とりあえず。FF10やっとクリアしました!! いやあ、今回のFFはいいですよー、設定にツッコミどころは多数あるものの、シナリオが結構しっかりしてますので。一本道シナリオが嫌いでなく、PS2を持ってるならやって損はないかと。
最後のイベントとか半泣きでみてしまいました。声つきだと破壊力が絶大ですな…(下手だったりイメージがあってないとマイナス方向で破壊力絶大となってしまいますが) 今回のFFはゲーム前にイラストや設定画をみてたときには主人公あんまり好みの顔立ちじゃないし、萌えないだろうなあと思っていたのに… オープニングイベントでアーロンの声を聞いてフォーリンラブ。あの声!! たまらんです… ティーダも実際に動いてみるとかわいいしね。
心の底から、オヤジーズの珍道中記をドラマCD化してくれないかなあと思います。FFシリーズじゃそれは無理かなあ。最近はFFもグッズ展開が盛んですから、デスクトップアクセサリーくらいは期待してもいいかな? アーロンの声を各種警告音にできたらっ!!
彩色済みフィギュアも欲しいんですが、うちのダンナがアーロン嫌いなんですよ。私が「アーロン、カッコいい〜〜」とかゲームしながら叫んでいたせいかもしれないけども。それがダメならせめてコカコーラのFF10フィギュアくらい集めておけばよかったです…
そういえば、ティーダのユウナのボーカルCDがでるんですよね。…アーロンとかジェクトとかブラスカあたりも出て欲しいような欲しくないような。
ゲームシステムの話とかもうちょっと語りたいことはあるけれども、この辺で。
それがらみで「昔のFFは…」とか「ダッシュができるようになったのはいつからだっけ?」とかあれこれ記憶を探っていたんですが、FF9の成長システムが思い出せなくて愕然。ストーリーは覚えているのになあ。
雑誌「ファミ通ブロス」購入。船戸明里さんの「Honey Rose」が第2回だったんですが、今回もデキがよくて。ナマイキお子様のエリオットがかわいすぎ〜。このマンガについては船戸さんのサイトに色々と情報がありますが、これだけ質がよくてもコミックス化されるかどうかわからないんですね。もったいない。
寝不足気味でバテバテなんですが、前に書いたことが嘘になってしまったので、その訂正だけでもしなくては。
8/17の日記にかいた「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ)のドラマ化について、「千影が消えちゃって、同名の女の子がかわりに登場する?」みたいなことを書きましたが、本日発売の月刊「WINGS」によると阿部寛さんが千影役に決定したとか。嘘かいてすみませんでした。ぜひ立派なボンクラを演じてください。>阿部さん
でも、千影もでるとすると、あの雨の中のスイッチオン!!のシーンとかやるのか? …絶対にやらないよねぇ…だって月9のドラマだもん。みてみたい気がする、というかすごくみたいんですけども。
「白泉社My文庫」のプロデュースの仕方の問題(みのうらさん 9/26)とか(ちなみに作品自体はどれもオススメですよ。結構おもしろい)書いてみたいことは色々とあるんですが、とりあえずさようなら〜。
妄想WEBマネーの続き。
いただいたご意見など。ひとつは、「個人サイトを有料化してもユーザーがシェアウェアよりもフリーウェアに流れるようなのと同じような現象が起こるのでは? また有料化によるプレッシャーから質が落ちてサイトの質が悪くなるのではないだろうか?」というご意見。オンラインソフトにしても、他で代替できるならフリーソフトに流れるかもしれませんが、「それでなきゃダメ」という大きなアピールポイントがあるならシェアウェアとして充分成り立ってるわけです。私の場合は、テキストエディタに秀丸、メールソフトにBecky!というシェアウェアを使っています。他にも色々と細かいのも。それだけの価値があると思ったから、払ったわけです。NIFTYのシェアウェア代行支払いサービスという簡単に利用できるものがあったから、というのはあるかもなあ。(vecter方式だと面倒で) それに、エディタやメールソフトでも高機能なものは開発に非常に時間がかかることもあって、似たようなソフトも大体シェアウェアというのもあるかも。
個人サイトでも「他じゃダメ」と思われるほど魅力的なところだったら有料化してもやっていけるでしょう。まあそういうところは、極々一部だろうけどねぇ。
有料化でプレッシャーを感じるのでは?については、有料化してもやっていけるほどの大手サイトなら、「たくさんの人が見に来ている」「影響力が大きい=自分の不用意な一言でとんでもない事態を巻き起こす」というだけで相当のプレッシャーを感じていますから、そこに有料化が加わっても総量としてはさほどかわらないかと。
もうひとつのご意見は「bk1やアマゾンでのアソシエイトプログラムを利用することでそれができないかと思うんですが。自分がオンラインで本を注文する場合は、好きなサイトさんからリンクを辿ることでそこのポイントになるようにしています」というもの。なるほど、bk1の売り上げ報告でうちじゃ全然紹介してないような本がよくでてくるのは、私のポイントになるように協力してくれる人がいるからなんですね。誰がそうしてくれたのかわかりませんが、ありがとうございます。私もこれからはそうするようにしようっと。(自分のサイト経由だとポイントならないしねぇ)
でもbk1のようなポイントで商品を購入できるサイトを利用すると、NIFTYでの「アクセスギフト」みたいなことができるかも。
