム的言語問題は別として)閲覧する事が可能だからだ。」(愚者の戯言 7/26より)
(4)あとづけで自己正当化に走らない。「逃げ」はみっともない。
(5)自分の方が間違っていると分かった場合は謝罪。間違いは潔く認める。
あたりかなあ。ちなみにこれは「ケンカ上等WEBテキスト」もしくは「批判はするのはされるのも当たり前・WEBテキスト」界の話でして、フィールドがかわるとルールがかわります。例えばコミュニケーション重視のファンサイトでは、「人を傷つけるようなことは言わない」というのが重要なルールになっているところが多いですね。「ケンカ上等」では「人を傷つける」ことはマイナス要素とはなりません。また激しい口調もそれほどマイナス要素とはならないようです。
これから該当文書をリンクしていきますので、それを読むときには先ほど上げた「このルールで判定したらプラスかマイナスか」を考えながら読んでみてください。
まず、今回の件には前振りがあるのが大きいと思います。幻想四海の6月上旬の日記での「フロン」事件。(過去ログは当時の日記の内容から一部削除されてますので、今読んだ印象と当時リアルタイムで読んでた印象は違うと思いますので、今読む方はそれを考慮にいれてください。)
岡田斗司夫さんの出版した本「フロン」をCr3+さんが読まずにあれこれ書いたら、岡田さんのサイトから批判的なリンクをされた件です。…「本を読まないのにその本について語る」というのは本を読んだ人からみると「的外れ」に思えてしまう危険性が高いので私はまずやることはないですが、それはおいといて。岡田さんからリンクされたときにCr3+さんも対抗して色々と書いてましたが、ご本人は「煽り返してイジってやった」つもりであっても、見てる人には「オロオロと言い訳してみっともない」という印象を与えてしまったようです。さらにタニグチリウイチさんのサイトでの自嘲をCr3+さんが自分宛の揶揄ではないかと思い込んであれこれ書いた件(6/18の幻想四海)もさらにその悪い印象を強めるものでした。
ただこの段階では誰も何もいいませんでしたが、今度のみのうらさんの件で7/22の追記で同じことをまたやってしまいました。三度目ですから、「さすがにそれはみっともない」と声を上げる人がちらほら掲示板にもでてきたのに、Cr3+さんはもうひとつ理解せずに7/24の日記でさらにフィールドのルールに抵触することを書いてしまったわけです。…これでは叩かれるのも無理ないかと。
それでは、Cr3+さんが「どういう行動をとれば傷は浅かったのか?」は非常に簡単です。みのうらさんに最初怒りをぶつけられたときに「みのうらさんを怒らせてしまったようですが、正直理由がわかりません。分かる方は教えてください」と書き、理由がわかったあとは「宇宙開発に夢を抱いている方の神経を逆撫でするような発言をして申し訳ありませんでした」と丁寧に謝るだけ。あとは何もふれない。こうすれば、逆に「みのうらさんってヒステリー」という印象をギャラリーに与えるだけで何事もなく終わったかもしれないわけです。
…邪推するなら、丁寧に文句をつけたらCr3+さんがこういうまっとうな行動をとるかもしれないので、相手の冷静さを失わせて「みっともない」行動を引き出す目的でああいう怒り方をみのうらさんはしたのかなあ、と考えてしまうんですが…
以上、分かる方には「当たり前」のことを延々と説明してしまいました。そういうのも「みっともない」行動のひとつでしょう。…でもまあ、うちのサイトはファンサイト系や同人系など毛色の違う人たちも読んでるってことで。そういう方の参考になればなによりです。
コバルト新刊を三冊買ってすべて読了。2冊はすばらしかったんですが、1冊が地雷でした…今感想を書くと毒電波を流しそうなので明日にします。
そうそう、来月「グラス・ハート」シリーズの新刊がでるそうです。楽しみだなあ。
昨日の日記の話、「ネットマフィア系というのは昔からWEBを見てる人しか知らないし、現在は事実上存在してるとは言い難いジャンルだからふさわしくないのではないか?」というご意見をもらいました。確かに最適とは言えませんね。ということで、「ケンカ上等WEBテキスト系」に変えておきます。…これでなんとなくイメージは伝わりますよね?
さて、昨日に引き続き、ネットケンカの話。昨日は同じ「フィールド」にいた場合のケンカの話でしたが、今日はケンカする相手とフィールドが違う場合。その時は、できるだけ相手のフィールドのルールに合わせたやり方をした方がケンカもスムーズにいきますので、そうすることをオススメします。自分ルールを強引に押しとおしてもいいけど、ケンカの内容が最初の争点とはズレて「ルールの違い」に関することに終始する可能性があります。ケンカすること自体が目的であればそれでもいいんですが。
問題は、「ルールの違い」そのものが争点だった場合。これは結構厄介です。ケンカ相手だけではなく、相手サイドのギャラリーにも「なぜそのルールが問題か」をわかるように伝えなければいけませんから。ルールはそのフィールドでコミュニケーションが円滑にいくように最適化されてることが多いので、違う概念を示されても何が問題なのかなかなか理解できないものです。…もちろん未熟で知識不足のためにルールが他のフィールドとは違ってる場合はあるんですけどね。(公開掲示板で市販ソフト不正コピーの話を堂々とするとか)
ルールの違いが争点となる場合は、消耗戦のあげく不毛な終わり方をすることが多いようです。それでも相手側のルールがなぜできたかをよく考えた上で、なぜこちら側のルールが成立したのか、またそのルールによってどんな影響が発生するのかを筋道を立てて説明すれば、相手側のギャラリーにも分かってもらえる可能性はあると思います。問答無用で「それは間違っている」とだけ言っても理解されにくいでしょうから。
相手側のギャラリーを無視し、自分側のギャラリーの理解さえ得られるならかまわないと考えてるのであれば、そういう手間はかける必要はないと思います。
次に、ケンカ相手と同じフィールドにいても、フィールドのルールがマイルールと異なっている場合ですが。これはケースバイケースでしょう。ルールがケンカの争点とは直接関係ないならば、フィールドのルールと異なっているマイルールの部分はとりあえずは表に出さない方が無難だと思います。本筋とは違うことでギャラリーの評判を悪くするのはバカバカしいですし。
同じフィールドでのケンカにおいて、フィールドルールとマイルールが違う場合で最大の問題となるのは「ルールの改変・意識改革」を目的としている場合。これは辛い作業です。ギャラリーからの理解はほとんど得られず、自分が一方的に叩かれる可能性が高いですから。よほど理論的で根気よく続けない限り、ギャラリーの理解を得ることは難しそうです。この場合は、「自分の目指すルールが既に存在する外部のフィールド」をケンカに巻き込むことにより、少しはケンカを優位に進めることはできるかもしれません。
ただし、ケンカが終わったあとそのフィールドにおいてつまはじきにされてしまう可能性もあるため、よっぽど覚悟しない限りはやめておいた方がいいです。意識改革を目指しているなら、ケンカという刺激度の高いものではなく、地道な啓蒙活動を続ける道を選択する方が賢明です。
自分が一方的にぶちまければ満足するなら何も考えなくてもいいですが、ギャラリーに「ヘタレ」だとかのレッテルを張られたくない場合は、フィールドのルールを知っておくべきです。もっともこのルールは明文化されてませんから、同じジャンルのサイトを読むときには、「ここではどういうものがプラス評価になり、どういうものがマイナス評価となるか」も同時に考えるクセをつけておいた方がいいかもしれません。
