うちの会社は今日までだったんですが、昨日が仕事納めなところが多いせいか、電車の中はガラガラ。あまつさえ阪急は土曜ダイヤになってるし。いつもの電車がもう出て行ったと思って焦ったぞ。
ガンパレ話。オフィシャルサイトに短編がアップされてます。謎掲示板をほとんどみてなかったので大部分は意味不明なんですが、来栖とかあっちゃんとかカッコいいです〜。基本文章力はともかく、ネームのみせ方がさすがにうまい。とにかくあれでオフィシャルサイトでのお祭りは終ったんですね。
どんなエンターティメントも生モノであって、オイシイ時期というのがありますが、特にゲームなんて同時期に騒ぐというお祭り要素が大きいです。値段のことだけを考えるなら時期外れに買った方が安いのに、とりわけ大作はみんなと一緒に盛り上がりたいから発売すぐに買っちゃうというか。そういう意味ではガンパレに関しては発売してから一か月以上経ってからのプレイ開始だったけど、なんとかお祭りには間に合ったのはよかったです。…ただガンパレの場合はそれがあまりにもマニアックな方向だったために、お祭りをやってることを知らない方がよかったかもしれない。とはいえ、「ゼノギアス」のときには完全に乗り遅れて悔しい思いをしたので、そういう思いを味あわなくて済んだのはなにより。
ガンパレについてはまだやってないことが山のようにあるので、のんびりやりながら自分の中で妄想補完していく予定。できることならゆっくり長く愛したいゲームではあります。とにかく舞で来須とか茜とかとデートしなくてわっ。
みのうらさんのガンパレネタバレページより「イナゴの話」。おおっ、茜のそういうシチュエーションは私も萌えますっ。その来須×茜話、読みたいよぉ。コミケ終って時間ができて気が向いたら、かいてほしいなあ。世間的な需要は少ないだろうけど(とほほ)。
オフィシャルの短編にあったように、「ガンパレード・マーチ」は「他人のために血を流す勇気」についてのお話、というか「歌」なんでしょうね。どこかの誰かの未来のために。
誰かが戦士の役割をすることは、種族というマクロな視点でみれば正しいことであっても、個々についてのミクロな視点でみれば残酷な話に思えてしまう。でも、その残酷な話は、55年前の日本や今の紛争地域ではフィクションではないんですよね。そういうことを考えて頭の中がぐちゃぐちゃに。考えがまとまらないなあ。
12/16の山本淳一&佐藤アツヒロディナーショー(大阪二部)にいってきました。いやもう、楽しくて幸せでした。晃もちょろっとMCに登場してお得でしたし。淳くんは髪型が少しかヘンだったものの、顔の調子はいいし、歌も絶好調で。ただ痩せすぎで、内海くん並の足の細さが怖すぎだったんですが…頼むからもっと太ってくれい。
曲は今年も光GENJIのが多かったせいもあって、脳内では半分以上昔の映像がぐるぐるしてたり。選曲的にはなかなかよかったです。「PLEASE」は私には特別な曲なので、歌があの頃よりはるかにうまくなった淳くんの生歌で聞けるなんて…ずっと願っていたことが叶って嬉しい。「I'll Be Back」はイントロから号泣してしまった。淳くんのソロメドレーも懐かしい曲もいっぱい聞けてよかったし。色々と書きたいことはあるけれども、今回はこのへんで。年末年始の休みのときに、もう少し詳しいレポを書きたいけどな〜。
あと、あちこちで話題の「グインサーガへの手紙」へのツッコミとか、ガンパレのオフィシャルサイトで「お祭り」がついに終わっちゃったんだねぇ…とか、「電撃hp」の上遠野浩平の新連載はタイトルにブギーがつかないから彼は出ないかもしれないけど同じ世界での物語で、なんとフォルテッシモも登場!!…とか、「The Sneaker」は大塚英志の連載目当てに買ったけども相変わらず担当者が困るようなことを書く人だなあ、とか(巻頭特集は結構おもしろかった)…いろいろとあるんですが時間切れ。機会があればまた今度にでも。
メリークリスマス。
今年のクリスマスは、家でカニ鍋をして、ケーキを食べて、スパークリングワインを飲みました。ダンナとふたりでらぶらぶなクリスマス、それはそれで幸せだったんですけども…でも7年から10年前に過ごしたクリスマスのことを思い出すと切なくなります。光GENJIにまだまだパワーがあって、彼らは毎年クリスマスにコンサートをしてくれました。クリスマス時期の大阪城ホール近辺はとても華やかで、そしてコンサートは夢みたいに素敵で、大好きな友達と尽きることなくおしゃべりをして。楽しかったなあ。…もちろん今でもクリスマスを彼らと過ごすことは不可能ではないし、実際明日は淳くんとアツヒロのディナーショーに行くんですが。でも光GENJIの持っていたパワーときらめきは、私には特別なものでしたから。あの頃みたいに毎日頭の中が彼らで一杯、ということはないけれども、もし過去に一日だけ戻れるとしたら、私は1990年のクリスマスコンサートか、1993年のBravo!コンサートかを選ぶと思います。どちらにするかは…難しい。それ位、今でも好きなんだなあ。
みのうらさんのサイトのガンパレ話(ちなみにバリバリネタバレですので注意)。うん、言われてみると確かに極限状態にある彼らの世界での倫理観を現在の倫理観で裁くことはできないでしょうね。時代や環境の違いで、「当たり前のこと」なんて簡単に移ろうから。…でもそれは分かっていてもなあ、ひっかかるんだよねぇ。やっぱりそれだけキャラに愛を持ってしまってるようです。
とにかくみのうらさんが来須×茜を会得したのならなりより。今度お会いする機会があったら、私の来須×茜な妄想にお付き合いくださいませ。
ファンタジーやSFにおいては、世界観から導かれるコモンセンスまできちんと設定に組み込んでいない作品も結構ありますよね。中世風の舞台なのにキャラの思考が現代であるとか。まあ、読者に受け入れやすいように確信犯でやっている人もいますが、大抵はそこまで手が回らなかったような感じが多いし。
そういう意味では、ガンパレというのはとてもよくできたゲームだと思います。オフィシャルサイトの運営の仕方がもうひとつ受け入れがたい人もたくさんいるのは確かだし、私も「世界の謎」とか全然ついていけないけど、個人的にはやがみさんって結構好きなんだなあ。…なんとなく。作品をケナされても「ユーザーを楽しませることができなかった当社が悪い」と受けとめることができるだけでも偉いなあと思ってるんですが。
おお、オフィシャルの扉絵更新、森ちゃんと茜だ〜!!
アニステ事件。さまざまな状況をきちんとまとめたサイトができました。アニメステーションズ問題特設ページ。それにしても、アニステの管理人、自分のところの掲示板で自作自演をしていたんですねぇ。それがバレるというあたりがみっともない。掲示板の過去ログにIPアドレスが(おそらく)コメントアウトで載るというタイプだったようです。借り物のCGIだとどこかどうなっているのか分かりにくいとはいえ、あまりにも知識なさすぎ。大体、ああいう不特定多数がくることを想定しているサイトでは、利用者のIPアドレスが外部の人間にわからないようにするのは最低限のマナーだと思うんですが。特に法人なんだし。
IPアドレスが分かるとどういう危険性があるかはここに書きましたが、まあ基本的にはそんなに怖いものじゃないですけどね。悪さをしてない限りは。
掲示板において書きこみした人のIPアドレス表示を行うべきか否かについては前に書きましたが、メリットとリスクを考えた上で実行するべきでしょう。個人的には、出すなら出す、出さないなら出さないという形にして、「一見わからないけどソース中にコメントアウト表示される」というのはやるべきではないと思っています。参加者側としては、「管理人さんだけならIPアドレスがバレてもいいや」と思っていたのに、実は丸見えだった…というのは問題に発展する可能性がありますから。
借り物CGIでそういう事態にならないようにするには、
(1)掲示板管理PASSWORDは類推されにくいものを使用し、頻繁に変更する。
(2)ログファイル名はデフォルトのものから必ず変更し、パーミッションは600などオーナー以外には見えないようにする。
(3)ソース中にコメントアウトでのるような場合がないかどうかを確認。特に過去ログに移ったらIPアドレスが記述される場合もありますので、気をつける。
(4)CGIがらみのファイルが置いてあるところには、空のindex.htmlファイルを置いてディレクトリが丸見えにならないようにする。
もっとも掲示板利用する以上は、IPアドレスがバレて困るようなところからやらないのが一番かも。
…と、たらたら書いてたらアニステが閉鎖されたとか。あらら。でもそれって解決なのかな?