(1)bk1利用者は本を購入するのと同じ感覚でbk1ポイントを購入できる。
(2)それをアソシエイトプログラム参加者(およびbk1利用者)にプレゼントすることができる。(相手のサイトアドレスか、メールアドレス入力で相手を指定) プレゼントの際には任意でメッセージを付けることができるが、贈呈者名は本名ではなく自由に記入できる
(3)ポイントプレゼントされたらメールでメッセージと共に通知。
(4)bk1参加者はプレゼントへの拒否が設定できる。拒否を表示する場合のメッセージも設定できる(例「お気持ちだけで嬉しいので、その分で自分の好きな本を買ってください」)
(5)ポイント購入の1単位は500円くらい。
こういうのができても、書評サイト界は狭いので「お互いにプレゼント」で終わっちゃうような気はしますが。でも、もしこれが実現したら、4つか5つくらいのサイトにプレゼントしてみたいな。お互い住所を知ってるくらい親しい間柄だったり、オフで顔を合わせる機会があればささやかなプレゼントをすることが可能ですが、ネットでしか知らない相手にしてあげられることってないですもん。メールアドレス位しか知らない相手に、好意を示せるシステムがあればいいなあ、と思うだけ。(励ましのメールを出せば?いう意見もあるかもしれませんが、そういうの書くのが苦手なのと、精神的なものだけじゃなくて実質的なものの方がいいかなあ、と。)普段ならこういうシステムがあっても利用しないかもしれませんが、たとえばクリスマスシーズンに「お世話になっているネットフレンドにプレゼントしよう」キャンペーンがあったらやってしまうかも。(クリスマスシーズンの企画モノにするなら、クリスマスのイラストカードが表示されるとかそういう雰囲気作りは必須でしょうね)
そういえば、vectorのシェアウェアシステムを利用してカンパを集めてるテキスト系サイトなどがありますが、成功している所を聞いたことがないような。bectorの場合は毎回クレジット番号とかいれなきゃいけないから面倒なんですよねぇ。
三連休、もっとネット関係のたまったことを処理しようと思ってたんですが、結局何もできず。その一番の原因は、FF10を久々に再開したからでして。いやもう、アーロンがっ!! メロメロっす… カッコいいし、強いし。特に声がたまらん…
ゲームはやっと自由に動けるようになったあたり。早くエンディングみたいけれども、あちこち見てまわりたいしなあ。あと丸1日あればクリアできそうなので、来週には終わるかな?
そのため、やるべきだったことが全然できてません…うう、すみません〜。
「個人サイト有料化への道」の話も、書きたいことがあったんですが、さっぱりと頭から消えてしまいました。今、私の頭の頭の中は「アーロン萌え〜」とか「スフィア盤の進め方は…」とか「ジェクトスフィアを見なきゃ!!」とか「お金が60万くらいたまったら某所に行って、ワイロでアイテム集めて改造して…」とかそういうことで頭がいっぱいなのです。これからしばらく更新が途絶えたら、「ゲームやってるんだな」と思っていてください。
とりあえず、今回の「個人サイトの有料化話」関連が話題にのぼったところ。
●J-oさんの日記跡地(9/22)
●777's Loop Light's Loom(9/20)
↑こちらの過去ログはどうやってみればよろしいのでしょうか…読んでみたいのに。(9/25追記 その後過去ログへのリンク確認しました。)
今更、今週のジャンプ。「ヒカルの碁」感想はこちら。新連載はよくある設定をごった煮にした感じはしますが、第一話を読み限りでは話運びは悪くないですねぇ。今後の展開次第かな。
黒猫の位置があんなところになっていますが、ひょっとして落しかけたのでしょうか。ちなみにハンターは何事もなかったかのように今週も載ってませんでした。いつ復活するのかねぇ。
J-oさんの9/20の日記で、9/18に書いた個人ページの(未来の)有料化可能性の話につっこみがはいってます。なるほど。ということで、それを読んで考えたことなど。
(1)有料化への反感をどうするか?
昔よりは「ネットはタダじゃなきゃダメだ」という風潮はなくなってきてるかなあとは思います。特にiモードあたりを利用していたら、「気に入ったコンテンツにはお金を払う」ことにはさほど抵抗はないかと。今後ますますそういう方向に動くのでは? でも、有料化自体はタブーでなくなったとしても、内容に見合わない金額をつけてたらバカにはされるでしょうね。
(2)アクセス制限された有料ページからのリンクの是非
これの問題解決は難しいだろうなあ…アクセス解析をみてリンク元にとんだらPASSWORDを要求されたことは私もよくありますけども、あれはたしかに気になります。リンクした相手に「こんな内容で言及しました」と中身を通知するのがマナーとなるとか。…でもそれは面倒だよねぇ。
(3)一月100円でも累積すれば…
ユーザーが「ここならお金払ってもいい」ところを取捨選択するだろうから、淘汰されて本当にコンテンツに価値のあるところしか儲からないでしょうね。
私が今巡回しているサイトがもし有料化したら…と考えてみましたが「ここならお金払ってでもみたいなあ」というところもあれば「便利だからみてるけどもお金払うほどじゃ…」というサイトもあるからなあ。前者が2割、残りが8割というところでしょうか。逆に自分のサイトがどう判断されるか、というのを考えるとなんとも…たいしたサイトじゃないからねぇ。