そういうことをわかってないと、いざケンカを始めてみたら自分にとって当たり前だったことで「あんた間違っているよ」とボコボコにされちゃう恐れがありますので。
この「フィールドを支配する明文化されてないルールを知っておいた方が物事を優位に運べる」というのはネットケンカに限らず、ビジネスや人間関係においても当てはまるのではないでしょうか。
「ヒカルの碁」がGBAでゲーム化されるとのこと。10月発売予定。(sawadaspecial.comより) 囲碁ゲームのようです。GBAは買ってないけど、これを機会に買うか…まあ囲碁の基礎の基礎を覚えるいいチャンスかもしれません。
でも個人的にはあかりちゃんになって、ヒカルやアキラや加賀くんや筒井くんや三谷くんや、挙句には緒方さん、名人、倉田さん、桑原本因坊、座間王座を落すような恋愛シミュレーションだったら嬉しかったんですが。…いや、あかりちゃんの年齢を考えると後半の人たちは恋愛するだけで犯罪になりかねないような。ちなみに隠しキャラが佐為で。
ゲーム本体よりも、問題は小さく書かれた一文です。「カードゲームもでるよ!」ってマジですか……まさか小畑先生が「夏に向けてカラーの書下ろしをたくさんしてます」というのがコレ? うわー、それは困ります〜。アニメ絵だったりコミックスの再使用だったりしたら別にゲットしなくてもかまわないけど、未収録の絵があったらそれを求めて延々買い続けるんじゃないかという恐怖が。
さて、「ネットケンカ」の話。昔、有里さんのサイトでみかけて話題にしそこねたところ。ネットケンカ道場。これに刺激されて私も何か書きたくなってたんですが、やっと考えがまとまりまして。
ケンカ売ると決めたとき/ケンカを売られた場合に最初にすべきなのは、メリット・デメリットを充分に検討した上で「勝利条件」を確定し、それに必要な戦術を選択することではないかと思っています。真正面から相手と対峙するのが必ずしもよいことだとは限りません。勝利を最優先とするならば、様々な手を使うことも可能。このあたりは気が向いたらまた詳しく語りたいですが、ダークになっちゃいそうだからここでは書けないかも。
とにかくやっちゃダメなのは、感情に任せた脊髄反射的に反応した書き込み。ネットでの発言は一度出てしまうと後で削除したところでなかったことにはできません。みた人がコピーして、その部分についてあれこれいわれてしまう可能性がありますから。
即座の対応より、少し頭を冷やしてから冷静に対応する方がベター。
ネットケンカの場合は、自分と相手だけの問題じゃなくて、観客にどうアピールして自分のイメージをよくするか、相手のイメージを悪くするかということも考えながらやるべきではないかと思います。(もっとも周りなんてどうでもいい、自分の気持ちが納得できれば…というのもアリでしょう。周りからバカにされて、「ヘタレ」だと侮られウォッチ対象となり嘲笑られてもそれでいいなら、周りなんて考慮しなくていいかと)
そのためケンカを有利に進める上で重要なのは、自分のフィールド/相手のフィールドを把握し、守るべきもの・攻めるべきものの優先順位をはっきりさせること。
自分のキャライメージや読者の信頼を犠牲にしてもやるべき事なのかどうかも考えた方がいいでしょうね。ケンカはしないに越したことないです。
「フィールドを把握する」についての説明。そのサイトの所属する「文化圏」によって、何がプラスポイントになり、何がマイナスポイントになるのかが違ってくるのです。場所によって「ルール」は違う。「ルール」を知らずに戦ってしまうと、相手にダメージを与えられないばかりか、自分の攻撃で逆に自分が傷ついてしまうことになってしまいます。
そこで例として、今回のみのうらさんの最初の啖呵(7/24の日記の「ボコッて欲しくて〜よくわかったから」の部分)について考えてみます。もしあれを暖かいコミュニケーション重視のところや礼儀を重んじるところでやってしまえば「そんな言い方は酷い/失礼だ」で内容を吟味する以前に拒否され、切り捨てられるでしょう。それではケンカ相手と同じリングに上がることすらできない。
ただし今回のみのうらさんとCr3+さんのケンカの場合は、フィールドは「ケンカ上等WEBテキスト」系。あの程度の言い方はこのフィールドではよくある話で、観客もそういうのには慣れているために「あーあ、みのうらさんまた怒ってるよ」程度にしか思われないのではないかと。逆にその程度に過ぎないみのうらさんの発言をCr3+さんが「ここまで常軌を逸したたけり狂い方」(7/24の日記)と書いたのは明らかに過敏な反応であって、ナイーブさはマイナス評価となるこの「ケンカ上等WEBテキスト」フィールドでは、観客に「コイツはヘタレ」だと思われる可能性の高い行動となってしまいました。その他にも、今回のCr3+さんの反撃はフィールドの「ルール」から考えると自爆技としか思えないものが多数ありましたが…
どういう部分がダメかについては、幻想四海の掲示板のスズキトモユさんの7/25 08:36の書き込み「……ダメすぎ。」がかなり端的に指摘しているかと。
一方、みのうらさんの方にも「みっともない」部分はありますが、みのうらさんはそれを自覚した上でやってるからねぇ。ネットケンカで大ダメージを与える攻撃のひとつが「本人は無意識では分かっているが意識には上ってない/意識からそらしているダメな部分」を指摘してやるということじゃないかと思います。だから「みっともない」と分かってやってることを指摘してもほとんどダメージにならないんですよね…
ちなみに自分の場合。うちのサイトの所属するフィールドは「ケンカ上等WEBテキスト」にも少しひっかかってますが、メインは書評系・ジャニーズ系・マンガ系です。そういうわりと甘目な世界にいます。その上、昔、ジャニーズ系大手サイトを運営していた頃は理想的な管理人を演じていたせいで、読者は私に対してクリーンなイメージを持ってる人が多かったのでした。今もその延長にいるかも。だからムチャなことを言ったらイメージガタ崩れになるのは間違いないでしょう。
だから私は自分の中の毒はなるべく見せない方向でやってます。毒を撒くことで得られる満足感よりも、それによって失われる読者の信頼や、増えるリスクの方が大きいと判断してますから。それでも「どうしてもこれはいいたい!!」ことがでてきた場合は、メリットとリスクを考えた上で表現に気を配って文章を書くようにしています。たまには無茶苦茶なことを言いたくなることもあるけど、こういうキャラだから仕方がないし。
それでもネットで発言する以上、何を言われても仕方ないと思ってますけどね。
私の場合はこういう方針ですが、中には「周りの目がどうした」「100発殴られても101発殴り返せばいいんだ」という人もいるでしょう。それもひとつの価値観でしょうし、それを実践している人はある意味尊敬します。ただ、このレベルまでくればいいんですが、「ケンカ上等」を掲げてナイフをもて遊んでるのに、ちょっと殴られた位でおたおたするようなみっともない人も結構いますからね。殴られたくなければ、危ないところにはいかない、人を刺激するような行動はとらなければいいのに、と個人的には思います。
WEBでいえば、悪口とか批判を書くなら覚悟を決める、覚悟がないからそういうことを書かないか、友人や理解者のみのクローズドな空間で発言を行なうというところですか?