2ちゃんねるの同人板のヒカ碁スレッドより。ジャンプフェスタのヒカ碁ステージを見にいった人の話によると、ほったさんの発言で緒方さんの名前がわかったそうです。「せいじ」だとか…「誠二」なんてあんなうさんくさい緒方さんには似合わない名前だし、「聖司」とか「星治」だったらやおい小説のキャラみたいな名前だもんなあ。「正治」なんて平凡すぎ。「成司」あたりなら許す。「征爾」はカッコいいんですがちょっと作りすぎって感じだし。そしてそして、ほったさん発言によると、これから緒方さんが活躍するそうな!!!! マジですか〜? ……ほったさん、信じていいんですか? 伊角さんのことを考えると「活躍する」=「ファンにとって幸せ」なことではないと思うんですが、でもいいや、出番があるだけ。もう、緒方ファンが諦めながらもどれだけじりじりする思いで待ったことかっ!! ……今の私は「緒方さんっっ!!」×1万回って感じで壊れてます、はい。
みのうらさん(12/22)、私も本来は悲惨な境遇のキャラに萌える傾向ってあるんですけどね、今回の茜のは…だって、ママンって茜にとって唯一の支えとなっている大切な絆じゃないですか。それが実は…だったら。あまりも彼が憐れ。私は「残酷な神が支配する」ではグレッグよりもサンドラが許せなかったりするわけで…
ガンパレって能天気にみえる滝川でさえあの裏設定ですもんねぇ。裏設定関係はあまり深入りしない方がよかったなあ、としみじみ思いました。はい。
前からネタふりしてた話。長くてごめん。
すいぶん前に日記に書いたけど、「女神転生」「ペルソナ」などでお馴染みのゲーム会社「アトラス」がネットにおける二次著作物の利用に干渉しだしたという話の続き。アトラスの注意書きによると、一次著作物の利用はもちろん禁止、同人系サイトなど二次著作物をサイトにのせる場合は、メールで申請してアトラスの審査を受ける必要があるとのこと。これについてネットの同人系のところで色々な議論が起こりました。二次著作物である以上、著作権者の指示に従うのは当たり前だとか、アトラスは心が狭いとか、表現の自由を侵害してる、とか。ファンサイトにおける二次著作物の利用については、私の知る範囲では日本では未だ判例がなく、あいまいなまま存在してるわけです。これを聞いた当時の感想は、アトラスも大目にみてやればいいのに…というものでした。
その後、アトラスの審査を受けた人が事情を書いたページを読みました。それをみると、アトラスが規制に走ったのも無理はないなあ、と思ってしまったのでした。
そのサイトは女性向け18禁サイトですが、一次著作権を侵害してないし、注意書きもちゃんとしてあったのでOKがでてました。別にホモでもエロでもいいようです。ただし、その場合は以下の条件を満たさなければいけないとか。
(1)トップページに中身に関する注意書きやアトラスに関係のないことを明示しておくこと。二次著作物の流用をした場合はアトラスからもなんらかの規制をうける可能性があること。特にイラストをのせている場合は、英語でも注意書きをつけておくこと。
(2)検索エンジンのロボット対策をするなど、一般人の目に触れないように対策をとること。
(3)性的描写がある場合は、メール配信やpasswordで保護するなどして通りすがりの人が入ってこれないようにすること。
(4)cgiでreferをチェックしたり、cookieeを利用するなどして直接リンクされないように対策をとること。(途中のページへの直リンクをされると、トップページの注意書きなどが無効になりますから)
要するに、やるならこっそりやれ、棲み分けをしてくれということですね。納得のいく方策だと思います。会社という立場からすると、全面禁止にした方が絶対に楽なのに、規制というよりは指導……同人誌やコミケという存在は現在微妙なバランスの上でぎりぎり成立しているような危ういものだとまったく気づいていない「お子さま」たちに身の守り方を教育までしているんですよね。放任しておくよりもユーザーに対して親切かもしれません。
で、なぜこういう規制にはいったかという原因のいくつかもかいてあったんですが「中学生がインターネットで中身を知らずに(ファンサイトの)同人誌を通販したらそれが18禁の本で、驚いた親がアトラスに文句の電話をかけてきた」「ホモなファンサイトが多いせいで、海外のビジネスパートナーから”アトラスはホモのゲームを作っているのか?”と誤解を受けた」「ファンサイトの18禁イラストが海外のアニメ系サイトで(無断で)有料配信されていた」「同人ゲームが海外でアトラススタッフが作ったという触れこみで高値で取引されていた」……こ、こんなことがあったらなんとかしなきゃと思うのも無理ないなあ。ファンサイトを作った人には悪気はまったくなく、愛ゆえに作ったものだとしても、利用のされ方によってはオフィシャルのキャラクターや作品に大きな傷をつける可能性があるわけで。企業がイメージを守るためにどれだけの労力と金銭を使っているかを考えると、被害を金額に換算すると怖いものがあります。
私が好きでみているジャンプ系とかもやおいなサイトが多いんですが、「ネットで検索したらいかがわしいサイトにたどり着いてしまった」と文句を集英社にいってくる小学生の親とかがたくさんいそうだ…ジャンプ系同人の人って危機感薄いから、検索エンジンで上位に引っかかってもロボット対策をしたりとかそういうことをちゃんとやってないところ多すぎ…いつ、なにがあってもおかしくないかもなあ。
ただ、検索サイトの中にはメタタグの中のロボットよけを無視したりするところもあるし、アクセス制限やreferを判別してトップに飛ばすなんて、それなりに知識がいるわけです。(ちなみに、どんなにロボット対策をしてもジオシティはジオサーチですべてのページを検索することができるので無意味です。)
初心者にこれをすべてやらせるのは無理ですし……どこかのホームページスペースレンタル会社が、「アクセス制限」「アクセス解析」などを簡単に設定できるようなパックにして売りださないですかねぇ。同人系じゃなくても、「友達にだけみてほしい。関係ない人はこないでほしい」と思っている個人サイトユーザーだっていると思うんですよ。それなりに需要は見こめると思うんですが、どうでしょ。私は、これからのネットの方向性としては個人サイトでは誰もがこれるオープンスペースから、クローズドorセミクローズドな場所でのコミュニケーションにシフトしていくと予想していますが、どんなものでしょうか。
ガンパレ、公式サイトに外伝の続きが載ってます。…それと謎掲示板の茜スレッドをみてちとヘコミました。いや、やがみさんが茜嫌いなのは全然かまわないんですが、キャラにそこまで悲惨な境遇用意せんでも……今回の件で思ったよりも自分が茜萌えだったことが判明。そっかー、こうやって公式掲示板のせいでキャラ萌えの人もダメージを受けてゆくわけね。
「ヤングジャンプ」で「キャプテン翼」の新連載。私がこの作品に燃えたのはもう15年くらい前になりますね。中学生の頃はアニメファンで、たしか「巨人ゴーグ」を見だして、そのまま後に放映されていたアニメ版の「キャプテン翼」を見てしまうようになったのがきっかけ。アニメの小学生編の最後の方で小次郎に惚れちゃってねぇ。そのあとコミックスは集め、ジャンプも買いだすようになって。…火曜日のジャンプ発売と、木曜日のアニメの放映が楽しみで楽しみで。一番おもしろかったのは中学生編かなあ。そのあとのジュニアユースは途中からあんまりしっかり読まなくなって。気がついたら最終回という感じでした。そのあとの世界ユース編は、途中から読まなくなっちゃって…ずいぶんあとになってコミックスで一気読みしたけどね。今から思うと、絵は下手だし、ストーリーやエピソードのみせ方は決してしまうわけじゃないし、キャラクターは浅いし(同人的にはあの浅さが想像力を煽ってくれてよかったわけですが)、一体なぜあそこまで燃えていたのか不思議なくらいです。…といいつつ、マンガ喫茶とかで昔のコミックスを読むとやっぱり血がたぎるんだなあ。
さて、今回の新連載。ピンナップのイラストが翼、若林、小次郎ですが、高橋陽一って15年前から絵が進歩してない……でもまあ、いっそ昔とそのまんま同じなところがいいのかもしれない。話は最初は翼のエピソードで、個人的には「ああそうですか」で終ってしまったのが…早く小次郎もでてこないかな〜。