もちろん個人ページがすべて有料化する必要はないわけで、「一部有料化」「アクセス制限はなく、任意でのカンパ制」「広告のみで無料」「広告と有料化併用」「すべて無料」と好きなようにすればいいんだし。実力さえあれば、従来のマスメディアを通さなくても「表現」で食べていけるような選択肢ができればいいなあ、と。それだけです。
ふと思ったこと。
●もし簡単にWEBマネーが使えるようになると、「うちのリンク集やサーチエンジンにのせてあげるから、弱小サイトはお金払ってね」みたいなことやる人もでてきそうだなあ。
●オープンカンパシステムとかできたらおもしろいのに。お金儲けをするつもりはないけれども、サーバーレンタル費用だけは賄いたいとかいう場合に、任意で読者にWEBマネーでカンパしてもらい、その金額は自動集計されて目標金額+経費を超えた分は自動的に赤十字に寄付、みたいなの。これを第三者機関がシステムとして請け負うとか。かつて、NIFTYでレンタル会議室のPATIOがバカ高い金額(一月10000円)だったときに、その設置代金をまかなうために、「アクセスギフト」というNIFTYの利用料権をプレゼントするシステムを使ってユーザーが設置オーナーにカンパしたりもしていました。でもあれはいくらもらったかはオーナーしかわからないから、不透明さが残るシステムだったのがネックだったのです。
カンパする方が記名or匿名を選べるようにして。そうすれば、アクセス数が多くてコストがかかるアングラ的な掲示板もこの方式なら続けていけるんじゃないかなあ、と。
●若い頃に鑑定系などで一発当ててしまい、それで金銭価値がおかしくなってその後の人生が狂うような人もでてくるだろうなあ。
●(非公認)ファンサイトで有料化するところがでてきたら、オフィシャルとモメそうだなあ。「他人のふんどしでお金儲けをしてる」と取られる可能性はあるし。あとゲーム攻略系や、ニュースクリップ系(個人ニュース系)も有料化するなら問題になるだろうし。
個人的には同人系パロサイトとかファンサイトは広告バナーも入れるべきではないと思ってますけどね。応援対象をネタにしてお金儲けは一切しないというのが、ファンサイトをやる上での仁義でしょう。(だから、ネットではないですが、オリジナルならともかく、パロディ同人誌で儲けてるサークルとかは…なんだかなあ、と。もちろん、ほとんどのサークルが印刷代の回収がせいぜいで、経費も含めると赤字だというのは知ってますが。もっとも大手サークルにしても儲け主義ばかりではなく、あまりに安過ぎる値段をつけると同ジャンルに迷惑をかけることもあるので(同人誌の相場を下げてしまうから)やりたくてもやれないこともあるようです。)
まあWEBマネーが普通に使われるのはまだ先でしょうが…
でも、こういうシステムって、大手プロバイダが提携して共通プラットフォームで動くソフトを利用して、銀行自動引き落としorクレジットカード利用ユーザー間で行なうのは可能なんじゃないかと。WEBマネーのプラスマイナスはプロバイダで管理して、利用料金に加算or差し引く形で。要するに、「アクセスギフト」の拡大版。あまりに入金が多い人は、銀行口座を通知して入金してもらう、と。上位の大手プロバイダを集めてやれば半分以上の利用者をカバーできるだろうし、実現不可能な話ではないかと。
問題としては、オープンなところを流れている電子データだと、改ざんや不正利用の可能性が非常に高いことでしょうか。
システムとして、たとえばA社のWEBマネーを使う場合は、A社を通じてネットに接続している時のみ、お金をもらうサイトは参加プロバイダ上でのスペースのみ有効、そして送り手と受け手はダイレクトに接続、もしくは信頼の置ける経路しか通らないのであれば、安全面はかなり高くなるかと思いますが。…この程度じゃ防御にならないかなあ。
接続代行業では全然儲からない今、コンテンツ利用料やプレミアムサービスなど付加価値をつけることで儲けるしか道はないですが、自社ユーザーならIDとPASSWORDで接続料金課金ができても他者ユーザーの場合はクレジットカード利用などになって手間がかかり、敷居は高くなるわけです。その壁が一気に下がるのは、プロバイダ側にも大きなメリットになるだろうし。でもつまらないコンテンツしかなかったら、よそに全部客は奪われるというデメリットはあるか。
ユーザー側のメリットは、改めて手続きをしなくても小額のお金を支払うことができること。もらう側は余分な手続きが必要だろうけども、お金もらえるならそれくらいするだろうし。
誰かビジネス化しないかねぇ…
テレビ東京の「ヒカルの碁」オフィシャルサイトがオープン。なんと、緒方さんものっています!! いやあ、緒方さん見つけて朝から踊ってしまいましたよ(←比喩じゃないあたりが…) 私ってつくづく緒方ファン…最初から整形後(?)の緒方さんみたいですね。このサイトでは一話の予告もみれるようですが、一話から緒方さん、でるかも!! いやあ、放映が楽しみです。緒方さんの声優さんは藤原啓治さんで、ゾイドのアーバインをやっていた方。うーん、どんな感じになるだろ。話戻って、予告編でヒカルの声が聞けますが、まだなれてなくて違和感がありますねぇ。絵は結構きれいな感じ。
本屋の来年のカレンダーリストで「ヒカルの碁」のが2種類ありましたけど、両方ともアニメ絵でした。ジャンプで予告があったのは、小畑健先生のイラスト版かと思ってたんですが…違うんですか?
