2001年の私的ベスト10   2000年度 / 1999年度 / 1998年度 / 1997年度

2001年に私が読んだ本で、個人的に「おもしろかった!!」「燃えた〜」って本をリストアップします。
ベストテンは、私が2001年1月から12月にかけて読んだ本で、1作者1作品としています。
読んだ本の全リストはこちら

1「コンビネーション」谷山由紀[朝日ソノラマ]
私にとっては、まさに宝物のような物語。
「こんなに緑の森の中」「天夢航海」などセンシティブで素敵な話を書く谷山さんのデビュー作。ずっと読みたかったのですが、すでに絶版で本屋では購入できず。ふと寄った中央図書館で見つけて読むことができました。
万年最下位の弱小プロ野球チームの不器用でいつも真剣な男・名倉について、色々な人の視点から描いた7つの物語。
いやもうなんていうか…言葉にならない。魂の深いところで共鳴するような、充実感を得ました。素晴らしい。
透明感がありながら、深い味わいも持っている、稀有な作品です。
この方、野球が「頭脳ゲーム」であることをちゃんと分かった上で、プロ野球という非常に残酷な世界を様々な角度から描いています。脇役ひとりひとりにもちゃんと人生があって。やるせなさと、それを包み込むような優しさに泣きました。
野球を好きな人にはもちろん、野球になんてまるで興味のない方にもオススメ。ただし絶版なので古本屋で根気よく探すか、ライトノベルが充実している大きな図書館に行くかしかありません。

●「コンビネーション」谷山由紀(01/07/01)


2「黒と茶の幻想」恩田陸[講談社]
恩田陸ファンとては、新刊がたくさん読めて、しかもどれもレベル高くて幸せな年でしたが、反面恩田さんのオーバーワークが心配で仕方ありません…
さて、粒ぞろいの恩田陸作品でひとつを選ぶなら、私はこの話を。
学生時代に親しかった、中年の男女4人で緑豊かな離島に旅に出かける。そこで彼らは不思議な謎を持ち寄ってあれこれ推理を繰り広げるが…とアウトラインだけですとそれほどおもしろそうには思えませんが、これがもう、すばらしくよかった。
ゆらぎの物語。
帯に"華麗にして「美しい謎」"と書かれていますが、ミステリとして読むと肩透かしを食らうかも。強烈な謎や派手な展開はないですから。
ただ、恩田陸の紡ぎ出す言葉に酔い、太古から続く森を共に歩き、自分の中に投げられた「謎」という名の小石が巻き起こす波紋を眺め、湖底にあるものを目を凝らしてみる。思いもがけないものや、忘れたはずのものが浮かび上がってきて。
読んでいる自分にもかすかな波動が伝わってきて、それが少しずつ増幅されて揺さぶられてしまった。泣くような話ではないかもしれないけれども、なぜかずっと泣きたいような気持ちで、読み終わった後泣いてしまいました。
この本は「麦の海に沈む果実」「三月は深き紅の淵を」とは響き合う物語であります。
個人的には恩田さんの中でも1,2を争うくらい好きな本になりました。再読したら初読で得られた大切な何かが磨り減っちゃいそうで、しばらくは読むことができないけれども、40歳くらいになったらまた読んでみたい本です。