またしてもSPAMメールの話。アニステ事件の被害者(最初に返信した4人のうちの一人)の日記をみつけました。そっか、最初に返信したのが喧嘩腰の内容だったわけですね。いきなり知らない人からそういうメールがきたら、事情がわからない人はつい問い合わせしちゃうのも仕方ないかも。でもこの人の偉いところは、知識不足だったという自分の問題点もちゃんと認め、問い合わせのあったメール全部にきちんとした返信をしているところです。非常時にどれだけのことができるかというのが人間の価値をはかるものさしのひとつではないかと思うんですが、最初にしたミスもその後の対応次第で信頼も回復できるわけです。その点、アニステの管理人は対応が杜撰すぎたわけで。
今回の事件は被害者には傷となって残るでしょうが、得がたい経験としてプラスに転換することはできると思います。経験と知識と想像力が人間の強さを形作るのですから。
ただアニステ被害者掲示板をみてると、問題点がズレてるような感じを受けるんですね。「勝手にメーリングリストに登録したのはルール違反だ」という意見があるけど、あれはいわゆるメーリングリストとは違って、単にSPAMの手間を省くためにシステムを使われていただけのことです。問題の本質は、アニステがSPAMを出したってことでしょう。現在、SPAMを出す企業はそれだけでまともなところ扱いされなくなっているのに、それがアニステの管理人には分かってなかったんでしょう。
SPAMについてはこちらのサイトに色々と詳しいです。一般的にSPAMが意味しているのは「不特定多数に受け取り側に無断で出す、宣伝メール」あたりでしょうね。ここにはサイトや商品の宣伝の他に、アンケートに答えることを求めるようなものや、相手のサイトもロクに読んでないのに手当たり次第に出す相互リンク願いなども含まれています。また、発信者が法人でなく個人であってもSPAMメール扱いされることがあります。
SPAMかそうでないかの線引きは受け手側の印象によって判別されるようなものですが、「無差別に出している」と思われないようなメールであれば個人的にはSPAMではないと思っています。いかにも同じ文章を使いまわしてるような「ホムペを見に来てね」メールはSPAMだと思うけど、私のサイトの感想などがかかれた上で「私もサイトを持ってますのでよければ遊びにきてください」であれば感想メールの範疇にはいりるんじゃないかと。
SPAMの反対語となるのが「オプトインメール」。受け手側の了解を得て出す広告メールのこと。今ネットでのマーケティングツールとしてあちこちのサイトが参戦してたりします。このあたりの話は、検索してみつけたネット広告の実体験を語ったサイトに載ってたりします。結構おもしろいよ、ここ。
アニステ側がやるべきだったのは、オプトインメールやバナー広告などまっとうな方法で宣伝をすることだったわけです。メールは無料で使えるツールだからこそ、暴走しないためにもルールが大切で、そのため仁義を守らない人はコミュニティを乱すものとして阻害されてしまうんですから。
なんかまとまりなくなってきたけど、いいや、今日はここまで。昨日「書く」と予告してたネタはまた明日にでも…明日こそ。
メール関係のネタ。あるメーリングリストに間違いメールかな?と思わせるタイプのアダルトサイトのSPAMメールが届いてました。女のコが自分の彼氏がアダルトサイトをみてるのー、ということを男友達にグチる内容ですが、わりとネットに慣れてる私でさえ一瞬「投稿先間違い?」と思ってしまったほど。いやあ、手口が巧妙になったねぇ。今回の件はつい感心してしまいました。サイトにはいかないけどさ。
「親密な」メールをばらまかれて有名人に。彼女が彼氏に出したエロメールを、彼氏が友達に転送して、そこからチェーンメール化してしまったんだそうな。ネットは口コミよりも強力だからなあ。恐ろしい話じゃ。
アニステ事件と同じようなことがまた起こったそうな。今度は「出会い系サイト」からの相互リンク依頼のあて先がこれまた「特定アドレスに出すとそこに登録してあるすべてのアドレスに同じメールを出す」メーリングリストタイプだったそうです。あらら……うっかり特定アドレスに返事を出してしまったせいで抗議や問い合わせメールが殺到している被害者からも送信フォームからメッセージが届きましたが、被害にあった方はご愁傷様です。でもこれをきっかけに安全に関する知識もつけるようにすればいいかと思います。手前みそですが、メールの基本マナーとインターネットで危険を避けるための最低限の知識を読むだけでかなり違うかと。あとお時間のあるときでも「ホームページ安全講座」を一通り読んでみてください。サイトを持つ上で起こり得るトラブルについて言及していますので。
…アニステの被害者掲示板をみてて思ったんですが、そりゃ一番悪いのは不注意だったアニステの管理人だけども、ネットのシステムや安全などに関する知識を全く持たないのに「知識がないとメールを使っちゃいけないんですかっ!!」って開き直るのもな〜。……それって車の仕組みを全く知らないどころか、交通ルールを知らない状態で車を運転するようなものなんですから。甘い言葉ばかりでネットを薦めるパソコン会社などが悪いのも確かですが、最近は初心者向けのパソコン雑誌にもネットの危険性に関する記事も増えてきてるし、なるべく勉強するようにしてほしいものです。個人的にはネットは免許制にするべきだと思うんですけどね。交通法規程度の最低限の安全性に関する試験に合格しないとプロバイダに申し込みもできないようにするとか。今更システムの変更はきかないから無理だとは思うけど、せめて義務教育中にそのあたりの教育をしっかりしてほしいものです。
今回の教訓。不特定多数に出されたと思われるメールや、身に覚えのないメールへ返事する前に必ずメールのヘッダをみましょう。(見方がわからなかったらメールソフトのヘルプファイルで調べること)「TO:」アドレスに自分のアドレスが書かれてない場合は、「特定アドレスに出すとそこに登録してあるすべてのアドレスに同じメールを出す」メーリングリストタイプのシステムを利用してメールがきている場合があります。そのアドレスに返信したら多数の人に同じメールが届くことになります。(意味不明メールがこの返信だったりすることがあります)
その場合、特に返事を出す必要がなさそうなら放っておくのが一番です。
昨日少し前ふりをしたネタは、また明日にでも。
いきなり次回予告!が愉快。いわゆる「伝説系」の自動作成サイトなんですが、センスいいです。名前を3人分入れることができるので、人間関係がなかなか楽しい。男ばかり3人の名前をいれると、なんかやおい小説のあらすじみたいになってしまったり。(恋愛系ネタ多いからな〜)でも「それ、カップリング違う…」ってことにも。あ、とにかく楽しいので一度やってみてくださいませ〜。
恩田陸の新刊「ライオンハート」ゲット。あと上遠野浩平と秋山瑞人のために「電撃hp」も購入。まだ読んでないけど。テレカの申し込みはどうしようかなあ… その他デュアル文庫を多数購入。
アニステの件は、管理人が今回のことでわびをいれたものの、被害者側からしてみたら肝心なことについて言及もしてなく、誠意が感じられないものであったようです。引き続き被害者掲示板は紛糾中。それ以外にも2ちゃんの同人板のスレッドをみる限りでは、複雑な展開をみせてるようだけど…
被害者側の掲示板もざっとみてみたけど、正直いうとナイーブになりすぎている人も多いんじゃないか?という気はします。うっかり返信してしまったために、問い合わせメールが殺到した最初の4人が怒るのはしごく尤もだとは思いますが、たかがSPAMメールが4通きたくらいでは…と思ってしまうのは、私がネットに慣れすぎて鈍感になっているせいなんでしょうか? それにホームページや掲示板にアドレス晒している以上、SPAMの被害はある程度覚悟しておくべきだと思うし。全世界どこからでもサイトがみられる、というのは結構恐ろしいことなんですよ。「どうせうちなんて弱小で誰もこないし」と思っているのは本人だけかも。…これがらみの話はまた明日にでも。
そのあたり、サイトを持つ上での覚悟や、セキリティ意識が足りない人が多かったせいで、騒動も大きくなったような気がします。もちろん、SPAMは非難されても仕方ないことだし、アニステに関しては管理人の対応があまりにまず過ぎたのも確かなんだけどね。
SPAM対策としては、ホームページにメールアドレスを載せる場合はmail toタグを使わずにアドレスをそのまま書いておくというのも有効ですよ。あとはメール送信フォームですべての用事を済ませるとか。送る側からすると自分のアドレスを晒さない管理人というのはもうひとつ信用がおけないものはありますけどね。そのあたりのメリットとデメリットを考えて選び取ればいいんじゃないかと。