…あれから一週間がたったんですね。
「テロリズムとは何か」(佐渡龍己 文春新書)を読みました。感想と同じことを繰り返してしまいますが、「テロ」というのは犯罪ではなく「弱者の戦争」であって、「心の戦争」である。恐怖によって自分たちの生存や信念を脅かしているものを脅して追い払うことが目的。…で、もっと詳しく色々と書いてあったのですが、それからすると今回の犯人たちの目的は…と考えてみたこと。
(1)アメリカが中東から手を引くこと。アメリカ人に恐怖を与え、「なぜこんな目にあったのか?」を考えさせ、「多数のアメリカ人の犠牲を生んでまで、よその国(イスラエル)の支援をしなきゃいけないのか? 手を引けばいいのに」と大衆に思わせ、最終的には政策変更させる。
(2)アメリカが過剰な報復をすることで、アメリカが国際的な批判を受けるように仕向ける。
というあたりかなあ、と。アメリカはそういうのももちろんわかってて、自分たちに有利なところに問題の焦点を持ってきてるような気がする。さすがですな。
向こうの目的がわかっているなら、アメリカも復讐心で我を忘れて、過剰な報復をする…というようなことはないと思うのですが。うむむ。
日本も行くことになりましたか。今回はそうせざるをえないでしょう。でも反対派やアジアの日本軍事化を危惧している国をなだめるために「後方支援だから丸腰でいかせる」なんてことは…まさかならないよね? 相手がテロリストなだけに、逆に後方支援の方が危ないかもしれないのだから。
すでにご存知の方も多いでしょうが、念のため。W32.Nimda.A@mmという、非常にタチの悪いコンピュータウィルス(正確にはワーム)が蔓延しています。詳しくはこの記事およびそこから辿れるリンクを参考に。IEのバージョンによっては、「Webサイトを見るだけで感染」してしまう可能性があるワームです。有名サイトがいくつも感染してましたので、念のため自分のハードディスクの中に「readme.exe」がないか検索してください。もし存在した場合は、感染している可能性があります。感染した場合の対策は…いずれトレンドマイクロ社のサイトにのるんじゃないかと。
(9/20 07:05追記。「ルートディレクトリに"admin.dll"があるかの方が、感染の有無を計るにはよさげです。」という指摘がありした。ちなみにdllファイルは隠しファイルなので、フォルダオプションで「すべてのファイルを表示する」を選んでからチェックしてください。また、MYCOM PC WEBに詳しい続報が。)
【ミステリとしての「ヒカルの碁」】というネタでコラムを書いてみたいとずっと思ってるんですが、時間がなあ…そのまえにアンケートのまとめやろうよ>自分、って感じだし。
できればアニメが始まるまでにやってみたいけれども。
「フェイク!」の感想について、「朝チュン」ってなんですか?という質問がきました。
昔の少女マンガではよく、恋人同士がいいムードになって、さあこれから熱い夜が!!というところで場面転換、次のコマではすでに朝でスズメがチュンチュン鳴いている…ということがありました。それが転じて「性交シーンの具体的描写をせず匂おわせるだけ」というような意味で使われています。…使ってるの同人周辺だけかな、やっぱり。
ちなみにやおい同人誌において「朝チュン」というのは揶揄、もしくは自嘲的な響きがありまして。「○○の新刊、朝チュンで萎え〜」とか「またしても朝チュンでごめんなさい」という感じです。
関係ないですが、今の中高生をターゲットとしている少女マンガでは当たり前のように具体的なセックス描写もあるもんなあ。昔はイメージ映像で、何をやっているのかよくわからないものでしたが。児童ポルノ法改正で絵も規制対象となったら、今のそういう少女マンガも全部ダメになるんですかねぇ。
雑誌「ファンタジアバトルロイヤル」購入。富士見ファンタジアがミステリ中心、富士見ファンタジア文庫関連の雑誌です。「DRAGON MAGAZINE」の増刊。買ったのはもちろん、上遠野浩平の短編があったから。新シリーズ、かな? 「しづるさんと唐傘小僧」 原因不明の病気で長期入院中の美少女・しづるの安楽椅子探偵モノ。事件は結構血なまぐさい。ワトソン役はぽけっとした感じの「お日様の匂いのする」女の子です。少し「トンデモ」になりかけてはいるけれどもミステリとしてはあれならセーフかな? すりガラスの向こうの世界を見透かしてるかのような少女の描写とか、いかにも上遠野浩平らしいですな。これ、シリーズ化するのかなあ。→でも上遠野浩平だし、しづるの病気は実はMPLSとか、あの病院は統和機構の関係組織では?…と思ったのは私だけではないのではないかと。←
「どらえもんのにせもの」9/17。アクセス数がそのサイトの価値を決めるものじゃないというのは同感です。アクセス数よりも「メディアとしての力」がどれだけあるかの方が大切じゃないかと個人的には思います。(「メディアとしての力」は、ここでは「影響力」と呼びかえてもいいような意味で使っています。)
メディアとしての価値は、インターネットコンテンツの有料化が進んだときに顕著にあらわれるでしょうね。お金を払ってでも読みたいものかどうか。
最近は風潮は変わってきたものの、まだ有料化を厭う人もいるのではないかと思いますが、無料が必ずしも消費者にメリットを与えるものじゃないですよね。いつまでも無料だと、良質のコンテンツがコストの負荷に耐えられず無くなってしまって、結局消費者にとって損することになるかもしれないし。
有料化モデルは、広告でまかなうタイプと、エンドユーザーからお金をもらう方法と主に二つありますが、現在はどちらももうひとつうまくいってません。
ネット広告で収益を上げることができるようになるのは、ブロードバンド時代になって動画音声ビシバシでテレビ並にインパクトを与える広告ができるようになってからでしょうね。…でもそうなったら、10分おきに30秒くらいCMが流れたりしたら鬱陶しそうですけども。
ユーザーからの料金徴収は、iモード並に簡単に小額決済ができるようになっら一気に進むでしょうね。いちいち銀行振り込みしたり、クレジットカードの番号を入れるのはあまりにも面倒だから、ユーザーからお金をとるビジネスモデルが成立し辛いんだろうなあ。インターネットはお金をやりとりすることを前提としてないシステムだから。どっかのWEBマネーが標準化されて普及して、ネットで気楽にコインのやりとりできるのはいつになるかな。
有料化の波は、小額課金システムが普及したら個人サイトにも及ぶかもしれません。例えばひとりあたり月100円集めるとして…ユーザーも100円だったら缶コーヒーよりも安い金額ですから、気に入ったところであればお金を払うことにそれほど躊躇しないのではないかと…で、無料版で見てる人の10%が実際にお金を払うとしても、侍魂レベルであれば月100万円……うわ。
たとえ個人サイトであっても、良質のコンテンツを作っている人はそれなりに対価をえられるシステムになった方がいいと思うんですよ。今でも広告収入とかライターとしての仕事がくるとか、人脈ができるとかいう特典はあるけれども、労力に比べて報酬がまだ少なすぎる。
どっちにしてもうちレベルのサイトには関係のない話だけどね。お金とれませんって、この程度の内容では。まあお金が絡まない方が好きにできるし。それもあってうちは広告は一切入れてないのでした。