ネット初心者というのはそのあたりがわかってなくて往々にみっともない姿を晒したりしますが…昔はともかく、今は初心者にこういう覚悟を求めるのは無理だというのは私もわかってるんですけども。
ただネットの安全教育において、ウィルスだとか詐欺だとかプライバシーの危険性と合わせてこういうことも伝えてゆく必要があるんじゃないかとは思います。
「何もかも自由に言いたいけれども、誰かに何か文句付けられたくない!! バカにされたくない!!」とメリットだけを享受してリスクを考えないのはあまりにバカすぎる。
SirCamというワームが流行っているらしいんですが、うちにもきました。まあこういう怪しげなファイルをうっかり実行することはないので平気ですが、でもこれ1M近くあるからうっとおしい…うちは常時接続だからいいものの、ダイヤルアップな人にはきっついだろうなあ。
今回のメールは東北大学の方から来てましたので、ひょっとして?と思った方はチェックをしてみてくださいませ。
「活字倶楽部」2001年夏号ゲット。巻頭特集は上遠野浩平と「十二国記」です。上遠野さんはインタビュー付き。相変わらずの上遠野節で、ジョジョの話を嬉々としていました。でも上遠野さんって細かくプロットを立てずに話書いてるんですよね。よくそれであれだけパズルのような話が書けるなんて。よっぽど天性のバランス感覚、いや空間認識能力かな?が優れているのか。インタビューのボリュームも多くて満足でした。
「十二国記」はインタビューはありませんがイラストがたくさんあったり早分かりマップがあって楽しく読めました。
次の秋号の特集は有栖川有栖と、須賀しのぶ。おお、これは楽しみだ〜。
「かつくら」からの情報など。ブギーポップの新刊「ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト」は9月発売。角川がビーンズ文庫という女性向ファンタジーのラインナップを10月1日から始めるそうです。第一回配本はティーンズルビーやホワイトハート・コバルトあたりで見なれた名前も。
10/13に東京で「ティーンズノベル・フェスティバル」を開催。SF大会のティーンズノベル版という感じかな? ゲストがあそこに書いてある人たちが本当に来るなら行きたいけれども…とりあえず資料請求だけしておくか。
もう今更…でしょうが、文庫本になったのでかの鉱物シリーズの一作目「プラチナ・ビーズ」(五條瑛 集英社文庫)を読了。…すばらしい。プロットやディテール、キャラメイキングも抜群だし、なによりあの深いテーマの見せ方が見事としか。最後の方なんて「ごめんなさい」×100と呟きながらだーっと泣いてしまいました。これがデビュー作なんてすごすぎる。
続編も読みたいけれども、今積読が山のようにある状態だからなあ。文庫本化を待つか…うーむ。
ちゃんとした感想は明日書くけれども、これは国際謀略小説ですが、非常に分かりやすくキャラが魅力的ですので高村薫ファンだけでなく京極夏彦ファンあたりにもオススメ。「活字倶楽部」で大人気シリーズといえば大体わかるでしょうか?
えっと…マジで理由わかってなかったんですか?>幻想四海7/22。そうそう、私は火曜日の夜は中島みゆきの歌声が流れてくると条件反射的に泣いちゃう程度のヌルい身ですが、それでも7/21のあの一文にはムッときたから、みのうらさんだったら怒るのもムリないと思います。(念のため同人関係じゃないですよ。)
わざとあの筋の人にケンカ売ってるのかと思いましたが、無自覚だったんだ…
今週の「ヒカルの碁」感想はこちら。
「ジャンプ」でのネタバレありなのでコミックス派の人は読まないでね、のミステリ系サイト3964番目の密室による企画ネタ「バーチャルネット棋士 さい1012歳」。
「FF10」は半分くらいまできました。今までのところは悪くない、というかやってて楽しいです。今回の何が一番楽しいかって、戦闘中にもキャラが喋るんですが、セリフのパターンが豊富で(シチュエーションやキャラの組み合わせによって喋るセリフもかわったりします)それぞれ個性的でいいです。ストーリーはある程度ミエミエの展開ですが、今のところは破綻してないし。戦闘は、中盤ではバランスはかなりゆるいです。でもFFの良さというのは、「パワーのインフレ」による自キャラの圧倒的な強さゆえの爽快感だと思うので、これでいいと思います。もちろん終盤にはいつものようにラスボスなんか比べ物にならない位強い裏ボスが山のようにでてくるそうですから、強い敵の攻略に燃える人にも対応してるかと。
画像はとてもきれいですが、ムービーはともかくリアルタイムで描かれるキャラがFF9に比べると表情まで見えるほどリアルになって妄想補完の余地がなくなった分、逆に人形みたいに思えて少し怖いです。笑ってるシーンでも目が全然笑ってない!!とか。きれいになりすぎるのも良し悪しかも。
で、今のお気に入りのキャラはやっぱりアーロン!! 甘くないところがステキ。で、以下微妙にネタバレな萌え話→カップリングならジェクト×アーロン。もしくはそれ前提でのアーロン×ティーダというのもいいかもなあ。ジェクトスフィアの一個目をみたばかりなんですが、疑問。アーロンって10年前はものすごい堅物のマジメ男だったじゃないですか。それが一体なぜあんなにグレちゃった(?)のかしら。ジェクトにも最初は反発してたみたいだし…それが命をかけても親友との誓いを守る、という風に気持ちが移り変わっていったのはなぜなんでしょう。そのあたりのエピソードも語られるといいなあ。(ジェクトスフィアの中でもいいですが) 同人誌でジェクト・アーロン・ブラスカの3人の珍道中本とかあったらむちゃくちゃ読んでみたい。←
今日の購入本。
「新暗行御史」(原作/尹仁完 作画/梁慶一 小学館):韓国の方の手による伝奇アクション。ダーク系ながらエンターティメントのツボはきちんと踏まえています。萌えな戦闘系美少女(ピュアな暗殺マシーン)あり。絵が非常にうまいだけでなく、話もいい感じ。今後要チェックな作品かも。
「吼えろペン」(島本和彦 小学館):かの伝説(?)の「燃えよペン」の新装開店版。熱血マンガ家物語。わざと行き過ぎでお笑いに。いやあ、今回の話もおもしろかったです。「燃えよペン」はしらなくても大丈夫。
FF10購入。まだ序盤ですが、少し感想を。
映像はさすがにきれいです。水の描写とか見事。ただしPS2といえどもムービーとリアルタイム画像の溝はまだまだ埋められないようですね。8頭身でリアルなだけに余計キャラがお人形さんに見えてしまって。FF9のときはデフォルメキャラで表情とかもよくわからなかったから逆に平気だったんだけど。
今回は声付きですが、声が入るといいですね〜。なんでもないセリフでもいい感じです。声がそれぞれのキャラのイメージにあっているし。
システムについては、まだ戦略性の浅い序盤なのでなんともいえず。最初に思ったよりはわかりにくくはないですね。
キャラ。主役のティーダはみたまんまのちょっと陽気な普通のにいちゃんですが、声が結構プラスポイントに働いてます。ヒロインのユウナは……イラストよりも「いつもと同じ顔のヒロインやんけ〜!!」度高し。これだから野村さんは…まあ今後の展開次第でイメージがかわるかもしれないけれども。今のところはあまりにいい子ちゃんすぎて面白みに欠けるかも。
それでね。困ったことに…アーロンがカッコいいんですよぉ。35歳、無口な剣士。渋いオジさまなんですが、イラストでみたときにはピンとこなかったのに、実際に動いている姿がカッコいいんだ、これがもう!! 立ち姿が雰囲気あるし。あと声がっ、カッコいい〜〜〜!! 声優さん誰だろう? 少なくともオフィシャルまわりでは発表されてないけど。あと二日もすればエンディングまで行く人いるだろうから、攻略系サイトで情報をゲットできるかな。最初の方のシーンだけでメロメロです。今後のエピソードで活躍の場があるといいけどな。