●「六番目の小夜子」(01/02/01)
●「MAZE[めいず]」恩田陸(01/02/06)
●「上と外4 神々と死者の迷宮 下」恩田陸(01/02/09)
●「上と外5 楔が抜ける時」恩田陸(01/06/09)
●「ドミノ」恩田陸(01/07/31)
●「上と外6 みんなの国」恩田陸(01/08/03)
●「黒と茶の幻想」恩田陸(01/12/16)
3「ブギーポップ・アンバランス ホーリー&ゴースト」上遠野浩平[電撃文庫]
「みんな死んじゃえ!!」「世界なんて滅びてしまえばいい…」
そう思ったことはないですか?
ないならそれはよかった、幸せなことです。
あるなら…もし、世界を滅ぼすだけの力を本当に手にしてしまったら、どうしますか?
ブギーポップシリーズの待望の最新刊。
世間を騒がせた若い男女カップルの犯罪者ホーリィ&ゴースト。実は彼らがああなってしまったのは、成り行きまかせだった。世界を滅ぼす可能性がある《ロック・ボトム》をなんとかしようとしてああなっていったのだから…
…すっごく、いい。読み終えたあと、惚けてしまいました。心地の良い酩酊感。このシリーズでは「パンドラ」の次に好きかも。
今までの話と重ね合わせて見えてくるものがあるパズルみたいなシリーズだけに、「ついていけない」という人もいるだろうなあ。その一方で「もう、たまらん!!」という熱狂的な信者も生んで。…私はちなみに後者です。
今回の物語の奥から浮かび上がってくるビジョンが、なんか、いや、もう、自分のボキャブラリの貧困さが悲しくなるけれども、目覚める寸前に見ていた夢のように、ぼんやりとイメージや感触だけが残っている感じで。そういう遠くて近いリアリティ。
上遠野浩平の魅力のひとつは強烈な同時代性だと私は思っています。未来でも過去でもなく、まさに「今」。ライブ感覚に近いのかなあ。消えモノだからこそ、魂を揺さぶる。…なんだかこの物語も、二度目を読んじゃいけないような気がする。二度目を読むと、一度目に味わった空気を忘れちゃいそうで。
あと、キャラの見せ方とかが抜群にうまい。キャラのすべてを埋めないで絶妙な隙間を作るところとか。あの安定と崩壊の境界に位置するような絶妙なバランスの悪さでキャラや物語を配置しているのは、天性のセンスか、計算づくか。どっちにしてもお見事。
イラスト、デザインも相変わらずのレベルの高さ。口絵の悪意のありそうなブギーポップのイラストが特に秀逸です。

●「ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド」上遠野浩平(01/02/08)
●「ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト」上遠野浩平(01/09/06)
●「わたしは虚夢を月に聴く」上遠野浩平(01/08/21)
●「紫骸城事件」上遠野浩平(01/06/08)
4「サムライ・レンズマン」古橋秀之[徳間デュアル文庫]
スペース・オペラの金字塔である、E・E・ドク・スミスの「レンズマン」シリーズの世界を舞台に「ブラックロッド」「タツモリ家の食卓」シリーズの古橋秀之が新しい物語を描き出しました。
未来、人が宇宙を縦横無尽にかけまわるようになった頃、宇宙犯罪を取り締まるべく作られた「銀河パトロール」とその中心的存在のレンズマンたちの活躍を描いたヒーロー物語。ストレートでパワフルな完全懲悪モノでありながら、世界の深さも感じさせるお話でした。
とにかく、熱い!! 燃える!! 原作のレンズマンのエッセンスをぎゅっと濃縮しながら、とっつき易さもあり、その上古橋さんのオリジナル要素もうまく加味されていて、プラスの相乗効果を出しています。そう、これなんだ!! 正義を貫くまっすぐさ、熱い魂、途方もないスケール感とスピード感。子供の頃、ワクワクしながら冒険物語を楽しんだ気持ち。そういうのが蘇ってくる、とてもよい話でした。
今回の話は、(原作)3巻の数年後の物語で、古橋オリジナルキャラである日系子孫のサムライの心を持つレンズマン《シン・クザク》を中心に物語が進みます。でも原作メインキャラももちろん登場、その上それぞれのキャラらしい活躍も見せてくれますし、細々とした要素に原作ティストがきちんと残っていて、原作ファンの期待を裏切られない作品。小さくまとまらない、あの物語インフレ感があるあたりこそレンズマンですね。今回の敵の攻撃方法といったら、それゃもう!!
原作を知らない人にもオススメ。特殊用語はさりげなく説明されているので大丈夫。SFは苦手な人でも、「スター・ウォーズ」レベルが大丈夫なら全然平気です。奥は深いですがとっつきやすいので。
原作は創元SF文庫にて小隅黎氏の新訳で刊行されています。こちらもオススメ。