ちなみに「どらえもんのにせもの」は「2ちゃんねると私もなかなかおもしろかったです。
リンク。
●「戦争」はアメリカをもっと不幸にする(田中宇の国際ニュース解説)
もう壊されるものがないから、大してダメージを受けない…というのはなんだかやりきれない話ですなあ… カダフィ大佐も同じようなこと言ってるけども。かといってアメリカはどうすればいいんだか。報復をしなければテロリストになめられて今後も被害を受ける可能性が増える。かといって徹底的な復讐をしたら、恨みを買ってさらにテロがエスカレートするかもしれないし。
●ジャンボ・ジェット機が原子力施設に墜落した場合どうなりますか。
本当に大丈夫なのか? 事故だと落ちる可能性はなくても、テロのターゲットとなったら…ジャンボジェット機は170トンの機体に150トンの燃料を積んでいるのですから。そういえば東野圭吾の「天空の蜂」で放射性廃棄物貯蔵庫にヘリコプターを落すというテロが描かれてたのを思い出しました。
5000人ですか…絶句。初期に流れた映像はあまりに映画的で現実感が無かったのですが、時間がたつにつれ生々しいリアルな映像や写真がでてきて、「本当にあったことなんだなあ」と実感が湧くというか。
西欧諸国vsアラブ世界という全面対決は避けられたものの、見通しは明るくなさそうな。もしアフガニスタンの政府がアメリカへのテロリスト引渡しするつもりになったとしても、実際に行動に移せるかどうかは…たとえそれがなんとかなったとしても、元凶であるイスラエルとパレスチナの報復合戦とか、アメリカでのムスリムに対する暴行事件とかが終わるとは思えないし…
色々と考え込んでウツウツしてもどうしようもないんだよね。せめて私にもできることといえば松浦さんが「明日、我々にできること」(みのうらさん 9/13経由)と書いたように、気持ちを前向きに持って積極的にお金を使うことなんですよね。そうそう、ぱーっと使っちゃった方が。いくら溜め込んでもインフレ起こったら貨幣価値は減るんだし。<ダメダメな考え方です。
今週のジャンプ。全体的に結構おもしろかったです。新連載の「I'm A Faker!」は、ネットで知り合った3人でバスケの3on3をやる話…になりそうですが、3人ともそれぞれネット上で一つずつ嘘をついているんですね。それがうまくエピソードに絡んでいます。新規性はないものの、まとまりはあるし。ただ話からすると長期連載にはなりにくそうなんだけどなあ。
「スピリッツ」、「ギャラリーフェイク」があまりにタイムリーなエピソードに。作者もびっくりでしょうなあ。
「ヒカルの碁」感想はこちら。
「紺碧の國」(水原賢治 少年画報社)をJ-oさんの9/8の日記経由で無風地帯 9/7の書評をみて購入しました。世界になじめない高校生たちが「ZONE」という小説にのめり込み、その世界を歌にしたら学校中の生徒の心をつかんでしまった…というカリスマバンドものの一種(?)かなと思うんですが、その作品のイタさが一部で評判に。私はその手の青臭い物語というのはわりと好きだし読み慣れているから平気だろうと思ったのですが…最初からポエム炸裂。でもその程度なら少女漫画ではよくあることだし。さらに読み進めると…たしかにこれは。でもイタいというよりは、カユいに近いかも。自作詩をつづった昔のノートがでてきたときに感じるモゾモゾした、ああいうの。キャラや設定、ひとつひとつの要素だけではよくある話でさほどではないのに、こういう雰囲気を醸し出してるのは複合効果なんだろうなあ。ただ、作者は天然というよりもわざとそういう雰囲気にしているような感じがします。それにはなんらかの意図があるのかな?
USJに行ってきました。詳しい体験記は【ユニバーサル・スタジオ・ジャパン体験記】に。
「海猿」の新刊が出てたけど、普通で読んでも辛いお話なのに、今の状況で読むと途方もなく痛い。
瓦礫を前にした消防士たちはたまらない気持ちなんだろうなあ…
あの犯人たちは、飛行機の操縦を学校で習いながら、何を考えてたんだろうか。
頭の中で、ビルに突撃するイメージを描いていたのだろうか。
自分の命を捨てても、憎いアメリカに一矢報いたかったんだろう。でも、その行為が故郷をまたしても戦火に叩き込み、同胞たちの命を奪うことになるのは分かっていた上でやったんだろうか。
それにしても。アメリカの反応は予想通りですが…キナくさいなあ。日本はどうするんだろ?
本屋で見かけないシリーズをみかけました。「白泉社My文庫」。ティーンズ向けのミステリのラインナップのようです。第一回配本は三冊。1冊は歴史モノだし、他の2冊はなんとなくボーイズラブくさいんですけども…(作家がボーイズラブ出身のようですが、中身はホモホモはしてないようです)
そのうち、「フェイク!」(徳田央生)を購入。私の大好きな「名画贋作モノ」なので。
ちなみにあとがきをみると、三冊すべての編集者が「H田さん」。そっか、だからあのあたりのジャンルをよく読んでたわけですね。
巻末に、出版を前提とした原稿を随時募集のお知らせが。キャラ萌えな(広義の)ミステリを求めてるそうです。スター作家なしでのラインナップ立ち上げは大変そう。どこまで頑張れるかなあ。
かろうじて危ういバランスで立っていたのが、すとんと向こう側に行ってしまった。
一昼夜たっても大体の犠牲者数さえ把握できないことが、どれだけ被害が大規模だったかを示しています。200名ほどの消防隊員がビルの倒壊に巻き込まれて行方不明というのがあまりにも…Yahoo!掲示板の発言(こことかここ)によるとビルの設計上、自重に耐えきれず倒壊する可能性があったのは専門家にはわかっていたそうで。それだったら二次災害は防げなかったんだろうか? でもビルの中にはそのときも救助を待つ人がいたんだろうし…とにかく、ひとりでも多くの人が助かりますように。
それにしても。これで株価は1万円は確実に割るな、どこまで下がるんだろう…そうなったら銀行もバタバタ潰れちゃうかも。これが少しずつ壊れてきた日本への、痛恨の一打になるのかなあ。
1年後にはどんな世界になってしまうのか。…と昨日はテレビを遅くまで見ながら、そんなこともぼんやりと考えていました。
今はフィクションを読む気になれないので、タイムリーに出ていた「中東戦争全史」(山崎正弘 学研M文庫)を購入して少しずつ読んでいるところ。 →【bk1】
パレスチナを「不安定な世界が日常」に追いこんだ発端は、イギリス・フランス・アメリカ・イタリアなどの大国のエゴにあったわけで。…かといって、テロのような無差別殺人は許されることじゃない。絶対に。
現実を知らないきれいごとの意見かもしれないけれども。報復に対して報復するのは、憎悪を再生産するだけで何も生まないから。…テロリストには断固とした態度をとるのは大切ですが、アメリカが不必要な犠牲を生まないよう、理性を保ってくれることを祈っています。
メモ。
ヤフー、『ジオシティーズ』の無料利用を制限。【インターネットはタダではない】ので、こうなるのは時間の問題だったような。でも有料になった場合にわざわざgeocitiesにサイトを置くメリットはなさそうだから、徴収制にしても利益はそれほどでるとは思えないけどなあ。むやみに人気の高いサイトを削ったら運営コストは下がるでょうが、広告の露出効果も減るのでは?