「ヒカルの碁」の感想は別ページに。
もうあちこちで話題になってるけど、アニメステーション問題。結局、管理人・被害者双方にSPAMメールに関する知識不足で起こったトラブルのようです。以前日記で書いたのと同じパターン。あちこちをみて分かった経緯をまとめると、
(1)アニメステーションというHPランキングサイト(法人・コミケカタログにも広告を出しているらしい)から参加依頼のSPAMメール(広告メール)が同人系サイトオーナーの元に届いた。
(2)そのSPAMメールは「特定アドレスにメールを出すと登録している多数のアドレスにメールが配信される」パターン、いわゆるメーリングリストシステムを使っていた。
(3)…ここまではよくある話ですが、問題はその「特定アドレス」があて先として用いられていたこと。(通常こういうパターンで広告メールとして利用される場合は、TOアドレスはダミーor問い合わせ先メールアドレスで、BCCに特定アドレスを書き入れます)
(4)SPAMメールを受け取った4人ほどがその「特定アドレス」宛に配信停止をしてほしい旨のメールを出した。
(5)当然、登録されていた人すべて(3000人ほど)にその内容がメールで送られてしまった。
(6)そのメールを受け取った人が、最初の4人に問い合わせメールなどを出した。中には1000通ほど受け取った人もいる。
(7)しかも携帯電話のメールアドレスを使っていた人もいるそうで、受け取りのために多額の通信費を使うハメになってしまった。
(8)管理人は学生あがりの社長のためか、対処能力に欠け、お詫びなどに誠意が感じられない。
(9)挙句の果て、ユーザーからの苦情が殺到していた掲示板を一方的に閉鎖してしまった。
…という状況のようです。ちなみに被害者が設置した掲示板はこちら。
全面的に悪いのはアニメステーション側なのは確かですが、正直いうと、被害者掲示板をみてても「無知な人が多いなあ」と思ってしまうんです。でもあまりにも無知の代償が大きすぎたよね。気の毒です。たしかにこういうシステムのことを初心者は知らなかったりすることはよくありますが……自己防衛系のページでもそういうことを説明してくれてるところってあんまりないし。(ってことで、メールの基本マナーに追加しておきました。)
それにしてもアニメステーションの管理人の対応の幼稚さには驚くばかり。あれで23とは…
メモ。インターネット音楽著作物使用料、個人利用が年額1,200円程度に。おおっ、最初は年額1万円といってたのがすごく安くなりましたね。一曲一か月くらいだったら150円ってことで、これは使えるようになったら(来年7月頃?)ぜひ利用したい。光GENJIのお気に入り曲をかけるんだ〜。今、クリスマス前ってことで頭の中で「イブの夜からはじめよう」がエンドレスでかかってるの。こういうのをのせたりして。もちろん、問答無用で曲を鳴らすような惜しつけがましいことはするつもりないので安心してくださいませ。
ルミナリエ、行ってきました。どこまでも続くように見える光の回廊。きれいでした。平日だったらそれほど混んでないようです。
ガンパレ話。公式サイトの外伝の一部が近々削除される模様。あと世界の謎掲示板も削除されるので、必要な方はダウンロードしておくべきかと。「電撃PlayStationD」を購入。ガンパレの様々なセーブデータが収録されています。戦闘が難しいものから、易しいバランスのもの、戦闘が全く起こらないモードもありますので、戦闘に尻ごみして購入を見合わせていた人はこの雑誌も買ってみてくださいませ。ちなみにソックスハンターシナリオはクリア条件が難しいだけであって、追加要素とかないようです。
検索サイトGoogleのツールバーをブラウザ(IE5以降)に組み込めるとのことでやってみました。いやあ、これがなかなか便利だし楽しい。特に楽しいのが、Googleに登録されているサイトのランクを教えてくれる機能。Googleでのシステムだから、「どれだけ評価の高いサイトからたくさんリンクが張られているか」を点数表示したというわけでしょう。ついあちこちをみてまわりました。笑ったのがYahoo!が8なのにGoogleは9だということでしょうか。これって意図的な補正してるんじゃ? 個人サイトは、私が巡回しているうちでは有名なサイトで4から5あたりのようです。これもジャンルによるみたいですが。マイナージャンルのとてもおもしろい友達のサイト(ゲーム系女性向同人)で評価1だったりしましたもの。でもまあ、メジャージャンルのサイトであれば、ある程度は参考になるシステムかな。ちなみに私のところは、本のサイトとみーはー倶楽部が5、光GENJIと淳くんのサイトとホームページ安全講座が4でした。
ちなみにこのツールバーを付けると、どの検索語を使ったとか、そういう個人情報がGoogleに収集され、そのあとどう流通するかわからない危険性がありますで、それでもかまわない人だけ使った方がいいでしょう。
あと、Googleバーを表示するためには、「表示」―「ツールバー」―「ラジオ(下側の)」をクリックすればいいです。最初はわからなくてつい探してしまった。
メモ。文化庁の著作権審議会第1小委員会がプロバイダーの法的責任に見解示す。著作権侵害であるという訴えがあればプロバイダー側で削除できるそうで。しかも訴えた側に発信者の個人情報を流すこともできるようにするとか。…まあ、いずれこういう流れになるだろうとは思ってましたが、オンラインでの著作権に関する締め付けがますます厳しくなってくるんでしょうね。
ガンパレのオフィシャルサイトに新作短編が。今度は瀬戸口くんの話です。……あのー、オフィシャルであんなセリフかまわないんですか? やっぱり狙ってる?
それにしても、今回の話は「世界の謎」を知らないと意味不明。私もあそこの掲示板はポツポツとしかみてないせいで、今回の話は半分以上わかりません。でも、ののみはかわいいのう。
久しぶりに…たぶん数年ぶりに「渡る世間は鬼ばかり」をみた。えっ、三田村邦彦って離婚したはずじゃ? ハワイ?いつの間に…子供たちも大きくなったねぇ。とても説明的なセリフのためにそれでも状況がわかるというのはある意味すごい。
メモ。著作権講座「夢の印税生活」。各種ジャンルで著作権ビジネスが実際どれくらいの金額となるかのお話。
テレコムサービス協会のインターネットの苦情事例。具体的な問題とその対応法の話。それにしても、今は個人サイトの著作権侵害に出版社がクレームを付ける事例が珍しいものではなくなってるんですねぇ。
四季さんのカードワースシナリオ新作「その時花は愛を語り」がバグ修正のためアップロードしなおしました。プライベートシナリオのコーナーからダウンロードできます。前のバージョンとの差分ファイルのダウンロードはここをクリックしてください。
アクセス解析の話。うちの場合はほとんど固定客のようです。本のトップページと日記がほとんどで、本の感想のページをみてくれる人は前者二つあわせたうちの10分の1くらい。一応、書評系を自認しているので、書評のページよりもはるかに日記のページの方がアクセス数が多いのは、日記を楽しんでもらってることで嬉しいんだけどもちょっと複雑な気分。
リンク元URLは、外部から一番多いのはミステリ系更新されてますリンク。でもまあ、これも固定客と言えなくもないかも。で、その次に多いのが、実はGoogleなんです。一応紹介しておくと、Gooなどと同じ全文検索エンジンなんですが、Googleの特徴的なところは「どれだけリンクされているかを重み付けることで有益なサイトが上位にくる」ようなシステムなんです。私も最近は結構ここを使ってるんですが、「アタリ」のサイトを引き当てやすい感じがします。検索エンジンの中では一番使えるんじゃないかなあ。あと強力なキャッシュ機能も特徴的ですね。これがあるから、すでに削除されたサイトであっても中身が残ってたりするわけで。…これって著作権法上問題なんじゃ?と思わなくもないですが。
広告も何もないシンプルなトップページも好感度大。…でも不思議なのはこれって何で運営されてるか、ってことなんだけど。将来的には広告とかガンガンいれるのかなあ。
そして、Googleの次に多いのはフレッシュ・アイ。これまた全文検索エンジンで、更新頻度がかなり高く、名前どおり「新鮮な」ページを見つけられるのが特徴。うちのサイトの場合は二日くらいおきに巡回にきているようです。
で、その次が言わずと知れたYahoo!。うちのサイトはカテゴリ登録されているわりには、そんなにここから人がこないんですよ。「ライトノベルズ」というジャンルが閑古鳥なだけ?