●「タツモリ家の食卓3 対エイリアン部隊」古橋秀之(01/01/11)
●「サムライ・レンズマン」古橋秀之(01/12/20)
5「EDGE3 〜毒の夏〜」とみなが貴和[講談社ホワイトハート]
前作の「EDGE2 〜三月の誘拐者〜」がいいデキだったので新作も期待してたんですよ。それが、もう、すごい!! ミステリとしても、恋愛小説としても極上の味わいに仕上がっていて。もうとにかく、読んでてたまらん話でした。
東京では、いくつかの若者たちがよく集まる喫茶店のシュガーポットにガリウムヒ素が混入される事件が起こった。その事件が収まった頃、ドラッグストアーで青酸ガス事件が発生。松波刑事の友人が事故の犠牲で意識不明の重態に。天才プロファイラーの大滝練摩は犯人探しに協力することになるが… 一方、精神年齢が10歳くらいとなった宗一郎が、「藤崎」の存在を知ってしまい…
今回のテーマは毒。冒頭のエピソードだけでもう満腹になるほどすばらしいできばえ。あれに「毒」というタイトルをつけて短編として流通させても十分通じるんじゃないですか? 異常というよりは、普通の人間がほんのすこしあるべき世界から逸脱しかけた…という感じの犯人の心理描写が見事。前二作も犯人の心理描写がよかったんですが、今回はさらに筆が冴えているなあ。今の日本が含んでいる「毒」をうまく話にとり込んでいて、現在の世相や風潮を文字に固定していると思います。
ジャンルとしては、天才プロファイラーもの。少し超能力がでてきますが、これはどちからというと恋愛要素に絡むものであってミステリとしての味わいを損ねるものではありません。京極夏彦や西澤保彦が平気でしたら全然大丈夫。
とにかく、ミステリ者を自認している人であれば読むべし。この犯人の心理描写だけでも読む価値はあると思います。この作者、日常と隣り合わせの狂気を書かせたら国内でも三指に入るのではないでしょうか。

●「EDGE3 〜毒の夏〜」とみなが貴和(01/04/06)
6「エウリディケの娘」友谷蒼[EXノベルズ]
恩田陸作品に通じるものがある、学園ホラー。
景南高校は進学校で、生徒たちは高校特有の息苦しさを感じつつも青春を満喫していた。夏のある日、少女が学校の目の前で交通事故に会い、一度息をひきとるがなぜか奇跡的に回復した。…そして。「景南の生徒は死なない」という噂が流れ始めて…
この人の作品って筋はいいのにあと一歩物足りないところがあったんですが、今回は空気作りのうまさがうまくストーリーと絡み合ってすごくいい感じに仕上がっています。微妙な年頃の少年・少女たちをセンシティブにうまく描いています。

●「エウリディケの娘」友谷蒼(01/03/19)
7「きみにしか聞こえない CALLING YOU」乙一[角川スニーカー文庫]
乙一は今年はコンスタントにいい作品を(ホラー系でも癒し系でも)送り出してくれましたが、その中から一冊を選ぶなら癒し系の中短編3つが収録されたこの本を。
「CALLING YOU」:友達がいないから、携帯電話を持ってない一人の孤独な少女。寂しさを紛らわすために頭の中で思い描いていた夢の携帯電話。そしてある日、そこに電話がかかってきた。同じく孤独を抱えた一人の少年から…
「傷―KIZ/KIDS―」:生い立ちゆえに精神的に不安定で、特殊学級に追いやられた乱暴者の「オレ」が出会ったのは、大人しい少年アサト。アサトにはなぜか「人の傷を自分に移すことができる」能力があった。最初は少しずつ怪我人たちから傷を引きうけていたりしたが、やがて…
「華歌」:列車事故で恋人を失い、精神的痛手から入院していた私が、病院近くの森を散歩していたときに見つけた小さな花。その花から聞こえてきた歌声に惹かれて、鉢に植え替え、病室に持ち込む。その花がほころんで開いたとき、中に見えたのは小さな少女の顔だった…