ティーンズノベルフェスティバルのサイトがやっと更新。WEBからも参加予約ができるようになりました。今回発表されてるゲストがすべてじゃないですよね?人数まだ少ないし。地方から高い旅費を出してまで会ってみたい作家さんもゲストの中にはいないし…私は参加はもうすこし様子見。
「フランスではマンガ家の地位は結構高いのでは?」というメールを頂きました。私の記憶の限りでは、そういう高い評価をされているマンガ家はどちらかというとアーティストに近いはず。(MA.K. B.D.WHAT'S THE BD?) あとは完全子供向けのお話と両極端だったそうです。そのフランスも今は日本のアニメやマンガの影響もあって(まんが道 フランスマンガ事情、ヨーロッパにおける“おたく文化” 〜ゲームとアニメの影響 )、様子が変わっていってるみたいですけどね。「いい年した大人がマンガを読むのはみっともない」という風潮はいまでもあるんでしょうか。
ついでに検索しててみつけたイタリアでMANGA!というコラムがなかなかおもしろかったです。
本屋で「ホームレス作家」(松井計 幻冬舎)→【bk1】をみかけてぱらぱらと手にとってみました。松井永人というペンネームで架空戦記などを書いていた作家さん(この作家さん、ちょっと調べてみたところこのページによるとかの霧島那智先生と深い関わりがある様子)ですが、今年1月に家賃滞納で公団を退去するハメになり、妻子は公的機関に保護され、自分は路上生活を送ることに…というノンフィクションです。文庫なら買ったんですがハードカバーなんで購入は見送りました。すみませぬ。でもパラパラとみて思い出したのは篠田節子の「死神」→【bk1】という福祉事務所に勤めるケースワーカーを主人公にした短編集に収録されている話。昔、人気のあっ少女向けジュニア小説の作家さんが作品が売れなくなって本が出せなくて、昔稼いだ金は人に騙し取られて、とうとう生活保護を受けるハメになったんだけども、「ちゃんと仕事を持て」という主人公に対して「新しく小説を書き始めました…」と元人気作家さんは答えて主人公を呆れさせるシーンがあって。「出版予定のない小説を書くことは仕事ではない」というのは「小説家」には残酷な話ですが、現実とはそういうもので。とはいえ、「死神」のその話を読んだ時には私も主人公と同じく「いつまでも夢みて甘ったれてるじゃねぇっ」とつい思ってしまいましたが。
小説を書くというのは無から有を作り出すのではなく、自分の中の血肉を搾り出して作るものですから、いつかは限界がくる。もう絞ってもカスしかでない状態でで中身スカスカなお話を量産し続けている作家さんもいるし、文筆活動とは別のところにメインを置くようになった人もいるけれども、大半はいつの間にかフェードアウト状態で。何年、何十年も生き残っていけるのは極々一部なんだよね。今までもそうやって「作家としての死」をいくつも見てきたし、これからも見ることになるんだろうけども。好きな作家さんの新作がでるのは楽しみでありつつ、「もう限界じゃないか? ダメじゃないか?」と感じるかもしれないという恐れも少しはあります。でも、ダメになってしまっても読者はなにもできないからね…新作がでたら買うとか、「楽しみに待ってます」とファンレターを出す位しか。無力だなあ。
なんか話が散漫になってしまいました。まとめとしては「好きな作家さんの本くらいは本屋で新刊を買おうね」になっちゃうかなあ(ちょっと違う)。
今週のジャンプ。「ブレーメン」が打ちきられました。あれはある意味おもしろかっただけに、残念といえば残念かも。「テニスの王子様」、アニメのイラストがなかなかでてこないと思ったら進行が結構キツい状態だったんですね。10月10日放映開始のアニメ一話のアップが9月25日というのはそれほど珍しいことではないのでしょうか? 一話でこれだったら後がもっと不安ですなあ…
今週の「ヒカルの碁」はこちら。
購入物色々。「プラレス3四郎3,4」(牛次郎/神矢みのる 秋田文庫)、「あずまんが大王3」(あずまきよひこ メディアワークス)、「エルメスの道」(竹宮恵子 中公文庫コミックス版)。「エルメスの道」は単行本が1997年発売、文庫本化が2000年1月と今更なんですが本屋でなぜか平積みしていたので購入。200ページ足らずの話なんですが、エルメス160年の歴史をよくここまでコンパクトにまとめ、そして職人の魂を伝えるお話にしたてあげたのは、さすが竹宮恵子だけあるなあ、と。高級馬具作りからスタートしたエルメスだけに、今でもちゃんと馬具を作る部門も残して、技術を伝えてゆくようにしているとかのエピソードがよかったです。
でもこの話がまさか正式な(?)初めての社史だとは思いもしませんでした… 単に歴史ジャンルのひとつしてエルメスの話にしたのかと思ってたので。
この本はエルメス160周年の記念に社史的なものを作ろうかと思ったときに、「日本のMANGAでやろう!!」と思ったそうです。フランス本社の社長が。…それで直接中央公論社に依頼がきて、そこから竹宮さんに白羽の矢がたったそうな。でも文化的に高い地位にいるわけではないマンガというメディアを使うことでブランドイメージを傷つけるのでは?…と思いましたがグッチの社長が女性週刊誌でタレントと対談するような世の中だから別にいいのかなあ。
蛇足。エルメスのスカーフは毎年テーマを決めているんですが、その1991年が日本の伝統文化だったそうなんです。検索かけてみたところ、盆栽柄に「盆栽、この美しき時」と漢字で書かれてるとか、チョンマゲや力士などがモチーフになったものもあるとか…どんな画像なのかみてみたかったけどもみつからないよぅ。日本で売れたんでしょうか?(というか売ったんでしょうか、それ?)