ストーリーは、今の段階ではなんとも。スタッフインタビューでは今回の話は結構評判いいみたいですし。でも所詮はFFですから…
これからしばらく引越しでバタバタするだろうから、クリアできるのは9月頃かな。ちょうどアルティマニアがでてる頃だろうし。
今回も攻略本片手にやってる軟弱者です…
メモ。
●サイバーポルノで初の最高裁判断 被告の有罪確定
ちょっと強引じゃないかなあ。解釈でごまかすよりもさっさと今の時代にあった立法をした方がいいんじゃないかなあ。
●ウイルスをダウンロードさせようとする“偽”のセキュリティ情報にご用心
こういう形でURLを誤認させる方法があるんですね。勉強になりました。URLに「%40」という文字が入っていたら要注意です。
昨日の答。「われに五月を」は寺山修司が二十歳のときに出した詩歌集です。この本の冒頭にある「五月の詩 序詞」は少年期との決別を歌い上げたものなんですが、それのイメージが…重なったので。
「われに五月を」はハルキ文庫から昨年発売された→【bk1】ので、興味のある方は探してみてください。まあGoogleで「寺山修司 我に五月を」で検索したら詩を全部転載しているサイトが簡単に見つかりますが。
さて、6/26,6/28、および7/13の日記の「たとえファンサイトが無断でスキャンした画像を使ってたり、映像や音楽ファイルを流していたとしても、宣伝になるからいいのではないか?」という意見について私の考えの続き。
これはタレントがターゲットにしているファン層や、売り出し戦略によって違ってくるでしょう。前に「キャラクタービジネス」についての話で書いたことと話は大きく重なります。個人サイトに無断で画像が載ることでタレントさんの露出が増え、宣伝にはなるかもしれませんが、それは必ずしもメリットばかりではありません。マイナーなタレントさんであれば露出が増えることのメリットが大きいでしょうが、すでにメジャーなタレントさんの場合はデメットの方が上回るのではないかと。
話を一般化して、ファンサイトが存在することで考えられるデメリットをあげてゆきます。
(1)商売の妨害
違法だということはまずおいといて。たとえば雑誌のスキャン画像の掲載することで「これをダウンロードすれば雑誌を買わなくてもいいや」と思う人が沢山でてくるかもしれません。ファンサイト自体は商売でやってなくてお金を儲けてなくても、他者の利益の損失を招いてる可能性があるわけです。
MP3ファイルの場合も同様。(MP3ファイルの無断アップロードはすでに逮捕者が何人もでている非常に危険な著作権侵害です。)これからだと「着メロ」や「待ち受け画面」もそれを商売にしているところがあるだけに問題となる可能性は高いですね。
(2)スポンサーとの兼ね合い
結構知らない人もいるのではないかと思うのですが、タレントがCM出演する場合もどれだけの回数放映するとか、雑誌やWEBなどの媒体で写真をどういう風に利用するかによって契約料が変わってくるのです。だから、正規に契約した企業であっても、WEBに画像を載せるためにはさらに高いお金を払わけなればいけないのです。さて、WEBでは「URLさえ分かればどこのページでもみれる」という意味で、システム的には企業サイトも個人サイトも同じ板の上に載っています。それが「個人サイトが非営利目的でやってるんだし」というだけでファンサイトが画像をガンガン掲載してしまうと「画像を載せることができる」価値が減ってしまうために、企業はお金を払っただけの効果が得られなくなる可能性もでてきます。そうなったら企業側からみたら不公平に思えるのも仕方ないじゃないかと。
(3)ファンがイタいとイメージダウン
ファンがバカばっかりだったり、狂信的だったりすると、「ファンがあんなのだったら本人だって…」とそのタレントへのイメージも悪くなるものです。ファンサイトであっても公開されていればファン以外の人も見にくる可能性があるということを分かってない参加者って多いですからね。
(4)流れてほしくない情報が出回る。
過剰なプライバシー侵害や悪い噂が出回るのは論外として。情報の暴走についてはホームページ安全講座の情報の扱い方。で書きましたが、口コミだとなんの問題もないような情報がネットで出回ることで大きな問題となることがあるのです。公式発表前に情報を載せちゃって関係者に迷惑をかけたとか、「○○の店でタダでポスターがもらえるよ」と書いたせいでその店に問い合わせ電話が殺到して結果として業務妨害になったとか。実際にファンサイトをやってみるまでそういうことが問題になりうるなんてわからないですけどね。怖いですよ、情報は扱い方を間違えると凶器になりますから。
まあここまではファンサイトの運営に問題がある場合ですが。全く問題のないファンサイトであっても、存在するだけでオフィシャルからすると困ることもあるわけです。
(4)イメージ戦略の問題
露出が増えて多くの人に知られることは必ずしもいいことばかりではないのです。有名であることは普通はプラスですが、ある限度を超えると「見過ぎて飽きた」になってしまう恐れが。そういう「すりへらし」対策のために、オフィシャル側はあれこれ工夫して、メディアでの露出をコントロールして、ある程度飢餓感を煽ることでタレント寿命を長くしようとすることもあるわけです。
こういう戦略をとっているならば、ルール違反を全く行っていないまっとうなファンサイトであっても、存在するだけで迷惑になることもあるわけです。
(5)ネタバレの問題
ファンとしてはコンサートや御芝居の内容をとにかく早く知りたいものですが、タレントさんからすると観客には先入観なしにみてもらいたかったりするのです。実際これが原因でオフィシャルからあるグループのファンサイト側に「閉鎖してほしい」という要求が過去にありました。こういう場合は法的にはなんの問題もなくても、ファンの仁義としてどうするべきか、ですねぇ…対策としてはネタバレのエリア(コンレポやネタバレOKの掲示板など)を実際に公演をみた人でないとわからないクイズを解いて初めてみることができるようにするか、公演が終了するまでネタバレ自体を自粛するか。
(6)批判の問題
ファンサイトでの批判(誹謗中傷ではありません)を気にするようなオフィシャルではダメダメだとは思いますが、ナイーブなタレントさんもいますからねぇ…批評はタレントさんを傷つける可能性があるだけではなく、その批判を読んだ一般人が批判を鵜呑みにして対象となるタレントさんを侮ったりすることもあるわけで。もっと穿った見方をすれば「この仕事に○○さんを起用しようか」と思ったクライアントがネットで検索してみつけたファンサイトの批判を読んだせいで「この人はダメだ。やめよう」と思うことだって、絶対にないとは言い切れない。
批判をする場合は、それらの可能性を覚悟の上で、表現方法などに気を使った方がいいと思います。何度も書くけど、ファンサイトというのはファンだけが読みにくる場じゃないですから。言いたい放題したいのなら、友達とか気心の知れた人達しかこないクローズドな場所でやるべきかと。
結局言いたいことは、ファンサイトの管理人は「ファンサイトを持つことでタレントさんの応援をしているんだ」とは思わない方がいいかもしれないってこと。自分がよかれと思ってやっていることが、人にとって嬉しいことではないってことはよくある話じゃないですか。それと同じ。
もちろん、ファンサイトがあることを喜んでいるタレントさんや芸能事務所も多いだろうけども、全てがそうであるべきだとは思わないこと。ただしオフィシャル側がファンサイトを歓迎してなくてもファンサイトをやめる必要はないし、人の権利を侵害しない範囲での言論の自由を行使することになんら問題はないでしょう。…でもオフィシャルに「サイト閉鎖してくれ」といわれてもサイトを続ける気力がある人はなかなかいないでしょうが。