参りました。もう、泣いた泣いた。傷ついた、不器用な人々をセンシティブに優しく描いた物語です。エピソードの見せ方や文章が非常にうまいのに、あざとさを感じさせないのは天性の部分も大きいんだろうなあ。
とにかくオススメ。シリーズものではなく独立した短編なので暇つぶしのつもりでいいから手にとってもらいたいです。羽住都氏のイラストも空気が柔らかくていいなあ。
この物語がひとりでも多くの、生き辛さ/息苦しさを感じている少年・少女たちの手元にちゃんと届きますように。


●「きみにしか聞こえない CALLING YOU」乙一(01/05/31)
●「死にぞこないの青」乙一(01/10/11)
●「暗黒童話」乙一(01/09/22)
●「天帝妖狐」乙一(01/07/19)
8「キル・ゾーン 地上より永遠に」須賀しのぶ[集英社コバルト文庫]
未来世界SFミリタリーアクション陰険漫才ラブロマンス(?)「キル・ゾーン」シリーズついに完結。
シリーズものは始める時よりも終わる時の方が難しいものですが、見事に風呂敷をたたんでくれました。あまりに展開が早過ぎるために、「もうすこしゆっくりじっくり書いてほしかったなあ」と思わないでもないですが、とにかく作者には「長いことごくろうさまでした。途中からですが発売を待ち焦がれながらリアルタイムで楽しんできました。楽しい時間をありがとうございました」と伝えたい気分です。
みんなみんなハッピーエンドとはいえないけれども、それぞれのキャラが乗り越えるべきところはちゃんと乗り越えてくれたのでよかったです。
このシリーズを読むなら一作目「キル・ゾーン」から「ブルーブラッド」も含めて発刊順に。最初の方は作者もデビューしたてで正直いって下手なんですが…「ブルー・ブラッド 虚無編 上」「下」あたりの深さは読むだけの価値があると思います。全部でシリーズ24冊あるので今から読むのはなにかと辛いですが…

●「キル・ゾーン 叛逆」須賀しのぶ(01/04/27)
●「キル・ゾーン 地上より永遠に」須賀しのぶ(01/07/27)
●「流血女神伝 砂の覇王4」須賀しのぶ(01/02/02)
●「流血女神伝 砂の覇王5」須賀しのぶ(01/12/01)
9「パラサイトムーンII 鼠達の狂饗」渡瀬草一郎[電撃文庫]
「陰陽ノ京」で第7回電撃ゲーム大賞金賞を受賞した作者の、現代を舞台にした伝奇小説(クトゥルフモノの一種)のシリーズ。一作目がまあまあ、2作目となる本作品は非常におもしろかったです。
異世界からやってきた不思議な生物である《迷宮神群》。彼らと関わった人類には特殊な能力が発動してしまうことがある。それら異能者たちを保護するために作られたのが《キャラバン》という組織だが、創立してから時代を経るにつれて組織は一枚岩ではなくなり、様々に分裂していった。そして現代。その神々のひとつである黄昏の墓守・レブルバハトの影響を押さえる研究を行なっていた水本美春は裏切りのため組織に消されてしまった。しかし彼女の死があまりにも不可解だったため、そんな事情を知らない妹の水本冬華にも《キャラバン》の魔の手が伸びてきて…
いやあ、これがおもしろい!! ストーリーそのものよりも、世界観によって励起されるものが想像を刺激するのです。神々のシステムもおもしろいけれども、《キャラバン》という裏世界の組織にも色々と派閥があったり、資金調達のための隠れ蓑があったりとか人間関係が複雑なところが好みだなあ。
シリーズを再読すると、意味不明だった話がよくわかってパズルのピースがパタパタハマっていくような快感を味わうことができます。
キャラ的には籤方萌え〜。