別冊ザ・プレイステーション2「ゼノサーガ SPECIAL FAN BOOK」購入。DVDメインの薄い雑誌で880円。収録されている映像はゲームのプロローグに当たる部分(たぶん初出)、製作発表会でプロモーション画像、あとは光田さんの音楽が2曲と製作発表会での高橋監督と光田さんの対談。
プロモーション画像、動いているのを初めてみたんですが…なんか人形劇みたいで動きが不自然ですね。きれいな絵を目指すとコストがかさむから大変だろうに…大丈夫かなあ。私はこの作品には物語性を期待しているので画像には元々期待はしてないんですが。でもプロローグの画像になると動きも各段によくなっているので、製品版は改良されてもっとよくなってるかも。(でもそうなると予定通りに発売できなくなるか…)
あと、「千と千尋の神隠し」をみました。昭和のファンタジーという感じのイメージのごった煮が楽しかったです。噂には聞いてたけど、ハクってアキラぽいなあ。…と表層で純粋に楽しむ一方で、「この映画ヤバくない?」と思う自分もいたり…いや、ここ(しろはた内コンテンツ)ほどまでは邪推してませぬが…
二次創作についての批評の話。いくつか意見をいただきました。「同人サイトでの二次創作というのは好きな気持ちを共有するためのツールのひとつであるから、批評には違和感を感じる」というようなもの、「二次創作というのは批評に耐えれるようなものがそれほどあるわけないから、批評することが場違いじゃないか?」というご意見。
何かの「表現」にふれたとき、鑑賞者はそれについてなんらかの感想を抱くものでしょう。特に何も思わないという場合もありますが、それもひとつの感想でしょうし。二次創作を読んでも「おお、これは萌える〜」とか「うわー、ヘタレ…」とか感じることはあると思います。でも「へたくそ」だと思っても、その感想を相手に伝えたり、自分のサイトや掲示板でそのことに触れるのには大抵は大きな心理的な抵抗が働きます。誉めるのは簡単だけどね。
一方、ハリウッドの大作映画を「つまんない」とWEB日記に書くことはさほど心理的抵抗はないはず。
でも、もしその映画の関係者が自分のサイトを見に来ていることを知っていたら? 自分のサイトを見ている親しい友達がその映画の出演者の熱狂的なファンなら? …否定的なことを自分のサイトに書くのをためらいませんか?
(ネガティブな)批評を人の目につくところでするかどうかの分岐点には二つの要素が絡んでくるかと。
一つは、批評の対象が「Public」か「Private」のどちらであるか。
もうひとつは、批評の対象との距離の問題。
(1)Publicで距離が遠い場合(例:ハリウッド大作映画)は心理的抵抗は少ない
(2)Publicでも距離が近い場合(例:プロの作家さんと知り合い)は中程度の抵抗。私の場合、つまらないものを「おもしろい」とは書けないけれども、言葉にはかなり注意しています。
(3)Privateで距離が遠い場合(例:全くつながりがない、ネットをしてない同人作家さん)も中程度の抵抗。物によっては辛辣に扱うことがあるかもしれない。
(4)Privateで距離が近い場合(例:ネットやってる親しい友達の二次創作)心理的抵抗大。人間関係に波風立てない方を優先してしまいがち。(相手に批評を受け入れるだけの度量があり、相手との信頼関係がその程度で揺らがないという自信があれば別だけども…)
…と書きましたが、ここで問題が。検索サイトから簡単に辿り着けるようなWEB上の同人サイトを「Private」に入れるべきなんだろうか、というのが。うーん、私はネットに公開され、アクセス制限されてないものはすべてPublicなものだと思っていますが。でも「素人が趣味でやってるものはPrivateだ」と考える人もいるんじゃないかなあ。自分がサイトに書いたことを批判されて「個人のサイトを批評するなんて失礼だ」と怒る人は自分のサイトをPrivateだと思っていそう。
…いや、Publicであっても批評を嫌がる人もいないわけじゃないか。
ちなみにこれらは批判をする側のネットでのアイデンティティが確立されている(自分のサイト持ちor掲示板の常連など)の場合。批判というのは批判した側にもなんらかの反動がかかりますから、自分にもダメージがあるとわかっているとあまりにむやみなことはできないんですよね。
ところが匿名掲示板での「名無しさん」や普通の掲示板でも「通りすがり」的に発言する場合は、自分への反動はほとんどこないですから、好き勝手に言えるわけです。そういう場ではなかなか表にはでてこない本音が聞けるというメリットもあるけれども、そこでは誰も発言に責任を持たないわけですから間違った事実に基づいたいい加減な話や私怨もかなり混じってしまうわけで、そういう場所での評判をうのみするのはもちろん問題。
ちょっとまた同人サイトから話がズレちゃったなあ。二次創作に対して批評をするかしないかというのは、そのコミュニティへの帰属意識の有無もあるかと。イベントで言葉を交わしながら同人誌を購入している人と、「とらのあな」などの書店買いオンリーの人では同人誌や二次創作に対する意識がかなり違うような。後者だと「同人誌」も「商用出版」と買う側にとっては大差なくなってしまうのでは? これについては書き逃げでゴメン。
「ピューと吹く!ジャガー1」(うすた京介 ジャンプコミックス)購入。いやあ、待ってました。ギャグマンガ…なんですがこの人の場合はなんていえばいいのかなあ? 脱力系はちょっと違うような気がするし。不条理ではないしな。