最初から「別にタレントさんのためじゃなくて、自分や同じファンのためにやってるだけだ」と思っておけば、オフィシャルとトラブルになったときに少しは気持ちが楽なんじゃないかなあ。
私は昔、「みーはー倶楽部」というジャニーズ系総合情報サイトをやっていて、その筋ではそれなりに有名でした。でもジャニーズ事務所との関係は必ずしもいいものではなかったんですね。まあ向こうから直接メールがきたりしたことはなかったのですが、関係者の方の話が風の便りに聞こえてくることもありまして。それによると、うちのサイトを気に入っていたジャニーズスタッフの方もいたんですが、苦々しく思っていたスタッフもいたようです。それも無理ないだろうねぇ。だって、ジャニーズ事務所のやり方にはかなり問題がありまして(特にチケット関係)そのあたりをうちのサイトで指摘したりもしてましたから。ジャニーズ側の不手際をなんとかごまかそうとしていたのを露にしたこともあるし。
でも言い訳をさせてもらうと、本来は事務所がやるべきガイダンスやファン教育をうちのサイトが担っていたところもあるわけです。そういう意味では貢献していた部分もあると思うけどね。別に感謝してもらいたいとは思いませんが。
こうやってオフィシャル側を非難することもありましたから、その反撃をうけないように、自分の身を守るため、法的にスキを見せないようにかなり気を配っていました。画像アップやMIDI、歌詞掲載、ダビング関係など著作権法上問題になりそうなことは掲示板でも全面禁止、海賊版グッズや同人誌の話題も取り扱ってませんでしたし。あと商用サイトだと思われないように、広告バナーも一切入れませんでした。
唯一問題になる可能性があったのは、イラストの掲載くらいかな。でも現状からすると商用サイトでなければイラストが載ってるというだけでなんらかの処分をすることは難しいだろうと踏んでましたので。(念のため、雑誌の写真をそのまま模写したようなイラストは著作権侵害とみなされる危険性は高いです。あと、グループ名のオフィシャルロゴもかなりヤバいです)
それもあって、オフィシャルとの間には表立ってのトラブルはありませんでしたけどね。別件でマジで身の危険を感じたトラブルはありましたが…これについては公開しちゃうとなにかと差し障りがありますので、知りたければオフ会であった時とかに聞いてみてください。
ネットが一般化して、一部のマニアのものでなくなってきてることで、オフィシャルサイトとファンサイトとの関係というのはなかなかに微妙なものになりつつあると思うのです。昔のような牧歌的な世界にはもう戻れません。
ファンサイトをやるのって楽なことじゃないですよ。オフィシャルやマナー知らずのファンや、嫌がらせをするアンチとかいろんなものと戦っていかなきゃいけなかったりしますから。覚悟と根性がないとやっていけない。
それでもファンサイトをやるメリットはあります。一番は同じファンの友達がたくさんできること。好きなものについて心ゆくまで話せる場があること。あと表・裏を問わず情報が集まりやすいことかな。
ファンサイトを楽しく続けるためには、できないことまでやろうとはしないこと、自分のジャンルだけではなく他のタレントさんのファンサイトではどういう運営をされているとかネット全体の潮流だとかを知っておくこと。また相談にのってくれる経験や知識が豊富でバランス感覚のある友達を持つこと。…そういう友達がいないのであれば、私でよければできる範囲で相談にのりますので、なにかあればメールでどうぞ。
ジャニーズがなんでオフィシャルサイトを持っていないのか?や、某スポーツ選手のファンサイトで起こった問題など、ファンサイトトラブル実例はまた次の機会にでも。
まだメロウな気分は引きずっています。
昨日の日記のタイトルの由来となぜあのタイトルにしたかわかる人、います? いたらメールほしいなぁ。
本日は野中英次デー。待望の「魁!!クロマティ高校2」→【bk1】と「課長バカ一代(子供用)」→【bk1】(共に講談社マガジンコミック)ゲット。「課長バカ一代」はコミックスの中のセレクション+この前マガジンに掲載されたお話2本+5分で書いたマンガとなっております。自分的に好きな話(新幹線でのチキンレース)とかなくて残念なところもあるけど、やっぱりおもしろいなあ。「魁!!クロマティ高校2」の方はなんと中にもカラーページがっ!! 豪華なんだかそうでないのかよくわからないあたりがこのマンガらしいですね。今回は半分はすでにマガジンで読んでる作品だったけど、やっぱりおもしろいな〜。お気に入りは乗り物酔い番長・竹之内くんであります。
「魁!!クロマティ高校」はワルばかりの高校を舞台にした劇画調の脱力系ギャグマンガ。なんかじわじわーとくるおもしろさ。損はさせないのてぜひ読んでみてください。読むなら必ず「1」→【bk1】から。
ちなみにあるファンサイトの掲示板には野中さんの担当者がきて裏話をしていってくれたりします。
この前の「世界うるるん滞在記」に淳くんが出演。アマゾン奥地の秘境(飛行機だけでも6回乗り換えていきました)の村に滞在して、ピラルクーを釣りにいったんですが。久しぶりにみた淳くんはやっぱりかわいいのう。29とは思えないです。
淳くんは精神的にはタフだしコミュニケーション能力高いから、ああいう過酷な環境に送られたんだろうけども、体力的にはそれほどタフではないからね。海外に行く度に内臓を痛めたりしてたから、それが心配なんだけど。
(ちなみに「うるるん」への淳くんの出演は4回目で最初はマサイ族の村、二回目はペルーの高地、三回目はサハラ砂漠)
ジャガーにおびえたり、虫に悩まされたりしたものの、なんだか楽しそうに過ごしていました。文明の低さを心の中でバカにすることなく、空気に溶け込んで、彼らと同じ目線で世界を見ることができる、柔軟な心を持っているのが淳くんの魅力であり、武器でもあるわけで。その魅力がうまくでた番組だったと思います。とにかく、次に淳くんを見れるのはいつかなあ。
メモ
●総務省、著作権処理ルール統一・-ネットなど利用円滑に
そうすぐには成立はしないだろうけども。
あまり関係ないですが、日本複写権センター。たとえば、学会誌から必要な論文だけをコピーして同僚にも配るとか、図書館で雑誌から必要な記事だけをコピーして雑誌は購入しないで済ますとか、実は問題があるんですね。かといっていちいち権利者に許可を貰うような手間はかけられない…というわけでかわりに一括して著作権料を集めて分配するための組織。うちの会社もここと契約をしています。
●炎多留道
一部で話題沸騰となったあのゲームの、女性の手によるレビュー&攻略サイトです。ゲームとしてはわりとしっかりできてるようでおもしろそうですな。でもさすがに私には濃すぎます。とてもじゃないけどこれには手が出せない…ちなみにゲームの販売本数は5000本突破したそうです。
朝から思い出してはめそめそと泣いております。
昨日の淳くんの「世界うるるん滞在記」感想を書こうと思ってたんだけど、なんか気力がわかない…
リンクでお茶を濁す。
●『Outlook』にセキュリティーホール
HTMLメール絡みの問題でもあります。とにかくOutlook系は色々とセキュリティ上の問題があるから、別のメールソフトに乗り換えた方がいいとは思うんだけどねぇ…ネットにおいて圧倒的シェア一位のものを使うのは、互換性の高さという大きなメリットはありますが、そのかわり安全性はかなり犠牲になっちゃうということは覚悟しておいた方がいいかと思います。
ついでにHTMLメール関係の話、日記かもしれない(新)7/13も参考に。
「ヒカルの碁」の感想はこちら。
大阪、オリンピックダメでしたねぇ。まあそれもムリないなあとは思っていましたが、でもそのために一体いくらのお金を使ったんだか。大阪に税金を納めてる身としては…いやこんなもの氷山の一角なんだろうけどさ。参考→大阪にオリンピックはいりません