うちのサイトの結果をみるかぎりでは、世間で言われるほどYahoo!がズバ抜けたアクセス向上効果を持っているとは思えないですね。もちろん、そのサイトのジャンルにもよるんでしょうが。
ちなみに安全講座の方のリンク元URLの一番はなぜかMSNの検索エンジンなんですね。…不思議だ。
アクセス解析で見つけたところ。exciteのライトノベルズ>評論家&エッセイ。なかなかツボを心得たセレクトですな。…と感心していたんですがこの1つ上のディレクトリに移ると…あれ? なんでこんなメンツになるんだろう…不思議だ。ちょっと気になって「ヒカルの碁」のカテゴリをみてみたら、うわ〜、バリバリ著作権侵害なサイトがオフィシャルと並んで載ってるよっ!! やおいなサイトとかも…なんとかしてくれ。(まあYahoo!にしてもそのあたりは雑ですが…)
「グイン・サーガ」の新刊のあとがきネタから、ネットでの「匿名」について。
「大辞林第二版」によると、「匿名:自分の実名を隠してあらわさないこと。また、実名を隠して別の名を用いること。」となっています。この通りの意味では、匿名の反対語は実名となりますが、ネット上では実名を出したからといってイコール信頼とはならないように思えます。その実名が実名ぽい変名かもしれないし、実社会であっても名前を知ってる相手が必ずしも信用できるかどうかは別のことになるのと同じでしょう。
個人的に考えている「匿名ではない」という条件は「真名(まな)を名乗る」こと。それは本名である必要はなく、「自分である」と認識し、アイデンティティと結びついている名前であればニックネーム(ハンドル)であってもかまわない。
「通りすがり」「●●ファン」など自らをわざと多数に埋没させて責任逃れを意図をしていハンドルは論外として、普段は使わないその場かぎりの捨てハンドルも私の中では「匿名」にラベリングされます。
そのハンドルが真名か捨てハンドルかは一見しただけではわかりませんが、私が判断基準としているのは、「継続による信頼」が存在していること。ハンドルであっても、書きこみの向こうに人格がきちんと感じられる状態。特定掲示板への定期的な書きこみや、趣味や嗜好を現したホームページなどのような、その人の嗜好のバックホーンを示す文章が多数あること。さらにフリーじゃないメールアドレスを提示していればなおよろし。
こういうのをうまくまとめているのが、黒木さんの掲示板の注意。議論系ではそうやって自らの責任をとれる人じゃないと参加できない方式にしないと、有意義な論議はできないと思うので。
逆に「匿名」であるため個々の責任が問われないために、自由な論議を目指したのが2ちゃんねるですが、それが有効に働いて中身の濃いスレッドに発展していることもあるのは確かです。でも、大抵の板では荒らし行為の誘発につながるだけで、悪意の吐き溜になってることが多いですし。聞いた話では、一部の板ではキャップ制(メールで申請することで特定のハンドルをpasswordで保護するシステム)が全員に適応されているとか。2ちゃんねるがアングラでもなんでもなく、これだけメジャーになって「ネットの表世界」の一部に組み入れられつつありますが、そのためには基本的な理念が色々と覆されてゆくのではないかと思います。(たしか2ちゃんねるの初期には「書きこみのIPアドレスは取得してない」とされてましたが、今は警察に提示を求められたら記録しているIPを出してるわけで。2ちゃんねるも実はすでに「匿名」ではないわけです。)
物理的には、たとえ匿名プロクシを使っていても、警察権力に頼れば誰か特定できるわけで、よほど工夫しないかぎり完全に匿名にはなれない。ネットでの匿名なんて仮のものにすぎないのですが。
インターネットは本来、初期の学術ネットだった頃は大学や研究室まで明記した実名が当たり前の世界だったわけで、ハンドル文化は「パソコン通信の悪しき習慣が流入した」という人もいる位です。今後どういう方向に行くのかはわからないけど、ブライバシーを多数の目に晒すことの危険を考えると、今から実名主義に戻ることはまず無理。ただ匿名を推奨するような流れにはなってほしくないなあ。私は「誰か」じゃなくて「あなた」とコミュニケーションをとりたいのだから。
四季さんのカードワースシナリオ新作「その時花は愛を語り」はプライベートシナリオのコーナーからダウンロードできます。片思いカップル専用ミニ探索シナリオで、男女だけでなく同性カップルもOK。
「メフィスト」の冬号がでてたので購入。上遠野浩平の短編「ギニョールアイの城」が載っていたので。この冬にでるはずの「殺竜事件」の続編「紫骸城事件」の番外編となる短編。ちなみに向こうの世界ではなくて、こちら側の出来事。滑走路の真中に、空から落ちてきた(?)隕石(?)によって身体を貫かれた少年の死体が見つかった。彼は小さい頃からずっと不気味な城のあまりにリアルな幻覚を見つづけていたが…というような話。ミステリではないです。デキは結構いいかも。「向こう」との境界感覚のバランスがなかなかで。本編の方はいつ発売になりますかねぇ。
今週のジャンプ。和月伸宏の新連載は「ONE PIECE」とネタがかぶりすぎてるのが気になりますなあ。とりあえずは様子見。「ハンター」の展開はクリア条件が複雑化してきておもしろい。問題は定期的に掲載されないってことかしら。今週もページ少ないし。ちゃんとこの話、収集がつくのかなあ。
さて、「ヒカルの碁」。→第97局「待ちうけるプロ達」。プロ編の序曲です。ああっ!! 表紙に緒方さんがっ!! (モブだけど) 頬骨復活ですね。やっぱりカッコいい〜。 冴木さんがホントいい男。白川先生も美人だし!! いいねー、プロ編は。
マクドナルドで待ち合わせた和谷くんの口からヒカルは伊角さんが院生も九星会(囲碁道場)も辞めたことを聞く。和谷くんは心配でも気まずくて直接伊角さんには連絡がとれない。今回の件も院生師範から間接的に聞いただけ。院生師範は、伊角さんは今はひとりでいることが大切・伊角くんは来年も来る、といっていたけど和谷くんの心配は収まらず。ヒカルは院生師範の言葉を聞いて楽観的すぎるのではないかと憤り、ヒカルなりに伊角さんのことを「プロをあきらめちゃったかもしれないのに」と心配していた。さて、今回和谷くんがヒカルを呼びだしたのは、プロになったら対局結果を記録する仕事もくるのでそのやり方を教えるため。面倒くささに投げ出したヒカルの頭は、これから先のプロとの対局とのことで一杯。「塔矢名人ともやれるんだ」とワクワクしているヒカルに和谷くんは、それはもっと先の話で四段以下は下の方から勝ちつづけないとできないことだと告げる。それでもあれこれトッププロとの対局を想像しているヒカルをみて、佐為はヒカルは自分に対局をさせてくれることはないのだろうか…とブルーになっていた。