でもこれ、まとめて一気に読むと面白さ半減かも。じわじわ〜とゆっくり読んだ方がいいような気がする。
実は密かにジャガー×ピヨ彦に萌えてることはナイショだ。
そういえば、「キャプテン翼」もまたアニメ化するんですよねぇ。でもどの部分をアニメ化するんだろう? 今連載中の話は全然物語が進んでないし、今更小学生編を最初からやられても…うむむ。
昨日ああいうことを書いたけど、実際にはあまりアクション起こさないですね、私も。>みのうらさん(9/3)
人様の書いた二次創作については、私は自分の好きなカップリングしか読まないし、私の好きなカップリングってばマイナーばかりで、それゆえ二次創作といえばそりゃもう数えるほどしか存在してないわけで。そうなると批判して作者のやる気を無くさせてはどうにもならないですから、反応しないか、多少ヘタレでも無理矢理よいところをみつけてほめる…かなあ。たとえヘタレポエムであっても、ないよりはマシなんですよぅ…
イチオシカップリングの関連サイトが200くらいあるならば…つまんないところは無視をして、評判のいいところだけ見る、になるかなあ。いちいち批評をして問題点を指摘するのは面倒だもの。でも、自分ではやらないだろうけども、それくらいの規模になったら、同一ジャンルのサイト批評のようなガイドがあれば便利だろうなあ、とは思いますが。でもこれって、全作品を読んでも数時間しかかからないような小さなジャンルでやられるとすっごく迷惑なんですよね。作者のやる気をそいで、ただでさえ少ない二次創作をさらに減らしてしまう危険があるから。
今週のジャンプ。「ヒカルの碁」感想はこちら。
先週に引き続き「ブレーメン」の展開がすさまじい。往年の「魁!男塾」を彷彿とさせます。でも皆、金持ちだったらもっとマシな服着ろよ…いやそれがロックなんでしょうか。ここ2週の急展開、話まとめに入ってるのかなあ。
黒猫。クリードがますます団長にキャラ被ってます。
愚者の戯れ言 9/2に、二次創作への批評についての話が。…二次創作だけではなく、アマチュアがネットで発表している創作物への批評問題につながるんじゃないかと。
プロには何を言ってもかまわないが、アマチュアに文句をいうのは酷い行為だ、という考えの人も、世の中にはいるようですが。私は「表現」においてプロだから特別視されることは何もないと思っています。特にWEBの場合は、全てのサイトはリンクでつながれば「だれでも見ることができる」という意味で等価なんですから。プロもアマも同じ土俵の上にいる。
前にカードワースと批評の問題であれこれ書いたことがありました。そういえばカードワース界では批評をタブーとする雰囲気をなくすための動きがありましたが、あれは実を結んだのかなあ。最近は関連サイト全然みてないので。
また、同人系ファンサイトによくある「ネチケページ」でもたまに「批評をするのは失礼だ」と書いてあるのをみかけますねぇ。
「嫌な思いをするためにサイトをやってるんじゃない」というご意見もあるでしょうが、自由を行使するからには、その反動があるのは当然のこと。それが「表現」でしょう。…と個人的には思いますが、そういう覚悟を誰にでも求めるのは実際問題として難しいよなあとは思っています。
プロであってもアマチュアであっても、心地のいいことしか聞きたくない、その方が創作活動にプラスになるというのであれば、それを実行しちゃえばいいんですよ。それなりの対策をして。ただし、批判を受け付けないのはヘタレ扱いされる可能性が高いですが。
・サーチエンジンやランキング登録など、多くの人の目に触れるようなことはなるべくしない。
・「私は打たれ弱いので、キツい批評は勘弁してください」とわかりやすいところに書いておく。
・他に対する悪口や批評など反感を受けやすいことはかかない。
・友達などにフィルタリングしてもらい、キツい意見は目に触れないようにする。
・2ちゃんねるのような匿名掲示板の、自分の話題がでるかもしれないところには絶対に寄り付かない。
誰にも悪くいわれたくなければ、目立たないようにひっそりとやるべきかと。アクセス数せ稼いで、その上全員に誉められたいというのは無理な話です。アクセス数が増えるほど、アンチな読者も増えてゆくものなのですから。何もかも得ることはできない話。
こういう批評と表現と覚悟の話は今まで散々していたけど、過去話では【表現の痛みと覚悟】とか2001年6月日記の12-22日あたりとか。
あ、もう9月なんだねぇ…
2ちゃんねる危機騒動はひろゆき氏の公式声明(?)がメールマガジンで出たし、とりあえず一区切りかもしれません。でも2ちゃんねるが法人化したら掲示板の雰囲気が変わるだろうし。ある意味では、かなり前に参加者の激増で雰囲気が変わってしまったときに、場としての何かが死につつあったのかもしれません。私が気がついたのは8か月くらい前だけど、もっと前に「変わってしまった」と思った人もいるでしょうし。…コミュニケーションの場で発生するベクトルはコントロールできるものじゃないから、移り変わっていくのは仕方ないですけどね。
どんな新しい2ちゃんねるになるかはお手並み拝見。
また今回の騒動に関して、The Battle Watcher ANNEXの8/31になかなか興味深い見解が。私は「天然」かなあという気がしますがどうでしょうか。