昨日の日記のフォロー。同じ方からメッセージを頂きました。「メールのタイトルに直接漢字を使うのは御法度」というのは、MIME変換せずに使えば…という意味で書いたのだそうです。「直接」という言葉の示す意図がわかってませんでした。すみません。知識の上では知っていたけども、私はタイトルをMIME変換しないメールソフトを見たことないんでそういう考えは浮かばなかったので。私のインターネット歴は95年からですし。ちなみに今の日本語のメールソフトで普通に使っていてタイトルに日本語を使うことが問題になることはまずありません。技術系のメーリングリストでも英語メインのところじゃないかぎりは日本語タイトルでもOKだそうです。技術的な話は愚者の戯れ言 7/13に
念のため、私はHTMLメール推奨派でも否定派でもないです。(テキストで済むようなメールがHTMLでくるのは愉快ではないし、自分からHTMLメールを出すことはまずないでしょうが) ただすでにHTMLメールが実質的に標準化している国(韓国)もあり、日本もいずれそちらの流れに行くのではないか、ということ。
直接関係はなかったけれども、参考→効果的なHTMLメールの使い方
なんだか今更ですが、6/26,6/28の日記で書いたファンサイトの話。愚者の戯言 6/30より。CD→CDのコピーやはり相当まずい模様。(録音できる)MDやDATのハードウェアの費用に著作権使用料が入っていたのは知ってたのですが、メディアにも含まれてるんですね。でも同じ性能のCD-Rがあって、わざわざ高い音楽用のCD-Rを購入する人なんていなさそうだけどねぇ。とにかくデジタルデータの私的利用を超えた複製や無断配布は後暗いことだし、誰でもみれる場所(個人サイトでの日記や掲示板など)で言わない方がいいのは確か。
その閉鎖を勧告されたファンサイトを私の友達もたまたま見てたそうなんですが、彼女から聞いた話によるとそのサイトは雑誌の最新号からスキャンした画像を(まだ発売期間中に)載せてたり、スキャンした画像は自由にダウンロードできるようにしていたのに、それらの画像を自分で加工したもの(和服姿のアイコラなど)は右クリックできなくしてダウンロードしづらくしてたそうです。スキャン画像載せるにしてももうすこし仁義というものが…発売中の雑誌の写真を載せちゃうのは明らかに商売妨害となるし、人の著作権に対してはおざなりなのに自分の著作権については敏感(だと思われる態度をとる)と反感買っちゃうからマズいだろうに。
さて、「例えファンサイトが無断でスキャンした画像を使ってたり、映像や音楽ファイルを流していたとしても、宣伝になるからいいのではないか?」という意見について私の考えなどを。これはそのタレントがターゲットにしているファン層や、企業の戦略によって変わるのではないかと思います。詳しいことはまた今度。
HTMLメールの話続き。いくつかご意見を頂きましたが、そのうちの対称的な二つご意見を紹介。
>後からきた強者が勝手に作った仕様が多数派の論理でなし崩しに「標準」となってしまうのはなんだか気持ち悪かったりするんだよね。
でも今の状態っていつまでも対応する気のないローテクの少数派が我がまま言ってるって状況ですよね。横並びをよしとする日本ならではかも。セキュリティーホールだのなんだのは対策とろうと思えば取れるのですし(出来ないってのならWebすら見れない)。
ケータイにしたってポスペにしたって、現時点では無理でもその気になれば技術的には簡単。そもそもポスペなんか使ってるタイプの人は見た目が綺麗に見えるhtmlメールへの潜在的需要が高そうな気もします。
htmlメール否定派の意見を見てるとネットの進化にとって害にしかならないように感じますねぇ。まぁ、htmlでは送らないけど。
ケータイはiモードとかWebをみることができるですから、メールでもHTMLに対応するのは難しくはないでしょうね。単に文字やバックの色を変えたりするだけでも表現の幅が広がるから若い子にはウケそう。ただケータイのネックはパケット料の高さかなあ。ドコモの一人勝ちじゃなくなって、もっと競争が激化しないと値下げはなかなか無理だろうし。ポスペが対応したらたしかに一気にHTMLメールが広がりそうですよね。
ただルールができてくるにはそれなりに意味があるわけで、「ローテク派のワガママ」と切って捨てるのは少々乱暴ではないかと思います。
もうひとつのご意見。
すでに同様な情報が届いてるかもしれませんが、Becky!はCTRL-SPACEで先に進めませんか? Becky!Ver.2ではそれでOKです。 なお、分かって書いてるのかもしれませんが、今でも直接漢字をサブジェクトやなんかのヘッダに使うのは御法度です。今のメーラがユーザの見えない所で面倒をみてくれているだけです。また、単に化けるだけならいいですが、そのメールが届かなかったり、さらには、途中の経路で障害を引き起こしたりする可能性があったから、漢字は使えなかったのです。まあ、余計な知識ですが、参考までに。
操作方法、教えてくださってありがとうございます。漢字タイトルの件は、かつての事情は知っていますが、「今でも御法度です」というのは原則論に固執しすぎるような。ネットのシステムとして対応してなく、メールソフトがそれを補っていたとしても実状として(少なくとも国内のプロバイダ同士では)問題ないのであればOKでは? 漢字やひらがなによるタイトルのわかやすさというメリットと、それを使うことによるシステム障害の可能性などのデメリットを比べてみると、今となってはメリットの方が圧倒的ですし。
…ひょっとして、今でも技術系メーリングリストの中には日本語タイトルを使用したら「マナー違反」と注意されたりするところがあるんでしょうか。
私が初めてインターネットメールを送ったのが94年だったかな? やっと当時の商用パソコンネット同士でのインターネット経由のメールのやりとりができるようになった頃。あるネットの自分のアドレスから別のネットの自分のアドレスにメールをテスト送信したのですが…届くまで3日かかりました(実話)。今からすると信じられないことだけど。今は大抵のネット同士では、1分もかからずに届きますからねぇ。昔は私も怪しげな英語のタイトルや、ローマ字表記のタイトルやらを使っていたものです。今となっては懐かしい。たった数年でいろんなことが変わったんだなあと思います。
ジャンプ公式サイトで次号予告が公開されてます。珍しく更新が早い。…で。次回は「ヒカルの碁」が巻頭カラーなんですが、表紙イラストが思いっきり物語のネタバレとなっていますので、知りたくない方は見に行かない方がいいでしょう。それをみた感想。→夕日の中、穏やかに微笑む佐為。そして第124局のサブタイトルをみたときに、凍り付きました。「さよなら」…やっぱり。物語の必然とはいえ、ついにその日が来てしまうんですね。コピーが「抗えきれない運命を受け入れた時に、見えてきたのは―――」で佐為のあの微笑をみると…せめてちゃんと自分の思いをヒカルに伝えて、神に誰かのための道具にされていたんじゃないかとかそういう自分を卑下するような思い込みはやめて…できれば安らかな気持ちで消えてほしい、と思います。でもそうなると辛いのはヒカルだよね。今まで佐為のことを分かってやれなかったこと、読者も「それはちょっと酷いんじゃ…」と思ってた言葉が全部自分に跳ね返ってきてくるんだから。かけがえのないものを失ってしまった苦しみを乗り越えるのは、ヒカルが人間的に成長するために必要な糧となるのでしょうが。なんかあれこれ考えこんじゃって、佐為の顔が穏やかなだけにこっちの胸が苦しくなって少し泣いてしまいました。さあ、本編はどうなるかな〜。←
HTMLメールの話。
ネット関係の話題がメインのメーリングリストを購読しているのですが、そこでHTMLメールの話題になりまして。日本では「いきなりHTMLメールを出すのはマナー違反、メールはプレーンテキスト送るべし」という意識が強いですが、韓国ではHTMLで送るのが当たり前で、アメリカでもHTMLメールがすでに半数以上を占めているらしいです。