いつもながらこみいった事情の説明や微妙なニュアンスを説明的にならずにうまくネームにまとめていますね。さて、伊角さん。私はてっきり彼はプロ試験に緊張感を持たせるためだけの捨てキャラかと思ってましたが(だってヒカルは受かるだろうと誰でも思うからハラハラがないじゃないですか)、この分ではそれ以上の役割がありそうですね。考えすぎてつまらないポカをやって負けて、それにいつまでも囚われたせいで連敗し、そして実力はありながらも今年も不合格だった不甲斐ない自分。そんなヘタレな伊角さんだけども、とことん味わった挫折をいつかは強さに変えてくれるんじゃないかと私は期待しています。たとえ精神的にボロボロにされても、それでも「なぜ囲碁をするのか」を見つめなおし、もう一度立ちあがる…そういう碁打ちの業(ゴウ)をみせてくれるとおもしろいんですが。業といえば筆頭は佐為だろうけど彼の場合は恐ろしいほど強く、ただ「囲碁が好き」いう執念で残ってるポジティブな霊ですからね。アキラは小さい頃から囲碁をするのが当然という環境で、初めてのライバルのヒカルに執着してるだけで。…アキラの場合はいずれ父子対決があって、敬愛する父を倒してでも一番になりたい!!という気持ちが描かれて一人前になると思うのですがそれはもっと先でしょう。ヒカルはただアキラを目指して、強くなりたくてここまできたわけで。それらとは違ったタイプの囲碁への執着を伊角さんがみせてくれるのでは?と期待しています。復活はかなり先になりそうだけどね。でも院生師範の言葉の意味が分かってないあたりが和谷くんにしてもヒカルにしても子供なんですね。院生師範もいい加減にいってるわけじゃなくて、伊角さんの挫折も不安もすべて見守ってきたからこそ言える言葉なのであって。このネームには円熟した大人の視点が感じられます。
あと今回もでてきた佐為のアイディンティティの不安。越智戦のネームですっかりヒカルに明渡すことを覚悟したのかと一瞬思いましたが違うのね。アキラはヒカルに譲っても、アキラパパは譲れないわけか…でもヒカルがプロとして一人立ちした以上、公式戦で佐為が打つことは読者からみると「ズル」になるためできません。(マンガ内ではヒカルのプライドのためという処理をしていますが) 佐為にそれなりに満足させてあげるためには事情を明かして非公式にトッププロと対決するか、パソコン買ってネット碁に復活するかしかなさそうですが…ほったさんはどういう処理をしてくれるでしょう。
ヒカルは前しか見えてない、ある意味非常に自分勝手で、そういうところがヒカルらしいですが今回でまた反感買っちゃっただろうなあ〜。伊角さんファンや佐為ファンの。読者の人気を得るためではなく、こうやって話をガンガン進めるためにヒカルはああいう性格をしてるんだと思うけどなあ。
一方、王座戦の対局日。座間王座に挑戦するのは塔矢名人。さっそく始まる舌戦。一方桑原本因坊は「週刊碁」を読んでヒカルがプロ試験に合格したことを知った。桑原は棋院でヒカルとすれ違い、ただならぬ気配を感じたことを忘れてはいなかった。そして、これが「緒方が言うとった新しい波かもしれん」と。
巻末の作者コメントでほったさんが「緒方ファンの方すみません」と謝ってますが、王座への挑戦者が緒方さんから名人に変更。……いやいいんですけどね。私は緒方ファンですが、それ以上に「ヒカルの碁」の構成萌えなんで話が面白くなるとほったさんが判断したのならそれで。それに「もうじき」でてくるんでしょ? 年内は無理かなあ。でも来年の早い時期に生の緒方さんに会えることを楽しみにしています。
さて、なぜ今回挑戦者のすげ替えが起こったのか? 「ヒカルの碁」はほったさんのネームが小畑先生の仕上げより10週先行しているようです。王座挑戦者の話がでたのが5週前。セリフを少し変えるだけなのになぜ本誌掲載で変更がきかなかったのは、あの号の発売後、ほったさんがなんらかの事情で急にネームをいじったんでしょうね。…緒方ファンの希望的観測としては、緒方さんの非常にカッコいい再登場の仕方が浮かんでそれを効果的にするために、王座挑戦者の方は名人に変更したとか。それか、今回の話はプロ編イントロダクションということで老練なトッププロの揃い踏みでまとめた方がいいと判断したのかも。(小畑さんは今回は久々にジジィをたくさん描けて満足だったでしょう) 王座挑戦者の取り替えがきくということは、王座は座間王座が防衛しそうですね。だとしたら緒方さんがまたタイトルとり損ねるということだけを描くよりも、あの名人でさえも圧倒的に勝てるものではないというのを示した方が効果的でしょうし。座間王座はあいかわらず意地悪そうな感じですが、桑原先生は今回のをみただけでは人のよい老人に見えちゃうんですよねぇ…実際はああいう性格なんだけど。
今回は旧勢力の一斉紹介だったから、その次は若手・新しい波のエピソードに移るんじゃないかなあ、と。…倉田さん、そろそろ登場かしら。
ヒカルはプロの道に意欲満々。逆に佐為は、あまたのトッププロたちが待ち構えているのはヒカルであって、自分ではないのだ…と落ちこむのでした。
今回は伊角さんの件といい、最後の佐為といい、苦さを感じさせる回でした。そういえば院生編にはいったときも囲碁部があんな形で終っちゃって、苦かったですもんねぇ。次のステージに移るときにはそこから始まるのかも。
来週はセンターカラー。あらら、100局がカラーになるんだと思ってたけどなあ。ヒカルの新初段シリーズの話なんですが、どうせ緒方さんは対局相手にはならないもの……でもあのアキラとvs座間王座戦からまだたった1年。その頃はヒカルが二組であえいでいたんだっけ。そこから遠くにきちゃったなあ。←
まずは告知。カードワースのデートシナリオ「たまには二人で」の四季さんの新作「その時花は愛を語り」をアップしました。今回はミニ探索シナリオで、片思いカップル専用となっています。ダウンロードはプライベートシナリオのコーナーから。今回は軽い感じのコメディに仕上がって楽しいです。テキスト部分のセンスも相変わらず素敵ですし。そして、四季さんのシナリですから男→女&女→男はもちろん、男→男、女→女、挙句の果てはジジイ→ジジイにまで対応しています。私? もちろん
男→男(本命つき)でやりました。楽し〜。
シナリオをやられた方は、できれば四季さんにメールで感想を送ってあげてください。それが次回作に繋がる原動力になると思いますので。
J-oさんの日記より。「とっとこハム太郎」という作品のファンサイト
に小学館から2次創作画像を削除するようにメールがきたという問題。そのファンサイトにメールのやりとりの経緯とか載ってたんですが2ちゃんにリンク張られたせいで荒らされたそうで今は閉鎖となってます。色々と興味深い問題だっただけにもったいない。
最初これを聞いた感想は「また小学館かい〜」って呆れるものだったのですが、本日「ポケモンストーリー」という本を読んだせいですこし見方がかわりました。この本はポケモンができるまでとできてからいかにキャラクタービジネス展開をしていったかをまとめた力作なんですが、キャラクタービジネスは当たればデカいけど外れたら悲惨な目にあうわけで。ハイリスク&ハイリターンなんですね。成功させるためにどれだけの手間ヒマをかけているか、企業が版権を得るためにどれだけのお金を出さなければいけないかを知ると、「ネットで個人がやるなら何をやってもいいじゃない」とは言えなくなってしまうんですよ。今はキャラクターというのは巨額のお金が絡むビジネス、大人の世界の話です。そこに「好きなんだから使わせて」という子供の世界の理論は持ち込めないもの。
…大メディアや企業と個人サイトがシステム的に対等でいられるネットの特徴がこの場合は悪い方に出ちゃうんですよね。本当は個人向けの方がもっと見とおしが悪く、使いにくいものであればこんなことにはならなかっただろうに。たとえばNIFTYのフォーラムとPATIOのような違いがあれば。そうだったら棲み分けはもっとしやすかっただろうなあ。
でも、個人のファンサイトというのは使い方によってはキャラクタービジネスにプラスになると思うんですよ。できれば企業側は広い心で個人のささやかな楽しみくらい見逃してほしいなあ、と思います。…どっちしてもこれからは企業側がファンサイトのコントロールに介入するような事例が増えてゆくのではないかと思います。
とにかく著作権者の逆鱗に触れないためにできること。