●「パラサイトムーン 風見鶏の巣」渡瀬草一郎(01/05/10)
●「パラサイトムーンII 鼠達の狂宴」渡瀬草一郎(01/08/14)
●「パラサイトムーンIII 百年画廊」渡瀬草一郎(01/11/09)
10「開かれぬ鍵 抜かれぬ剣 上/下 足のない獅子」駒崎優[講談社ホワイトハート]
めちゃお気に入りの「足のない獅子」シリーズ完結編。
中世のイギリスを舞台に、沈着で頭脳派ながら優しさのあるリチャードと、豪胆で気のいいギルフォードのやんちゃな騎士見習いの二人の青年の、剣も魔法もでてこないささやかな日常の冒険談……だったんですが今回は激動の展開。お隣の腹黒さんはまたしてもとんでもないことをやってくださるし、トビーの叔父が突然現れるし、国王の従兄弟がシェルフィールドにやってくるし、ジョナサン暗躍するし、さらに… その上巻で広がり過ぎた話を、下巻でバタバタと散らばっていたエピソードが収束させていくさまは見事でした。
このシリーズは3冊目あたりからがおもしろいです。

●「開かれぬ鍵 抜かれぬ剣 上 足のない獅子」駒崎優(01/03/02)
●「開かれぬ鍵 抜かれぬ剣 下 足のない獅子」駒崎優(01/04/05)
●「晴れやかな午後の光 足のない獅子」駒崎優(01/10/05)
番外「伝わる・揺さぶる!文章を書く」山田ズーニー[PHP新書]
ほぼ日刊イトイ新聞にて「大人の小論文教室。」の連載を持ってる作者がその連載分を元に役に立つ「日常文章」の書き方をレクチャーした本です。
「うまい文章」といわれると、文豪の書いた小説や、うまい表現を使いこなすエッセイなどを思い出す人が多いのではないでしょうか。かといって一般人がそういう人たちのマネをしても実生活では役に立たない。普通の人にとって大事なことは、「自分の考えをきちんと伝え、状況を自分の望むように動かすこと」。そのために、どうすれば「伝わる・揺さぶる」文章を書けるか?についての話があります。
小手先のテクニックじゃなくて、戦略、いうならば「ポジショニング」の話でして、これはとても重要なことかと。書くだけの問題じゃなくて、どうやって「考えるか」の問題。
非常にオススメ。書くことのみならず、充実した人生のためにどうやって考えて生きていけばいいんだろう?ということにも役に立つかと。
個人的には、自分のサイトを持っていて、なんらかの形で文章を書いているなら、絶対に読んでほしい一冊であります。

●「伝わる・揺さぶる!文章を書く」山田ズーニー(01/12/05)


その他、おもしろかった本です。こちらは新作・旧作入り乱れています。順番とおもしろさは関係ないですよ。(読んだ日付の逆順なだけです)