HTMLメール推進派の言い分は、
(1)HTMLメールの方が表現力があり、情報が見やすい。画像が使えるだけではなく、表組みを使う場合は圧倒的に見やすい。
(2)オプトインメールとして商用宣伝目的で利用する場合も開封率の確認やメールからサイトに来た場合の追跡調査ができるなどかなりのメリットがある。
(3)トラフィックが増えるという問題は、回線が太くなったために現在では大きな問題ではない
(4)HTMLメールをサポートしているメールソフトの利用者がほとんど。(2001年度の「インターネット白書」(インプレス)によるとOutlook系の使用者が75%以上。「わからない」も含めると85%になります。)
今も日本では「HTMLメールはマナー違反」意識が強いのは、うっかりHTMLメールを送った初心者に「それはマナー違反だ」と教育していくような一部のコンピュータオタクたちの「声が大きい」為ではないか、という意見の方もいました。
言い分には納得のいく部分もあります。物理的な環境の変化により、昔ではタブーだったことがスタンダードになることはよくありますし。特にインターネット関係ではその移り変わりが激しいですからねぇ。
メールにしても、昔はタイトルに日本語を使うのはダメだったんですよ。化けて読めない人がいたから。今はそういう方が圧倒的少数派になったせいで、まず問題視されることはないですもの。そうやって「常識」は移り変わってゆくものだけども。
ただ日本の場合はHTMLメールの普及まではもうしばらくかかるでしょう。その理由は、
(1)日本ではHTMLメールをサポートしていない、携帯電話とポストペットでのmailの割合もかなりある。
(2)HTMLメールの画像をサーバーまで見に行く場合はネットへの接続を行なうのでダイヤルアップ環境だとかなり困る。(韓国でHTMLが標準なのはブロードバンドが普及しているためという理由も大きいようです)
(3)HTMLメールは開くだけでIPの取得などができるような仕組みを簡単に作れるためにプライバシーを侵害される危険がある。
(4)セキュリティホールの問題。HTMLメールを読むだけで感染してしまうウィルスが存在して危険
あたりですかねぇ。私自身自身はHTMLメールがきたからといって目くじらたてて送信者に文句を言ったりすることはないけれども、ちょっとだけ不愉快になります。私が使っているメールソフトのBecky!の場合は、テキストファイルならスペースキー連打で自動的にスクロールして文章が読めるのですが、HTMLメールにはこの機能が効かないのでマウスを使わなきゃいけないのが面倒でして。あと、メールに添付ファイルの印がついてるとやはり身構えてしまいますね。ウィルスかもしれないから。
HTMLメールがこれだけ勢力を伸ばしてきた原因はもちろんMicrosoftがそれまでのネットの流れを無視してOutlook系のデフォルトをHTML形式にしたせいでしょう。初心者が増え、ユーザー層がコンピュータマニアから一般人に変わることで常識が変わるのは仕方ないとはいえ、後からきた強者が勝手に作った仕様が多数派の論理でなし崩しに「標準」となってしまうのはなんだか気持ち悪かったりするんだよね。
6月に頻繁に話題にしてた「リンク」や「個人サイトについての意識」のように、初心者が多数派になることでネットの空気がどんどん変わっていってるのを肌身に感じます。
ちなみに2001年7月現在では、見知らぬ相手やメーリングリストにHTMLメールで送ると「マナー違反だ」と怒られる可能性はまだまだ高いですので、「出してもかまわない」相手以外にはプレーンテキストにしておいた方が無難です。Outlook系でテキストメールをデフォルトに設定する方法はこちら。
HTMLメールへの本格的なシフトは、ポスペと携帯電話のメールがHTMLメールに対応したら始まるかと。…1年後にはどうなっているのかなあ。
「ネバーランド」、週末に再読しました。やっぱり恩田陸のあの独特の空気はすばらしいです。あと「フロン」に通じるエピソードもあったんだなあ、とか。…で、ドラマの話。ドラマをみてて、「あれ、人数多い?」と思ったらやはり。原作の冬休み→夏休みにした分、話全体が長くなるのをどう展開をつけていくのかを楽しみにしていましょう。ふと思い立ってドラマのオフィシャルサイトに行ってみたら、掲示板があるじゃないですかっ!! オフィシャルで掲示板を持つのはファンの暴走を招いてアイタタタ…になる危険性が高いので大丈夫かなあと覗いてみたら、意外とまとも。でよくみると、最新発言のタイムスタンプが数時間前。そっか、サイトスタッフの検閲が入っていたのね。書き込みの注意にもそういうことが書かれていました。マンパワーは要しますが、不特定多数が集まる場所で開くオフィシャルサイトをまともに運営するには、こうやって検閲するしかないのかもしれないですね。でも載せられなかった発言ってどんなのかなあ…って簡単に想像は付くけど。
ついでにメモ。恩田陸の充実したファンサイト陸ファン!。
発作的に「軍事研究」2001年7月号購入。特集がおもしろそうだったので。「新世紀の戦闘ロボット」ということでアニメやマンガ・ゲームにでてくる人型ロボットへの言及もあるのですが、軍事のプロからの視点はなかなかにおもしろかったです。でもこういう本、軍事マニアが読むものかと思ってたんですが、広告が軍事産業会社からのがほとんどということは、プロの軍人や軍部関係者を読者に想定しているんでしょうね。固有名詞はチンプンカンプンでしたが、知らない世界を垣間見るのはなかなかにドキドキするなあ。
●著作者の権利への理解を求める声明
日本ペンクラブの声明。新古書店への話だけじゃなく、ベストセラーを大量に入荷するような過剰サービスをする図書館への批判も。でもまあ著作権管理団体がさっさとするべきなのは、法改正への運動と共に著作権料徴収&分配組織を作り上げることでしょう。
こういう話は出版の未来メーリングリストでも活発な論議がされているので興味のある方はどうぞ。
今週の「ヒカルの碁」はこちら。
引越し先の部屋は決まりました。私もダンナもひと目で気に入って、妥協せずに済んでよかったです。
ガンパレのドラマCD届きました。…タイトルロールの「ガンパレードマーチ」が収録されてるんですが、あんな曲だとは。あれで戦意高揚できるのか〜。内容自体は…うーん、マニアじゃないかぎり買うほどではないかなあと思います。私はもう予約しちゃったけどねぇ。
●安全ではなくなったPDFファイル
Acrobatのバージョン4からウィルス感染の危険性があるそうです。便利にするための機能拡張すると、どうしてもリスクが増えていくのは仕方ないとはいえ。
ドラマ「ネバーランド」みましたが…うわー、原作とは別モノ。あの恩田陸の透明な空気を映像で再現するのは難しいのは仕方ないか。でも脚本も演出ももうすこしなんとか… ただこれをきっかけに恩田陸の本を手にとってくれる人が増えればいいんだけど。
「インターネット白書2001」→【bk1】購入。まだ中身は読み込んでませんが、ここ1年でネットを始めた人が3割。通信速度にしても、ブラウザのバージョンにしても「わからない」と答えた初心者が無視できない数いたりします。ネットがパソコンオタクのものでなくなって久しいけれども、ここまでとは。
昨日の「ライトノベルでの宗教団体=悪の組織は田中芳樹が源ですか?」という疑問に「クラッシャージョウでもそういうのがありました」との話が。あう、「クラッシャージョウ」は全部読んだはずなのに話を忘れていました。…この話は覚えてないんですが、昔は悪の教団はいかにも邪教という感じでしたが、最近のはごく普通の人が入信しているような宗教が裏では恐ろしいことをやっていた、みたいな感じじゃないですか? クラッシャージョウでもそんな感じでしたっけ?