お金は絶対に儲けない→広告バナーはもちろんのこと、ジオなどの無料サイトも避けておいた方がいいと思う。結局それはジオなどに広告収入を発生させ「商売」に利用されてるわけですから。
やおいやエロなどのイメージを損なうものはこっそりとやる→ヤフーに登録申請したりホームページ紹介メールマガジンなどに投稿するのはもってのほか。全文検索ロボットよけをした上で、同好の趣味のWEBリングとか興味のある人しかこないようなシステムを心がけるべき(それでもメジャーなところにURLを知られたら終わりだけどね)
1次著作権は絶対に侵さない→自分が作ったのではない、オフィシャルの画像や音楽などを置くのは論外。…でも全然分かってない人もいるからなあ。
愛情を感じさせるサイトにする→揶揄や侮蔑などを感じさせるようなサイトだったら逆鱗に触れる確率は高くなるかと。愛があればすべてを許されるものではないですが。
昨日は、大阪・出光美術館の「ルオー展」に行ってきました。あそこってあれだけの質と量のルオー作品を所蔵しているなんて全然知らなかったです。ルオー作品の技法的なものの説明があったのがよかった。あと初期の作品から展示してあったので、彼の作品の出発点がフォービズムにあったのがよく理解できました。私はルオーの作品では中期の作品のステンドグラスを彷彿させる、光が内包された深い色合いが好きなのですが、それって絵の具を塗って乾かした後に、下の色が見えるくらいまで薄く削り、さらに色を重ねて削り…という作業を何度も繰り返した上で現れるものなんですね。なるほど。女曲芸師の絵のスカートの青色、夜明けを描いた作品の神々しいまでの光など素晴らしかった。
そのあとは、ダンナの趣味の関係(写真)のメーリングリストのオフ会についていって、カニ鍋を食べてきました。おいしかった〜。
「Young Sunday」を立ち読みしたら、あらら「度胸星」が「完」に。これからってところなのに打ち切りかい!! 面白かったのになあ。人気なかったのかしらん。話と掲載雑誌があわなかったのかも。アフタヌーンとかモーニングあたりだったら「度胸星」を面白がってくれる層に話が届いたのかもしれない。あまりにも残念。別の媒体でいいから続きをやってくれないかなあ…
あの名作の「BANANA FISH」ですら何度も打ち切りの危機にあったそうですし、マンガ雑誌なんて編集長の胸のうち次第でどうなるかわかんないものなのかも。
ガンパレードマーチ話。公式サイトに新しい外伝が。森さんと茜の話。うぉー、こういう高慢な美少年なんだけど実は以外にかわいいところがあるというパターンに弱いんですわ。あっちゃんと何気に仲がいいんですねぇ。
沢月亭のガンパレのレビューがなかなかおもしろいです。ただし完全ネタバレですので、二周目でSランクをとったことのない方はみないように。このサイトってそういえば昔、ゼノギアスにハマってた頃にゼノのレビューを求めて辿りついたなあ。ゼノ論もなかなかおもしろかったです。
電車が辛いです。大体は座ってられるんだけど長時間だからなあ。今の弱った体にはダメージがデカい。
「SFマガジン」に上遠野浩平のインタビューが載ってます。それによるとブギーポップの新刊は来年2月だとか。そのあとが「殺竜事件」の続き。とにかく楽しみ。
(今更ですが)「ガンパレード・マーチ」の攻略本(+設定本?)が電撃からでるとか。あれだけプッシュしてきた電撃なので今から発売が楽しみです。小説版は12/20。期待しすぎると小説がヘタレだった場合の落胆が大きいので、あんまり楽しみにせずに待っていようっと。
大森望さんの11/15の日記。「中年おやじに読ませるティーンズノベル」企画はなかなかおもしろそうですな。「本の雑誌」は定期購読してないので意識してチェックしておかないとこの企画が載った号を読み損ねそう。気をつけねば。
ティーンズノベルというか、ジュブナイルの本というのは本好きな人にも不当に低く見られてるところあると思うんですよ。そりゃ程度の低い話もたくさんあるけど、刹那的ではあっても「なんでもアリ」でパワーに溢れていてワクワクするところもあるのに。ジャンル的に新本格が始動した頃や、京極夏彦・森博嗣・西澤保彦らがでてきた頃のミステリジャンルに通じるようなおもしろさがあります。特に電撃文庫。ものすごくベタな展開の本の合間に、めちゃめちゃとんがった作品があったりするあたりがおもしろいんです。「ブギーポップ」シリーズのブレイクから、SF方面での秋山瑞人の注目もあって、最近は本好きの間でコアな人は電撃にチェックを入れるような雰囲気はありますが、まだまだ。(古橋秀之の読書感想もよく見かけるようになりましたもの。私が読み始めた頃にはほとんど見られなかったのに)
そういうのもあるから、この企画がこのジャンルに見向きもしなかった人が注目するきっかけになるといいなあ、と。
ちなみに私がこのジャンルに足を踏み入れたのは「十二国記」がきっかけでした。こんなスゴイ本が埋まってるジャンルがあるのかっ!! とびっくりしまして。たしか5年くらい前。
さて、話戻して。この企画では北上次郎さんが異世界ファンタジーが苦手ということで、「上遠野浩平・秋山瑞人・古橋秀之・茅田砂胡・須賀しのぶ・田中哲弥・高畑京一郎・とみなが貴和・岩本隆雄・野尻抱介」というラインナップになったそうです。それぞれの作家から推薦作品を予測すると、
上遠野浩平:「ブギーポップは笑わない」「VSイマジネーター PART 1,2」「パンドラ」
秋山瑞人:「猫の地球儀 焔の章」「猫の地球儀その2 幽の章」
古橋秀之:「ブラックロッド」「ブラッドジャケット」「ブライトライツ・ホーリーランド」
茅田砂胡:「デルフィニア戦記」シリーズ
須賀しのぶ:「流血女神伝 帝国の娘 前編」「後編」もしくは「天翔けるバカ flying fools」「天翔けるバカ We Are The Champions」
田中哲弥:「やみなべの陰謀」
高畑京一郎:「タイム・リープ あしたはきのう 上/下」
とみなが貴和:「EDGE〜エッジ〜」「EDGE2 〜三月の誘拐者〜」
岩本隆雄:「星虫」
野尻抱介:「ロケットガール」「天使は結果オーライ」「私と月につきあって」
というあたりでどうかな?さて、いくつ当たってるだろ。 …茅田砂胡の予測は自信ないんですが「スカーレット・ウィザード」や「レディ・ガンナーの冒険」はイマイチだし、かといって「桐原家の人々」というわけにもいかないだろうし。
ここで挙げた作品はどれもおもしろいので興味があったら読んでみてください。
…ふにゃ…
今週のジャンプ。「ハンター」はまたしても休みですか…「遊戯王」はあまりにもベタな展開ですがここまでくるといっそ潔し。「テニスの王子様」は折角の兄弟(舌戦)対決だったのがイマイチ盛り上がらず残念。
さて、ヒカルの碁。→第96局「やっと!」。プロ試験最終戦の結果を休憩室で待つ伊角さん。誰も自分の元にこないことをいぶかしく思う。もしヒカルが負けたなら、「プレーオフだ」と誰かが言いにきてくれるはずなのに。そう考えて不安になっていた伊角さんの元に、たまたま片桐さんがやってくる。伊角さんをみてこわばった片桐さんの表情をみて、自分がプロ試験に負けたことが分かった伊角さんでした。その伊角さんの気持ちを現すように強く降り始める雨。
それにしても、長かったプロ試験の決着がついにつきましたね。伊角さん、やっぱり落ちちゃったか…順当な結果ではありますが、凡人でちょっと情けなそうなところが普通の人の思いいれを誘いやすいキャラなだけに、切ないですなあ。「ヒカルの碁」はジャンプイズムとは無縁だから、いくら「友情」も「努力」」も「人気」もあってもそれがストーリーには反映されないから。私は「ヒカルの碁」のそういうところが好きなんですけどね。これだけ作り上げたキャラを不合格にして、今後のストーリーから切り捨てるあたりの豪快さとか。でも伊角さんには合格させてあげたかったな。せめて来年は頑張ってください。