●「A君(17)の戦争 1.まもるべきもの」豪屋大介(01/12/29)
●「真・女神転生II」吉村夜(01/12/25)
●「うつくしい子ども」石田衣良(01/12/08)
●「ハーツ ひとつだけうそがある」松井千尋(01/11/28)
●「木島日記 乞丐相」大塚英志(01/11/21)
●「イリヤの空 UFOの夏 その2」秋山瑞人(01/11/10)
●「今昔続百鬼 雲」京極夏彦(01/11/08)
●「クラン[II]逃亡編」田中芳樹/霜越かほる(01/10/29)
●「V字回復の経営」三枝匡(01/10/24)
●「イリヤの空 UFOの夏」秋山瑞人(01/10/07)
●「真・女神転生 廃墟の中のジン」吉村夜(01/09/28)
●「海馬が耳から駆けてゆく3」菅野彰(01/09/27)
●「累卵の朱 万象史記」大澤良貴(01/09/25)
●「カラミティナイトII」高瀬彼方(01/09/19)
●「トンデモ本の世界R」と学会(01/09/18)
●「フェイク! 有村央生のアート事件ファイル」徳田央生(01/09/17)
●「人質カノン」宮部みゆき(01/09/05)
●「今度はマのつく最終兵器!」喬林知(01/08/31)
●「今日からマのつく自由業!」喬林知(01/08/31)
●「散りしかたみに」近藤史恵(01/08/25)
●「R.P.G.」宮部みゆき(01/08/22)
●「童話物語 大きなお話の終わり 下」向山貴彦(01/08/17)
●「童話物語 大きなお話の始まり 上」向山貴彦(01/08/16)
●「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」J.K.ローリング(01/07/30)
●「ロボット21世紀」瀬名秀明(01/07/28)
●「マリア様がみてる チェリーブロッサム」今野緒雪(01/07/27)
●「プラチナ・ビーズ」五條瑛(01/07/24)
●「チェンジリング 碧の聖所」妹尾ゆふ子(01/07/16)
●「華胥の幽夢 十二国記」小野不由美(01/07/13)
●「愚か者の盟約」佐々木譲(01/07/03)
●「僕らがもう大人だとしても 毎日晴天!7」菅野彰(01/06/29)
●「フロン 結婚生活・19の絶対法則」岡田斗司夫(01/06/22)
●「人生テスト 人を動かす4つの力」岡田斗司夫(01/06/22)
●「センチメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険」篠田真由美(01/06/20)
●「過敏症」榎田尤利(01/06/13)
●「秋天の陽炎」金子達仁(01/06/02)
●「BIOME 新緑の魔女」伊東京一(01/05/21)
●「黄昏の岸 暁の天 十二国記 上/下」小野不由美(01/05/17)
●「秘密」東野圭吾(01/05/12)
●「Hyper hybrid organization 01-01 運命の日」高畑京一郎(01/05/11)
●「ストレイト・ジャケット2 ツミビトのキオク〜THE ATTACHMENT〜」榊一郎(01/05/06)
●「ストレイト・ジャケット1 ニンゲンのカタチ〜THE MOLD〜」榊一郎(01/05/04)
●「ふわふわの泉」野尻抱介(01/04/24)
●「フルメタル・パニック! 終わるデイ・バイ・デイ(下)」賀東招ニ(01/04/21)
●「未完成」古処誠二(01/04/16)
●「五徳猫 〜薔薇十字探偵の慨然〜」京極夏彦(01/04/10)
●「マリア様がみてる いとしき歳月(後編)」今野緒雪(01/04/04)
●「天象儀の星」秋山完(01/03/28)
●「チェンジリング 赤の誓約」妹尾ゆふ子(01/03/18)
●「板垣恵介の激闘達人烈伝」板垣恵介(01/03/10)
●「板垣恵介の格闘士列伝」板垣恵介(01/03/10)
●「妖怪馬鹿」京極夏彦・多田克己・村上健司(01/02/24)
●「サイケデリック・レスキュー クリムゾン・インフェルノ 後編」一条理希(01/02/23)
●「ロシアは今日も荒れ模様」米原万里(01/02/22)
●「メッセージ」榎田尤利(01/02/16)
●「プラスチックとふたつのキス」榎田尤利(01/02/15)
●「マリア様がみてる いとしき歳月(前編)」今野緒雪(01/02/02)
●「夏の塩」榎田尤利(01/02/01)
●「6番目の小夜子」恩田陸(01/02/01)
●「マグダミリア 三つの星 I暁の王の章」高殿円(01/01/30)
●「マグダミリア 三つの星 II宰相の杖の章」高殿円(01/01/30)
●「タツモリ家の食卓3 対エイリアン部隊」古橋秀之(01/01/11)
●「「神」に迫るサイエンス ―BRAIN VALLEY研究序説―」監修:瀬名秀明(01/01/10)
●「BRAIN VALLEY 下」瀬名秀明(01/01/07)
●「BRAIN VALLEY 上」瀬名秀明(01/01/02)


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