●石原都知事「インターネットは幻想だ!!」――SAP、Eビジネスカンファレンス“SAPPHIRE 2001 TOKYO”を開催
講演は一部しか載ってませんから真意はわかりませんが、ネットが万能でないというのには賛成ですな。電話とかと同じくメディアのひとつに過ぎないものを万能視するのはちょっと違うと思います。かといって、「インターネットや携帯電話で得る情報は形骸であり、自分の感性と情念でフィルターをかけて初めて情報は情報となる」は極論かと。ネットの情報にはスカも多いけれども、逆にリアルに自分の目や肌で感じた体験もそれが「事実」であるかどうは別の話。情報への対応の仕方の問題というか。
Vジャンプ緊急増刊号「FF10設定資料集&トラベルガイド」購入。今回はスタッフがみなさんシナリオ誉めてましたが…少しは期待できるかしらん。たしかFF8のときにはシナリオ誉めてるスタッフはいなかったような気がします。(というか、メインシナリオの人が「その場が盛り上がれば全体のストーリーの辻褄なんてあわなくても仕方ないやと開き直りました」(意訳)と言ってた記憶が)
グラフィックはさすがにキレイ。今回の戦闘はアクティブタイムバトルはなくなったんですねぇ。うわ、今回のシドはハゲなのがちょっとショック。(シドの好きな順は2→4→7)
一応予約はしましたが、引越しやらなにやらでゆっくりゲームできるのは9月に入ってからかなあ。まあその頃の方が攻略情報が揃ってるから楽だろうし(ヌルすぎ)
関係ないけれども。「ラグナロク」を読んでてふと思ったんですが、ライトノベルで「宗教団体」=「狂信的な悪の組織」となることが多いのは、田中芳樹の影響なんでしょうか。それともそれ以前から兆候はありました?
その上、日本ではオウム事件のせいで余計に宗教=うさんくさいイメージがついちゃったしねぇ…
今週の「ヒカルの碁」の感想はこちら。
大家さんの都合にて、8月中には引っ越ししなきゃいけなくなりました。今住んでるところが幹線道路のすぐ側の上、すぐ近くに飛行場があるためにうるさいところだったから、環境を変えるきっかけになっていいんだけども。でも次の部屋は今回ほどは広くないだろうし、本とか同人誌とか大量に処分しなきゃ。…必要なものとそうでないものの仕分けがまず大変。そのあと梱包したり荷解きしたりとか考えるとめまいがします。引越しは嫌いなんですよぉ。
「王子さまLv1」を土曜の午前中にはクリア。いやあ、楽しかった。前に書いたときに説明忘れたけども、このソフトはボーイズラブゲームだったりします。本編は健全ですが、追加ディスクを入れると18禁になります。
ゲームシステムはお手軽RPGで、ゲームバランスは非常にヌルい。ダンジョンのワンフロアーが狭いし、階層もそれほど多くありません。依頼をこなすのに日数制限があるけれども、余裕がありますし。ただ大作ソフトに疲れた身にはこれくらいの方が楽しいのです。ちょっとした謎解きがファミコン時代のRPGのようで。短いクエストの数珠つなぎだから達成感あるしね。
キャラのエピソードを絡めた性格付けとかも手慣れていて、さすがアリスソフトですな。カナン王子、無鉄砲だけどもどこか茶目っ気があってかわいいです。苦労性のセレストとの主従コンビのやりとりが楽しいったら。あと子分達がキュートでねぇ。ストーリーもまとまりよく、ラストまわりの展開には「きゅん」としました。
興味のある人は体験版をやってみればいいかと。ちなみに18禁モードではカップリングコンフィグ機能というのがありまして、どちらを攻でどちらを受にするのか選ぶことができます。
ボーイズゲーとしては、実は先月あたりに「蒼黒の月」(選択式アドベンチャーゲーム)もやったんですが…絵は悪くないし、ストーリーもありがちファンタジーだけども及第点はとってるかと。ただ根本的な問題は、初回プレイ時は2-3時間かかるんですが、その間に選択肢を選ぶことができるのがたったの7回だけ。あとは延々テキストを読み続けるのみ…「ゲーム」じゃないよ、それじゃ。しかも選択肢で変わるのは主人公とのカップリングと細かいエピソードだけで、ストーリーの大筋は同じなので、繰り返すことによる面白さとかがないんですよね。一応エンディングとCGはコンプリしましたが。キャライラストが好みで主従萌え、兄弟の葛藤萌えな人なら試してみてもいいかもしれませんが…
雑誌「The Sneaker」8月号購入。須賀しのぶさんの第二次世界大戦ドイツ飛行機ものの短編「鷲と鷹」が載ってたので。女の子のためのミリタリー講座は、あれこれやろうとしすぎて焦点ボケちゃったかも。「初心者のための」じゃなくて「女の子のための」であるなら、とりあえず軍服から入るというのはどうか。オススメ本リストは結構おもしろそう。
大阪南港ATCでの「大阪市近代美術館プレ展」に行ってきました。立地が悪いせいか、宣伝をあんまりしてないせいか、ガラガラ。まあその方がゆっくり見れていいんですけども。佐伯祐三の絵はいいのがいっぱいあって大満足。すごく好きな作家さんなのです。あとは所蔵品の展示をしてたんですが…なんか有名作家のを「とりあえず集めました」という感じで、もうひとつポリシーが伝わってこない。バブル絶頂期に19億円で購入して批判を浴びたモディリアニの「髪をほどいた横たわる裸婦」もそれほどいい作品とは思えないし、明らかに高すぎる買い物でしょう。しかもそのときの購入はかなり不透明なところあったようですから。一部の人にとって、絵は合法的に怪しげなお金をやりとりするための御札にすぎないんですよね。それの後始末と正当化に税金を使われちゃたまらないなあ。
もっとも全部の美術館がそういう怪しい資金繰りの隠れ蓑というわけではなくて、学芸員がしっかりしててポリシーのある収集やおもしろい企画を行なっているところもたくさんあります。ただ大阪市近代美術館はプレ展がこれだけ閑散としてるということは、入れ物ができてもあまり人がこないんじゃないか?という気がしますし、この財政難の折に建設するだけの意義が感じられません。もっとも現在は建設は棚上げされてるようですが。一度動き出した計画はなかなかやめることはできないんでしょうけど、いつ実現するかわからないことをいつまでもやってても経費がかかるだけなのになあ。美術館なんてできてからの運営資金もバカにならないんですよ。
明日から仕事関係が少し忙しくなるので、週末まで更新はおそらく行いません。金曜か土曜にでもまた遊びにきてもらえると嬉しいです。
メモ。
●ブックオフ赤字決算。ついでにbk1は初年度赤字だそうです。最初は設備投資にかなりかかるからムリもないけど、頑張ってほしいものです。