今年の合格者は、越智くん、和谷くん、ヒカルとなりました。みんな子供だ。しかも越智くんとヒカルは院生となって1年前後。結局、こういう世界でものをいうのは実力であることが見事に反映されてますね。いや、実力と共に気力や運というものですか。伊角さんは実力はあるのに、その二つが欠けていたから。でも、今年もし門脇さんが試験を受けていたらこの結果にはならなかったかもしれないわけで、佐為のおかげで潜在的にヒカルの合格の一番の敵が排除されたという形になってたんですね。この偶然が今後のストーリーにどう影響するんだか。…来年の合格者は、伊角さん、門脇さん、片桐さんというアダルトな組み合わせを希望。
さて、場面変わって越智くんち。ヒカルとの勝負に負けて落ちこむ越智くん。結果は1目半の僅差、ヒカルの碁は院生師範にもほめられるような強さを感じさせるものだった。その越智くんちに雨の中をものともせずにアキラがやってくる。結果は知っていても、どんな内容の碁だったかを知りたくて仕方なかったからだ。しかし「負けた碁はみせたくない」とアキラを拒む越智くん。帰りのタクシーの中で自分の元までやってきたヒカルを迎え撃つ意志をみせるアキラだった。 …これで越智くんとヒカルの間にも因縁ができましたね。越智くんはプロ編になってもストーリーに色々と絡んでくるんだろうなあ。
そして次の月曜日。ヒカルの中学にやってきたヒカルの母は担任のタマ子先生に今後の相談。プロの世界がどんなものかわからず、進学しないのでは?など、不安は尽きることがない。とりあえず今後の様子をみるということに。それにしてもタマ子先生も再登場したらかわいくなりましたなあ。ヒカルの母もまた若返り。ヒカルについては「家庭の無理解」というファクターが今後にどう影響するのか。(というか、ヒカルが親の理解を求める努力をしてないのが問題でしょう。ヒカルも突っ走るタイプだからなあ)
そしてヒカルは囲碁部が気になって理科室を覗きに行く。大会にむけてわいわいやっていく囲碁部のメンバーをみて、そこに自分の居場所はないことを改めて感じるヒカルだった。でもヒカルはプロに、アキラと同じステージに立てた。今は前をみて歩くだけ…
久々の囲碁部のメンバーの姿が嬉しいですね。あかりちゃん、かわいい。金子さん、また太ったなあ。三谷くんは囲碁部には顔を出しているものの大会にはでないと言い張ってるようです。完全和解には至ってないのね。それについては、ヒカルと三谷くんの和解というエピソードがいずれでてくると思っていますが。小池くんがなんかラブリー。子ねずみみたいな感じで。
長かったプロ試験編もやっと終り。さあプロ編に!! …の前に次は院生たちのその後だとか。みんな色々と思うところあるだろうなあ。飯島くんもどうするんだろ。とにかく、伊角さんについてフォローをお願いしたいところです。それが終ったあとは…プロ前になんかまだありそう。前にほったさんが取材にいったという、囲碁セミナーとか、あと京都〜山陰ルート旅行がどう生かされるのか。そしていつになったら緒方さんの王座戦の結果がわかるのか。…早く知りたいよぉ。←
今日はついでにジャンプコミックスの発売日でした。で「ヒカルの碁10巻」は、表紙が書き下ろしのヒカル・和谷・伊角さん。内容的に伊角さんがピンでくるかと思ってたんだけどなあ。背表紙は伊角さんです。内容はプロ試験編の中盤から終盤を収録。一番盛りあがって緊迫感に溢れていた時期だけあって、あれだけ何度も本誌のときに読んだのに、それでもおもしろい。絵も線に力が溢れていていいです。伊角さんがウルトラビューティーな時期でした。ただ、本誌連載のときには先を知りたくて一週間をじりじりとした思いで過ごしましたが、コミックスで読む展開が早すぎて、もっとじっくり描いてもよかったんじゃないかという気がします。さて、コミックス書き下ろし。一番の楽しみだった「ネームの日々」は今回はさほど。でもそうやって企業から製品が送られてくることがあるんですねぇ。「ヒカルの碁」はリアリティを出すために小道具や場所も実在のものを使っていますが、その使用するときには許可をとっているらしい、というのを前に聞いたことがあります。作中の時間と実際の時間がほぼリアルタイムで進む作品だけにできる芸当なんでしょうね。あと「ヒカルの碁」のコミックスの読者が10歳の女の子から60歳のおじいさんまで幅広いようで。普通のジャンプコミックスよりも対象年齢層は広くとってそう。コミックスのデザインもわりと大人向けに作ってありますし。 プロ試験、「ヒカルの碁」では話を簡単にするために一般枠だけを扱った、と書いてましたが、ということは奈瀬ちゃんが女流枠でプロ試験を受かるという展開はないってことですか? あらら。
今日の他の収穫物。「バトル・ロワイヤル」(原作:高見広春 絵:田口雅之 秋田書店)のコミックスの1巻と2巻。劇画調の絵は好みじゃないんで連載も全然みてなかったんですが、なんか買ってしまいました。絵さえ気にしなければ、話の熱さはなかなかいいかも。ストーリーはほぼ小説版と同じで、そこにオリジナルエピソードをいれるという形。でも2巻でまだ話がこのあたりだったら、全部で10巻くらいになっちゃうんじゃ?
本日のURL:私たちの著作権講座
著作権の諸問題について、基礎的なことから分かりやすくコンパクトにまとめてくれています。
自分が情けなくて苛立つ。体調がボロボロで、やらなきゃいけないことができないだけじゃなく、それだったらさっさと寝ればいいものをどうでもいいネットサーフィンしてしまったり。みっともない。体力なさすぎる自分が嫌。
神戸ルミナリエ行きたいなあ。今年こそ。
2001年カレンダーを買う。といっても、小さなシールをパソコン周りに張るだけなんだけど。はやいなあ、もう2000年も終わりか。今年は結婚して環境はかなり変わったけども、ちゃんと自分が前進できたかは疑問。なんだかなあ…まあ休みの日とかだらだらしながらいちゃいちゃしてるときとかそれはそれで幸せなんだけど。小さな幸せをパッチワークして息を継いでるだけのような。根本的にはダメダメ人間のまま。…いかんなあ、体調が悪いせいで気分が沈没中…
みなみさんの11/30の日記を読んであれこれ考えてしまう。
・「違う」ことを認め、許容することは大切だけども難しい。
・「大勢のうちの一人じゃない、ちゃんと『自分』を識別して認めてほしい、特別な存在になりたい」という願いは誰にでもあるだろうけど、それとは逆方向のベクトル「全員同じ仮面を被って、自分をみんなの中に埋没させたい」気持ちも同時に存在してるんじゃないかなあ。ネット上では、前者の気持ちが個人サイトの開設や掲示板での(固定ハンドルで)アクティブな活動に繋がる原動力になるのでは。後者は…2ちゃんねるですね。悪口のために自分の姿を隠すだけでなく、まったりした話題でも「名無しさん」のままでいることが多いですから。
・周りの意見に振り回されずに自分を貫くことはもちろん大切だけれども、「外からみた視点」を意識して自分のポジションをときどき確認する必要もあるかと。要はバランスの問題。
・なんか偉そうに書いてるけど、私も所詮は、水槽の中の魚に過ぎないんじゃ? 色んなことを分かったような気でいても、本当は狭いところをぐるぐる回ってるだけ。海はもっと広くて深いんだろう、きっと。